東京ガイド

ローカルエキスパートによる都市生活者のためのベストガイド

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サンフランシスコ発のダンデライオン、蔵前に日本1号店をオープン

専門店もここ最近でぐっと増え、日本でも、じわじわと人気を高めているBean to Barチョコレート。チョコレート好きにはなんとも嬉しい時代の流れだが、そんな中、さらにチョコレート好きを喜ばせるであろう店が2016年2月11日(木)、蔵前駅近くにオープンする。その名もDANDELION CHOCOLATE ファクトリー&ストア蔵前。チョコレートファクトリーやカフェも兼ね備えた同店は、ダンデライオン チョコレートの日本第1号店、そしてサンフランシスコ発祥の同ブランド海外初進出の店だ。ここでは、自分たちのことを「ショコラティエ」ではなく、「チョコレートメーカー」と呼ぶダンデライオン チョコレートの蔵前ショップを紹介する。             そもそもBean to Barチョコレートとは、カカオ豆の状態からチョコレートバーにするまでの工程を一社で一貫して手がけるチョコレートのこと。もちろん同店も、カカオ豆を保存する専用の部屋をはじめ、チョコレート作りに必要な機械を揃えており、店内のファクトリーで作ったチョコレートを提供している(現在は試験段階のためサンフランシスコで作ったチョコレートを提供。2016年春頃から蔵前ショップで作ったものを提供する)。   カカオ豆も店内で保存         カカオとケインシュガーのみで作り上げているBean to Barチョコレートや、店内で味わうことのできるホットショコラ、焼き菓子類も魅力なのだが、チョコレートファクトリーを兼ね備えている同店ならではの魅力は、やはりファクトリーツアーやチョコレートに関するワークショップを店内で体験できることだ。   画像はワークショップのイメージ             Bean to Barを学ぶことのできるワークショップ『チョコレートクラス』は、豆の選別についてを学ぶクラスや、チョコレートバーを作るまでの体験ができるものなど、様々な内容で展開される予定。筆者が体験したものは、チョコレートの原料となるものを試食し、その後、形となっているチョコレートをテイスティングして、どの原料が入っているか、カカオ何パーセントのチョコレートかなどを考えるクラスだった。チョコレートは好きでも、原料を食べるという経験はなかったので、とても新鮮な体験。ただ美味しく食べるというだけでなく、チョコレートを根本的な部分から、そして新たな視点から考えることができるので、かなり奥深い時間を過ごすことができた。なお、このような内容のクラスも開催されていく予定とのことだが、内容が変更になる可能性もあるので参加する際は注意してほしい。                                 そして、ファクトリーの中に入るということも普段はなかなか経験することのできない貴重な体験。カカオ豆を選別するところから、焙煎作業、カカオ豆を細かく砕いて外皮を取り払う作業、カカオニブ(細かく砕いて外皮をとったカカオ豆)とオーガニックのキビ砂糖をあわせて挽いていくメランジング、そしてテンパリングと、カカオ豆からチョコレートができるまでのほとんどの作業を間近で見学することができるので、大人であってもチョコレートの世界に引き込まれてしまうことだろう。                                 最後は、2階のカフェエリアで同店のチョコレートをゆっく

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エディターズ・ピック

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台湾の人気FM番組にて、タイムアウト東京マガジン繁体字版が紹介

台湾の人気パーソナリティ李清志が司会を務める台湾のFM番組『建築新樂園』内にて『タイムアウト東京マガジン』の中国語版(繁体字版)が紹介される。『タイムアウト東京マガジン』中国語版は、訪日する中国人の増加を背景に2015年6月に創刊号をリリース。続いて、11月に2号が発行された。   2015年11月に発行された『タイムアウト東京マガジン』中国語版 2号 マガジンでは、東京を訪れる中国人観光客に向けて「ショッピング」をテーマに展開。ファッションアイテムから雑貨など、世界一トレンドに敏感な都市、東京で買うべきものを網羅した内容になっている。 そのほかにも、レストラン&カフェ、ナイトライフ、トラベルなどのレギュラー企画も掲載し、東京の「今」を伝えている。   パーソナリティの李は、「最近、台北でこの雑誌を持っている人をよく見かけるから、とても気になっていた」、「内容は最新の情報だし、クオリティーも高い。フリーでもらえるなんて台湾ではあり得ない」とコメント。 李が特に気に入った企画は、日本各地の観光名所(鳥取砂丘から秘宝館まで)をタイムアウト目線で選んだ『日本でしかできない50のこと』、酒のつまみにになる高級路線の缶詰を紹介した『缶詰特集』。また、ベジタリアンレストランを紹介した『東京、ベジタリアンレストラン』は、ベジタリアン人口が多い台湾人に響いたようだ。 放送は、現地時間の3月15日(火)の22時00分〜23時00分、再放送は、3月20日(日)の15時00分〜16時00分を予定している。※変更の可能性あり 『建築新樂園』の公式サイトはこちら 『タイムアウト東京マガジン』繁体字版の詳細はこちら

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ローカルレジェンド#1 セーラー服おじさん

2013年11月 タイムアウト東京創刊号より 女子高生の制服を着た、髭を生やしたおじさんが、店の前をすり足で通り過ぎて行くのを目の当たりにしたら、店員は「昼食中のため、不在」のサインに手を伸ばしてしまうだろう。 「Grow Hair」こと小林秀章は51歳のアルバイト写真家、常勤のソフトウェアエンジニア。そして、セーラー服を着ていることで有名な一流の街のセレブだ。セーラー服を着るようになったきっかけは、30歳以上で女子高生の格好で来店すればラーメンが無料で食べられる、という話を友人から聞いたこと。小林はその後、初めてあご鬚を三つ編みにして、スカートを身につけた。「そんなふうにして、私はこんな格好をするようになってしまいました」と小林は『Vice Japan』のインタビューで語っている。「どんな格好をしていようが誰も気にしていないと思っていました。私は躊躇しませんでした」とも。それは2011年のことで、今や新宿の光景の一部に同化している。「誰も騒がないし、警察官を呼ぶ者もいません。都会の人々は、見て見ぬふりをするのが本当に上手なんです」と小林。東京で、1人の女子が注目を得ようとするためには、一体何をすればいいのだろうか。『Vice Japan』によるセーラ服おじさんの動画はこちら

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TOKYO MUSIC BOX #14 Bar Blen blen blen

※プレイリストは記事下部   in collaboration with KKBOX                  Bar Blen blen blen 値段:¥¥¥ 音量:★★ 照度:★★★★ 出会い:★★ ポイント:現行のブラジル音楽&酒 この一杯:ブラジルから持ち帰ったカサーシャ テキスト:高岡謙太郎 定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 第14回は、渋谷のブラジリアン&ブラックミュージックバー、Bar Blen blen blen。ブラジルの現地でのトレンドとリンクした音楽と、本場の料理やアルコールを紹介している。   渋谷マークシティ沿いの長い坂を登り切ってすぐにある同店は、2016年の1月で10周年を迎えた。店内を見渡すと、アート・リンゼイやトニーニョ・オルタのサインも。神楽坂のブラジル、アルゼンチンからの輸入CDを扱うレコードショップ、大洋レコードの試聴販売コーナーもある。        ブラジル音楽といえば、サンバやボサノヴァだが、この店では、現地で今流行しているブラジル音楽を聴くことができる。ヒップホップやドラム&ベースのサンパウロ版など、日本では耳にすることの少ないグルーヴものが中心だ。「日本で知られているブラジル感ではなくて、レゲエっぽいものとかディスコっぽいものもあります。向こうで人気のバンドが日本ではまったく紹介されていない。すごくかっこいいんで俺がかけようかなって。現行のブラジル音楽と言われてもピンとこないでしょ?」と、マルセロD2の曲をプレイ。プロデューサーはビースティ・ボーイズも手掛けるブラジル人、マリオ・カルダート・ジュニア。   「この曲はサンバとヒップホップの融合で、『メイク・サム・ノイズ』みたいなメッセージをポルトガル語で言ったり、ヒップホップIQも高くて、クラブプレイもイケるんです。ブラジルはヒップホップ文化が多くて、グラフィティもあるんですよ」。なるほどドープなヒップホップではなく、ブラジルらしい明るく軽快なヒップホップだ。   おすすめの酒は、ブラジルのカクテル『カイピリーニャ』。蒸留酒であるカシャーサに砂糖とライムを刻んだものを入れて、クラッシュアイスを入れて飲む。様々なカシャーサをロックで飲めるのも、この店ならでは。「それぞれボトルごとに個性があって、向こうの人はストレートでちびちび飲むんですよね。本来はそうやって飲むんです。カシャーサは日本では認識されていないけれど、ラムとかスコッチが好きな人には良い反応なんですよね」。ミナスジェライス州がカシャーサの名産地。現地に行った際に無理して買ってきたという、日本では飲めない銘柄が店に並ぶ。「開高健の『オーパ!』っていう本に『ブラジルの酒はピンガだ。ブラジルの焼酎だ』と書かれていたので、日本のおじさんには「カシャーサ」ではなく「ピンガ」という名で認識されているかもしれないですが、現地ではそれはもう古いかも」。 フードメニューについては、「飲み散らかす食い散らかすみたいなスタイルで、揚げ物や肉が多いですね。『フェイジョアーダ』っていう豆と臓物を煮込んだようなものは定番。移民文化なので、各国の文化がちょっとずつ混ざって変わったものが多いですね」とのこと。   常連の半分はブラジルに関係なく、渋谷界隈で遊んでい

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映画

キャロル

トッド・ヘインズ監督が、映画『エデンより彼方に』に続き、1950年代東海岸を舞台に抑圧された世界を再び描く。大昔ではないが感情的な部分で大きな隔たりがある世界が、優美な技術によって再現されている。そこに描かれる大都市では、人間を無気力にする保守的な郊外に窒息しながら生きる者にかすかな希望の光が差し込む。本作は、キャロル(ケイト・ブランシェット)とテレーズ(ルーニー・マーラ)2人の女性の物語だ。彼女たちはニューヨークのマンハッタンにある高級百貨店のカウンターを挟んで出会い、互いに抱く感情と向き合うか無視するかを選択しなければならなくなる。トッド・ヘインズ監督が同性愛の願望と抑圧を追求している。 パトリシア・ハイスミスが1952年に発表した『The Price of Salt』が原作であり、フィリス・ナジーが脚本を手がけた本作では、当然ながら登場人物は誰も「ゲイ」や「レズビアン」という言葉を使わない。実際のところ、お喋りなキャラクターは一切登場しない。主要キャラクターは自分の考えを語らないし、あるいは理解すらしていない。華やかな毛皮のコート(サンディ・パウエルによる衣装が夢のように美しい)に身を包み人目を引くキャロルは、郊外に住む主婦であり母親。しかし離婚することが決まっており、過去の女性との関係を理由に家族や友人から追放される寸前だとのちに判明する。 キャロルはクリスマスプレゼントを探しに来て、20代の店員テレーズと出会う。彼女はフォトグラファーに憧れ、恋人からの熱心な求婚に応えられずにいた。すぐに互いに惹かれ合うが、最初はたどたどしく数秒の会話を交わすだけ。その後も親交を続けるにつれて、テレーズはそれまであえて考えなかったのかもしれない感情に向き合うことになる。自分が分からないという状況が、台詞で反復される。テレーズは「自分でランチのメニューすら決められない」、「自分が欲しいものが分からない。すべてにおいて “YES”で通してきた」と認めるのだった。 本作では、所作、表情、作風が重大な役割を果たしている。ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの演技がともに素晴らしい。まなざしや動作ひとつひとつで微細な解釈を演出している。劇中の大半に秘めたる欲望が乱舞し、キスぐらいでは到底足りない。美しく精巧に作られたストーリーが、まるでキャロルの高級腕時計が静かに控えめなハーモニーを奏でるように語られる。 大きな出来事が繰り返されるストーリー展開ではあるものの、決してメロドラマのようには描かれていない。映画『エデンより彼方に』とは異なり、入念で魅惑的な色彩設計を避け、緑やグレーを多用しながら明るい色調が抑えられている。めったに感情が溢れ出る場面は見られないが、息の詰まるような意気揚々としたフィナーレには優雅な活力が溢れていた。   公式サイトはこちら 2016年2月11日(木) TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー 配給:ファントム・フィルム (C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED   テキスト: DAVE CALHOUN 翻訳:小山瑠美  

タイムアウトレビュー
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『どーもくん』一色のDOMO Diner、期間限定で横浜ルミネに登場

茶色の四角い体をしたNHKのキャラクター、『どーもくん』。日本に住んでいればほとんどの人が知っている人気キャラクターだが、今や海外人気も高く、日本では販売されていないグッズが海外で販売されていたりすることもあるそうだ。そんな『どーもくん』一色に染まったDOMO Dinerが、1月25日(月)から3月9日(水)までの期間限定でヴィレッジヴァンガードダイナー 横浜ルミネ店にオープンしている。ここでは、どこを見ても『どーもくん』尽くしの同ダイナーをレポートする。           まず驚くのは、展示されているグッズの量。冒頭でも述べたように、海外のみで販売されているものもあるため、我々が見慣れている茶色の『どーもくん』はもちろん、日本ではあまり見ない商品も展示されている。展示商品をこちらで購入することはできないが、アイテム数が充実しているので『どーもくん』ファンにはたまらない空間だろう。                             迎えてくれるスタッフも皆、『どーもくん』のキャップを着用。               メニューも『どーもくん』仕様に。             どのメニューも可愛らしくて目移りしてしまうが、一押しはジューシなハンバーグの上に『どーもくん』がプリントされたチーズがトッピングされている(シールは医療的に問題がないと判断されたものを仕様)『DOMOバーガー(チーズ)』(1,992円)だ。食べるのが申し訳なくなってしまうが、そこは温かいうちに思いっきりかぶりつこう。             肉と野菜のバランスが抜群のハンバーガーは、そのままでももちろん美味しく食べられるが、左上に添えられている『アップルソース』で味の変化を楽しんでみるのもおすすめ。また、デザートメニューも用意されているので、食後のティータイムに利用するのも良いだろう。『プリン・ア・ラ・DOMO』(842円)は、その見た目やクスッとしてしまうネーミングとは裏腹に本格的な味わいで、大満足の濃厚プリンだ。           また、4階のヴィレッジヴァンガードでは、Tシャツやトートバッグ、『iPhone6』ケースなどのオリジナルグッズも販売されている。   オリジナルメニュー(デザートも含む)を注文し、4階で『どーもくん』商品を2,000円以上購入した人には、肌の手入れに最適な『どーんもくんアートマスク』がプレゼントされるので、ぜひこの機会に手に入れたい(プレゼントの受け渡しは4階のヴィレッジヴァンガードにて)。   店の外から中まで、本当に『どーもくん』たっぷりのDOMO Diner。しかし、3月9日(水)以降は、展示されている商品すべてが外されてしまうとのこと。『どーもくん』ファンはもちろんだが、それ以外の人も新たな『どーもくん』に出会える場所となっているので、期間中にぜひ一度はこの『どーもくん』ワールドに遊びに行ってみてほしい。 DOMO Dinerの詳しい情報はこちら                                                                            

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フライドポテトでできたビッグベン

鐘を打ち続けて157年がたつ、ロンドンにある時計台ビッグベン。今までたくさんのアーティストがビッグベンをモチーフに細かなスケッチや油絵などで作品を発表してきた。 タイムアウトロンドンのブログで、あるユニークな作品が紹介された。今年のニューイヤーズイブに行われた花火大会の様子をマヨネーズ、ケチャップ、コショウの実と大量のフライドポテトを使って表した作品だ。これは、ヴィネガーブランド『Sarsons』の依頼を受け、フードアーティストPrudence Staitが制作した。テーマはリオデジャネイロでのオリンピック開催など、1年を象徴する12の物事。この12個の作品には、2000本以上のフライドポテトが使われているのも驚きだ。 食べ物で遊んではいけないなんて、この作品を見たら言えなくなってしまうかもしれない。 原文はこちら            

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注目イベント

世界目線で考える。民泊、ホステルと街づくり編

タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える。』が開催される。今回のテーマは、『民泊、ホステルと街づくり編』だ。外国人観光客の増加に伴い宿泊施設の不足が大きな課題としてあがっている。解決策のひとつとして「民泊」に期待が集まるが、様々なトラブルや問題が指摘され、業界団体との軋轢もあるようだ。一方で、バックパッカーたちが利用するホステルにも熱い視線が注がれている。最近では大手企業のホステル参入も増えているがここでも様々な課題が表出してるという。インバウンドのさらなる拡大に向けて、注目を集める民泊とホステルは単に宿泊施設のことにとどまらず、これからの日本の街づくりにも大いに関係してくるだろう。今回の『世界目線で考える。民泊、ホステルと街づくり編』では、その可能性と課題について、世界のホステル、民泊の事情に精通する『バックパッカーズリンク』の代表で『GuesthouseToday』の編集長でもある向井通浩と、東急沿線のマーケティング、ブランディング、プロモーション、エリアマネジメントを統括する街づくりのエキスパート、東急電鉄 都市創造本部開発事業部事業計画部 統括部長の東浦亮典をゲストに迎え、探っていきたい。第1部は、ゲストによるプレゼンテーション。第2部は、タイムアウト東京株式会社  代表取締役の伏谷博之がモデレーターとして参加しトークセッションを展開する。   向井通浩(むかい みちひろ) 日本最大級のバックパッカー情報集積サイトJapan Backpackers Link 代表にして週刊『バックパッカー新聞』創刊編集長。若き有望な旅人を発掘する目には定評がある。 ホステル・ゲストハウス・バックパッカーズ専門ニュース配信サイトGuesthouseToday編集長。日本で唯一のホステル&ゲストハウス・ジャーナリスト。民泊にも精通した専門家。各種TV・ラジオ・新聞・雑誌・ネット媒体へこの分野での寄稿や情報提供者、コーディネイターとしても知られる。 中学2年より国内自転車旅行、高校2年より世界一周を誓い海外バックパッカーを始める。大学卒業と同時に長期海外放浪を繰り返す。更生しようと数年勤め人をするが「旅バカ」という不治の病と認識する。モットーは「誰もやらないなら俺がやる」。現在も世界一周中でたまたま日本に沈没中。   東浦亮典(とううら りょうすけ) 東京急行電鉄株式会社 都市創造本部開発事業部事業計画部 統括部長1985年 東京急行電鉄入社。自由が丘駅員、大井町線車掌研修を経て都市開発部門に配属。1992年 東急総合研究所出向。1995年 東急電鉄復職、以降商業施設開発、コンセプト賃貸マンションブランドの立ち上げ等を担当。現在は、東急沿線のマーケティング、ブランディング、プロモーション、エリアマネジメントを担当。 http://www.shibuyabunka.com/

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アート

ねこ休み展 冬 2016

見るだけで癒される、猫の写真が集まる展示。昨年の夏にも行われ、2週間で5000人を動員した。今回は「冬休み」の猫をテーマに、クリエイター陣が撮った、SNSフォロワー数累計100万人を超える人気猫の写真が揃う。注目したいのは、水の飲めない猫として『YouTube』で話題のきなごむ、残念なイケメン猫のセツちゃん、怒り顔で人気沸騰中の小雪など。物販では、同展限定のコラボアイテムを多数販売する。

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Things to do

楽園のアクアリウム 2015 WINTER

日本最大級の水族館、八景島シーパラダイスの体感型イルミネーション。同イベントは、様々な施設でプロジェクションマッピングを手がける、クリエイティブ集団「ネイキッド」とのコラボレーションだ。海の生きものと最新テクノロジーが融合した、幻想的な空間が広がっている。また、イルカの水族館ドルフィンファンタジーでは毎日16時30分からナイトラウンジがオープン。自由に泳ぎ回るイルカたちの姿を眺めながら、アルコールを楽しむことができる。

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Things to do

横浜中華街 2016 春節(旧暦元旦)

旧暦の元旦である春節を祝う、横浜中華街の恒例イベントが今年も開催。前日の深夜に行われるカウントダウンイベントから、メッセージを書いた燈籠に火が灯される中で奉納獅子舞を披露する幻想的な『元宵節燈籠祭』まで、街はお祭りムード一色に包まれる。

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世界目線で考える。

世界目線で考える。「場」をつくる編

タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える。』2016年の初回は、「場」に焦点を当て、カフェ・カンパニー株式会社代表取締役の楠本修二郎と、自遊人代表取締役/クリエイティブディレクターの岩佐十良をゲストに迎える。「CAFE」=「Community Access For Everyone」を標榜し、コミュニティ&クリエイティブの起点としてのカフェづくりにこだわり続ける楠本と、従来の旅館業の常識を覆し、デザイン的思考によって共感メディアとしての宿「里山十帖」を作りあげた岩佐。これからの時代に求められる「場」とは何か、それはどのように創りあげていくべきなのか、時代を見据える2人に存分に語ってもらう。第1部では、それぞれの先進的な取組みを紹介。第2部では、聞き手としてタイムアウト東京株式会社代表取締役の伏谷博之が参加し、さらに深くトークセッションを展開する予定だ。   楠本修二郎(くすもと しゅうじろう) カフェ・カンパニー株式会社代表取締役社長楠本修二郎1964年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルートコスモス入社。93年大前研一事務所入社、平成維新の会事務局長に就任。その後、渋谷キャットストリートの開発などを経て、2001年カフェ・カンパニーを設立、代表取締役社長に就任。コミュニティの創造をテーマに商業施設などのプロデュースにも従事。2011年6月に東日本の食の復興と創造の促進及び日本の食文化の世界への発信を目的として発足した一般社団法人「東の食の会」の代表理事を務め、2013年より東京発の収穫祭『東京ハーヴェスト』を開催している。また、日本の文化・伝統の強みを産業化し、それを国際展開するための官民連携による推進方策及び発信力の強化について検討するクールジャパン戦略推進会議に参加している。一般財団法人Next Wisdom Foundation代表理事。趣味はトライアスロン。著書に「ラブ、ピース&カンパニー これからの仕事50の視点」(日経BP社)がある。 http://www.cafecompany.co.jp/   岩佐十良(いわさ とおる) クリエイティブ・ディレクター 自遊人代表取締役 1967 年、東京・池袋生まれ。武蔵野美術大学四年在学中に現・株式会社自遊人を創業。2000年、ライフスタイル雑誌「自遊人」を創刊。2002年、雑誌と連動した食品のインターネット販売を開始。2004年、新潟県南魚沼に事業の本拠地を移す。食のプロデュースや農業問題のアドバイザーとして、行政府などが招集する委員を務める。2014年5月に、クリエイティブ・ディレクターとして全デザインを担当した、ライフスタイル提案型複合施設『里山十帖』をオープン。持続可能な民家保存というコンセプトと斬新な手法が評価され、「Singapore Good Design Award 2015」受賞、EU7カ国で発行される建築デザイン誌「AD」に紹介されたほか、NHKワールドの「DESIGN TALKS」に出演。国内では「グッドデザイン賞」のBEST100に選出、中小企業庁長官賞も受賞した。主なテレビ出演は、TBS系「情熱大陸」、テレビ東京「ソロモン流」ほか。主な著書は「一度は泊まりたい有名宿覆面訪問記」(KADOKAWA)、「里山を創生する『デザイン的思考』」(メディアファクトリー)など。 http://www.satoyama-jujo.com/http://www.jiyujin.co.jp/    

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世界目線で考える。民泊、ホステルと街づくり編

タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える。』が開催される。今回のテーマは、『民泊、ホステルと街づくり編』だ。外国人観光客の増加に伴い宿泊施設の不足が大きな課題としてあがっている。解決策のひとつとして「民泊」に期待が集まるが、様々なトラブルや問題が指摘され、業界団体との軋轢もあるようだ。一方で、バックパッカーたちが利用するホステルにも熱い視線が注がれている。最近では大手企業のホステル参入も増えているがここでも様々な課題が表出してるという。インバウンドのさらなる拡大に向けて、注目を集める民泊とホステルは単に宿泊施設のことにとどまらず、これからの日本の街づくりにも大いに関係してくるだろう。今回の『世界目線で考える。民泊、ホステルと街づくり編』では、その可能性と課題について、世界のホステル、民泊の事情に精通する『バックパッカーズリンク』の代表で『GuesthouseToday』の編集長でもある向井通浩と、東急沿線のマーケティング、ブランディング、プロモーション、エリアマネジメントを統括する街づくりのエキスパート、東急電鉄 都市創造本部開発事業部事業計画部 統括部長の東浦亮典をゲストに迎え、探っていきたい。第1部は、ゲストによるプレゼンテーション。第2部は、タイムアウト東京株式会社  代表取締役の伏谷博之がモデレーターとして参加しトークセッションを展開する。   向井通浩(むかい みちひろ) 日本最大級のバックパッカー情報集積サイトJapan Backpacers Link 代表にして週刊『バックパッカー新聞』創刊編集長。若き有望な旅人を発掘する目には定評がある。 ホステル・ゲストハウス・バックパッカーズ専門ニュース配信サイトGuesthousuToday編集長。日本で唯一のホステル&ゲストハウス・ジャーナリスト。民泊にも精通した専門家。各種TV・ラジオ・新聞・雑誌・ネット媒体へこの分野での寄稿や情報提供者、コーディネイターとしても知られる。 中学2年より国内自転車旅行、高校2年より世界一周を誓い海外バックパッカーを始める。大学卒業と同時に長期海外放浪を繰り返す。更生しようと数年勤め人をするが「旅バカ」という不治の病と認識する。モットーは「誰もやらないなら俺がやる」。現在も世界一周中でたまたま日本に沈没中。   東浦亮典(とううら りょうすけ) 東京急行電鉄株式会社 都市創造本部開発事業部事業計画部 統括部長1985年 東京急行電鉄入社。自由が丘駅員、大井町線車掌研修を経て都市開発部門に配属。1992年 東急総合研究所出向。1995年 東急電鉄復職、以降商業施設開発、コンセプト賃貸マンションブランドの立ち上げ等を担当。現在は、東急沿線のマーケティング、ブランディング、プロモーション、エリアマネジメントを担当。 http://www.shibuyabunka.com/

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Things to do

台湾進出への一歩を踏み出す

2015年12月18日(金)、タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える』の台湾編が開催された。今回は、台湾を視察する日本の企業や自治体の多くが、まず初めに打ち合わせのアポイントを取ると言われ、日本のアパレルやエンタメ業界の台湾進出のプロデュースから、中央省庁や地方自治体の台湾展開のサポートまで、数多く実施しているFUJIN TREE GROUPから、代表のジェイ・ウー、CEO(執行長)の小路輔、チーフマーチャンダイザーの高島大輔の3名が登場。第1部では、台湾マーケットの最新情報が、「台湾からのインバウンド」や「台湾でのクールジャパン」など事例を交えて紹介され、第2部では、タイムアウト東京代表の伏谷博之が聞き手として参加し、一般参加者との質疑応答も交えたトークセッションが行われた。

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音楽

音楽サブスクリプション元年を振り返る

2015年12月7日(月)、タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える』の「クールジャパン編#5」が開催された。今回は、アジア最大級の音楽配信(サブスクリプション)サービス、『KKBOX』の日本代表を務める八木達雄をゲストに迎え、現場のリアルな意見とともに同サービスが狙う音楽サブスクリプション市場の突破口が語られ、また、セッション後半には、タイムアウト東京株式会社 代表取締役の伏谷博之も参加し、日本の市場にフォーカスした議論が展開された。伏谷は、前職において、日本初となる定額制音楽配信サービス『ナップスタージャパン』を2005年に立ち上げた経験を持つ。 『LINE MUSIC』や『AWA』といった新規サービスが登場した2015年は「音楽配信サービス元年」が叫ばれたものの、著名アーティストの楽曲配信や有料会員化など、クリアすべき壁はいまだに大きく、ブレイクスルーには至っていない。この現状をいかにして打破するのか。八木と伏谷が「グローバル&ローカル」な視点で語り合う。  

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TOKYO MUSIC BOX

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TOKYO MUSIC BOX #14 Bar Blen blen blen

※プレイリストは記事下部   in collaboration with KKBOX                  Bar Blen blen blen 値段:¥¥¥ 音量:★★ 照度:★★★★ 出会い:★★ ポイント:現行のブラジル音楽&酒 この一杯:ブラジルから持ち帰ったカサーシャ テキスト:高岡謙太郎 定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 第14回は、渋谷のブラジリアン&ブラックミュージックバー、Bar Blen blen blen。ブラジルの現地でのトレンドとリンクした音楽と、本場の料理やアルコールを紹介している。   渋谷マークシティ沿いの長い坂を登り切ってすぐにある同店は、2016年の1月で10周年を迎えた。店内を見渡すと、アート・リンゼイやトニーニョ・オルタのサインも。神楽坂のブラジル、アルゼンチンからの輸入CDを扱うレコードショップ、大洋レコードの試聴販売コーナーもある。        ブラジル音楽といえば、サンバやボサノヴァだが、この店では、現地で今流行しているブラジル音楽を聴くことができる。ヒップホップやドラム&ベースのサンパウロ版など、日本では耳にすることの少ないグルーヴものが中心だ。「日本で知られているブラジル感ではなくて、レゲエっぽいものとかディスコっぽいものもあります。向こうで人気のバンドが日本ではまったく紹介されていない。すごくかっこいいんで俺がかけようかなって。現行のブラジル音楽と言われてもピンとこないでしょ?」と、マルセロD2の曲をプレイ。プロデューサーはビースティ・ボーイズも手掛けるブラジル人、マリオ・カルダート・ジュニア。   「この曲はサンバとヒップホップの融合で、『メイク・サム・ノイズ』みたいなメッセージをポルトガル語で言ったり、ヒップホップIQも高くて、クラブプレイもイケるんです。ブラジルはヒップホップ文化が多くて、グラフィティもあるんですよ」。なるほどドープなヒップホップではなく、ブラジルらしい明るく軽快なヒップホップだ。   おすすめの酒は、ブラジルのカクテル『カイピリーニャ』。蒸留酒であるカシャーサに砂糖とライムを刻んだものを入れて、クラッシュアイスを入れて飲む。様々なカシャーサをロックで飲めるのも、この店ならでは。「それぞれボトルごとに個性があって、向こうの人はストレートでちびちび飲むんですよね。本来はそうやって飲むんです。カシャーサは日本では認識されていないけれど、ラムとかスコッチが好きな人には良い反応なんですよね」。ミナスジェライス州がカシャーサの名産地。現地に行った際に無理して買ってきたという、日本では飲めない銘柄が店に並ぶ。「開高健の『オーパ!』っていう本に『ブラジルの酒はピンガだ。ブラジルの焼酎だ』と書かれていたので、日本のおじさんには「カシャーサ」ではなく「ピンガ」という名で認識されているかもしれないですが、現地ではそれはもう古いかも」。 フードメニューについては、「飲み散らかす食い散らかすみたいなスタイルで、揚げ物や肉が多いですね。『フェイジョアーダ』っていう豆と臓物を煮込んだようなものは定番。移民文化なので、各国の文化がちょっとずつ混ざって変わったものが多いですね」とのこと。   常連の半分はブラジルに関係なく、渋谷界隈で遊んでい

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TOKYO MUSIC BOX #13 NO TRUNKS

NO TRUNKS 値段:¥¥ 音量:★★★★ 照度:★★★ 出会い:★★ ポイント:ヴィンテージのアンプ、スピーカー この一杯:麦焼酎 焼酎屋 兼八 テキスト:高岡謙太郎 定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 第13回は、中央線の国立駅にあるジャズ&ダイニングバー、NO TRUNKS。ジャズ全盛期の音響機器でレコードを堪能できる数少ない場所だ。録音物の再生だけでなく、小規模のジャズの生ライブもあり、中央線界隈のジャズコミュニティの盛り場となっている。          駅からほど近いビルの5階。手入れが行き届いた店内は、落ち着いた雰囲気で入りやすい。客層は60代から20代の後半で、8割型男性だという。店長の村上寛いわく、「ジャズファンはそもそも年齢が高い」とのこと。 店内を見渡してまず気になってしまうのが、ヴィンテージものの音響機器。60年代のジャズ喫茶で置かれていたアンプとスピーカーで、当時の鳴りを体験できる。セッティングされているアンプは『Macintosh C38』、スピーカーは『AlTEC 828G』。               プレイヤーの再生ボタンを押すと、説得力のある鳴りが響く。ひとつひとつの楽器の音像から演奏者の姿が立ち現れ、しばし呆気に取られた。サウンドシステムの重要性を痛感する。この店でレコードを聴けば、ジャズの魅力がいち早くわかるはずだ。 壁面を見ると、棚にはレコードとジャズに関する書籍が隙間なく詰め込まれ、戸棚を開けると秘蔵のレコードがズラリとお目見え。 ダイニングバーと称するだけあって、キッチンが広く、メニューが豊富だ。アルコールは泡盛、芋焼酎、焼酎が多い。1日に3合は呑むという村上のオススメは、『麦焼酎焼酎屋兼八』。       週末には小規模なライブも行われ、満席になることもしばしば。演奏は主に生音で、ボーカルにはマイクを立てる。『フジロック』などにも出演するビッグバンド、渋さ知らズの小編成ライブが行われる時は、若い客も集まるそうだ。渋さ知らズとは、かつて村上が新星堂に勤めていた時代に彼らをサポートしていた頃からの、長い付き合いなのだそうだ。 ライブのみならず、『新譜試聴会』に『戦前ブラックミュージック』、『ジャンル問わずギターベスト3』『年代を絞り1965年に制作された音源のみ』『アーティストの1周忌』など、趣向を凝らした試聴会イベントも数々企画される。村上のフェイバリットであるジョン・コルトレーンの特集も頻繁に行われているという。 村上のジャズ通は、音楽誌『レコード・コレクター』や『クロスビート』に批評やレビューを寄稿していた過去が裏付けている。彼自身は、音楽評論家の故 中村とうようの大ファンだという。           20代から20年以上、レコードショップに勤務していた村上は、積極的に日本のジャズを後押しし、自らインディーレーベルを立ち上げるほどの熱の入れようであった。その後、2001年にNO TRUNKSを開店する。オープン当初の国立は、ディスクユニオン、オーディオユニオン、国立楽器、クラシック喫茶のジュ

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TOKYO MUSIC BOX #12 ロックバー童夢

ロックバー童夢 値段:¥¥ 音量:★★ 照度:★ 出会い:★★ ポイント:マニアも仰天な品揃え この一杯:紫の炎(焼酎) テキスト:高岡謙太郎 定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 第12回は、サラリーマンが行き交うオフィス街の新橋にて、プログレッシブロックの名曲を堪能できる店、ロックバー童夢。キング・クリムゾン、ピンクフロイドなどのバンドが切り開き、70年代に進歩的、発展的と言われて世界を賑わせた「プログレ」。その奥深い世界を腰を据えて聴き入るには最適の空間だ。     新橋駅からほど近い商業地域の、知らないと見逃しそうな雑居ビル、その地下に同店は店を構える。階段を下りて店内に入り、客引きや街頭広告などのノイジーな街の喧騒から、ホッと一息つく。客は40〜50代の会社帰りのサラリーマンが多い。「プログレを聴いている人は孤独な人が多いんです」と店長の関将敏は語る。わいわい騒ぐよりも物思いに耽ることが好きなリスナーに最適な空間だ。 2013年4月に開店したばかりの清潔な店内。バーカウンターの座席は8席のみで、踊るスペースはなく、座りながら聴き入ることを想定した店舗設計。店内の両隅に設置されたモニタースピーカーが放つ、楽器ひとつひとつが聴き分けられるクリアな音に、ゆっくりと酔いしれる。カウンターの奥にはディスプレイも設置されていて、ライブDVDを鑑賞する日もあるという。       同店のBGMは、店長の膨大な量のCDコレクションを取り込んだハードディスクから再生される。2015年12月21日時点での音源の所有数は6731タイトルで、映像は721タイトル。手狭な店舗なのでレコードではすべての音源を置くことはできないが、デジタルデータであればリクエストされた音源を探すのも一瞬だ。 客からのリクエストでは、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、エマーソン・レイク&パーマー、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルが多く、店内でかかる音楽の割合は、プログレッシブロックが3割、ハードロックが2割、サイケデリックロックが1割、残りはそれ以外のロック全般とのこと。ヒット曲が流れる一般的なロックバーとは異なる、やはりプログレに特化した選曲だ。   バーカウンターから目線を上げると、モーターヘッド、アイアン・メイデンなどの海外アーティストにちなんだ酒瓶がずらりと棚に並ぶ。海外でアーティストの名前の入った酒がリリースされると、まとめて直輸入し、客と飲むイベントを行うそうだ。そのなかでも『AC/DCビアー祭り』は定期的に行われ、アーティストにちなんだ音源を流して盛り上がるという。 酒の種類はこれだけでない。多くのバーは洋酒を取り揃えることが一般的だが、この店のおすすめは日本の酒。なかでも焼酎の凝り具合には目を見張るものがある。『赤霧島』などのメジャーな焼酎から、ここでしか飲めないものも取り揃える。ディープ・パープルの曲名から名前をとったと思われる、鹿児島の芋焼酎『紫の炎』や、プログレ世代的にはウケが良いキャラクターから由来している『宇宙焼酎ゼットン』『ゲゲゲの鬼太郎焼酎』など、ほかでなかなか取り扱わない銘柄が並んで

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TOKYO MUSIC BOX #11 シャンソンバー・ソワレ

シャンソンバー・ソワレ 値段:¥¥ 音量:★ 照度:★★★ 出会い:★★★★ ポイント:日代わりのママ この一杯:越路吹雪(日本酒)  テキスト:高岡謙太郎 定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフ、常連客がセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。  第11回は、新宿の一角にある飲み屋街のゴールデン街で個性を放つ、シャンソンバー・ソワレ。シャンソン歌手として長年活動するソワレが開店し、現在は音楽を楽しむことのほかに、オールセクシャルの日替わりママの接客で、濃密なコミュニケーションを楽しんでもらうというスタイルで店内を賑わせている。      ゴールデン街は、50年代から続く新宿の飲み屋街。200店舗近くが開き、その多くは10人入ればいっぱいの席数。その距離の近い「密な」コミュニケーションが取れることが面白さだろう。昭和の頃、作家、詩人、漫画家、映画、演劇などの文化人が集い、酒を飲みつつ議論を交わし親交を深めた地として知られている。 気軽に入れるポップな店から、文壇バー、ゲイバー、一見さんお断りの店まで、店の成り立ちやコンセプトによって、雰囲気は様々。そのなかでもシャンソンバー・ソワレは、越路吹雪を敬愛するシャンソン歌手でもあるオーナーのソワレによって、シャンソンバーとして始まった。        現在、ソワレはオーナーとなりバーカウンターに立つことは稀。その代わり、日替わりママが担当するスタイルだ。ノーマル、ゲイ、バイセクシュアル、レズビアン、FtM、MtFと、ママたちのセクシャルに関しては偶然に豊かなセクシャルが集まっていることから、彼ら彼女らの多様な生き方が話題となることも多いそう。音楽を楽しむというよりも、ママに会いに来て楽しむスタイルになった理由をこう語った。   「当初シャンソンバーとしていたけれど、シャンソンを店で流すのは暗くなるので合わないんですよ。しっぽりした感じというか聴き入っちゃうんですよね。フランス語でシャンソンって『唄』っていう意味なので。だからBGMとして成立しないということが初期に分かって」。      現在は日替わりのママの趣味でBGMが決まり、昭和の歌謡曲が中心に流れる。ソワレは、この店ならではの音楽と人との距離感も考えている。「場所というのは人が作っていくものなので、その人が楽しめるような空気じゃないと、お客さんも楽しめないので、BGMも喋りやすい程度がいいんですよ」。BGMのみを目的としたシャンソンバーとしてではなく、シャンソンという音楽から感じ取れるライフスタイルに共感できる人が集う場となったようだ。 「音楽を自分で浄化したうえでの人間らしさというか個性というものがあると思うんですよ。レゲエの人はラスタマン風とか、スタイルから入っていくというのがあるんです。音楽が循環して、その人の人格やライフスタイルが形成される、そういうところが音楽の魅力なんじゃないですかね」。       同店の歴史は長く、現在12年目を迎えている。開店当時、ゴールデン街にはソワレの知り合いが集うようになっていた。シャンソン歌手の戸川昌子がオーナーのライヴハウス 青い部屋の店長を務めていたソワレは、自分で全部責任を持てる店を作り

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パブリックキャットシリーズ

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パブリックキャット 第19回

テキスト、写真:Kisa Toyoshima

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パブリックキャット 第17回

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パブリックキャット 第16回

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