東京ガイド

ローカルエキスパートによる都市生活者のためのベストガイド

『札幌でしかできない50のこと』繁体字版をリリース
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『札幌でしかできない50のこと』繁体字版をリリース

2015年、日本語版と英語版が発行され話題を呼んだガイドマップ『札幌でしかできない50のこと』の第2版として、繁体字版がリリースされた。同じ中国語でも本土とは異なる漢字「繁体字」を使う台湾でも、『タイムアウト東京マガジン』は好評を得ており、「都市探偵」と呼ばれ世界の都市に精通する李清志がパーソナリティを務める人気ラジオ番組でもたびたび取り上げられるなど、徐々にそのブランドが浸透してきている。そこに来て、台湾人観光客にも非常に人気の高い札幌のガイドマップが満を持して登場した。 今回も2015年に発行した第1版と同様に、札幌市や北海道大学のほか、民間の事業者で構成する「さっぽろ観光創造研究会」との協力のもと制作された。札幌市内でローカルのように街を楽しめるように、札幌市の職員や、北海道大学の教員やスタッフ、生徒とともに地元目線で厳選した観光スポットやレストラン、ショップなど50ヶ所を、「TODO(=そこでしかできないこと)形式」で紹介している。         2015年に「日本新三大夜景」にも選ばれた札幌の夜景を楽しめるバー「大倉山モスコミュール」や、札幌の定番居酒屋メニュー「ラーメンサラダ」発祥のレストラン「北海道ダイニング ビッグジョッキ」、前回も掲載した人気ヴェニューに加えて、『開拓おかき』で有名な北菓楼が2016年にオープンさせた路面店などの新しいスポットも紹介している。 2012年からパブリックキャットシリーズを展開しているタイムアウト東京編集部は札幌でも猫のいるバーを発見   札幌のナイトライフとして定着しつつある「夜パフェ」文化を牽引する店も   『mame』『FACETASM』『DIGAWEL』など日本の最先端ブランドを扱うセレクトショップ 前回掲載の定番スポット以外でも、写真のように3匹の優美な猫が憩うバーや、深夜2時までオープンしているパフェ専門店、ファッショニスタなら見逃せない高感度のセレクトショップなど、個性派スポットも数多く掲載されている。それぞれの店については、ぜひ本マップを手に取って確認してほしい。札幌に住んでいる人やよく知っているという人も、札幌の魅力を再発見できることだろう。 配布は2016年9月26日(月)から。札幌市内の観光案内所やホテルを中心に、東京でも空港やタイムアウトカフェ&ダイナーなどで配布される。

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エディターズ・ピック

TOKYO MUSIC BOX #25 Roji
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TOKYO MUSIC BOX #25 Roji

定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回は、阿佐ヶ谷駅北口、居酒屋の連なるスターロードの2階にあるカフェバー、Roji。どこか懐かしさを感じさせる、味わい深い雰囲気のこの店は、西東京や中央線界隈のミュージシャンに親しまれ、ライブハウスでは語りきれなかった話を腰を据えて話すことのできる希少な場となっている。そうした常連客が集うこの店は、『フジロック』などにも出演するバンドceroのメンバー、高城晶平がカウンターに立つ。   隣の中野や高円寺とは違った、阿佐ヶ谷ならではの落ち着いた街の雰囲気に溶け込んだ内装。店内に揃えられた教会の椅子やアンティーク調の飾りガラスは、一昨年に逝去した高城の母親の趣味だという。2016年の10月で10周年を迎える同店だが、当初はバーとしてスタートした。母親がほぼ毎日立ち、音楽好きの父親が裏方、大学生だった高城がバイトという家族経営だった。店を開く際、店名の候補として挙がっていた曲が、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのこの曲だったという。 「最後まで迷った店名の候補が、『アワ・ハウス』なんです。うちの父親はCSNY(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)が好きで、『アワハウス』がいいんじゃないかと言っていましたが、母の意見でRojiに決まりました。曲を知っていたらいいと思いますが、直訳すると『私たちの家』なので宗教くさいなと思って(笑)。子どもの頃に父親がかけていたので、すごく好きな曲です。改めてこの曲を聴くと、この店の裏テーマになっているかなと思います。みんなの憩いの家っていう感じが店にあるかなと。西東京の雰囲気に自然と合うというか、そういうところにすごく惹かれます」。 現在は音楽を介して知りあった高城の友人や、もともと客だった人が日替わりでバーテンを担当している。「僕自身は、ほぼ週1で月曜日だけ立っています。あとは店でイベントがある時に、PAをやったりDJをしたり。最近は音楽活動の方が忙しくなって、なかなかお店に毎日立てないんですよね」。     おすすめのフードメニューは、開店以来のメニューであるチリビーンズを使った『チリコンカン』や『焼きチーズカレー』など。母親が大阪出身だったことから、お好み焼きもメニューに並んでいる。ドリンクでオーダーが多いものは、ceroの曲名にちなんだカクテル。「僕が出勤していない間に、父親とか友人が勝手に作っちゃったんですよ(笑)。でも店にとってプラスになればいいかな。ceroのライブを東京に観に来た人が、Rojiに寄って注文してくれるんですよ。あとは地元にちなんだ『阿佐ヶ谷ハイボール』がよく出ますね」。 開店当初は近所の客が多かったが、高城のミュージシャン仲間であるシンガーソングライターの王舟が遊びに来てから、彼が連れてくる音楽仲間との交流が始まり、関係が広がっていった。 「店に来てくれる自分の友達のなかで、『KKBOX』にあるものを入れてみました。王舟をはじめ、MANNERSの見汐さんとか、シャムキャッツの

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「東京のベストレストラン」がテーマの12号は、9月30日より配布開始
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「東京のベストレストラン」がテーマの12号は、9月30日より配布開始

  Art direction and food design: Steve Nakamura. Photography: Naohiro Tsukada. Chef: Takashi Aoki   『タイムアウト東京マガジン/Time Out Tokyo Magazine(英語)』の最新号の配布が、2016年9月30日(金)よりスタートする。12号のテーマは『100 Best Restaurants(ベストレストラン100)』。グルメ都市東京で食べられないものはない。そんな東京で暮らすこと、東京を旅することはグルメな人々にとって幸せな反面、どこに行くかを決めるのは悩ましい。そこで、タイムアウト東京は寿司やラーメン、エスニック料理に至るまで、レストランジャーナリストの犬養裕美子の協力を得て、今の東京で行きたい100店を選んだ。 表紙のアートディレクターには2〜11号に続いてスティーブ・ナカムラ(Steve Nakamura)。フォトグラファーには塚田直寛を迎え、Sushi & Vege Japanese Cuisine Aoki Ginzaの青木崇とともに、ウニが鎮座する一品を作り上げた。  レギュラーコンテンツでは ・秋スイーツが食べられるカフェ ・歌舞伎俳優、中村壱太郎インタビュー・秋のワイナリー巡り・20周年を迎えたEgo-Wrappinインタビュー ・東京近郊で見られるパラスポーツ大会リスト などの最新情報が満載。この1冊を持って、東京の今を楽しんでほしい。『タイムアウト東京マガジン第12号』は、空港、観光案内所、ショップ、カフェ、レストラン、ホテルなど東京都内を中⼼に、9月30日(金)から順次無料配布を開始する。 仕様タイトル:タイムアウト東京マガジン第12号/Time Out Tokyo Magazine NO.12刊行業態:年4回季刊(2016年は3月、6月、9月、12月)判型:A4変形、英語版76ページ価格:無料 主要配布場所空港羽田空港外国人観光案内所成田空港など 観光案内所東京観光情報センター都庁本部東急東京メトロ渋谷駅観光案内所 渋谷区観光案内所 銀座三越外国人観光案内所  浅草文化観光センターなど   駅都営地下鉄一部の駅 ショップTSUTAYA TOKYO ROPPONGI 紀伊國屋書店新宿南店 タワーレコード渋谷店 など   レストランHUB渋谷店、HUB浅草店のほか、関東のHUB全店舗タイムアウトカフェ&ダイナー など   宿泊施設マンダリンオリエンタル東京 グランドハイアット東京 ザ・ペニンシュラ東京 ザ・リッツ・カールトン東京 コンラッド東京 など※配布は宿泊者対象※主要配布先には2016年9月30日(金)より順次納品、在庫切れの場合あり  タイムアウト東京マガジンの入手は以下URLより。最新号が注文できるのは配布開始後となる。マップストア タイムアウト東京マガジン第13号は、2016年12月末発行予定。広告の問い合わせはこちら

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ハイブリッド占い9/26-10/2
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ハイブリッド占い9/26-10/2

イラスト上野桃子、テキストNOT FOR SALE

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東京のグッドマナーを発信する「Tokyo Good Manners Project」始動
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東京のグッドマナーを発信する「Tokyo Good Manners Project」始動

東京に暮らす人たちが当たり前に思っているグッドマナーを再認識し、国内外に発信していく「Tokyo Good Manners Project」が始動。その記者発表会が2016年9月20日(火)、東京ステーションホテルにて行われた。        「Tokyo Good Manners Project」は、「ゴミを道路に捨てない」、「交通規則を守ろう」といったマナー向上キャンペーンではなく、自分たちのグッドマナーに誇りを持ち、東京を訪れる世界中の人々に文化としてのグッドマナーを楽しんでもらうプロジェクトだ。 同プロジェクトでは、東京全体をかたちのない美術館『TOKYO GOOD MUSEUM』として位置づけている。収蔵される作品は、東京のグッドマナーや、それを構成する「人、モノ、コト」だ。新しいマナーを構想し、世界に発信していく役目も担う。 タイムアウト東京も同プロジェクトに参加している。記者発表会に登壇した代表の伏谷博之は、「タイムアウト東京でも『勇気を出して飛び込んで!』と紹介している」スクランブル交差点を引き合いに出して、グッドマナーについて語っていた。「海外の方は、誰一人ぶつからず、お互い上手く避け合いながらこの交差点を渡る光景に驚いています。これは日本人のDNAや普段の生活に根付いている、意識せずとも自然に発生する心遣いからではないでしょうか」。 同プロジェクトでは、ただグッドマナーを紹介するだけではなく、企業や市民大学と連携したイベント、ワークショップなどの活動を通して、新しいマナーを産み出すとともに世界に発信していく。 Tokyo Good Manners Projectの公式サイトはこちら    

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虎ノ門、秋にしかできない7のこと
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虎ノ門、秋にしかできない7のこと

in association with Mori Building 過ぎ行く夏にまだ想いを馳せている人もいるかもしれないが、もう目の前までやってきている秋という季節もまた良いものだ。色づく紅葉に美味しい食材。秋ならではの食材を用いたスイーツを毎年心待ちにしているなんて人も多いのではないだろうか。ここでは、虎ノ門というエリアにフォーカスを当てて、虎ノ門にある秋を感じられるショップや、9月から11月にこの地で開催されるイベントを計7つ紹介する。虎ノ門は多くのビルが立ち並ぶエリアで四季を感じるには無縁のように思えるが、探してみればほっこりと温かい秋はこのエリアにもあらゆるところに潜んでいるのだ。虎ノ門の秋を楽しむべく、ぜひこの特集を参考に足を運んでみてほしい。

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銀座線、渋谷~表参道間と青山一丁目~溜池山王間が4日間終日運休
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銀座線、渋谷~表参道間と青山一丁目~溜池山王間が4日間終日運休

渋谷駅街区基盤整備に合わせて現在リニューアルを進めている銀座線渋谷駅。その一環で線路切換工事を行うため、2016年11月5日(土)と6日(日)、2016年11月19日(土)と20日(日)の計4日間、銀座線渋谷駅~表参道駅間と青山一丁目駅~溜池山王駅間が終日運休となる。   工事期間中は、表参道駅~青山一丁目駅間と溜池山王駅~浅草駅間では折り返し運転が実施されるほか、東京メトロ全線や都営地下鉄全線、JR山手線全線、東急電鉄渋谷駅~二子玉川駅間、東武電鉄浅草駅~北千住駅間などでは終日振替輸送も行われる。また、半蔵門線では銀座線の始発利用者のため、通常半蔵門駅5時8分発の押上行きで運行している始発列車を渋谷駅4時59分発として運転するとのことだ。そのほか、11月5日(土)と19日(土)の6時から15時の間には明治通り外回りの車線規制も。この時間帯の明治通りは混雑が予想されるのでこちらにも注意してほしい。なお、現在予定している日程で工事ができなくなった場合は、2016年11月12日(土)と13日(日)、2016年11月26日(土)と27日(日)に変更される。   今後、銀座線渋谷駅は現在の位置から表参道方面へ約130m移設を行い明治通り上空に新設されることとなる。新たな駅は、ホーム上の混雑を緩和できるようホーム幅が拡大されるほか、安全性の向上を図るためホームドアも設置されるそうだ。今回の工事は、新しいホームを築造するスペースを確保するため現在の線路を南側に移設するというもの。期間中の折り返し運転の始発時刻や振替輸送についてなどの詳しい情報は東京メトロのオフィシャルページでも発表されているので、詳細をチェックしたい人は覗いてみると良いだろう。

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注目イベント

YEBISU BAR The GARDEN
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YEBISU BAR The GARDEN

霞ヶ関の高層ビルに囲まれたテラスで『ヱビスビール』を存分に楽しめるビアガーデン。メニューは『ヱビスビール』、『ヱビス プレミアムブラック』、『ヱビス&ヱビス(ハーフ&ハーフ)』の飲み放題に、枝豆、ソース焼きそばなどオーソドックスな料理がついたコースなどがある。銀座や新橋からも近いので、仕事帰りに気軽に立ち寄るのもいいだろう。 特集記事『東京、ビアガーデン2016』

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渋谷のんべい横丁祭り2016
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渋谷のんべい横丁祭り2016

再開発によって取り壊しとなるという噂もある渋谷のんべい横丁。今年で6年目を迎える『渋谷のんべい横丁祭り』は、この歴史ある横丁を盛り上げるために始まった取り組みだ。今年はテーマを「お酒で繋がる。世界が広がる。」とし、樽酒を載せた神輿が練り歩く「日本酒神輿」やスタンプラリー、ジャズの生演奏や流しのパフォーマンスなど、酒を通じて新しい出会い、新しい体験を楽しめる催しが行われる。また、表通りでは日本酒の販売を行うほか、祭り限定で手に入る枡の販売も。常連は新規開拓を、一見はこの機会に横丁デビューがおすすめだ。

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SINGLE ORIGIN TEA FESTIVAL 2016
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SINGLE ORIGIN TEA FESTIVAL 2016

世界中の紅茶を飲み比べることのできるイベントが台東区にある東京都立産業貿易センターにて開催される。そもそも、イベントのタイトルにもなっているシングルオリジンティーとは、生産者が明確で、かつブレンドや着香などの加工を施していない茶葉本来の個性を味わうことのできる茶のこと。茶樹の品種や、生育される土壌、気候、製茶の仕方の違いなどにより多種多様な茶が作られ、様々な香りや味わいを楽しむことができるのだ。同イベントでも、気になる紅茶を飲むことのできるテイスティングラリーや、シングルオリジンティーをより深くすることのできるセミナーなどが開催され、厳選された紅茶を堪能することができる。また、気に入った紅茶はその場で購入することも可能。お気に入りの紅茶を見つけるべく、紅茶好きはぜひ足を運んでみてはいかがだろう。なお、紅茶のテイスティングに使用するので、足を運ぶ際はテイスティング用のカップを持参しよう。

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塩田千春「鍵のかかった部屋」
アート

塩田千春「鍵のかかった部屋」

展示空間に糸を張り巡らせるインスタレーションなどで知られるアーティスト、塩田千春による展覧会。2015年に日本代表作家として『ヴェネチア ビエンナーレ国際美術展』に出品し、高い評価を得た展示『掌の鍵』を、帰国記念展として再構成した新作展となる。本展でも、ビエンナーレで使用した大量の赤い糸、世界中から提供された人が使った鍵、そして新たに5つの古い扉を使用した作品が展示される。また展示空間では、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督の白井晃、神奈川芸術文化財団芸術総監督の一柳慧両名のプロデュースによるパフォーマンスの上演も予定されている。

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世界目線で考える。

ナイトエンターテインメントと考えるこれからの街づくり
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ナイトエンターテインメントと考えるこれからの街づくり

2016年4月で7周年を迎えたタイムアウトカフェ&ダイナー。4月はアニバーサリーマンスとして期間限定で伊勢うどんを提供したり、新世代のキーパーソンとなるアーティストたちが多く出演したイベント『Song For A Future Generation』や、寺社フェス『向源』とのコラボレーションイベントなど、様々なイベントが開催されてきた。タイムアウト東京が主催し、毎回様々な分野のエキスパートを招くトークイベント『世界目線で考える。』のスペシャルバージョン、『世界目線ラウンジ』もその一つだ。全3回開催された『世界目線ラウンジ』の最終回、そして7周年スペシャルイベントのラストを飾る『世界目線ラウンジナイトエンターテイメントの未来』が2016年4月26日に開催された。風営法改正をリードし、ナイトカルチャーやナイトエコノミーの持つポテンシャルをいかした魅力ある都市づくりに取り組み続ける弁護士の斉藤貴弘と、2015年に『Sensuous City [官能都市]』を発表し、都市の魅力を測る新たな定義と尺度を提案し注目されるHOME’S総研所長の島原万丈をパネラーとして迎えた同イベント。実際に住む人の目線から考える住み良い街や、夜をいかした街づくりや観光、これからの新たな夜の遊び場の形についてなど、それぞれに持つ観点から存分に語ってもらった。

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ネットとメディアの未来を考える、動画サイトPLAY▶TOKYOが始動
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ネットとメディアの未来を考える、動画サイトPLAY▶TOKYOが始動

2016年4月で7周年を迎えたタイムアウトカフェ&ダイナー。そのスペシャルイベントの一貫として、タイムアウト東京が主催し、毎回様々な分野のエキスパートを招くトークイベント『世界目線で考える。』のスペシャルバージョン、『世界目線ラウンジ』が開催された。第2弾は、『世界目線ラウンジ ガイドは動画にする。』と題し、2016年2月に動画ガイド『PLAY▶TOKYO』を3社共同で立ち上げた博報堂ケトルの嶋浩一郎、TUGBOATの川口清勝、タイムアウト東京の伏谷博之の3人がパネラーとして登壇した。2020年を見据え、スタートしたプロジェクト『PLAY▶TOKYO』。その立ち上げの背景には、伸び続ける訪日外国人観光客数と、ネット環境のさらなる発展があった。トークはまず、それぞれのインターネットについての考え方を語るところから始まった。   川口はまず、広告代理店のインターネットに対する考え方に問題があると指摘した。インターネットの広告費はラジオ、雑誌を抜き、ついには新聞をも抜いてしまった。にもかかわらず、いまだに広告代理店の営業はテレビコマーシャルを売りたがり、ネット広告は儲からないと考えている。川口は広告代理店を不動産屋にたとえ、高く土地を買ってくれるなら家はサービスで建てる、というシステムで成り立っているビジネスなのだと言う。たとえば多くの人が見る月9のドラマの枠にCMを流すことは、1度で大多数にメッセージを届けることを意味する。同じ時間を共有することに価値を見出し、企業はそれをリーチ数として換金するシステムを採用してきた。それはテレビなら視聴率であり、新聞なら部数、そしてネットならPV(ページビュー)という形で表されてきた。 しかし、今後は「Relevancy」、つまり「適合性」が重要視されると川口はいう。従来の「1 to Many」から、「1 to 1」へ。自分に合った、自分に向けられたコンテンツに課金するシステムが求められる。その例として挙げたのはマガジンハウスの雑誌『BRUTUS』やラジオの投稿など、少数ながらも確実に対象に対して興味を持ち、熱量を持ってコンテンツに向き合っている人々がいるメディアだった。そして、今後のネットはそういう場所になるべきであると語った。   嶋もまた、ネットの問題点として真っ先に価格破壊を挙げた。現状としてデジタルコンテンツは「1PVあたり何円」、という換金システムで扱われる。しかし、インターネットの本質が民主主義にあるとはいえ、たとえば素人ライターの記事と大手新聞社の海外派遣記者が書いた記事が同じ収入システムで扱われるのはおかしいと語る。新聞社のようなコンテンツホルダーが売りにすべきはそのクオリティであり、問題は取材コストの捻出方法にある。適した相手にコンテンツを発信し、ユーザーはそれに見合った対価を払う。世界共通のインターネットの世界に必要なのは新しいマネタイズの発明であると説いた。   そして、 いよいよ話題は『PLAY▶TOKYO』に移る。川口は訪日外国人観光客は2016年4月には2000万人を超え、2020年には4000万人を超えると言われている今、向こう10年のうちに日本国内で経済を回すことのできる「アクティブ」な人の数は、外国人が日本人を上回るだろうと予測する。このまま国内のコミュニケーションにだけ対応していてはまずい。来る逆転に備え、今からやるべきことがあるのではと感じたのが2年前だったという。かねてから嶋の立ち上げたケトルと仕事がしたいと思っていた川口は、『PLAY▶TOKYO

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インバウンドから考える、ガイドブックの未来
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インバウンドから考える、ガイドブックの未来

2016年4月で7周年を迎えたタイムアウトカフェ&ダイナー。そのスペシャルイベントの一貫として、タイムアウト東京が主催し、毎回様々な分野のエキスパートを招くトークイベント『世界目線で考える。』のスペシャルバージョン、『世界目線ラウンジ』が開催。初回は、『世界目線ラウンジベストガイドサミット vol.1』と題し、『地球の歩き方』を発行するダイヤモンド・ビッグ社代表取締役社長の藤岡比左志と、KADOKAWA『ウォーカー』総編集長でエリアウォーカー部部長、ウォーカー街づくり総研理事長を兼ねる玉置泰紀、タイムアウト東京代表取締役の伏谷博之の3名が登壇。個性豊かなガイドブランドを展開する3者のトークは玉置の乾杯の音頭から始まった。   国民性にあったガイドブックを作る 1979年に創刊された『地球の歩き方』。その誕生までの流れは、まさに今日のメディアが目指すものと言える。当時就活情報誌を出版していたダイヤモンド・ビック社。そこへ、就活を終えた大学4年生を飛行機代が安い1~3月ごろに海外へ行かせようというプロジェクトが持ち込まれる。今日の「卒業旅行」の萌芽だ。「ダイヤモンドステューデントツアー」と銘打たれてスタートし、参加者にはインセンティブとして前年の参加者の体験談が載ったガリ版刷りのガイドが配られた。学生だけで海外旅行に行くことは珍しかった当時は、ガイドブックといえば出張やツアー用しかなかったのだ。その後、そのガイドは『地球の歩き方』として市販されるようになる。「世の中にない情報を形にする」ことが、日本を代表するガイドブック『地球の歩き方』の原点だと藤岡は語った。 「飛行場から市内へ無事たどり着けるか」「時期的に何を着ていけばいいか」など、『地球の歩き方』の編集部には読者から多くの相談が寄せられるという。天気、簡単なフレーズ、交通手段などありとあらゆる情報を掲載し、時に「過保護なガイドブック」と称されることも。しかし藤岡は「国民性に合ったガイドブック」を作っているのだという。それは「分からなければ聞けばいい」と考えている外国人に対し、心配性の日本人には需要があるのだ。 国民性という話題のなかでもう1つ日本人の特徴としてあげられたのが「選択が苦手」ということだった。タイムアウト東京では、「東京、ナポリタン5選」といったまとめ記事が人気だ。しかし、他の都市では50選、100選などが上位になる。レストランでいえば、膨大なメニューのなかから選択するフレンチや中華に対し、鮨屋では「おまかせ」こそが一流と考える。ランキング好きと言われる日本人だが、あまりに選択肢が多過ぎても選べなくなってしまう、取捨選択が苦手な国民性なのだ。  アジアを呼び込む 日本の特集記事が別冊として付録になり、さらに独立し月刊誌として創刊するにいたるほど、日本ファンが多い台湾。しかし、尖閣諸島問題や3.11の時の日本離れは顕著だった。1999年に創刊された『台北ウォーカー』など多言語化する『ウォーカー』ブランドを手がける玉置は事態を冷静に見つめ、インバウンドの話が盛んにされるようになったときもあまり期待していなかったという。しかし、日本とアジア諸国との政治的関係が冷え込んでいる間にも、円安、SNSの普及、アジア諸国の経済成長、ビザの緩和などインバウンドにつながる様々なことが起きていた。次第にアジアの人々の「日本=物価が高い」というイメージが「日本=安い、安全、行きやすい」に変わっていったのだ。 インバウンドを考えるうえで、日本が手本にすべきはフランスだと藤岡は言う。人口

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共感で人を集める
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共感で人を集める

2016年2月17日(水)、タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える。「場」をつくる編』が開催された。今回は、東京を中心に約100店舗の飲食店を経営するカフェ・カンパニー代表取締役社長の楠本修二郎と、雑誌『自遊人』を発行し、宿「里山十帖」を経営する自遊人代表取締役、クリエイティブ・ディレクターの岩佐十良の2名が登壇。第1部では、今まで取り組んできたプロジェクトをそれぞれが発表し、第2部では、タイムアウト東京代表の伏谷博之が聞き手として参加し、2人が考える人が集まる仕組み、データの必要性、地方創生、インバウンドなど、多岐にわたる話題で熱いトークセッションが行われた。

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TOKYO MUSIC BOX

TOKYO MUSIC BOX #25 Roji
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TOKYO MUSIC BOX #25 Roji

          in collaboration with KKBOX                  Roji 値段:¥¥¥ 音量:★★ 照度:★★★ この一杯:ceroの曲名にちなんだカクテル テキスト:高岡謙太郎     定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回は、阿佐ヶ谷駅北口、居酒屋の連なるスターロードの2階にあるカフェバー、Roji。どこか懐かしさを感じさせる、味わい深い雰囲気のこの店は、西東京や中央線界隈のミュージシャンに親しまれ、ライブハウスでは語りきれなかった話を腰を据えて話すことのできる希少な場となっている。そうした常連客が集うこの店は、『フジロック』などにも出演するバンドceroのメンバー、高城晶平がカウンターに立つ。   隣の中野や高円寺とは違った、阿佐ヶ谷ならではの落ち着いた街の雰囲気に溶け込んだ内装。店内に揃えられた教会の椅子やアンティーク調の飾りガラスは、一昨年に逝去した高城の母親の趣味だという。2016年の10月で10周年を迎える同店だが、当初はバーとしてスタートした。母親がほぼ毎日立ち、音楽好きの父親が裏方、大学生だった高城がバイトという家族経営だった。店を開く際、店名の候補として挙がっていた曲が、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのこの曲だったという。 「最後まで迷った店名の候補が、『アワ・ハウス』なんです。うちの父親はCSNY(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)が好きで、『アワハウス』がいいんじゃないかと言っていましたが、母の意見でRojiに決まりました。曲を知っていたらいいと思いますが、直訳すると『私たちの家』なので宗教くさいなと思って(笑)。子どもの頃に父親がかけていたので、すごく好きな曲です。改めてこの曲を聴くと、この店の裏テーマになっているかなと思います。みんなの憩いの家っていう感じが店にあるかなと。西東京の雰囲気に自然と合うというか、そういうところにすごく惹かれます」。 現在は音楽を介して知りあった高城の友人や、もともと客だった人が日替わりでバーテンを担当している。「僕自身は、ほぼ週1で月曜日だけ立っています。あとは店でイベントがある時に、PAをやったりDJをしたり。最近は音楽活動の方が忙しくなって、なかなかお店に毎日立てないんですよね」。     おすすめのフードメニューは、開店以来のメニューであるチリビーンズを使った『チリコンカン』や『焼きチーズカレー』など。母親が大阪出身だったことから、お好み焼きもメニューに並んでいる。ドリンクでオーダーが多いものは、ceroの曲名にちなんだカクテル。「僕が出勤していない間に、父親とか友人が勝手に作っちゃったんですよ(笑)。でも店にとってプラスになればいいかな。ceroのライブを東京に観に来た人が、Rojiに寄って注文してくれるんですよ。あとは地元にちなんだ『阿佐ヶ谷ハイボール』がよく出ますね」。 開店当初は近所の客が多かったが、高城のミュージシャン仲間であるシンガーソングライターの王舟が遊びに来てから、彼が連れてくる音楽仲間との交流が始まり、関係が広がっていった。 「店に来てくれる自分の友達のなかで、『KKBOX』にあるものを入れてみました。王舟をはじめ、MANNERSの見汐さんとか、シャムキャッツの

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TOKYO MUSIC BOX #24 gatosano
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TOKYO MUSIC BOX #24 gatosano

    in collaboration with KKBOX                  gatosano 値段:¥¥¥ 音量:★★★★ 照度:★★★ ポイント:健康とアート この一杯:44種類の薬酒、薬膳酒。カツアバパウダー   定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主やスタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回は、中年に差しかかって夜遊びは体力的に辛い、という人には特におすすめしたい一軒、2015年11月にオープンした原宿のバーgatosanoを紹介しよう。クラブに行く前に挟む店としてちょうどいい、と言うとよくあるDJバーのようだが、この店に夜な夜な訪れる人々が求めるもの、それは40種類以上を揃えた同店自家製の薬酒である。まずは、エナジードリンクよりも効果的かつ健康的であるという薬酒の魅力を店主たちに語ってもらった。             店主の高田は、近年は『ZIPANG』などの音楽イベントを企画しているイベンターでもあり、同店で働くほかのスタッフたちもDJやイベントオーガナイザーとしての顔を持つ。いつまでも音楽を聴いて元気に踊っていたい、というシンプルな音楽愛が薬酒に行き着いた動機だという。 「まず(体の状態を)プラスマイナスしたい、お酒を飲んで元気になりたいということで薬酒に注目しました。例えば日本酒を沢山飲んだときって記憶が飛んだり翌朝が辛かったりと結構ダメージがあると思うんですが、薬酒を事前に飲んだり挟んだりすると、気持ちの良い状態が一定に続いて後に残らないんですよ。うちは元気系が得意ですが、安眠系ももちろんありますよ。うちを聞きつけて来る人たちはやっぱり、激しめの仕事をしている疲れてる人たちですね」と高田は話す。 というわけで、その元気系の薬酒をいくつか試飲。すべて焼酎ベースのもので、臭みのあるものはジンジャエールで割られてるため飲みにくさはない。一番強力な一杯を尋ねると、棚からでてきたのがこちら。タツノオトシゴを焼酎に漬けたものだ。             高田いわく「動物性は効き目が違う」とのこと   同店のスタッフで、今回のプレイリストの選曲にも参加してくれた石田は、薬酒の効果に目覚めてからというもの、薬膳の研究をはじめたほどのハマりようだという。現在店にある44種類の薬酒から、自分に合ったものに出会うことが大きな効果を実感できる秘訣だという。 そんな薬酒による「健康」とともに、同店のもうひとつテーマとなっているのが「アート」である。店内には日本人作家のアート作品の販売展示が定期的に行われており、新しい日本らしさを発信する場としていきたいという。         アート発信の一環としてDJを招いたイベントも頻繁に開催しており、店内奥のDJブースではこれまでに、大物から若手まで色々なジャンルのDJがプレイしてきた。今回、高田と石田に作成してもらったプレイリストは、クラブミュージックからロック、ワールドミュージックまで、同店の自由でジャンルレスなカラーが反映された幅のある選曲となった。   10曲で構成されたプレイリストのテーマは「酒と旅」。幕開けと締めの1曲はクァンティックの『Mi Swing Es Tropical』がバージョン違いで入っているが、これには旅好きの高田ならではのロマンティック

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TOKYO MUSIC BOX #23 8bitcafe
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TOKYO MUSIC BOX #23 8bitcafe

    in collaboration with KKBOX                  8bitcafe 値段:¥¥¥ 音量:★★  照度:★★ ポイント:店内を埋め尽くす往年のゲームグッズ この一杯:ゲームをモチーフにしたカクテル  テキスト:高岡謙太郎   定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回紹介するのは、今年で11年目を迎える8bitcafe。新宿御苑からほど近い新宿3丁目駅のC5出口の向かいのビル。その5階にある同店は、国内初のゲームをコンセプトにしたカフェバー。80年代、90年代のゲームを中心としたポップカルチャーを話題にしながら盛り上がることのできる、大人の秘密基地として評判だ。   店内でまず目を見張るのが、所狭しと置かれている20世紀末ごろのゲームグッズ。ファミコンなどのゲーム機本体はもちろんのこと、ゲームソフト、説明書、パワーグローブなどの特殊なコントローラーだけでなく、ほかでは手に入らないゲームボーイの販促品の巨大な筐体なども置かれ、ゲーム好きには格別の居心地の良さがある。店の奥にあるドラクエの顔ハメや玉座は自作したという。    数多くのゲームが制作され、ある意味日本から育ったといっても過言ではない、ゲームミュージック。黎明期のゲーム機本体の音源チップは、現在のように多様な音楽的な表現ができなかった。しかし、当時の制限された音数のなかで工夫が凝らされた楽曲は、現在もリスナーの心を揺らす。店内のBGMは、ゲームミュージックの影響を受けた現在の音楽なども流れる。店長のナヲにプレイリストを選定してもらい、まずは8bitサウンドを取り入れたチップチューンと呼ばれるジャンルのアーティストとの出会いから話を始めてももらった。   チップチューンとジャズの融合にチャレンジし続けるYMCKとの出会いは、開店した1週間後。新宿のタワーレコードでのインストアライブに遊びに行った後、店を開けたら打ち上げでメンバーが来たという。アルバムに参加していたファミコン名人として有名な高橋名人も同席していて驚いたそうだ。「この曲は店の周年イベントのライブで毎回やってくれる曲です。『カレーだよ!』ってフレーズを替え歌にして歌ってくれる、お祝いソングですね」。 ヒゲトライバーとは所属レーベルが店でやっていたイベントが出会いの切っ掛け。そこから店の常連になり、ヒゲドライバーという名前のカクテルも作られ、ファンが訪れることも。「この曲が一番キラーチューンでめちゃめちゃ反応がいい。まさにアンセムです。ネット上で10年以上やっていてキャリアが長い方です」。 ライブでは悪のヒーローのような被り物をするサカモト教授。普通に客として来ていて、素顔はわからず気付かなかったそうだ。「サカモトさんはゲームミュージックを牽引する方で、この曲を弾いてくださいってカセットを渡すと寸分違わず弾いてくれる。しかもバカテクなんですよ。この曲はファミコンの『マザー』の曲で、名曲過ぎて」。 ゲームボーイやDSなどの小型ゲーム機を使って、巫女の格好でライブパフォーマンスをするOmodaka。寺田創一名義で90年代にハウスをリリースしていた作品が最近再評価が高まっている。「元々この曲が店で超人気になっていて、友人の結婚式でご本人に会う機会があり声を掛

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TOKYO MUSIC BOX #22 バレアリック飲食店
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TOKYO MUSIC BOX #22 バレアリック飲食店

      in collaboration with KKBOX                  バレアリック飲食店 値段:¥¥¥ 音量:★★★ 照度:★★(ランチは明るい) ポイント:南の島の郊外に佇む大衆食堂や酒場を彷彿させる店内 この一杯:季節に応じた大衆的サワーカクテルや酎ハイ   テキスト:高岡謙太郎    定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回紹介するのは、2015年4月にオープンしたバレアリック飲食店。小田急線の豪徳寺駅から世田谷線沿線を歩くと、線路沿いの一角に「Ballearic」と鮮やかに輝くネオン管が看板になっている飲食店が目に入る。白を基調とした店内にはたくさんの観葉植物が配置されており、南国のリゾート感溢れる爽やかな内装。波の音が聞こえてくるかのようだ。   店長の國本は、松陰神社前駅のカフェSTUDYを立ち上げた元店長。それ以前にDJ活動をしていた國本は、約10年前からバレアリック、コズミック、イタロハウスなどのジャンルに傾倒。自分の好きな音楽の要素を含めつつ、より潜んだスタンスで飲食店を運営したいと思い、昨年春に開店したという。 まずは國本に店のコンセプトと密接な曲を選んでもらった。なかでも『ノスタルジア・オブ・アイランド』は、店を象徴する1曲だという。「細野晴臣さんなどが参加した企画コンピレーション『PACIFIC』の1曲です。山下達郎はすごい好きなんです。終盤に一瞬だけコーラスが入るんですが、達郎さんの曲でインストって珍しいですよね。この曲は店のイメージにぴったりで、むしろこの曲に似合う店をやろうと思ったくらい」。     バレアリック飲食店という一風変わった店名。その由来を聞いてみると「エゴイスティックな店をやろうと思ったので、店名からそれを表したくて。そもそもお店の名前なんてなんでもいいと思っているのですが、自分らしい要素は入れたいなと。『バレアリック』って国民の9割以上が知らない単語だと思うけれど、だからこそ先入観がないし、変わった名前でも根付いてしまえば問題ないかなと。飲食店という単語も、店名で使ってるとこ珍しいし、ちょっとミステリアスな印象でいきたかった(笑)」とのこと。 約30席ほどの店内を包み込む音響は5.1チャンネル。日中はBluetoothから音源をスピーカーに飛ばしている。DJブースは店の奥にある。 店を始めるとなかなかパーティーに繰り出せないため、逆にDJを呼びよせて週末を中心にプレイしてもらうようになった。日中はオンライン上にあるDJミックスや、店でのDJプレイを録音した音源をBGMに使うことが多いという。       一般的にはあまり浸透していないバレアリックという単語。國本の「バレアリック」の捉え方が店の雰囲気に反映されている。 「約10年前、シスコハウスやディスクユニオンでよくレコードを買ってたのですが、特にシスコハウスのバイヤーだったDr NishimuraさんやDubbyさんといった方達が紹介してたコズミック、バレアリック、イタロハウス周辺のダンスミュージックにズッポリはまっていたのが出会いです。最初はスペインのイビサで生まれたなんでもありのダンスミュージックの形態のようですが、近年はチルアウトなニュアンスが強いと思います。厳密な定義が

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パブリックキャットシリーズ

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テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

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