Time Out
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フューチャーメイカー:世界を変える素晴らしい50人

タイムアウトグローバルが50人を選出

テキスト:
Time Out editors
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我々は皆、「フューチャーメイカー」といえるだろう。誰もが、一人一人、少しずつ、未来を作っている。しかし、世界の中には、「未来づくり」に秀でた人たちがいる。タイムアウトグローバルでは、読者と共有したいと思う、未来へのビジョンを持つ50人を『Future Makers: 50 amazing people changing our world』と題した特集で紹介。

本当に素晴らしい「フューチャーメイカー」を選出するため、タイムアウトグローバルでは、ネットワークしている世界の328都市の編集者とライターにアンケートを行い、ロサンゼルスからメルボルン、そしてパリなどに散らばる編集者にヒアリングを実施。また、読者からの情報も募り、世界的なヒーローから地域のチャンピオンまで、さまざまな推薦を受け取った。

そして完成したのが、大胆なアイデアとプロジェクトで、我々が期待できる世界を作ることに貢献しているパイオニアやイノベーターのリストだ。「フューチャーメイカー」に選ばれたのは、アーティスト、活動家、建築家のほか、映画監督、市長、ビジネスマンなど。環境保護活動家、音楽家、都市計画者もいる。これらの人々は、簡単にラベリングできないが、皆、驚くべきストーリーを持っている。今こそ彼らに注目しよう。

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不公平と戦うニューヨークの映画 ギャレット・ブラッドリー
Photograph: blvxmth

不公平と戦うニューヨークの映画 ギャレット・ブラッドリー

ギャレット・ブラッドリー

ギャレット・ブラッドリーは、自身が監督したドキュメンタリー映画『Time』で、アメリカの産獄複合体に鉄ついを下し、家族、希望、愛の物語を描写。ローファイな映像とレベルの高い理想がミックスされた稀有なこの作品は、映画賞も受賞し、高い評価を獲得した。

人種差別やアメリカの社会問題を訴える強力なストーリー
テラーとして彼女の存在は、これまでも現代美術館での展示やサンダンス映画祭で絶賛された短編作品を通して知られていた。

しかし、努力を積み重ねてきた彼女に成功をもたらしたのは『Time』だといえるだろう。観客や批評家の反応から考えると、この作品は「時」を超えた作品になるに違いない。

最大の功績:『Time』がアカデミー賞にノミネートされたことで、彼女はハリウッドからも注目を集める存在になった。エイヴァ・デュヴァーネイは長年ブラッドリーを支持してきたが、ほかの人々もようやく彼女の才能に気付いたようだ。

どう世界を変えているのか:今のアメリカでは、アフリカ系アメリカ人が白人の5倍以上の割合で投獄されている。ブラッドリーはその現状を自身のアートと映画製作の力で変えようとチャレンジしている。(Phil de Semlyen)

年齢をスーパーパワーとして生かすポルトガルのコミュニティーオーガナイザーたち
courtesy of A Avó Veio Trabalhar

年齢をスーパーパワーとして生かすポルトガルのコミュニティーオーガナイザーたち

スサナ・アントニオ、アンジェロ・カンポタ

リスボンにあるA Avó Veio Trabalharは、「おばあちゃんが働きに来た」という意味を持つクリエーティブハブ。ここでは70人以上の「おばあちゃん」が、職人技を生かした製品を販売したり、工芸品のワークショップを開催したりしている。

スサナ・アントニオとアンジェロ・カンポタによって設立された施設と同名の団体は、「古いものは美しい」という理念に基づいて、メンバーの孤独感や放棄感を取り除くことを目的に活動している。

最大の功績:最近の資金調達キャンペーンが成功し、あと12カ月間は今の拠点にとどまることができるということ。

どう世界を変えているのか:高齢化が進む都市で、何十人もの老婦人を孤立と孤独から救っている。(Vera Moura)

@aavoveiotrabalhar | fermenta.org

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ノンバイナリーのアイコンとなったイギリスのドラァグクイーン
courtesy of Bimini Bon Boulash

ノンバイナリーのアイコンとなったイギリスのドラァグクイーン

ビミニ・ボン・ブーラシュ

ディバインとルポールがアートフォームとしてのドラァグの過去と現在を表しているとすれば、その未来は、ビミニ・ボン・ブーラッシュに見ることができるだろう。ブーラッシュは、テレビ番組『RuPaul's Drag Race UK』の第2シーズンで、第2位に輝いたイギリス人ドラァグクイーンだ。

ビーガンで、ノンバイナリーで、労働者階級出身。率直で、最高にアーティスティックであるブーラッシは、王座奪取は果たせなかった。しかし、毎週変わる象徴的な姿とともに、ジェンダー不適合、メンタルヘルス、コロナ禍におけるパフォーマーの経済などの話題を、木曜夜のテレビに提供した。

最大の功績:全国ネットのテレビで、おばあちゃんでも理解できるような方法で、ノンバイナリーについて話し合ったこと。そして、番組内で『スナッチゲーム』に勝ったこと。

どう世界を変えているのか:ジェンダーへの固定概念に当てはまらない世界中の子どもたちに、道を切り開いている。(James Manning)

ロサンゼルスで繊維廃棄物と戦う起業家リンジー・ローズ・メドフ
courtesy of Linsday Rose Medoff

ロサンゼルスで繊維廃棄物と戦う起業家リンジー・ローズ・メドフ

リンジー・ローズ・メドフ

リンジー・ローズ・メドフは、ファストファッション業界にたった一人で挑んでいる。ロサンゼルスにある彼女の縫製工場では、リサイクルするために古着などの繊維廃棄物を毎週大量に回収。消費者から出たごみだけで作られたリネンキルトなどの商品を販売し、プロの縫製職人に郵送で修理を依頼できる修理プログラムも提供している。

またメドフはパンデミックの最中、毎週200人以上の縫製労働者とその家族に食料を提供するプログラムを開始。アメリカの先住民組織であるSeedingSovereigntyと協力して、先住民のコミュニティーへ必要とされる個人用防護具(PPE)を提供する取り組みも実施した。

最大の功績:1年間で25万ポンド(約113トン)以上の衣料品埋め立てを回避
した。

どう世界を変えているのか:ファストファッション業界が生み出す大量の廃棄物を
なくすために、回収された服に新たな命を与えている。(Sarah Medina)

@suaysewshop | suayla.com

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プラハのナイトライフを変えた都市活動家 オンドレイ・コブザ
Ondřej Kobza

プラハのナイトライフを変えた都市活動家 オンドレイ・コブザ

オンドレイ・コブザ

オンドレイ・コブザは、ストリートピアノのほか、ポエトリージュークボックス、屋上に置かれたバスタブにつかりながらのオペラ鑑賞など、さまざまなプロジェクトを手がけてきた。彼はいつも考え、夢見ている。プラハを拠点とするコブザは、食と音楽の拠点であるCafé V LeseとCafé Neustadt、そして屋上イベントスペース、Střecha Lucernyを経営。

さらに文化的なインスタレーションや、何年も記憶に残るような1回限りのイベントを通して、都市空間を変えるための活動を行っている。これまでの彼の取り組みで最も野心的だったのは、2020年夏にプラハのカレル橋で催された「饗宴」だろう。これはロックダウンからのつかの間の開放を祝う、大ヒットイベントとなった。

最大の功績:カレル橋でのイベントの様子が世界中で放送。時期尚早ではあったが、何百万人もの人々に普通の生活がすぐそこまで来ているという希望を与えた。

どう世界を変えているのか:世界中でまねされるような、楽しくて、自由で独創的なイベントを開催している。(Huw Oliver)

パリの悪しき飲食店文化を暴露するフェミニスト活動家 カミーユ・オーモン・カーネル
Mathilde Lagarrigue

パリの悪しき飲食店文化を暴露するフェミニスト活動家 カミーユ・オーモン・カーネル

カミーユ・オーモン・カーネル

カミーユ・オーモン・カーネルは、さまざまな顔を持つ。彼女は元シェフで、今はインフルエンサー、作家、フェミニスト活動家として活躍している。24歳の彼女は、多くの人が一生かけるようなことを、この10年間で成し遂げてしまった。しかし、彼女の仕事はまだ終わっていないようだ。

カーネルは『Je m’en bats le clito(私はクリトリスと戦う)』のクリエーターとして有名だが、@jedisnonchef(シェフ、私はノーと言う)も運営。飲食店の厨房(ちゅうぼう)における女性に対するハラスメント、虐待、暴力に関する匿名の証言を通じて、パリの飲食店業界に「#MeToo」運動をもたらしている。

心が痛むような話は、「はい!シェフ」が前提のメンタリティーは廃れるべきだと思わせるものばかりだ。

最大の功績:4つのアカウントで85万人以上もいるカーネルの熱心なフォロワーが、
彼女の功績そのものといえるだろう。

どう世界を変えているのか:カーネルは、新しいストーリーが出てくるたびに、レストランやシェフに悪行の責任を取らせ、女性にとってより安全で公平な職場を作っている。(Morgan Olsen)

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ポルトガルの海岸を清掃する「ごみの旅人」 アンドレアス・ノエ
courtesy of Andreas Noe

ポルトガルの海岸を清掃する「ごみの旅人」 アンドレアス・ノエ

アンドレアス・ノエ

ドイツ人環境活動家のアンドレアス・ノエは、「楽しく、ポジティブに」世界を変えることを自らの使命としている。2020年、分子生物学コンサルタントとしてのキャリアを捨てた彼は、500マイル(約805キロメートル)以上もあるポルトガルの海岸線を全て歩き、ビーチを清掃。

プラスチックや廃棄物が生態系に与える影響を警告した。ノエはこの2カ月間にも及ぶこの「プラスチック・ハイク」で、ほかの環境保護活動家や企業、組織との対話も行った。

最大の功績:ノエは旅の途中で1.6トンのプラスチックを回収。活動家、慈善団体、サーフスクールなど、出会ったのは100グループ以上。ごみに対する関心を高め、ウクレレを使ってポジティブな気持ちを広めた。

どう世界を変えているのか:楽しい動画と想像力に富んだアイデアで、プラスチック汚染を議題にし続けている。2021年に公開となる映画と巡回展にも期待したい。(Vera Moura)

ロンドンの街を幸せにするストリートアーティスト カミーユ・ワララ
Kevin Lake

ロンドンの街を幸せにするストリートアーティスト カミーユ・ワララ

カミーユ・ワララ

ストリートアーティストであるカミーユ・ワララが行く先々では、人々の顔が明るくなり、笑顔が生まれる。ロンドンを拠点に活動する彼女は、ニューヨークからメルボルンまで、世界中の都市で明るく遊び心のあるインスタレーションを展開している。しかし、ワララが最も大きな功績を残したのは、自身のホームタウンである、イーストロンドンだろう。

彼女の作品はほとんどが恒久的なものではないが、作品が公開される頻度は非常に高く、まるで遍在しているかのように感じられる。彼女の作品の場合はそれがいいのだろう。壁画であれ、横断歩道であれ、完璧な迷宮であれ、彼女の作品はいつも素晴らしく大きく、そして素晴らしく楽しいものなの

だ。

最大の功績:イーストロンドンの通り全体を変えた、2020年のWalala Paradeプロ
ジェクトは、大きな功績を残したといえるだろう。

どう世界を変えているのか:魂を揺さぶるパブリックアートを作ることで。(Huw Oliver)

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非正規雇用の飲食店従業員を養うロサンゼルスの活動家たち オトン・ノラスコ、ダミアン・ディアス
courtesy of Othón Nolasco and Damian Diaz

非正規雇用の飲食店従業員を養うロサンゼルスの活動家たち オトン・ノラスコ、ダミアン・ディアス

 オトン・ノラスコ、ダミアン・ディアス

パンデミックが発生した当初、ロサンゼルスのバー経営者であるオトン・ノラスコとダミアン・ディアスは、非正規雇用のレストラン従業員が特に不利な立場にあることに気付いた。レストラン業界を支える正真正銘の労働者たちが、失業中でも失業手当を受け取ることができず、食事をとるのも難しいという状況に陥っていたのだ。

2人はすぐに協力者を募り、困っている家族へ食事を提供することを目的とした非営利団体、No Us Without You LAを設立。最初に彼らが目標としたのは30の家族を支えることだったが、1年がたった今では、1600以上の家族へ食料品を届けている。苦労している人々をサポートする仕組みを作ったというのが、彼らの素晴らしいところといえるだろう。

最大の功績:No Us Without Youは、United Way of Los Angelesと協力して、家賃を必要としている人々に5万ドル(約546万)の救済措置を提供。それに加え、家庭教師や就職支援プログラムを提供し、家族の自立を支援した。

どう世界を変えているのか:ノラスコ、ディアス、そして彼らのチームは、レストラン業界の知られざるヒーローに敬意を表しつつ、家族が尊厳と誇りを保てるよう支援している。(Morgan Olsen)

ロンドンのLGBTQ+のクラブを再構築するZoomパーティーのパイオニアたち クィア・ハウス・パーティー
Queer House Party

ロンドンのLGBTQ+のクラブを再構築するZoomパーティーのパイオニアたち クィア・ハウス・パーティー

クィア・ハウス・パーティー

最初のロックダウンが行われた週末、DJでハウスメイトのハリー・ガイ、パッサー、ワチャの3人は、孤立していたLGBTQ+の人々にコミュニティーの一体感を得てもらうため、ロンドンの自分たちの部屋のキッチンでパーティーを開き、ストリーミング配信した。その様子を1000人以上の人が視聴したことをきっかけに、『Queer House Party』が誕生。以来、世界中の何千人もの人々がこの「バーチャルパーティー」に参加している。

パーティーで楽しめるのはドラァグ、パフォーマンス、ジャンルを超えたDJセットなど。インクルーシブであること、全ての人がアクセスできること、ファンドレイジング(資金調達)もミッションとして掲げられている。DIYであり、過激であり、大胆である『Queer House Party』は、クラブが本格的に再開する時、パーティーの在り方を変えることになるだろう。

最大の功績:『Queer House Party』のBlack Lives Matterにフォーカスしたファンドレイジングパーティーでは、詩やドラァグなどの黒人主導のパフォーマンスが1時間にわたって行われ、ゲストDJとしてJay Jay Revlonが登場。キッチンの屋根を吹き飛すほど盛り上がった。

どう世界を変えているのか:このグループは、ロンドンにおけるクィアのナイトライフを、よりアクセスしやすく、誰もが参加できるものにするための改革に貢献している。(Alexandra Sims)

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危機に強い未来をつくるナイジェリアの建築家 クンレ・アデヨミ
courtesy of Kunlé Adeyemi

危機に強い未来をつくるナイジェリアの建築家 クンレ・アデヨミ

クンレ・アデヨミ

ナイジェリア北部に生まれたクンレ・アデヨミは、父親の後を継いで建築の道に進み、オランダの先見的建築家、レム・コールハースのメガプロジェクトに参加して経験を積んだ。2010年、アデヨミは自らの事務所、NLÉをアムステルダムに設立し、21世紀の都市が抱える問題の解決を得意とし、特に海面上昇問題に積極的なことで知られている。

これまでに、ラゴスの学校やカボベルデのコンサートホール(現在進行中)など、独創的な「浮体構造」を導入。世界の主要都市の80%が海に面していることを考えると、まさにぴったりの方向性といえる。

最大の功績:African Water Citiesプロジェクトで、都市化と気候変動の時代にアフリカの都市がどのように進化できるかについて研究し、たくさんの成果をあげたこと。

どう世界を変えているのか:潮位の上昇により壊滅的な影響が出ないよう、世界で最も被害を受けやすい地域、さらにはほかの多くの場所で備えている。(James Manning)

フランスの首都に再び緑をもたらすパリ市長 アン・イダルゴ
courtesy of Mairie de Paris

フランスの首都に再び緑をもたらすパリ市長 アン・イダルゴ

 アン・イダルゴ

世界中の多くの市長と同様に、アン・イダルゴはパリ市長選戦でグリーン政策を全面に押し出し、2014年に初当選した。その後、ほかの市長たちとは異なり、彼女はその政策に基づいて行動している。結果的にパリの人々は、900マイル(1450キロメートル)にも及ぶ新しい自転車専用レーンを手に入れ、岸辺を含むセーヌ川沿の主要道路は歩行者天国になった。

また、ホテル・ド・ヴィルやオペラ・ガルニエなどの主要なランドマークの隣に4つの新しい「都市の森」を植える計画も進行中だ。今後10年間、パリ市全体で植えられる木は約17万本。ディーゼル車は2024年から、ガソリン車は2030年から禁止される。

パリは、灰色でほこりっぽく、汚染されているという一般的なイメージを払拭(ふっしょく)し、世界で最も環境に優しい都市の一つになりつつある。

最大の功績:2030年までの完成が予定されているシャンゼリゼ通りの大改修工事。パリで最も有名な通りが、2億5,000万ユーロ(約333億円)かけて「特別な庭園」へと生まれ変わる。

どう世界を変えているのか:全ての住民が自宅から30分以内に行ける場所で基本的なサービスを受けられるようにする「15分都市」など、斬新で野心的なアイデアを中心に据え、都市計画を進めている。(Huw Oliver)

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ロンドンを国立公園都市にした運動家 ダニエル・レイヴン・エリソン
courtesy of Daniel Raven-Ellison

ロンドンを国立公園都市にした運動家 ダニエル・レイヴン・エリソン

ダニエル・レイヴン・エリソン

元地理教師のダニエル・レイヴン・エリソンは、エキセントリックなイギリス人の典型といえる。900万人が住む広大な都市ロンドンを、国立公園にしようという運動を始める人がほかにいるだろうか。しかし、その目を引くような行動の裏には、都市に住む人々に身近な自然と関わってもらおうとする生真面目な思いがあった。

努力のかいあり、2019年にその思いが実現。ロンドンは世界初の国立公園都市として正式に登録された。

最大の功績:実際にロンドンを国立公園にしてしまったこと。それだけでは飽き足らず、現在イギリスの全ての町や都市を結ぶ何千ものウォーキングルート「スローウェイズ」を構築していること。

どう世界を変えているのか:都市生活を「再野生化」することを目指している。地球に優しいだけでなく、都会で疲れた人々の心も癒やしている。(James Manning)

 

障害者問題を語るシンガポールのパラリンピアン ピン・シュー・イップ
courtesy of Yip Pin Xiu

障害者問題を語るシンガポールのパラリンピアン ピン・シュー・イップ

 ピン・シュー・イップ

29歳の水泳チャンピオン、ピン・シュー・イップは、すでに多くのフィールドで活躍していることで知られている。彼女は2008年北京パラリンピック大会で、シンガポール史上初となる金メダルを獲得し、パラアスリートとしてはシンガポールで初めてスポーツの殿堂入り。さらに26歳で同国史上最年少の国会議員になった。

十分なキャリアがあるが、彼女はスポーツ界で、そして世界で、障がい者の存在をより知ってもらうために、さらなる活動を続けている。シューは、シンガポールで最も栄誉あるパラリンピアンとして、また著名な活動家としての役割を拡大するために、2021年9月、彼女は東京にへ向かう予定だ。

最大の功績:彼女は現在、50メートルと100メートルの背泳ぎで世界記録を保持している。

どう世界を変えているのか:スポーツにおける障がい者の権利と可視性を擁護している。(Sarah Medina)

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難民と食文化をつなぐパリのデュオ マリン・マンドリラ、ルイ・マーティン
Studio81

難民と食文化をつなぐパリのデュオ マリン・マンドリラ、ルイ・マーティン

マリン・マンドリラ、ルイ・マーティン

熱心な旅行者であるマリン・マンドリラとルイ・マーティンが、一緒に18カ国を訪れて学んだことが一つあるとすれば、それは料理は人と文化を結びつけるということだろう。この事実こそが、難民の料理人と一流レストランとの交流を多次元的に行っている組織であるRefugee Foodの指針となっている。

同組織では、人々に世界中の料理を試す機会を提供。難民に対するネガティブなイメージを払拭したり、新進気鋭のシェフが職業訓練できるプログラムなども実施している。

最大の功績:マンドリラとマーティンは、年間を通しパリにあるレストラン、LaRésidenceで、彼らのミッションを実現している。このレストランは、新しい才能を育てる場としても機能している。

どう世界を変えているのか:この組織は、参加したシェフが自信を深め、食事をした人が難民のコミュニティーに対してよりポジティブな印象を持つようになるという、好循環を生み出している。(Morgan Olsen)

ニューヨークの屋外演劇イノベーター マーラ・リーバーマン
Jessica Osber

ニューヨークの屋外演劇イノベーター マーラ・リーバーマン

マーラ・リーバーマン

Bated Breath Theatre Companyのエグゼクティブアーティスティックディレクターであるマーラ・リーバーマンは、参加型のアートオークションショー『Beneath the Gavel』など、注目すべき没入型演劇を何年も前から作ってきた。しかし、彼女の創造性は,2020年秋に開催された『The Windows of Toulouse-Lautrec』で開花したといえる。

観客がツアーで歩くウェストビレッジの道端で展開される魅惑的なショーは、我々がコロナ禍に目にした多くの屋外や「窓辺」でのパフォーマンスを先取りしたものだった。彼女が次に何を「舞台」に変えるのか楽しみだ。

最大の功績:街の劇場が閉まっている中、パンデミックに対応した壮大なライブ感あふれる作品を屋外で上演したこと。

どう世界を変えているのか:リーバーマンは、ソーシャルディスタンスが生まれた現代において、劇場が何であるか、どこでできるかを再考している。(Will Gleason)

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中小企業を支援するサンフランシスコのパイ職人 レノア・エストラーダ
courtesy of Lenore Estrada

中小企業を支援するサンフランシスコのパイ職人 レノア・エストラーダ

レノア・エストラーダ

サンフランシスコのThree Babes Bakeshopの共同設立者であるレノア・エストラーダは、パンデミックの最中に、市内の中小企業を支援する目的でSF New Dealを設立。当初は小さな組織だったが、すぐに大きくなり、これまで困っている人たちに100万食以上を提供してきた。また、数百万ドル規模の資金援助を通して、数々のレストランを支援する活動も行っている。

最大の功績:1,000万ドル(約10億9,400万円)を超える金額を中小企業に分配した。

どう世界を変えているのか:パンデミックによる経済的な逆風を乗り越えるため、レストランを支援。(Alex Plim)

古プラスチックで道路を舗装するインドの化学教授 ラジャゴパラン・ヴァスデバン
courtesy of Rajagopalan Vasudevan

古プラスチックで道路を舗装するインドの化学教授 ラジャゴパラン・ヴァスデバン

ラジャゴパラン・ヴァスデバン

リサイクルプラスチックを素材にした買い物袋やコーヒーカップはよく知られているが、「道路」となるとどうだろう?  工科大学で化学の教授を務めるラジャゴパラン・ヴァスデヴァンは、貧しい地域にとって非常に重要な資源であるプラスチックについて、全面的に使用禁止にする運動に懸念を抱き、地球に害を与えずに大量に廃棄する方法を探していた。

2001年、彼は溶けたプラスチックが道路工事に必要な材料を結合させるのに適していることを発見。それ以来、ヴァスデヴァンは、ペットボトルや使い捨ての買い物袋などの残骸を利用して、インドですでに何万キロものプラスチック舗装道路の敷設に貢献。同時に何トンものプラスチックが埋立地で滞留するのを防いでいる。

最大の功績:プラスチック廃棄物の再利用に関する研究で、インドの著名な民間賞であるパドマ・シュリを受賞。

どう世界を変えているのか:ヴァスデバンは、プラスチックに対する考え方や、プ
ラスチックを使って何ができるのかを再考している。(Alexandra Sims)

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食の正義を提唱するサンフランシスコのビーガンシェフ ブライアント・テリー
courtesy of Bryant Terry

食の正義を提唱するサンフランシスコのビーガンシェフ ブライアント・テリー

ブライアント・テリー

ブライアント・テリーは、まさに「庶民の料理人」といえるだろう。大いに称賛されるビーガンシェフであり、教育者であり、作家でもある彼は、より健康的で、公正で、持続可能なフードシステムの構築に取り組んでいる。

彼は、サンフランシスコのアフリカン・ディアスポラ博物館(MoAD)のシェフ・イン・レジデンスを6年間務め、「ブラック・クィア・フード」や「黒人の農業」などのテーマで公開プログラムを企画。また、大学での活動に端を発し料理本まで出した、アジア・太平洋諸島系アメリカ人女性の産後食についての知恵を紹介する『Mothers-for-Mothers』プロジェクトでは役員を務めている。

2020年10月には、黒人の料理の創意工夫へ心から賛辞を送った著書『Black Food』が発売になった。

最大の功績:彼の料理本『Vegetable Kingdom』が、NAACPイメージ・アワードの教養書部門を受賞。

どう世界を変えているのか:おいしい食事が特権ではなく、日常的な権利になるように戦うことで。(Sarah Medina)

奇妙なことを愛するオーストラリアの芸術祭ディレクター ハナ・フォックス
Jo Duck

奇妙なことを愛するオーストラリアの芸術祭ディレクター ハナ・フォックス

ハナ・フォックス

オーストラリアのホバートで開催されている大人気のフェスティバル『Dark Mofo』の元アソシエイト・クリエーティブ・ディレクターであるハンナ・フォックスは、アートの奇妙な側面についてよく知っている。

このワイルドなイベントは、「セックス」と「死」という2つのテーマを掲げていることで有名。アーティストや共同制作者、ディレクターたちは、境界線を限界点ギリギリまで押し広げてきた。フォックスは最近では、2021年5月にローンチしたメルボルンの冬の芸術祭『Rising』の共同芸術監督を担当。境界線を完全に打ち破るべく、新しい文化の祭典を盛り上げるのに一役買った。

最大の功績:130以上のプロジェクトが2週間にわたってメルボルンの街で繰り広げられる、メルボルン史上最も野心的な芸術プログラム『Rising』を実現。

どう世界を変えているのか:フォックスは「人権としての文化」を信じている。もしそれが未来への道を示すものであれば、彼女こそがその道を先導する存在だろう。(Cass Knowlton)

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アメリカ先住民族の植物学者
Photo:courtesy of Robin Wall Kimmerer

アメリカ先住民族の植物学者

ロビン・ウォール・キメラー

木々が地中でどのように会話をしているのか、なぜ紫と黄色の花が近くで咲いているのか、不思議に思ったことはないだろうか。そんな疑問を解決してくれるのが、アメリカ先住民族の植物学者、ロビン・ウォール・キンメラーだ。

キンメラーは、ベストセラーとなった著書『Braiding Sweetgrass』の中で、科学的な正確さとネイティブ・アメリカンの知恵を巧みに組み合わせ、北米の原生地域の秘密の仕組みや、植民地化以降に植物や動物、風景がどれほど変わってしまったかを、美しく、そして痛快に描き出している。

キンメラーの詩的な文章は、現代の西洋文明がいかに自然から離れているかを認め、私たち全員が土地やそこに住むすべての生き物との相互関係に戻ることを奨励している。

最大の功績:初の著書『Gathering Sweetgrass』が、『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーとなり、インターネット上でも話題になった。

どのように世界を変えているのか:人間と自然の間に相互関係を取り戻すことを提唱している。(サラ・メディナ)

robinwallkimmerer.com

郊外をとらえるパリの映画監督 ラジ・リ
Denis Makarenko/Shutterstock.com

郊外をとらえるパリの映画監督 ラジ・リ

ラジ・リ

映画監督のラジ・リは、話題作『レ・ミゼラブル』で、フランスの映画館に「比喩的な火炎瓶」を投げ込んだ。この作品は、フランスの荒廃した郊外の状況に厳しい疑問を投げかけ、偉大な社会実在論の精神に基づいて変革を求めているが、一方で手に汗握るスリラー作品でもある。

彼はまた、自分自身でも変化をもたらそうと『レ・ミゼラブル』の舞台になったパリ郊外のモンフェルメイユに、無料の映画学校École Kourtrajméを設立。恵まれない、もしくはスポットライトが当たる機会が少ない環境において、新しい才能を育てることを目指し、スパイク・リー、ジョージ・ルーカス、ストリートアーティストのJRなど、著名な講師が専門知識を伝える機
会を提供している。

最大の功績:『レ・ミゼラブル』でセザール賞を獲得し、カンヌ国際映画祭で高い評価を受け、そしてアカデミー賞にもノミネートされたこと。さらに、この作品の評判がフランス大統領であるエマニュエル・マクロンにまで届き、政府が郊外の状
況を改善する動きを見せるきっかけになったことは、より大きい功績といえる。

どう世界を変えているのか:リの映画製作の才能と彼の映画学校は、辺境の地にある「物語」をメインストリームに押し上げている。Netflixとの新たなパートナーシップにも注目したい。(Houssine Bouchama)

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未来の都市を想像するデンマークのスター建築家 ビャルケ・インゲルス
: Andrew Zuckerman

未来の都市を想像するデンマークのスター建築家 ビャルケ・インゲルス

ビャルケ・インゲルス

ビャルケ・インゲルスは、10年ほど前から「快楽主義的持続可能性」や「イエス・イズ・モア」といったパンチのきいたキャッチフレーズで注目を集めている。こうした言葉は、このデンマーク人建築家であるインゲルスが手がける作品の特徴をよく表しているといえるだろう。スキー場を兼ねたコペンヒル発電所から、マンハッタンのVia 57 Westの「コートスクレイパー」、マレーシアのペナン島に持続可能な新しい都市を建設する計画まで、彼のプロジェクトは常に未来的で楽観的、そして因習打破的でもある。

最大の功績:インゲルスは、国連の支援を受けて、最大1万人が生活できる浮体式住居を作る計画を発表。彼の会社であるBIG社は、すでにコペンハーゲンにプロトタイプを建設しており、最終的には東南アジアにOceanixとして展開する予定。これが都市で気候変動から回復するための未来の方法となるのか? 今後が楽しみだ。

どう世界を変えているのか:人間と地球の関わり方を再考し、より持続可能な都市開発を推進している。(Huw Oliver)

 

ポストカードで希望を伝えるフィリピン人アーティスト ジョー・バティスタ
Jo Bautista

ポストカードで希望を伝えるフィリピン人アーティスト ジョー・バティスタ

ジョー・バティスタ

パンデミックの時期にベルリンに住んでいたジョー・バティスタは、自身の絵を通して人々を感動させ助けたいという情熱を、オンラインプラットフォームであるSendtoGiveに注いだSendtoGiveからは、希望あふれる彼女の絵が描かれた絵はがきを送ることができる。

その利益はフィリピンの農民や漁師をサポートする若
者主導の非営利団体、For Our Farmers PHや、ナイロビで6000人以上の恵まれない少女たちに生理用品を提供し、エイズウイルス(HIV)や健康的な生活についての教育も行う、Simama Na Dadaの支援に当てられている。

最大の功績:SendtoGiveでの活動が評価され、TEDxBerlinで『How to Paint aFuture of Hope(希望の未来を描くには)』と題したスピーチを行った。

どう世界を変えているのか:バウティスタはSendtoGiveで送られる絵はがきを通じて、人と人との意味のあるつながりを育み、善意を現実の行動につなげる手助けをしている。(Tatum Ancheta)

 

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ウガンダの若き気候変動活動家 ヒルダ・フラヴィア・ナカブイエ
courtesy of Hilda Flavia Nakabuye

ウガンダの若き気候変動活動家 ヒルダ・フラヴィア・ナカブイエ

ヒルダ・フラヴィア・ナカブイエ

気候変動に関心があるのであれば、グレタ・トゥーンベリだけでなく、ヒルダ・フラヴィア・ナカブイエという名前も知っておくべきだろう。10代後半から気候変動のキャンペーンを行ってきた彼女は、2019年に母国ウガンダで開催された『気候のためのグローバル・スクール・ストライキ』に参加し、驚くべき成功を収めた。


彼女は、自身の「私はこの気候危機の犠牲者であり、そう言うことを恥じてはいません」という言葉通りに、気候変動への取り組みを富裕国以外にも広げることについても率直に発言している。

最大の功績:『未来のための金曜日』キャンペーンをサポートし、ウガンダをはじめとする東アフリカ全域で、5万人以上の人々の署名を集めることに貢献した。


どう世界を変えているのか:気候変動の危機を目の当たりにして、政治指導者たちに、今すぐ真剣で意味のある行動をとるよう圧力をかけ続けている。(James Manning)

業界を救うシカゴのレストラン経営者
Photograph: courtesy of Nick Kokonas

業界を救うシカゴのレストラン経営者

ニック・ココナス

ニック・ココナスは、レストランが成功するためには一体何が必要なのか、多くの時間を費やして考えて来た人物だ。彼の本業は、シカゴを拠点とするAlinea Group(ミシュランの3つ星を獲得したレストラン)の経営者。それと同時に、革新的な予約プラットフォーム、Tockの創設者でもある。

この2つのビジネスモデルが2020年3月に一時的に廃止されたとき、ココナスは計画を一転。Alineaでのテイクアウトを可能にし、デリバリープラットフォーム、Tock To Goをローンチさせた。

これまでGrubhubやDoordashといったフードデリバリーサービスは、レストランに過剰な手数料を課していると批判されてきたが、Tock To Goを利用した場合は、レストラン側の手数料が3%で済むことになる。

また、レストランが営業を再開した際には、Tockのプリペイド式予約システムの利用を可能にした。このシステムは予約のキャンセルが出た場合の対策となり、食品廃棄物を減らすことにもつながる。サービスを提供する側の負担が減る、画期的なサービスといえるだろう。

最大の功績: ココナスは最近、TockをSquarespace社に4億ドル(2億8,700万円)で売却。その後も彼は、Alinea Groupの最高経営責任者(CEO)として活躍している。


どう世界を変えているのか簡単に言えば、ココナスはレストラン業界のロビン・フッド。レストランオーナーの力を、1回の予約で回復させることに成功した。 (Morgan Olsen)

@nkokonas | tock.com

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英国の黒人映画の伝道師
Freezeframe Media

英国の黒人映画の伝道師

We Are Parable

アンソニーとティアンのアンドリュース夫妻は、2013年に活動を開始。以来、イギリスの黒人映画を新しいオーディエンスに届けるため、たゆまない努力を続けている。

彼らは、映画の上映会や質疑応答ができる機会を設けることでたくさんの意見交換を可能にし、コスプレイベントなどのユニークなイベントを通してコミュニティーを形成してきた。

これまでにオンラインでの1000件にもおよぶ質疑応答や、『British Film Institute』でのシーズンを開催する彼らは、英国の黒人コミュニティのライフストーリーを観客に伝授している。

映画と映画製作を通した発見、つながり、そしてエンパワーメントを一番の目的にする彼らの、今後の活躍に注目だ。

最大の功績:2017年に開催されたParableのスパイク・リー回顧展では、スパイク・リー本人が質疑応答に立ち会ってくれた。スパイク・リーからの後押しは、彼らの活躍において大きな転機となったことは間違いない。

どう世界を変えているのか:We Are Parableの最新の取り組みであるMomentumでは、気鋭黒人映画製作者たちへのサポートだけでなく、彼らを励ますという作業も欠かさない。製作過程におけるさまざまな障壁や、精神的負担を軽減するための心理的サポートも行う。(Phil de Semlyen)

@weareparable | weareparable.com

女性が運転できる権利を解禁させたサウジアラビアのアクティビスト
courtesy of Loujain al-Hathloul

女性が運転できる権利を解禁させたサウジアラビアのアクティビスト

ルジャン・アルハスルル

ルジャン・アルハスルルにとっての全ての始まりは、空港からの帰宅時だった。女性の権利を主張する活動家である彼女は、禁止令に抗議するため車を運転し、2018年5月に逮捕され投獄された経験を持つ。

アルハスルルはその後も、サウジアラビアの法改正があったにもかかわらず、同国のテロ対策法に違反したとして5年8カ月の懲役刑を言い渡された。

アルハスルルは最近釈放され、執行猶予中も戦いを続けている。恐らくすぐには、彼女の姿をソーシャルメディアで見ることはできないだろう。彼女のツイートはサウジアラビア政府によって「違法」とされているからだ。

最大の功績:2021年に『Vaclav Havel Human Rights Award』を受賞。

どう世界を変えているのか:サウジアラビアにおける女性の権利のために、何度もハンガーストライキを行うなど、自らの体を張って活動している。(Sarah Medina)

loujainalhathloul.org

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アフリカとヨーロッパ文化の架け橋となるブロガー
Iván Moreno

アフリカとヨーロッパ文化の架け橋となるブロガー

タニア・サフラ・アダム

タニア・サフラ・アダムは、モザンビークのマプトで生まれ、6歳の時に家族と一緒にヨーロッパへ移住。リスボン、マドリードを経て、2004年からバルセロナで暮らしている。そうした「旅」の経験を生かし、彼女はスペイン語圏のディアスポラ(母国や民族の移住地を離れて暮らす人々やコミュニティ)にフォーカスを当てた、アフリカ文化を紹介するメディア、Radio Africaを立ち上げた。

最大の功績:アフリカ文化の豊かさと多様性をより多くの人々が知ることができた。人種差別や無知に対する彼女の戦いは、バックグラウンドや肌の色を超えて、多くの人々に大きな刺激を与えている。

どう世界を変えているのか:アフリカ大陸の芸術に目を開かせ、音楽に耳を傾けさせている。(MJ Gómez)

radioafricamagazine.com

国家の暴力を調査する英国の建築集団
Forensic Architecture 2020

国家の暴力を調査する英国の建築集団

フォレンジック・アーキテクチャー

ロンドンを拠点に活動するフォレンジック・アーキテクチャーは法医学的な視点と最先端の建築技術を用いながら、世界中の国家暴力や人権侵害を調査する研究グループだ。建築家のEyal Weizmanを筆頭に結成された同グループは、ロンドン大学ゴールドスミス校を拠点に活躍している。

メンバーには建築家やアーティスト、映画制作者、ソフトウエア開発者、調査報道記者、弁護士、考古学者、科学者などが在籍。彼らは、現場での調査とデジタルモデリングを行いながら、目撃者の映像や証言の分析を実施している。

現場におけるこれらの調査結果は、世界中の法廷で証拠として使用され、説得力ある状況の再現に役立つものだ。2018年には、その精巧かつ革新的な建築モデルが評価され、芸術部門のターナー賞にもノミネートされた。

最大の功績 :2015年、ガザ地区のラファで起きた爆発事件の調査では、爆弾雲の形状と動きを分析。その結果、イスラエル軍が数百回に及びガザ地区に空爆を行っていたことや、空爆の位置の特定により地図を作成することに成功した。

この調査では、イスラエルが行っていた「ハンニバル指令」(ハンニバル指令下では軍は、捕らえられた兵士やその周辺の民間人への危険に配慮せずに集中砲火で攻撃することができる)と呼ばれる物議を醸す軍事的構想が明らかになり、それを廃止させるきっかけとなった。

どう世界を変えているのか:アートや建築技術を武器に、国家の犯罪や司法の誤りに注意を喚起する彼らの活躍は、スタイリッシュでありながらも、法廷での証拠になる説得力のある内容になっている。(Huw Oliver)

@forensicarchitecture | forensic-architecture.org  

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香港で肉を食べないライフスタイルを実現したエコ戦士
Green Monday

香港で肉を食べないライフスタイルを実現したエコ戦士

デイビッド・ヤン

デイビッド・ヤンは、2012年に香港の人々がより持続可能なライフスタイルを実現できるよう『Green Monday』運動をスタート。同地の二酸化炭素排出量を削減するために、月曜日に肉を食べないことを提唱してきた。2015年には、植物由来専門の食料品店、Green Commonをオープンし、9つの店舗とオンラインショップを運営。ヤンが開発し、2018年から発売している植物性プロテイン『OmniPork』は、地元レストランで肉の代用品として人気となり、現在は10カ国で販売されている。

最大の功績:「Green Monday」は大ヒット。今では、香港の人口の半分近くがこの運動を知っており、肉を減らしたり、フレキシタリアンになったりする人が増えている。

どう世界を変えているのか:ヤンは、食文化と消費者の行動に大きな変化をもたらすことで、アジアで最もトレンドに敏感な都市の一つである香港を、環境に配慮した、健康的で持続可能な生活を送れる都市へシフトさせようとしている。(James Manning)

@greenmondaydavid | greenmonday.org

肥満体系の人たちへの偏見と闘うパリのDJ兼モデル
The shuugit

肥満体系の人たちへの偏見と闘うパリのDJ兼モデル

レスリー・バルバラ・バッチ

パリのLGBTQ+パーティでおなじみのDJ、レスリー・バルバラ・バッチ(Leslie Barbara Butch)は、同性愛者、太った人、障害者、移民など、社会的に差別を受けている人でも分け隔てなく参加できるイベントの普及を呼びかけている。

彼女は、グロソフォビア(ファットフォビア)に対抗するため、下着姿でポーズをとり、自分が受けた侮辱の言葉を体に書き込むなどのパフォーマンスを実施。

『Télérama』誌の一面を飾るなどシーンから注目を浴びる存在となったが、バッチが映った写真はInstagramとFacebookで検閲の処置を取られてしまう。 これを受け、SNSにおける、写真上の肌の見える割合を計算するアルゴリズムが本質的に偏っていて、太った人を差別してしまうことを事実上証明することに至った。

最大の功績:ジャン・ポール・ゴルチエの2021年のモデル、そしてミューズになった。

世界をどのように変えているのか:すべての人に安全で快適なパーティ空間を提供する。(Houssine Bouchama)

@barbarabutch

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ニューヨークの黒人トランスジェンダーたちに食事提供をするコミュニティ活動家
courtesy of Ianne Fields Stewart

ニューヨークの黒人トランスジェンダーたちに食事提供をするコミュニティ活動家

イアンヌ・フィールズ・スチュワート

すべてのコミュニティが手頃な価格で健康的な食材や食事を平等に入手できるわけではない。そのような状況を変えるために活動しているのが、イアンヌ・フィールズ・スチュワートだ。

彼女は『The Okra Project』の創設者で、黒人トランスジェンダーの人々に、作ることが難しい栄養価の高い食事を無料提供している。コミュニティを支える彼らの今後の活躍に期待していきたい。

最大の功績:2020年夏、スチュワートはブルックリン美術館の外に集まった1万5000人の人々を前に、黒人トランスジェンダーとして生きる人たちの生活を支援するための、情熱的なスピーチを行った。

どう世界を変えているのか:黒人のトランスジェンダーが直面している困難についての認識を高め、そのコミュニティに具体的な支援やサポートを提供すること。Will Gleason)

@thefreeactorvist | iannefieldsstewart.com

ミシュランを超えるパリのエコ料理評論家たち
courtesy of Fanny Giansetto, Camille Delamar and Rodney Paul

ミシュランを超えるパリのエコ料理評論家たち

カミーユ・デラマール、ロドニー・ポール、ファニー・ジャンセット

パリでは今新しい革命が起きている。 フランスの二酸化炭素(CO2)排出量の3分の1が食品によるものであることから、2019年、カミーユ・デラマール、ロドニー・ポール、ファニー・ジャンセットの3人はレストランにラベル付けをし、環境に配慮した店をサポートする新しい認証制度「Écotable」を立ち上げた。

Écotableは、食材の調達からパッケージの再利用、リサイクルに至るまで、各レストランのサステナビリティへの取り組みに応じて、サステナビリティ エンブレム『グリーンステッカー』を授与している。

最大の功績:この新しいグリーンステッカーがフランス中に広まった結果、ミシュランガイドが、サステナビリティに取り組む店を評価する緑のクローバーを創設した。

どう世界を変えているのか:レストランがサプライチェーンのあらゆる段階で、よりサステナブルになるように働きかけ、行動している。(Houssine Bouchama)

@_ecotable_ ecotable.fr

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地元民のためにストリートを再生したバルセロナ市長
Photograph: Edu Bayer

地元民のためにストリートを再生したバルセロナ市長

アダ・コラウ

バルセロナでは、汚れた多くの大通りが、スーパーブロックというプロジェクトに組み込まれ、待望の再生を遂げようとしている。同市長であるアダ・クラウが推進しているこのプロジェクトは、指定地域を歩行者に優しい自動車のないゾーンに変えるというものだ。ゾーン内には、木が植えられ、自転車レーンや公共のベンチも整備される。

プロジェクトは、2016年にポブレノウ地区で初めて導入。市長はこの取り組みを通して、今後10年間で街全体を変革することを目指している。称賛に値する野心的な目標といえるだろう。

女性として初めてバルセロナ市長に選出されたクラウのもう一つの大きな功績は、市民と観光客のより良いバランスをとっていることだ。その一環として、新しいホテルの建設を禁止、空き物件の削減、観光客向けの違法賃貸物件に対する法律の強化などを実行。こうした彼女の政策については、バルセロナを訪れることが好きな旅行者でも、良いことだと思っているはずだ。

最大の功績:交通量が多いアシャンプラ地区を通る21もの道をスーパースーパーブロックとして承認。これで同地区から自動車が排除される。2022年から整備がスタートする予定。

どう世界を変えているのか:歴史的な中心街を空洞化させている「Airbnb化」を元に戻している。バルセロナはすぐに、ほかの都市とは違った変貌を遂げるはずだ。(Huw Oliver)

@AdaColau

アジア系アメリカ人のコミュニティに再び安全をもたらす3人組
courtesy of Manjusha P. Kulkarni, Cynthia Choi and Russell Jeung

アジア系アメリカ人のコミュニティに再び安全をもたらす3人組

Manjusha P. Kulkarni、シンシア・チョイ、ラッセル・ジョン

アジア系アメリカ人を標的としたヘイトクライムが相次ぎ、米国中が悲しみに包まれた2021年。

サンフランシスコのベイエリアを拠点とする、Asian Pacific Planning and Policy Councilのマニューシャ・クルカルニと、Chinese for Affirmative Actionのシンシア・チョイ、サンフランシスコ州立大学の教授であるラッセル・ヨングの3人は、Stop AAPI Hateという通報センターを設立した。

日々、アジア・太平洋諸島をバックグラウンドに持つ人々に対するヘイトや暴力、ハラスメント、差別、敬遠、いじめに日々対応している。

最大の功績:Stop AAPI Hateを11カ国語で立ち上げた。


世界をどのように変えているのか:アジア系アメリカ人や太平洋諸島の人々に対する人種差別が続いていることを明らかにすること。(Sarah Medina)

stopaapihate.org

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人道主義者となったスペイン系アメリカ人シェフ
courtesy of José Andrés

人道主義者となったスペイン系アメリカ人シェフ

ホセ・アンドレス

シェフのホセ・アンドレスは、どの政府機関よりも災害救助活動に貢献している人物といえるだろう。彼が運営する非営利団体ワールド・セントラル・キッチンは、食の力を利用して、危機に瀕したコミュニティに栄養バランスのとれた食事を供給することを目的としている。

同団体は自然災害や人為的災害に見舞われた地域に、温かい食事を提供するべく世界各地を訪問。新型コロナウイルスに見舞われた2020年は、さらに力を入れて取り組もうと意気込みを見せた。

レストラン経営者であるアンドレスは、地域のレストランと協力して、経済の活性化、そして食料を必要としている人々への供給を同時に行うことを重要視している。

「苦しい時でも、いつも温かい食事と励ましの言葉、そして助けの手があること」。そんな世界がもっと自然ににあるべきだと訴えるホセの10年来のミッションは、今も続いている。

最大の功績:ワールド・セントラル・キッチンは新型コロナウイルスの危機の中、400の都市で3600万食以上の食料を提供。また、2500以上のレストランに1億5,000万ドルを支払うなどの貢献を果たしている。

どう世界を変えているのか:アンドレスと彼のチームは、災害時だけでなくコミュニティに再投資し、食の安全を向上させ、雇用を創出している。より良い未来があることを願い、彼らの思いは1皿ごとに込められ提供されている。(Morgan Olsen)

@chefjoseandres | joseandres.com

ポルト出身の女優、そしてアクティビスト
Filipe Ferreira

ポルト出身の女優、そしてアクティビスト

サラ・バロス・レイタォン

ポルトガルの出身の女優で、劇場監督でもある彼女は、女性主体の芸術と女性アーティストの社会進出を促進するために、日々戦い続けている。

レイタォンは女優としての活動だけでなく、演劇プロジェクトやポッドキャスト、フェミニストブッククラブのHeróidesなどを展開。また、Cassandraという芸術事業に、ナショナルシアターの名誉ある賞で得た収益金を寄付するなど、文化政策にも貢献している。インフルエンサーとして注目を浴びながらも、アクティビストとしても精力的に活動する女性の一人だ。

最大の功績:Heróidesの月刊読書リストに載った本は、たいてい売り切れてしまうという。それだけ、彼女のフェミニストブッククラブは文化的にも評価され、多くの人から支持を得ているということだろう。

世界をどのように変えているのか:ポルト育ちのサラは、女性のために戦い、芸術を武器に国の文化政策に大きな影響を与えている。(Vera Moura)

sarabarrosleitao.pt | cassandra.pt

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放置された都市空間を再構築するマルセイユのコレクティブ
Yes We Camp

放置された都市空間を再構築するマルセイユのコレクティブ

Yes We Camp

Yes We Campは、アントワーヌ・プレーンが代表を務めるコレクティブ。フランス国内の空き地や廃虚を、「第3の場所」として再生させることを目的に活動しており、市当局や不動産開発業者とも緊密に連携しながら、あらゆるバックグラウンドを持つ人々がプロジェクトに参加できるように働きかけている。

さらにローカルビジネスをサポートし、地元の気鋭のアーティストにプラットフォームを提供。放置されたスペースを再生させる彼らの活動は、地域コミュニティにも根付いている。

最大の功績:マルセイユのForestaの再構築を成功させたこと。この空き地ではレストランやコンサート、農業プロジェクトが運営されており、丘の上にはハリウッドに匹敵する巨大な「Marseille」の看板が掲げられている。


どう世界を変えているのか:都市部の使われていない土地を保護し、包括的で芸術的な多文化空間として再構築している。
Tina Meyer)

@yes_we_camp | yeswecamp.org 

フードシェアリングのスーパーヒーローたち
Photograph: Annabel Staff

フードシェアリングのスーパーヒーローたち

テッサ・クラーク、サーシャ・セレスティアル・ワン

冷蔵庫の奥にある余った食品を捨てる時の罪悪感は、誰もが感じること。こういったフードロス問題を解決しようと、ロンドン在住のクラークとワンは、余った食品をリストアップしてシェアできる、フードシェアリングプラットフォームOLIOを開発した。

このアプリケーションは、近所の間で余った食品を無料でシェアできるという画期的なもの。以来、毎週何千もの食品が無駄に捨てられずに済んでいる。

最大の功績:わずか6年の間にOLIOは59カ国、350万人以上のユーザーを獲得。これまで、約1800万食の料理が廃棄されず、シェアされてきた。

世界をどのように変えているのか:彼らの先進的な活動は、単に地域に食料を供給するためのものではない。世界的な食品廃棄物の削減に取り組むことは、フードロスによって発生するCO2の排出を防ぐことにつながっているのだ。(Morgan Olsen)

@olio.app | olioex.com

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スウェーデンの全てのストリートを改革するデザイン界の第一人者
Photograph: courtesy of ArkDes

スウェーデンの全てのストリートを改革するデザイン界の第一人者

キーラン・ロング

世の中には、あきれるくらい大きなことを考える人がいるものだ。スウェーデンの建築デザインセンター、ArkDesのディレクターとして活躍するキーラン・ロングは、国中のすべての通りを再設計するという壮大な計画を練っている。

国家的なイノベーション機関であるVinnovaと共同でスタートした街づくりのイニシアチブStreet Movesでは、住民コミュニティを訪問しワークショップを開催。参加者たちに「街をどんな風にしていきたいのか?」と問いかけ、そこで交わされたさまざまな意見を参考にしてきた。

「駐輪場を増やしたい」「プランターを増やしたり、子どもの遊び場を増やしたい」。ロングは、そういった声の中から、車のない未来がどのようになるのかのヒントを見いだしたという。

こうして実際にストックホルムのストリートに登場したのが、駐輪スペースに合わせて形を変えることができるパインウッド製のプラットフォームだ。住民が考案したアイデアが形になったこのスペースは、今後国内のすべての道に導入されていく可能性がある。

自動車のない近未来の姿を、先駆けて示唆するプロジェクトといえるだろう。

最大の功績:同プロジェクトは、ストックホルムの4つのトライアルサイトで展開されており、今後はさらに3つの都市で実施されることが決まっている。近い将来、このイニシアチブは世界に広がっていくかもしれない。

どう世界を変えているのか:都市生活をより快適にするために、ストリートから情報発信をしていく。Huw Oliver)

arkdes.se

ブルックリンの黒人経営者が目指す15%のスペース
Photograph: courtesy of Aurora James

ブルックリンの黒人経営者が目指す15%のスペース

オーロラ・ジェームズ

アメリカ合衆国における黒人の人口は15パーセントほどだが、黒人が経営するビジネスが注目を浴びることはほとんどない。オーロラ・ジェームズはファッションブランド、BROTHER VELLIESの創業者であり、「15%プレッジ」を立ち上げた人物だ。

ブルックリンを拠点に経営者として活動する彼女は、大手リテーラーに対し、棚の15パーセントを黒人経営者の事業に充てるよう呼びかけを開始。すでにSephoraやMadewell、Gap、Rent the Runwayなどのリテーラーが誓約を締結している。

クローゼットにブラックファッションブランドのアイテムを加えたいなら、ジェームスのアクセサリーブランド『Brother Vellies』をチェックをしてみてほしい。

最大の功績:YelpやVogueなどの企業に15%の誓約をしてもらったこと。

どう世界を変えているのか:世界最大級の店舗やリテーラーなどに、黒人経営者のためのスペースを設けさせること(Sarah Medina)

@aurorajames | 15percentpledge.org

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ホームレスを支援する香港人
Photograph: Jeff Rotmeyer

ホームレスを支援する香港人

ジェフ・ロットマイヤー

ロットメイヤーは香港の非営利団体、ImpactHKの創設者だ。同団体は、香港市内のホームレスにシェルターやケア、仕事を提供。1万人のボランティアが、1日500食の食事をコミュニティに用意するなど、ホームレスコミュニティの支援を精力的に行っている。

ロットマイヤーの活動はそれだけにとどまらない。彼が新たに設立したLove 21 Foundationは、ダウン症や自閉症などの障がいがある香港人の生活改善をサポートする団体だ。

スポーツや栄養に関するプログラムを提供し、有機野菜や穀物、スナックなどを取りそろえた無料のフードショップも開設している。

最大の功績:Love 21 Foundationは、香港で80以上の家族をサポートしている。また、ImpactHKでは350人以上の人々を路上生活から解放した。

どう世界を変えているのか:彼女がモットーとしている「シンプルな優しさ」で、ホームレスの人々や障がいを持った香港の人々に力を与えている。Tatum Ancheta)

impacthk.org | love21foundation.com

フードメディアを多様化するシドニーのフリーランサー
Photograph: Will Reichelt

フードメディアを多様化するシドニーのフリーランサー

リー・トラン・ラム

「マルチタスカー」と自らを名乗るリー・トラン・ラムの経歴を見れば、彼女が物事を中途半端に終わらせる人間ではないことが分かる。ラムと仲間のジャーナリストたちは、食品メディアの同一性に疑問を感じ、具体的な解決策を見つけるために活動を開始した。

 Diversity In Food Mediaは、ラムを中心に運営されているデジタルメディアだ。LGBTQ+やBIPOCの人材をInstagramで紹介するとともに、編集者たちが閲覧できる膨大なデジタルデータベースを提供している。

彼らのミッションはシンプルかつ、とても優れたもの。それは、恵まれない環境にいる人々がフードメディアに進出し、自分たちのストーリーを多くの人に伝えられるよう支援しているからだ。

最大の功績:ラムが監修した本『New Voices on Food』は、アートワークとともに、メディア界の新しい声を集めたエッセイ、そして物語でもある。

どのように世界を変えているのか:フードメディアのより総合的な環境を作ること。ラムと彼女のスタッフは、レストラン評論家の固定観念を揺るがし、世界中の読者に新鮮な視点を提供したいと考えている。(Morgan Olsen)

@leetranlam | theunbearablelightnessofbeinghungry.com

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アフリカの工芸品を奪取するコンゴの活動家
Photograph: courtesy of Mwazulu Diyabanza

アフリカの工芸品を奪取するコンゴの活動家

ムワズール・ディヤバンザ

ムワズール・ディヤバンザは、本物のロビン・フッドのような人物だ。コンゴ出身の活動家である彼は、ヨーロッパの美術館からアフリカの美術品を奪還し自分の国に取り返すという、一見過激とも取れる活動を続けている。

注目すべきは、彼がその試みの一部始終をFacebookに収録しているということだ。このように活動内容をあえて公にすることは、彼の作戦でもある。美術品の奪取行動を公開しながら、彼の行動が「窃盗」ではなく、れっきとした抗議行為であると証明しているのだ。

その結果、ディヤバンザは重い懲役刑を受けることなく、今も抗議活動を続けている。また、フェイスブックなどのプラットフォームやメディア報道で、西洋の美術館がいまだに、植民地主義者たちによって奪われたアフリカの美術品を所有している事実を非難。アフリカからヨーロッパに持ち去られた作品を全て回収し、アフリカに奪還すべきだと訴えている。

2020年の夏以降、ディヤバンザはフランスのルーヴル美術館やケ・ブランリ美術館、アフリカ・オセアニア・ネイティブアメリカン美術博物館、オランダのベルグ・エン・ダルにあるアフリカ博物館などを訪問。彼の行動は罰金と執行猶予では止まらず、2021年の夏はさらに多くの国を訪れ、美術品の回収を計画しているという。

最大の功績:ルーヴル美術館に展示されていたアフリカの葬儀用の柱を台紙から外し、それを持ったまま出口に向かったこと。

どのように世界を変えているのか:世界中の美術館や博物館にある、アフリカから奪われた美術品を回収すると共に、これらの品が西洋の施設に持ち込まれた暴力的な歴史を再検討するべきだとを迫っている。(Sarah Medina)

@mwazulu

街を一掃することを使命とするアムステルダム市長
Photograph: Tom Feenstra

街を一掃することを使命とするアムステルダム市長

フェムケ・ハルセマ

アムステルダムは、街のイメージを一掃しようとしている。すでに同市は、オーバーツーリズムの削減のため、街の中心部に観光客向けの新規店舗をオープンすることを禁止しており、特定の地区ではAirbnbも取り締まるなどの処置をとっている。

また、アムステルダムに166軒あるコーヒーショップへの入店をオランダ人だけに制限し、外国人観光客の利用を禁止する条例を2022年から導入する計画も進行中だ。

こういった流れは賛否両論ではあるが、フェムケ・ハルセマ市長は多くのアムステルダムっ子にとっては英雄のような存在。彼女が、何よりも地元の人々のための利益や生活を大切にしているからだ。

最大の功績:観光地としてのアムステルダムを一掃し、大幅にリブランディングしたこと。

どのように世界を変えているのか:一部の短期旅行者には「ノー」を突き出すこと。彼女は「アムステルダムは国際的な都市であり、観光客を誘致したいと考えているのは事実。しかし、その豊かさや美しさ、文化的施設を目的にした観光のためだ」と語る。Huw Oliver)

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シカゴの気鋭DIYポップ・ポリマス「NNAMDÏ」
Nnamdi Ogbonnaya

シカゴの気鋭DIYポップ・ポリマス「NNAMDÏ」

ンナムディ・オグボンナヤ

ンナムディ・オグボンナヤは、複数のバンドでの活動や、2020年は3枚のレコードをリリースするなど、シカゴで最も忙しいミュージシャンの一人となった。

インディーズレーベル、Sooper Recordsのレーベルオーナーである彼は、シカゴのDIYシーンのチームワークを広めながら、Sen Morimoto やKAINAといった次世代気鋭アーティストの育成にも貢献している。

最大の功績:Netflixドラマ『Malcolm & Marie』に彼の曲『Wasted』がフィーチャーされ、カントリースターのKacey MusgravesからInstagramで声をかけられたこと。

どう世界を変えているのか:は、自分の意思で音楽を制作し、リリースしている。そして、シカゴの次世代アーティストが、彼と同じような方法で活躍していくことをサポートしているのだ。Zach Long)

@nnamdithegreat | nnamdiogbonnaya.bandcamp.com

ハラスメントをなくすために戦うニューヨークの社会政策専門家
Photograph: courtesy Emily May

ハラスメントをなくすために戦うニューヨークの社会政策専門家

エミリー・メイ

『Hollaback!』は、2005年に立ち上げられたハラスメント反対運動だ。発起人のエミリー・メイは社会政策のスペシャリストであり、これまでにさまざまな政治キャンペーンに関わってきた経験の持ち主。

あらゆる形態のハラスメントを根絶することを目的にした世界的な運動となり、被害者となった女性たちが声を上げるきっかけを作ってきた。

彼女が運動の中で展開する教育や研修活動は、現在世界の20以上の都市で実施中だ。そのほか、オンラインハラスメントを撲滅する『HeartMob』や、異なるコミュニティ間の関係を構築する『The People's Supper』といった運動のオーガナイズも担う。

また、差別やハラスメントを目の当たりにしたときの介入方法を教える無料のトレーニングも開催中だ。

最大の功績:『TEDCity 2.0 Prize』をはじめ、彼女のインパクトとリーダーシップが評価され、今までに数々の賞を受賞している。

どう世界を変えているのか:あらゆるハラスメントに真正面から取り組む力を身に付けるための教育、研修の実施。(Alex Plim)

ihollaback.org

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地元の人々に街づくりの手助けをするトリノの建築家
Photograph: courtesy of Torino Stratosferica

地元の人々に街づくりの手助けをするトリノの建築家

ルカ・バラリーニ 

トリノを拠点とする「Torino Stratosferica」のボスであるルカ・バラリーニは、住民に「より良い街とはどのようなものか」想像できるよう手助けをしている。

「都市イメージングの集団的実験」と名乗るこのグループは、地元のクリエーターにデザインを提案してもらい、街の荒廃した地域を再生させていくという先駆的な活動を行っている。

2020年最初のロックダウンの時には、インフラによって廃線となった路面線路の残骸を、都市の「リニアパーク」として再生。ポー川から丘陵地の広場までの、約700メートルにもおよぶ壮大なスペースは、信じられないほど美しい散策スポットとして生まれ変わった。

この公園では、ヨガ教室からコンサート、DJイベントなどが開催されており、トリノの新しい文化の発信地としても機能している。

最大の功績:「リニアパーク」のようなプロジェクトは、かつての交通インフラを一新するために世界各地でも行われている取り組みだ。このプロジェクトは、多くの都市にも影響を与えるだろう。

どう世界を変えているのか:地元の人々に、自分たちの街のイメージについて適切な発言権を与える。

@lucaballarini74 | torinostratosferica.it

 オーストラリアの砂漠を守る先住民の自然保護活動家
Photograph: courtesy 10 Deserts Project

オーストラリアの砂漠を守る先住民の自然保護活動家

ピーター・マレー

アウトバックは、オーストラリアの内陸部に広がる砂漠を中心とする広大な地域だ。ピーター・マレーは、この地域の優れた多様性の維持や保護を目的とした、先住民主導の保護ネットワーク10 Deserts Projectを率いている。

プロジェクトでは、現代的な自然資源のマネージメントと、伝統的な先住民の知識を統合。アウトバックに生息するビルビーやロックワラビーなどの絶滅危惧種を守るための活動も行う。

また今後5万年にわたり、アウトバックの先住民がこの地で継続的に暮らしていけることを目指している。

最大の功績:アウトバックを保護する女性だけのチームを結成したこと

どう世界を変えているのか:先住民のリーダーシップと保護活動により、地球上に残された最後の野生地域のひとつであるアウトバックを保護すること。Sarah Medina)

@10desertsoz | 10deserts.org

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Netflixの世界的大ヒット作品『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の再開を楽しみにしているのであれば、この冬ニューヨークへ旅行するのがいいかもしれない。なぜなら、同シリーズに特化した初のポップアップショップがオープンするからだ。

このショップはタイムズスクエアの42丁目と7番街の角に、2021年11月6日(金)オープン。この日は、ウィル・バイヤーズが失踪し、物語の時系列が始まった日で、Stranger Things Day(ストレンジャーシングスの日)として知られている。

Stranger Things store
Photograph: Courtesy of Stranger Things store

ショップ空間には、シリーズにおける象徴的な場所を再現。その中にはもちろん「裏側の世界」も含まれ、どこかにはデモゴルゴンも隠れているようだ。また訪れた人はパレス・アーケードのゲームやスターコート・モールでの買い物、ホーキンス・ミドルにおけるスノーボール(ダンスパーティー)を楽しみ、さらにジョイスの家の中に入ったり、悪名高いロシアの研究所をのぞいたりといったこともできるという。

販売される無数のグッズや記念品は一つ残らずチェックしたい。ラインアップには、1980年代のオリジナルボックスに入ったゼネラルミルズ社のストレンジャー・シングス限定シリアル、アクションフィギュア、カスタマイズ可能なアパレル製品などがある。

Netflixのエクスペリエンス部門の責任者であるグレッグ・ロンバードは、このショップについてプレスリリースで次のように述べている。「史上初の『ストレンジャー・シングス』ストアでは、ホーキンスの中心部で80年代の雰囲気に浸りながら、ほかでは手に入らないユニークな商品を買うことで、好きな番組の『かけら』を家に持ち帰ることができます。でも、いつ『裏側の世界』へ紛れ込んでしまうか分かりませんから、ご注意を」

ショップへの入場は無料だが、タイムズスクエアへ向かう前に、公式ウェブサイトで来店時間の予約をしておく方がいいだろう。終了期間は未定だがこのショップは期間限定。気になっている人は早めにニューヨーク旅行の計画を立てよう。

 

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』第4シーズンは2022年に配信されることは分かっているが、イレブンとその仲間たちが正確にいつスクリーンに戻ってくるかについては不明だ。それまでに、非常にエキサイティングな予告編をチェックしおこう。

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シンガポールの建築写真家であり映像作家でもあるケビン・スーユアンが、世界の名だたる建築家がシンガポールとその人々のために建てた建物を集めたショートフィルムを発表した。しかし、1年間にわたるシンガポール探求の集大成として出来上がったこの作品は、普通の作品ではない。ウェス・アンダーソンの映画作品から大きな影響を受け、作られているのだ。

『A Wes Anderson-ish Singapore(ウェス・アンダーソンのようなシンガポール)』と題されたこの作品が焦点を当てているのは、パンデミック後のシンガポールにおける、多様な建築物、街、公園や緑地、そして人々。例えば、マリーナベイサンズのアップルストア、シンガポール・チャンギ国際空港、フォスター+パートナーズが手がけた最高裁判所、Golden Mile Complexなどの象徴的な建築物を紹介し、​​さらにシンガポールの目を引くストリートアートもフィーチャーしている。

スーユアンによると、アンダーソンの代表作である『グランド・ブダペスト・ホテル』『ライフ・アクアティック』『ムーンライズ・キングダム』のほか、そして最近(現地で)公開された『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』からもインスピレーションを得ているという。

ショートフィルムの説明文でスーユアンは「この作品のシーンは主に建築物に焦点を当てて、フラットでシンメトリーな視点ででフレーミングされています。しかし、文脈と盛り込まれている要素は、シンガポールならではのものなのです」と述べている。

「ウェス・アンダーソンのようなシンガポール」とはどんなものなのか。作品は以下で観ることができる。

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2021年秋、メキシコのオアハカにメスカル好きが大喜びするであろう、蒸留所併設のホテル、Casa Silencioが誕生した。ここではアガベの収穫から下準備、発酵、蒸留までの各工程が見学できるツアーなどを通して、メスカルについての知識を深め、その伝統や産地におけるものづくり精神に浸ることができる。

Casa Silencioができたのは古いメスカル工場跡で、伝統的な建物はスタイリッシュに改装されている。ホテルの部屋はラグジュアリーなリトリート風で、家具はデザイン性が高く、スパのようなバスルームもある。ラグやキャンドル、ランプなどは、地域の歴史と伝統を表現するために地元の職人が製作したものが選ばれた。

Casa Silencio
Photograph: Onnis Luque

素晴らしいことに、このホテルは環境に対する取り組みにも力を入れている。蒸留所で出た水を回収してホテルで再利用しているため、地元生態系へのダメージを軽減。また、新しい建物の建材には全て再生土と古木材を活用し、ホテル内の壁を分厚くすることで自然な空調を可能にして、冬は暖かく夏は涼しく保たれる空間を実現した。

 

Casa Silencio
Photograph: Onnis Luque

Casa Silencioの部屋は大小6つがあり、料金は1室1泊1,000ドル(約11万4,000円)から。料金には蒸留所の見学ツアー参加費はもちろん、朝昼晩の食事、テキーラやメスカルのドリンク代などが含まれている。宿泊しなくても蒸留所の見学、メスカルの試飲、コースディナーがセットになったプランもあり、こちらは1人250ドル(約2万8,500円)から楽しめる。

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最近では、クラフトワークの曲名として知られている「Trans Europe Express(TEE)」だが、かつては豪華でスピーディーな大陸横断旅行の象徴だった。

北はスウェーデンから南はイタリアまで、西はスペインから東はオーストリアまで、TEEの深紅の機関車は、1960年代から70年代にかけてのモダンなヨーロッパのイメージを体現していたのだ。1970年代のピーク時、TEEは31路線、130都市に就航。当時のディーゼル列車は、大陸を横断するほかのどの鉄道サービスよりも速く、豪華なものだった。

TEEは1995年に廃止されたが、最近になって復活の可能性が検討されている。その理由の一つには、現在のヨーロッパの国際列車の旅が断片的で不便だということがある。ドイツのICEやフランスのTGVのような鉄道サービスは、ヨーロッパ大陸のいくつかの都市間を高速で結んではいるが、TEEのように直接的で手間のかからないものはない。

また気候危機の時代である今、飛行機や自動車に代わる高速で安価な交通手段の必要性がこれまで以上に高まり、まさにそれはTEEがもたらすものだと、TEE復活の提唱者たちは主張している。確かに鉄道は、飛行機や自動車に比べてはるかに環境に優しく、よりシンプルな大陸横断旅行を実現するにはぴったりといえる。

ドイツの公式報告書は、2050年までに欧州連合(EU)域内でカーボンニュートラルを達成するためには、TEEの復活が中心となる可能性を提示。現在、EUでの旅客輸送に占める鉄道の割合はわずか8%だが、EUが環境目標を達成するためには、この割合を大幅に増やす必要があるという。

「TEE2.0」の計画は順調に進んでおり、EU加盟国の運輸大臣がTEE創設のための「趣意書」に署名済み。実現すれば、各列車は最低でも3つのEU加盟国を時速160キロメートルで結び、レストラン車両や無料Wi-Fiが完備された編成となる。また、小規模な路線網で夜行列車が運行される計画もある。

​​EUにはハンガリー、チェコ、ポーランドといった旧東欧諸国が含まれているため、TEE2.0は以前よりもはるかに大きな鉄道サービスになる見込みだ。実現には多くの障害がまだあると予想されるが、全て順調に進んだ場合、2025年には「伝説の鉄道サービス」が、バージョンアップし、必要不可欠なものとして復活しているかもしれない。

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ポートワインをはじめとするワインの産地として知られる、ポルトガルのドウロ地方。ここにはワイン、おいしい食べ物、息を飲むような風景、そして数々の「キンタ」がある。

キンタとはブドウ農園やワイナリーのこと。宿泊施設を併設しているキンタも多く、楽しめることはさまざま。ワインテイスティングはもちろん、本格的にワイン製造過程について学ぶこと、ヘリコプターに乗ること、スパで日頃の疲れを癒やすことまでも可能だ。ドウロ地方の旅に欠かせない数あるキンタの中から、おすすめの3軒を紹介する。 

1. Quinta de La Rosa

Quinta de La Rosa
© DR

施設の見学ツアーを年間を通して実施。ワインの製造過程に興味がある人はここに来れば満足できるはずだ。季節ごとに変わる料理が楽しめるレストラン、Cozinha da Claraは、心と身体の「リチャージ」にも最適。滞在中はプールでリラックスしたり、ブドウ畑の小道を歩いたりするのがおすすめ。

公式ウェブサイト

2. Quinta da Pacheca

Quinta da Pacheca
© DR

「ワイン樽(たる)の中で眠りたい」という夢を抱いている人に朗報だ。この農園には樽型のスイートルーム、Wine Barrelsがあるのだ。農園内にはオーソドックスなスタイルの部屋もあるが、このユニークなスイートルームをチョイスするべきだろう。カーブがかった天井には、窓が付いていて、夜空を眺めながら寝ることもできる。

農園でのアクティビティも豊富で、中でもボートライドがおすすめ。収穫期にはディナー、ワインプレス、ワインテイスティングなどの特別プログラムも開催している。

公式ウェブサイト

3. Quinta das Aveleiras

Quinta das Aveleiras
© DR

この農園の敷地内にはアグロツーリズムを実践するための4軒の家があり、滞在中にブドウとオリーブ栽培を中心とした地元の農業活動を体験できる。農園で作られるワインやオリーブオイル、アーモンド、ヘーゼルナッツのテイスティングのほか、周辺の森林で鳥や植物を観察できることも、この農園の魅力だ。夏にはプールに入ったりテニスをして、よりアクティブに過ごすのもいいだろう。

公式ウェブサイト

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メキシコの伝統行事、死者の日(Dia de los Muertos)は厳密には11月1日と2日に行われるが、今年、ニューヨークのロックフェラーセンターでは、この祝祭を2週間にわたって楽しむためのイベント『Mexico Week』がスタートしている。

センターのプラザに置かれているのは、メキシコの民芸品をモチーフにした巨大でカラフルな彫刻。ドラゴン(約3.3メートル)と羽の生えたジャガー(約4メートル)は、「アレブリヘス」と呼ばれる伝統的な彫像で、このイベントの公式プレスリリースによると、「色鮮やかで幻想的な生き物は、人生の道を歩む人を導く精神的なガイドの象徴」という。これらはオアハカにあるAtelier Jacobo and Maria Angelesのアーティスト、リカルド・アンヘレスが制作した。また、Menchaca Studioが制作した作品も数点展示。彼らがモチーフにしているのは、死者の日の代名詞ともいえる「エレガントな衣装をまとった骸骨の像」であるカトリーナだ。

Rockefeller Center Mexico Week
Photograph: Courtesy of Tishman Speyer

イベントでは、彫刻作品の展示のほかにもさまざまな企画を実施。例えば、2021年10月29日(金)には、会場に新型コロナウイルスで亡くなった人々にささげる祭壇「オフレンダ」が登場。また、センターにある有名なブロンズ像、アトラスには花のアートが施される。

さらに毎日「ティアンギス(tianguis)」と呼ばれる青空市場が開催され、Casa Dragones(テキーラ)、La Contenta(メキシコ料理)、La Newyorkina(メキシコ風アイス)などが出店。それぞれのブースで職人が作るメキシコの味を楽しめる。

 

Rockefeller Center Mexico Week
Photograph: Courtesy of Tishman Speyer

こうしたイベントこそ、この一年の経験の後に必要なことといえる。今年は思い出に残る死者の日が過ごせるのは間違いないだろう。『Mexico Week』は、11月2日(火)までの開催。

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もしロンドンで起こる新しいことを探しているなら、旅の計画を立てるのに役立つ情報がある。この冬、生誕75年を迎えるデヴィッド・ボウイのポップアップショップがロンドン中心部に登場するのだ。

2021年10月25日(月)から2022年1月下旬まで開催されるこのショップは、ボウイのサイン入りの記念品やそのほかのレアでユニークな商品など、多くのアイテムが販売される。またボウイの人生を祝福し、音楽、ファッション、アートなどさまざまな領域でたくさんの作品を生み出した彼の創作活動も紹介される機会となるという。

店内では、臨場感あふれるオーディオ環境が用意され、未公開の舞台裏映像も含む、何時間分ものボウイの関連コンテンツが視聴できる。さらに、ボウイの人生に新たな視点を与えてくれる写真やインスタレーションのギャラリーも充実。ファンであれば、きっと何度でも訪れたくなるはずだ。

ショップができるのは、ピカデリーサーカスの近く、ヘドン・ストリートの14番地。ちょっとしたトリビアだが、2軒先には、ボウイ(正確にはジギー・スターダスト)が、『ジギー・スターダスト』のアルバムジャケットに使われたムーディーな夜の写真を撮った場所がある。

また同時期に、大西洋を挟んだ対岸のニューヨークでも、このポップアップショップの姉妹店がオープンする。場所はウースター・ストリートの150番地。 ここはボウイが生前に発表した最後のアルバム『☆(ブラックスター)』を制作していた時に住んでいた家の近くだ。

このポップアップショップの企画を立ち上げ、運営しているのは、(ボウイ夫人と子どもも関わる)デヴィッド・ボウイの財産管理財団。ボウイに関しては、これまで公式リリースがなかったアルバム『Toy』のリリースも決まっている。ボウイの誕生日は、1月8日だ。

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テキサスからニューヨークへやって来た最高のものの一つである映画館チェーン、Alamo Drafthouseが、2021年10月18日、マンハッタンに新オープンした。同チェーンがニューヨークで展開する劇場は2軒目。

Alamo Drafthouseは、映画上映中にレストラン並みの食事や飲み物を提供することで人気上昇中で、2021年5月にブルックリンのダウンタウンにニューヨークで最初の劇場をオープンした。フィナンシャル・ディストリクトにできた新劇場は、14のスクリーンがあり、合計で578人を収容することができる。

この新劇場でも、Alamo Drafthouseの特色であるテーブルやカップホルダーが組み込まれた豪華なリクライニングシートは、もちろん完備。まるでセレブのプライベート映画館のようなシートだが、チケットを買えば誰でも座ることができる。また、4Kデジタルプロジェクションやドルビーサラウンド7.1といった、上映設備も文句なしだ。

Alamo Drafthouse自慢のフード、ドリンクメニューには、映画にちなんだものだけではなく、季節のスペシャルも登場。オープニングメニューには、ボトムレス(食べ放題)ポップコーン、チェーン誕生の地であるテキサスの味であるチップスとケソ(チーズ)、さらにピザ、サンドイッチ、そしてたくさんのクラフトビールが用意されている。

飲食サービスを提供する都合上、Alamo Drafthouseでは映画の開始時間が非常に細かく決められており、チケットを持っていても映画が始まってしまうと入場することができない。もし電車があまりにも遅れた場合などは、チケット窓口で別の上映会に交換可能だ。

オープン時の上映作品には、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、マーベル・スタジオの『エターナルズ』などの現在ヒットしている作品のほか、1933年公開の初代『キングコング』などの名作も選ばれている。

料金は、一般が18.50ドル(約2,100円)、3D作品は20.50ドル(約2,340円)、マチネは15ドル(約1,700円)から。シニア、学生、子ども向けの割引もある。

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ウェス・アンダーソンの映画に登場する列車は、彼の映画に登場するほとんど全ての要素と同様に、眉をひそめるほどのシュールさと、とてつもない美しさの間の微妙な境界線上にある。

映画『ダージリン急行』や『グランド・ブダペスト・ホテル』、そして近日公開予定の『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』などのアンダーソン作品で見られるように、彼が作り出す列車は、鮮やかなパステルカラーと目の覚めるような模様であふれている。

アンダーソン作品の列車が好きな人は、間違いなくそんな列車に乗ってみたいと思っていることだろう。実は、その夢がかなえられるかもしれない企画がある。旅行会社のベルモンドとのコラボレーションにより、アンダーソンがイギリスのプルマン列車の客車をリデザインしたのだ。

Wes Anderson train carriage
Photograph: Belmond

現実のものとなる「ウェス・アンダーソン列車」は、映画の中と同じように装飾が特徴的。彼がリデザインしたプルマン列車の車両は、パステルピンクの天井、グリーンのカーペットと椅子、シンメトリーの模様、そして全体的にアールヌーボー調のテイストで彩られている。さらにラグジュアリーな雰囲気を楽しみたい人のために、オリジナルのカクテルと豪華な軽食が味わえるプライベートスイートも2つ用意されるという。

想像の通りチケットは少々高い。この列車に乗れる『Pullman Dining by Wes Anderson』は1人400ポンド(約6万2,600円)、プライベートスイートは1,800ポンド(約28万1,900円)からとなっている。この列車が具体的にどこへ向かうのかは不明だが、イギリス国内のいくつかの都市を結ぶようだ。詳細や予約については、ベルモンドの公式ウェブサイトを確認しよう。

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ラスベガスに本社を置くMGMリゾーツは、同社が所有するパブロ・ピカソの作品11点を、サザビーズと協力してオークションで売却することになった。オークションは、ピカソの140歳の誕生日に合わせ、2021年10月23日(土)にラスベガスで開催される。

今回出品される作品の多くは、MGMリゾーツが運営するベラージオにあるスペインやフランスの郷土料理を提供するレストラン、ピカソに展示されていたもの。オークションに向けて、作品はニューヨークと台北、香港を巡回。その後ラスベガスへ戻り、10月21日(木)から23日(土)まで、ベラージオ・ギャラリー・オブ・ファイン・アートにおいて入場料無料で一般公開される。

MGMリゾーツがピカソの作品を手放す理由は、「公共的な空間で利用してきた美術作品コレクションを見直し、より多様性と包括性を深めるため」。同社のチーフホスピタリティオフィサーであるアリ・カストラティは、その背景について次のように説明している。

「私たちは、毎年世界中から何百万人ものお客さまをリゾートにお迎えしており、芸術界の多様な視点を紹介するための素晴らしい機会を得ています。多様性は以前から我が社のDNAに組み込まれていますが、幅広さを維持しつつ、あまり注目されないコミュニティーのアーティストの声をもっと届けるために、今後はさらに包括性の高いコレクションを作ることを目指します」

競売にかけられる11点の作品のうち、最も注目されているのは、『Femme au béret rouge-orange』。これはピカソのミューズであるマリー=テレーズ・ワルテルの肖像画で、2,000万〜3,000万ドル(約22億7,250万〜34億876万円)の値がつくと予想されている。最も安価なのはテラコッタ製の髭を生やした男性頭部の像で、5万~7万ドル(約568万〜795万円)の値がつくと見込み。部屋に飾る新しいアートを探しているのであれば、この「掘り出し物」の落札を狙ってみてはどうだろうか。

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アメリカのミュージシャン、ジャック・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプス、ザ・ラカンターズ、ザ・デッド・ウェザーなどのメンバー)は、ギターをアンプにつなげたり、エフェクター用に予備の9V電池をいくつか用意しておくこと以外にも、たくさんのことをしてきた。

ほかのアーティストの作品をプロデュースし、アメリカ議会図書館の録音物保存財団で理事職にも従事。同時に彼は、Third Man Upholsteryという屋号を持つプロの家具修復師でもあり、1940年代の録音ブースを再現したこともある。さらには、Third Man Recordsというレコードレーベルを運営し、アメリカのデトロイトとナッシュビルに同名のレコードショップを開いている。

そしてホワイトは2021年9月25日、ついにロンドンにもレコードショップをオープンした。その名はもちろん、Third Man Recordsだ(彼はクリエーティブな男なのに、ネーミングの元ネタが分かりやす過ぎる気もする。もちろん映画『The Third Man(邦題:第三の男)』自体は素晴らしい)。

ホワイトがThird Man Recordsロンドン店の出店先に選んだのは、古くから音楽出版業や音楽小売業の中心地であるソーホーのマーシャル・ストリート。この店はホワイトのトレードマークともいえる、変わったフォーマットのレコードを販売するショップと、ライブスペース、そして「レコードレーベルの本部」の機能を持つ。つまり、何でもありな場所である。

映画『チャーリーとチョコレート工場』に出てくるウィリー・ウォンカのような存在であり続けているホワイトがやっていることは、「TikTokで使われるような曲」といったことが重視される今の音楽業界の一般的なスキームからするとニッチに見えるかもしれない。しかし、彼は自分の仕事に情熱を注いでいる。その成果が、このロンドンの中心部にオープンした実店舗のレコードショップなのだ。これはグッドニュースとしか言いようがない。

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ワクチン接種が世界中でスピードアップする中、オーストラリア政府が2020年3月から続けていた厳しい国境閉鎖措置の終わりが見えてきた。元々この措置は2022年まで続けられる想定だったもの。ワクチン接種率が順調に進めばという条件は付いているが、早ければ2021年11月には、まずオーストラリア国民および永住権保持者の入出国規制が緩和される見込みだ。

オーストラリア首相、スコット・モリソンは、各州のワクチン接種率が80%に達した時点で規制緩和を行うという方針を発表。「今こそ、オーストラリア人の生活を取り戻す時だ」と述べた。規制が緩和された後、ワクチン接種を完了したオーストラリア人または永住権保持者はオーストラリアへ入国する際、求められるのはこれまで義務づけられてきた14日間のホテル隔離ではなく、7日間の自宅隔離となる。ただし、ワクチンを接種していないば場合は、引き続きホテルでの隔離が必要。

一方、海外から訪れる観光客への入国規制の緩和はまだ先になりそうだ。しかし、オーストラリア政府は「観光客を再び迎え入れることに向けて」取り組んでいると説明している。

幸いなことに、カンタス航空のような大手航空会社が国際便再開を計画している。これまでのパンデミックに対するオーストラリア政府の慎重な姿勢を考えると、今後の展開は流動的な部分もあるが、少なくともカレンダーにオーストラリア旅行の予定を書き込むぐらいは、もうしてもいいのかもしれない。

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おかしな衣装、奇妙な風景、古風なせりふ、ビル・マーレイ……。ある映像作品がウェス・アンダーソンが手がけたものかどうかの判断は、こうした要素を見ればすぐにつくだろう。

アンダーソン独特のテイストは、「ウェス・アンダーソンっぽいもの」という副次的なジャンルを成立させ、彼の映画に出てきそうなデザインやカラーリングのケーブルカーやビーチ小屋、淡いブルーのホテルロビー、アーガイルベストなどが見られるようになった。

純粋なファンから次のデザインの「ネタ」を求める人たちまで、多くが待望しているアンダーソンの新作『The French Dispatch(邦題:フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊)』は、世界各地で2021年10月に公開。これに合わせてロンドンのギャラリーである180 The Strandで、同作品についての展覧会が開催中だ。

ブルータリズム建築が特徴のこの展示会場は、アンダーソンの風変わりなテイストには合わないようにも思えるが、彼がここで展覧会を開催するのは初めてではない。2018年にアニメーション映画『犬ヶ島』に特化した展覧会を開催している。

今回の新しい展覧会で見られるのは、『The French Dispatch』のオリジナルセット、小道具、衣装、アートワークなど。また、映画に登場するカフェ、Le Sans Blagueのクラシックなフランス菓子も楽しむことができる。

『The French Dispatch』では、架空の新聞社によってリンクされる複数の物語が展開される。それらの物語とは、犯罪まで犯してしまう正気ではない芸術家の物語、1968年の学生暴動に関する物語、そして「ドラッグ、誘拐、美食」に関する物語の3つ。新聞社で働くのは変わっている人たちということで、我々タイムアウトのメンバーはすでにこの映画の大ファンだ。

展覧会は2021年11月14日(日)まで開催。チケットは180 The Strandの公式ウェブサイトで予約できる。

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ニューヨーク州における大麻の合法化について、2021年3月初めに合意に達していたニューヨーク州議会が、30日夜に合法化法案を可決。31日に同州知事であるアンドリュー・クオモが同法案に署名し、ニューヨーク州内で娯楽用大麻が合法となった。

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『雪の女王』『みにくいアヒルの子』『人魚姫』は、多くの人がよく知っているアンデルセン童話だ。デンマークに、没入型の展示、庭園、音と光のインスタレーションを通して、これらの魔法の物語の世界を新たに紹介する新しいミュージアムがオープンする。

 

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