東京ガイド

ローカルエキスパートによる都市生活者のためのベストガイド

東京、除夜の鐘10選
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東京、除夜の鐘10選

除夜の鐘は、過ぎゆく年を惜しみながらその最後を締めくくり、新たな年を迎える伝統行事だ。大晦日の深夜から鐘をつきはじめ、肉体や精神が抱える欲望、他人に対する怒りや執着など、人間誰もが抱く「108の煩悩」を振り払う。本記事では、一般人でも無料で除夜の鐘をつける東京の寺院を紹介。年越しの過ごし方は様々だが、もし溢れる煩悩に気づいたら、凛とした空気に包まれる境内に足を運び、鐘の音とともに別れを告げてみてはいかがだろう。なお、108回にこだわらず、参拝者全員に鐘をつかせてくれる寺院もあるので、つきそびれてがっかりしたくない人にはおすすめだ。

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エディターズ・ピック

東京、初日の出スポット2017
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東京、初日の出スポット2017

いよいよ2016年も残りわずか。師走という文字通り、新年に向けて忙しくしている人がほとんどだろう。しかし、どんなに忙殺されても2017年はやってくる。ここでは前売り券の購入や事前に予約をしなくとも、元旦に確実に初日の出を拝めるスポットを紹介する。お台場、横浜、成田など、意外な穴場が東京近郊にはあるのだ。2017年の初日の出をどこで見るか悩んだら、参考にしてほしい。

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北斗星のホステルが誕生、寝台列車で眠る夜
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北斗星のホステルが誕生、寝台列車で眠る夜

北海道新幹線の開業とともに昨年運転を終了した、上野と札幌を結んできた寝台特急「北斗星」。このニュースを悔やしい思いで聞いた鉄道ファンも多いだろう。しかし、そんな北斗星がホステルというかたちで2016年12月15日(木)に復活する。 エントランス   馬喰町駅の4番出口を出てすぐ隣にあるビルが、寝台特急「北斗星」の車内設備を再利用したホステル「Train Hostel 北斗星」だ。開発は東日本ジェイアール都市開発が手がけ、運営はIRORI HOSTEL and KITCHENなどを手がけるR.projectが担当している。東日本ジェイアールから話をもらったR.projectは、解体されてしまう北斗星を利用してホテルを作ってみてはと提案し、廃車寸前にプロジェクトは実現したそうだ。 ドミトリー B寝台で使われていた2段ベッド 個室、A寝台で使われていたベッド、テーブル、ライトなどが設置してある ホステル内は、北斗星の2段ベッドや、個室寝台の実車パーツを内装に再利用し、列車を細部まで再現した空間になっている。一方、ベット部分の幅を広げ、フックを付けるなど宿泊する人が快適に過ごせる工夫も施されている。 客室は2階から5階で、男女混合ドミトリーや女性専用、個室に分かれ、2階には食堂車の備品を活用した共有キッチン、飲食スペースが。料金は1泊2,500円からとリーズナブルに宿泊できるのも嬉しい。 すでに、鉄道ファンからの予約も多く、今後ホステルでは、北斗星にまつわる展示をしたり、訪れる客とともに北斗星での懐かしい旅の思い出を語らい、保存していく温かい場にしていくことを目指す。 Train Hostel 北斗星の詳しい情報はこちら 関連記事 『12月にオープンする注目ヴェニュー5選』『問屋街にホステルがオープン、IRORIを囲んで語らう夜』            

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2017年、東京にオープンする商業施設
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2017年、東京にオープンする商業施設

2020年のオリンピックに向けて、目まぐるしい変化を遂げている東京。2017年のオープンで注目したいのは、銀座エリア最大級の商業施設である「GINZA SIX」や、渋谷駅周辺エリアの整備の一環である「渋谷キャスト」だろう。そのほかにも、ロボットが働く「変なホテル」や360°客席が回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」など最新の技術をユニークに取り入れた施設のオープンも続く。多様な変化を遂げる東京の街を見守ろう。

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自然溢れるムーミンのテーマパーク、メッツァ続報
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自然溢れるムーミンのテーマパーク、メッツァ続報

ムーミンの世界を体験できるテーマパーク「メッツァ」について続報が発表された。ムーミン好きはすでに知っているかもしれないが、埼玉県飯能市の宮沢湖周辺にオープンする、ムーミンや北欧をテーマにした施設だ。当初は2017年のオープンを予定していたが、今回の会見で、2つの施設で構成される同施設の「メッツァ ビレッジ」は2018年秋、「ムーミンバレーパーク」は2019年春にオープンすることが発表された。   メッツァ ビレッジ宿泊施設イメージ     ムーミンバレーパークのムーミン屋敷イメージ   メッツァ ビレッジは、北欧のライフスタイルをテーマにした入場無料のゾーン。地元野菜を販売するマーケット、全室にサウナを併設した宿泊施設、グランピング施設からなり、ジャム作りなどのアクティビティも構想中だ。そして、ムーミンバレーパークは、ムーミンの物語を追体験できる複数のアトラクションが楽しめるテーマパーク。ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷や、灯台、水浴び小屋が建設されるほか、オリジナル商品を販売する大型のショップやレストランも計画されている。 ムーミンバレーパークのアトラクションイメージ 埼玉県飯能が選ばれたのは、トーベ・ヤンソンの『ムーミン童話』の世界をモチーフにした「あけぼの子どもの森公園」という地域の人々に愛される公園が飯能市にはあり、北欧との接点がもとからあったことや、東京から約40分というロケーションでありながらも美しい自然がある場所で、ムーミンの世界を体現するのにふさわしいということで決まったそうだ。 また、2017年1月より、レストランメニューや商品アイデアを開発チームとともに企画する、アンバサダープログラムの参加者を募集するそうだ。ムーミン好きは参加してみてはいかがだろう。 メッツァの詳しい情報はこちら

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店内に工房併設、できたてチーズが味わえる& CHEESE STANDオープン
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店内に工房併設、できたてチーズが味わえる& CHEESE STANDオープン

フレッシュなチーズを楽しめる店として人気を博しているSHIBUYA CHEESE STANDの2号店が、2016年12月6日(火)代々木公園駅近くにオープン。ここでは、「街にできたてのチーズを」というメッセージとともに、店内の工房で作ったできたてのチーズを提供する& CHEESE STANDを紹介する。     店頭にはお馴染みの牛のオブジェ             イートインスペースを設けているSHIBUYA CHEESE STANDとは違い、テイクアウト専門店として営業をしている同店。どちらかというとショップよりも工房をメインとしており、店舗の8割のスペースを工房が占めているという。店頭に常に並ぶチーズは、『出来立てモッツァレラ』、『出来立てリコッタ』、『カチョカヴァッロ』、『東京ブッラータ』の4種類。数としては少ないと感じる人もいるかもしれないが、その分毎日店内の工房で作られた、できたての新鮮なチーズを手に入れることができるのだ。     『出来立てモッツァレラ』             また、チーズに用いる牛乳の新鮮さにも一切の妥協はない。いずれのチーズにも、24時間以内に都内で搾乳された牛乳が使用されているのである。仕入れる牧場も清瀬や東久留米といった、できるだけ工房に近いところに限定することによって、よりフレッシュな牛乳の使用を可能としているのだ。さらに、仕入れた牛乳は次の日に持ち越したりせず、その日のうちにすべてチーズにして販売するという点も新鮮さのポイントといえるだろう。             チーズのフレッシュさはSHIBUYA CHEESE STANDでも念頭に置いているが、同店ならではの特徴は店名にも付いている「&」という部分だ。この「&」には、チーズと人や、チーズと食材など「チーズとほかの何かを繋げたい」という想いが込められており、店内にはチーズと相性の良い調味料や食材、チーズにまつわる書籍など、よりチーズを楽しめるような要素がちりばめられている。たとえば、モッツァレラによく合う塩として選ばれているのは、食感が楽しめるマルタ産のフレーク塩や爽やかな風味が広がるレモン風味の塩。ただチーズに合うというだけでなく、ほかではなかなか出会えないような商品を提案してくれるのも嬉しいところだ。そのほか、オリーブオイルやハチミツ、ジャムなども、良質な商品がセレクトされているので、ただチーズにかけるだけでも十分に味をアレンジすることが可能。チーズ単品でも最高だが、ほかの食材を合わせることによって感じられるチーズのまた違った表情も楽しんでみてほしい。   世界初といわれる柚子風味のオリーブオイル(左下)など、珍しい商品も販売されている       画像のTシャツや『出来立てリコッタ』のためのパンケーキMIXといったオリジナル商品も並ぶ           古代製法のチョコレートは、ジャリっとした砂糖の食感が残っているのが特徴。細かくスライスしてリコッタチーズと合わせるのもおすすめだ                     白、赤、ロゼと常に棚に並ぶサンサルバトーレの5種類のワインに加え、店内ではその季節に合わせたスパークリングワインなども販売されているので、チーズにはアルコールが欠かせないという人も心配は無用だ。時期によってラインナップは変わってくるが、モッツアレラに合わせるために作られたビールとい

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東京を創訳する 第16回『歌舞伎ー昔と今(2)』
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東京を創訳する 第16回『歌舞伎ー昔と今(2)』

タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 東京を創訳する > 東京を創訳する 第16回『歌舞伎ー昔と今(2)』 テキスト:船曳建夫 今回は前回の「かつてのやるせない」ほど衰退した歌舞伎が、いかにして連日満員の今日を迎えたかについてお話しするのだが、そこを歌舞伎とは何か、から始めて、詳しく説明しよう。起きたことだけで言えば、「三之助と孝玉コンビという若手スターの誕生で、客が戻った」と1行で終わってしまうから。 歌舞伎は、2008年にユネスコの無形文化遺産に認定された。この承認は当時、「歌舞伎、世界遺産登録!」と、盛んに喜ばしいこととして報道された。でも、ユネスコの無形文化遺産とはどんなものなのか。その長いリストを上の方からパフォーマンス系で見ると、アフリカはウガンダの「ブンガ王国の瓜型トランペットの音楽と舞踊」、アジアはイランの「タァズィーエの儀式の演劇芸術」。何となく、あれ?という感じで、日本のほかの無形文化遺産に「壬生の花田植」とあるのを見て、はたと気付く。そうか、無形文化遺産とは、いわゆる「世界の民俗芸能」なのだ。 しかし歌舞伎は全然違う。源流は民俗芸能だが、ここ400年、常にコンテンポラリーな都市型エンターテインメントである。ユネスコのリストには、中国の京劇、日本では能楽、文楽と、同じような立ち位置の「古典芸能」があるが、歌舞伎と比べて社会における意味と規模が違う。もしそのリストに、「米国ニューヨーク ブロードウェイのミュージカル」といったものが入っていたら分かるのだが、歌舞伎がユネスコ無形文化遺産にあるのは、ある意味、場違いである。これは別に「民俗芸能」より歌舞伎の方が偉大だ、と自慢しているのではない。そこを説明しよう。 まず規模。「歌舞伎は東京にある一つの劇場、歌舞伎座だけで、年間100万人以上の観客を集めている」と、いつかあるシンポジウムで話したら、聴衆はびっくりして、信じられなかったようだ(これだとかつての広島市民球場より年間観客数が多い?)。歌舞伎座はまず、座席数がざっと2000席。仮にいつも満員だとして、昼夜で4000人。恐るべきことに毎月25日間、1年に12ヶ月休みなしで公演するので、単純計算すると、年間120万人。実は、1日3部制の月も2、3ヶ月はあって、そのときは1日の満席数が6000人だから、これは誇張した数字ではない。もっとも、現実には空席もあるだろうから、15~20%割り引いて、100万人に落ち着く。2010年の歌舞伎座閉場や、2013年の新開場のときは、大いに人気を集め満員続きだったから、年間120万人は遥かに超えていただろう。東京やほかの都市の劇場も数えれば、歌舞伎の年間動員数は、何百万人となる。 次いで、演劇としての社会的意味、それは現代性にある。歌舞伎はただ過去の作品を繰り返しているのではない。古典演目を演じていても、常に新たな役者による新しい解釈がなければ客は来ない。もちろん新作も上演される。最近では、ついに漫画(『ワンピース』)を原作とした破天荒な舞台(2015年上演)まで作られ、それが、歌舞伎として内容的にも興行的にも成功したからその底力が作り出す現代性は明らかである。 あるとき、僕がロシアのバレエ関係者を歌舞伎座に連れて行ったら、着いたときに彼女は歌舞伎座を博物館だと思って(確かに見た目は古風)、そこでアトラクションとして古典的な演技が上演されているのだ、と考えたらしい。彼女に、「歌舞伎のレパートリーの数は?」と聞かれて、「3、400ほどの演目は10年くらいのサイクルで上演されている

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注目イベント

YAHYEL -FLESH AND BLOOD LIVE-
音楽

YAHYEL -FLESH AND BLOOD LIVE-

2015年3月の結成から瞬く間に注目を集め、最近ではMETAFIVEのオープニングアクトに抜擢されたことも記憶に新しいバンド、yahyelが、1stアルバム『FLESH AND BLOOD』のリリースパーティーを開催する。ディストピアをテーマに制作された本作には、ボーダーレス、ジャンルレスな感覚が色濃く反映された新世代ならではのサウンドが詰まっている。コアメンバーの3名に、ドラムスとVJを加えた鮮烈なライブパフォーマンスは必見だ。    

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タイムアウト東京 大忘年会 2016
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タイムアウト東京 大忘年会 2016

年末恒例、タイムアウト東京が贈るイヤーエンドパーティーが今年も開催。今年は「和+?」を裏テーマに、例年以上に濃厚なプログラムを用意。もちろん、DJやバンドのほかにも、美味しい仕掛けを用意している。 今年のメインゲストは、王道にして究極、老若男女を魅了するオールジャンルなプレイでフェスティバルから小箱までを往来するクボタタケシと、名門Rush Hourの一員として世界的な大ブレイクを果たしている寺田創一の民謡+電子音+映像プロジェクトOMODAKA。さらに、渋谷リズムカフェの名物イベント『昭和歌謡ナイト』を主催する伊達男フロムNY、DJ Dandyも登場してくれる。 さらに追加出演者として、珍盤亭娯楽師匠とTOYOMUも決定。演歌や民謡、音頭をソウルフルにミックスし、自ら「見世物小屋エンターテイメント」と称する強烈なパフォーマンスで和モノDJカルチャーに新風を吹き込んだ珍盤亭娯楽師匠と、今夏に話題をさらったカニエ・ウエストのリミックスに続いて宇多田ヒカルの『Fantôme』の全曲リミックスの公開、そして全曲オリジナルのEP『ZEKKEI』をリリースした新世代のアーティストTOYOMU。異なるシーンで話題を集める2組のパフォーマンスに期待したい。 また、もうひとつの目玉として、今年は日本酒飲み放題のサービスを行なう。料金はなんとワンコイン=500円で5種類の日本酒が飲み放題というお得すぎる内容だ。 ラインナップは、地酒発掘のパイオニア「日本名門酒会」のバックアップにより、『司牡丹 純米 船中八策』(高知県佐川町))や『大山 特別純米 十水』(山形県鶴岡市)、『香露 特別純米酒』(熊本県熊本市)、『れいざん 純米酒』(熊本県阿蘇郡)といった銘酒に加え、一ノ蔵が製造する発泡性の清酒『すず音』というバラエティー豊かな品揃え。 タイムアウト東京のロゴ入り特製おちょこもついて500円という破格で提供する。なお、飲み放題参加者は先着200名まで。各銘柄、在庫に限りがあるので、全種類を飲みたい人は早めの参加をすすめる。日本酒目当てでも、チャージと合わせて2,000円。のんべえは奮って参加してほしい。 ※昨年の模様はこちら。

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女子と渋谷の展覧会 from シブカル祭。
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女子と渋谷の展覧会 from シブカル祭。

渋谷のスペイン坂に新たにオープンする、GALLERY X BY PARCOの第1弾企画として、毎年秋に渋谷PARCOで開催されてきた女子クリエイターの祭典『シブカル祭。』のスピンオフ企画が決定。「渋谷のストリート」をテーマに、愛☆まどんな、青柳菜摘、オカダキサラ、とんだ林蘭、若木くるみ、UMMMI.らがペインティング、写真、映像作品などを発表する。

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KYARY PAMYU PAMYU ARTWORK EXHIBITION 2011-2016
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KYARY PAMYU PAMYU ARTWORK EXHIBITION 2011-2016

アーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅのCDジャケットデザインを展示するアートワーク展がラフォーレミュージアム原宿で開催。2011年のデビュー作から2016年に出されたばかりの、自身初のベストアルバム『KPP BEST』まで、全18タイトルのCDジャケットのほか、撮影で使用されたウィッグや衣装などが展示される。デビュー作からアートディレクターを務めるスティーブ中村は、タイムアウト東京マガジンの表紙なども手がけてきた。KPPファン必見のイベントに駆けつけたい。

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世界目線で考える。

ナイトエンターテインメントと考えるこれからの街づくり
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ナイトエンターテインメントと考えるこれからの街づくり

2016年4月で7周年を迎えたタイムアウトカフェ&ダイナー。4月はアニバーサリーマンスとして期間限定で伊勢うどんを提供したり、新世代のキーパーソンとなるアーティストたちが多く出演したイベント『Song For A Future Generation』や、寺社フェス『向源』とのコラボレーションイベントなど、様々なイベントが開催されてきた。タイムアウト東京が主催し、毎回様々な分野のエキスパートを招くトークイベント『世界目線で考える。』のスペシャルバージョン、『世界目線ラウンジ』もその一つだ。全3回開催された『世界目線ラウンジ』の最終回、そして7周年スペシャルイベントのラストを飾る『世界目線ラウンジナイトエンターテイメントの未来』が2016年4月26日に開催された。風営法改正をリードし、ナイトカルチャーやナイトエコノミーの持つポテンシャルをいかした魅力ある都市づくりに取り組み続ける弁護士の斉藤貴弘と、2015年に『Sensuous City [官能都市]』を発表し、都市の魅力を測る新たな定義と尺度を提案し注目されるHOME’S総研所長の島原万丈をパネラーとして迎えた同イベント。実際に住む人の目線から考える住み良い街や、夜をいかした街づくりや観光、これからの新たな夜の遊び場の形についてなど、それぞれに持つ観点から存分に語ってもらった。

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ネットとメディアの未来を考える、動画サイトPLAY▶TOKYOが始動
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ネットとメディアの未来を考える、動画サイトPLAY▶TOKYOが始動

2016年4月で7周年を迎えたタイムアウトカフェ&ダイナー。そのスペシャルイベントの一貫として、タイムアウト東京が主催し、毎回様々な分野のエキスパートを招くトークイベント『世界目線で考える。』のスペシャルバージョン、『世界目線ラウンジ』が開催された。第2弾は、『世界目線ラウンジ ガイドは動画にする。』と題し、2016年2月に動画ガイド『PLAY▶TOKYO』を3社共同で立ち上げた博報堂ケトルの嶋浩一郎、TUGBOATの川口清勝、タイムアウト東京の伏谷博之の3人がパネラーとして登壇した。2020年を見据え、スタートしたプロジェクト『PLAY▶TOKYO』。その立ち上げの背景には、伸び続ける訪日外国人観光客数と、ネット環境のさらなる発展があった。トークはまず、それぞれのインターネットについての考え方を語るところから始まった。   川口はまず、広告代理店のインターネットに対する考え方に問題があると指摘した。インターネットの広告費はラジオ、雑誌を抜き、ついには新聞をも抜いてしまった。にもかかわらず、いまだに広告代理店の営業はテレビコマーシャルを売りたがり、ネット広告は儲からないと考えている。川口は広告代理店を不動産屋にたとえ、高く土地を買ってくれるなら家はサービスで建てる、というシステムで成り立っているビジネスなのだと言う。たとえば多くの人が見る月9のドラマの枠にCMを流すことは、1度で大多数にメッセージを届けることを意味する。同じ時間を共有することに価値を見出し、企業はそれをリーチ数として換金するシステムを採用してきた。それはテレビなら視聴率であり、新聞なら部数、そしてネットならPV(ページビュー)という形で表されてきた。 しかし、今後は「Relevancy」、つまり「適合性」が重要視されると川口はいう。従来の「1 to Many」から、「1 to 1」へ。自分に合った、自分に向けられたコンテンツに課金するシステムが求められる。その例として挙げたのはマガジンハウスの雑誌『BRUTUS』やラジオの投稿など、少数ながらも確実に対象に対して興味を持ち、熱量を持ってコンテンツに向き合っている人々がいるメディアだった。そして、今後のネットはそういう場所になるべきであると語った。   嶋もまた、ネットの問題点として真っ先に価格破壊を挙げた。現状としてデジタルコンテンツは「1PVあたり何円」、という換金システムで扱われる。しかし、インターネットの本質が民主主義にあるとはいえ、たとえば素人ライターの記事と大手新聞社の海外派遣記者が書いた記事が同じ収入システムで扱われるのはおかしいと語る。新聞社のようなコンテンツホルダーが売りにすべきはそのクオリティであり、問題は取材コストの捻出方法にある。適した相手にコンテンツを発信し、ユーザーはそれに見合った対価を払う。世界共通のインターネットの世界に必要なのは新しいマネタイズの発明であると説いた。   そして、 いよいよ話題は『PLAY▶TOKYO』に移る。川口は訪日外国人観光客は2016年4月には2000万人を超え、2020年には4000万人を超えると言われている今、向こう10年のうちに日本国内で経済を回すことのできる「アクティブ」な人の数は、外国人が日本人を上回るだろうと予測する。このまま国内のコミュニケーションにだけ対応していてはまずい。来る逆転に備え、今からやるべきことがあるのではと感じたのが2年前だったという。かねてから嶋の立ち上げたケトルと仕事がしたいと思っていた川口は、『PLAY▶TOKYO

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インバウンドから考える、ガイドブックの未来
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インバウンドから考える、ガイドブックの未来

2016年4月で7周年を迎えたタイムアウトカフェ&ダイナー。そのスペシャルイベントの一貫として、タイムアウト東京が主催し、毎回様々な分野のエキスパートを招くトークイベント『世界目線で考える。』のスペシャルバージョン、『世界目線ラウンジ』が開催。初回は、『世界目線ラウンジベストガイドサミット vol.1』と題し、『地球の歩き方』を発行するダイヤモンド・ビッグ社代表取締役社長の藤岡比左志と、KADOKAWA『ウォーカー』総編集長でエリアウォーカー部部長、ウォーカー街づくり総研理事長を兼ねる玉置泰紀、タイムアウト東京代表取締役の伏谷博之の3名が登壇。個性豊かなガイドブランドを展開する3者のトークは玉置の乾杯の音頭から始まった。   国民性にあったガイドブックを作る 1979年に創刊された『地球の歩き方』。その誕生までの流れは、まさに今日のメディアが目指すものと言える。当時就活情報誌を出版していたダイヤモンド・ビック社。そこへ、就活を終えた大学4年生を飛行機代が安い1~3月ごろに海外へ行かせようというプロジェクトが持ち込まれる。今日の「卒業旅行」の萌芽だ。「ダイヤモンドステューデントツアー」と銘打たれてスタートし、参加者にはインセンティブとして前年の参加者の体験談が載ったガリ版刷りのガイドが配られた。学生だけで海外旅行に行くことは珍しかった当時は、ガイドブックといえば出張やツアー用しかなかったのだ。その後、そのガイドは『地球の歩き方』として市販されるようになる。「世の中にない情報を形にする」ことが、日本を代表するガイドブック『地球の歩き方』の原点だと藤岡は語った。 「飛行場から市内へ無事たどり着けるか」「時期的に何を着ていけばいいか」など、『地球の歩き方』の編集部には読者から多くの相談が寄せられるという。天気、簡単なフレーズ、交通手段などありとあらゆる情報を掲載し、時に「過保護なガイドブック」と称されることも。しかし藤岡は「国民性に合ったガイドブック」を作っているのだという。それは「分からなければ聞けばいい」と考えている外国人に対し、心配性の日本人には需要があるのだ。 国民性という話題のなかでもう1つ日本人の特徴としてあげられたのが「選択が苦手」ということだった。タイムアウト東京では、「東京、ナポリタン5選」といったまとめ記事が人気だ。しかし、他の都市では50選、100選などが上位になる。レストランでいえば、膨大なメニューのなかから選択するフレンチや中華に対し、鮨屋では「おまかせ」こそが一流と考える。ランキング好きと言われる日本人だが、あまりに選択肢が多過ぎても選べなくなってしまう、取捨選択が苦手な国民性なのだ。  アジアを呼び込む 日本の特集記事が別冊として付録になり、さらに独立し月刊誌として創刊するにいたるほど、日本ファンが多い台湾。しかし、尖閣諸島問題や3.11の時の日本離れは顕著だった。1999年に創刊された『台北ウォーカー』など多言語化する『ウォーカー』ブランドを手がける玉置は事態を冷静に見つめ、インバウンドの話が盛んにされるようになったときもあまり期待していなかったという。しかし、日本とアジア諸国との政治的関係が冷え込んでいる間にも、円安、SNSの普及、アジア諸国の経済成長、ビザの緩和などインバウンドにつながる様々なことが起きていた。次第にアジアの人々の「日本=物価が高い」というイメージが「日本=安い、安全、行きやすい」に変わっていったのだ。 インバウンドを考えるうえで、日本が手本にすべきはフランスだと藤岡は言う。人口

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共感で人を集める
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共感で人を集める

2016年2月17日(水)、タイムアウト東京が主催するトークイベント『世界目線で考える。「場」をつくる編』が開催された。今回は、東京を中心に約100店舗の飲食店を経営するカフェ・カンパニー代表取締役社長の楠本修二郎と、雑誌『自遊人』を発行し、宿「里山十帖」を経営する自遊人代表取締役、クリエイティブ・ディレクターの岩佐十良の2名が登壇。第1部では、今まで取り組んできたプロジェクトをそれぞれが発表し、第2部では、タイムアウト東京代表の伏谷博之が聞き手として参加し、2人が考える人が集まる仕組み、データの必要性、地方創生、インバウンドなど、多岐にわたる話題で熱いトークセッションが行われた。

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TOKYO MUSIC BOX

TOKYO MUSIC BOX #30 JAZZ喫茶 映画館
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TOKYO MUSIC BOX #30 JAZZ喫茶 映画館

      in collaboration with KKBOX                  JAZZ喫茶 映画館 値段:¥¥ 音量:★★★★ 照度:★★★ ポイント:オープンリールや映写機、カメラ、映画ポスターなど、店内の様々な機材やアンティーク   定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回は、都内で最も個性的なジャズスポットのひとつであるJAZZ喫茶 映画館を紹介する。サイフォンで淹れたコーヒーをすすりながら、スピーカーから流れるジャズに耳を傾け、静かに贅沢を味わう。そんな光景が、この店では40年間変わることなく続いてきた。       扉を開け、店内に足を踏み入れると、時間の流れがひどくゆっくりになる。奥に鎮座する大きなスピーカーをはじめ、店内のあちこちにオープンリールや、映写機、カメラ、映画ポスターなど、様々な機材やアンティークが置かれている。ドキュメンタリー映画を製作していた経歴を持つ店主、吉田のマニアックな趣味だ。       ホーンやプレイヤーの木製部分はすべて吉田の自作だ     1976年から白山で営業するこの店は、もともとは吉田が仲間と一緒に映画を上映するためにこの店舗スペースを借りたのが始まりだ。その後、次第に現在のジャズバーへと変容を遂げ、素晴らしいオーディオシステムに加えて、貴重なジャズレコードの数々、さらには棚には多くのフィルムや写真集など、ジャズマニアや映画マニアたちが惹きつけられやってくる店となっていった。 「ジャズは曲単位ではなくLP単位で聴くものですし、私が選ぶ曲はデータで聴いても面白くない曲ばかりかもしれないですが……。10曲ということでしたら、スタンダードなジャズナンバーから色々なバージョンを選んでみますか」。ということで、スタンダードナンバーを軸にプレイリストを作ってもらった。                 「ジョン・コルトレーンの『My Favorite Things』は、これだけで30枚以上あります」とのこと。今回は、アルバム『My Favorite Things』のテイクと、彼が亡くなる3ヶ月前に録られたライブ録音『The Olatunji Concert:The Last Live Recording』からのテイクの2パターンを選んでくれた。     「このエリック・ドルフィーの『Out To Lunch』は、オリジナル盤は溝が深くて、非常に迫力のある音がするのです。この作品は、大友良英さんがお気に入りということで、以前にdoubtmusicからカバーアルバムを出していました(『ONJO plays Eric Dolphy's Out To Lunch』)」。     「日本人で選ぶなら、美空ひばりはすごいジャズシンガーでした。美空ひばりをかけるジャズ喫茶は、あまりないと思いますが(笑)。ひばりさんの息子さんも、来店されたことがありますよ」。   ジャズとレコードに深い愛情を注ぐ吉田は、リクエストにも気軽に応えてくれる。昔ながらのジャズ喫茶の雰囲気を味わいたいひとは、ぜひ訪ねてみてほしい。   JAZZ喫茶 映画館のプレイリストはこちら 『TOKYO MUSIC BOX』特設サイト

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TOKYO MUSIC BOX #29 天狗食堂
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TOKYO MUSIC BOX #29 天狗食堂

      in collaboration with KKBOX                  天狗食堂 値段:¥¥ 音量:★★★★ 照度:★★ この一杯&一品:ハイウーロンと餃子   定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回は三軒茶屋で最もディープなDJバー、天狗食堂を紹介。今年9年目を迎える同店だが、週末は深夜から早朝まででは収まらず、昼すぎまでぶっ続けで営業する、ハードな遊び人と飲んべえたちの終着駅である。   店内奥には良い感じにラフなDJブースが。DJは基本的に平日も含め毎日入っており、ジャンルもディスコ、レアグルーヴ、ワールドミュージックからハウス系までと幅広い。アニバーサリーイベントではDJ NORIが出演したりと、大御所が登場することもしばしばある。DJバーにしては珍しく、踊れるスペースがしっかりとあるのが嬉しい。     店主の千田顕一郎は、1990年代のクラブカルチャー最盛期に青春時代を過ごした世代。秋田から上京した大学時代から20代半ばまで、今はなき青山MIXをはじめとするクラブで夜遊びに明け暮れたという。「大学に入ってからレコードとかを買い始めて、仲間と渋谷のクラブでパーティーをしたり。青山MIXは敷居の高い箱でしたが、そこでレギュラーパーティーをやっているDJの鞄持ち的なこともやったり、照明をやったりしていました。やっと、翌月からオープンの時間にDJブースに立たせてもらえることが決まって、やった!と思った矢先に、青山MIXが閉店してしまって(笑)。それが2005年くらい。『Body&Soul』が盛り上がってた時期で、俺も買ってるレコードはハウス寄りのものが多かったかな」。 同店を開く以前は都内でカレーのキッチンカー営業やケータリングを生業にしていたが、2007年に独立を決意し、三軒茶屋で同店をスタートさせた。泥酔客だろうが来る者は拒まない千田のスタイルが成立するのも、三軒茶屋という土地柄ならではだという。「ここ数年で、世代的に家庭を持ったりで平日も朝まで飲みに来てくれるような常連さんは減ってしまいましたが、音楽好きはもちろん、最近三軒茶屋に引っ越してきたお客さんとか、ほかの店の店主が自分の店の酔い潰れた客を預けに来たり(笑)。多分、普通の店だったら止めさせることも、俺は止めない、っていうか俺が率先して乗っかっちゃったりするんで(笑)。まあ、これが渋谷とか新宿だったらめちゃくちゃになっちゃって無理なんでしょうけど。三茶でうちに辿り着く時点で、ある程度お客さんも匂いが近い人が来ているというのはありますね」。   千田が語ってくれた9年間のエピソードの数々は、過激さゆえにここに詳細を書けないのが残念なのだが、とにかく濃い。ここでは、クラブや普通のバーとも違う、アルコールと音楽が同居する空間でだからこそ起こるドラマチックな瞬間があるようだ。「明け方に音楽を聴いて泣き出す人とかいますよ。お客さんが2人くらいしかいなくても、なんかその場にいる全員の波長が合っちゃって、朝日が差し込んで来て、この曲が今かかっちゃって、ジーンときちゃうみたいな。うちの店、日差しがめっちゃ入るんですよ(笑)」。というわけで、今回、彼が作成してくれたプレイリストのタイトルはずばり「朝日が差し込む天狗食堂で聴きたい曲」だ。  

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TOKYO MUSIC BOX #28 頭バー
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TOKYO MUSIC BOX #28 頭バー

      in collaboration with KKBOX                  頭バー 値段:¥¥ 音量:★★★ 照度:★ ポイント:気軽に入れる雰囲気この一杯:開店当初から人気のウーロンハイ テキスト:高岡謙太郎     定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回紹介するのは、恵比寿と渋谷の中間にあるDJバー、頭バー。渋谷川と明治通りに挟まれた一戸建てを改築した店舗。2階建ての壁一面にはグラフィティが施されているので、一目でそれとわかるだろう。1階がDJブースつきのカウンターバーで、2階の座敷ではくつろぐこともできる。         都内のDJバーにしては珍しく大通りに面しているので一見の来店も多い。バーカウンターの距離は狭すぎず空きすぎず、客同士の距離感を縮め、フレンドリーになりやすい間合いだ。「酔っ払いすぎて夕方まで帰らない人もたまにいるんです。前の店長の木村はくっつけ上手で、ここから何人も結婚した人がいるんですよ」と語るのは、昨年から2代目店長になった押川大二郎。   DJイベントは日々行われている。過去にはイギリスの大御所ダブエンジニア、エイドリアン・シャーウッドがお忍びでプレイしたことも。押川も時折DJを披露する。プレイリストの3曲目までは客から曲名を聞かれることの多い曲だそうだ。「1曲目はアフリカ、コンゴの電気リケンベ(親指ピアノ)グループ、Konono No.1。彼らにしてはダークな曲だったので気に入っていますね」。 レギュラーイベントも幅広く、アダルトな夜遊び企画も。「ノイズから歌謡曲、四つ打ち系もあり、日によってジャンルが違います。毎週水曜日は『妖怪倶楽部』というイベントで、フリーマイクでラッパーたちが自由にフリースタイルを披露できます。そのほかに、おしんこさんという、服を脱いだ素人の女性の写真を撮る催しもありますね」。 この店では台湾人女子が働いていたときから台湾料理がメニューに登場するようになったのだが、「働いていた台湾人の子の婚活パーティを店でやって、2回目で彼氏ができて店をすぐ辞めちゃいました(笑)」。今は彼女の味を改良して出しているそうで、魯肉飯(ルーローハン)、煮玉子、水餃子を中心に屋台料理が楽しめる。   一度この店を訪れたことがある人なら、同店が醸し出す独特なムードを知っていることだろう。非日常感あふれる店の成り立ちを聞くと、「GAS BOYSのイマイさんが立ち上げたスニーカーブランド『マッドフット』の事務所が原宿にあって。そこで週末は内輪の飲み会的なパーティが行われ、『頭バー』と呼ばれていました。100円で買ったチューハイを200円で売ったりして(笑)。それがどんどん広がって知らない外国人も来るようになって、頭バーをリアル店舗化することになったんです」という。 押川の音楽の原体験は、10代の頃。音楽好きの友人の兄がリーダーの、エレクトリックミュージック・ユニットGeodegikにメンバーとして参加。テルミンやサンプラーを担当し、2回目の『フジロック』に出演するという希少な体験をしている。「最近はリーダーの下城さんに全然会っていないですね。頭バーでもライヴしてほしいですね」。 その後、ターンテーブリストとして名を馳せたDJ BAKUのVJ

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TOKYO MUSIC BOX #27 JUHA
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TOKYO MUSIC BOX #27 JUHA

      in collaboration with KKBOX                  JUHA 値段:¥¥ 音量:★★ 照度:★★ ポイント:北欧を感じさせる佇まいの内装この一杯:一橋学園駅の名店 南風配達人の豆を使ったコーヒー テキスト:高岡謙太郎     定番スポットや老舗バー、注目の新店まで、魅力的なミュージックスポットを、店主、スタッフがセレクトしたミュージックプレイリストとともに紹介する連載企画『TOKYO MUSIC BOX』。 今回紹介するのは、西荻窪駅にある喫茶店、JUHA。大場俊輔と大場ゆみの夫婦で切り盛りしている同店がオープンしたのは、2010年3月。店名の由来は、フィンランドの映画監督アキ・カウリスマキによる無声映画『JUHA(邦題:白い花びら)』から。独特なテンポと静けさが魅力のカウリスマキ作品にも通じる、落ち着いた雰囲気の一軒だ。   錆び加減が味わい深い入口のドアは、映写室で実際に使われていたもの。映画『JUHA』で流れるような楽曲を総称して「ロマンスミュージックカフェ」と名付け、開店当初は劇中で流れるような戦前タンゴやクラシックを店内でかけていた。現在は主にモダンジャズのレコードが多いという。 今回のプレイリストのテーマについて聞くと「ジャズは女性ボーカルの方が人気があるので、男性ボーカルの特集があまりないんです。チェット・ベイカーやルイ・アームストロングは有名ですが、こういう小粋なものもあるんだよ、という紹介がしたくて。年代と曲名と小編成のものでまとめました。実際、お客さんの反応も良くて、ここからジャズに入ってくれる人もいます」と語ってくれた。   「この曲は珍しくオスカー・ピーターソンが歌いながらピアノを弾くんです。オスピーが歌っていることを知らない人が多いので。声がナット・キング・コールに似ていて、びっくりする方も多いですね」。 客層は、杉並区という土地柄なのか作家や漫画家が多いという。時には客席でゲラのチェックが行われる光景も。「基本的に本を読みに来る女性の方が多いです。なので、彼女たちの邪魔をしないように、けれど、心に残るような選曲を心がけています」。 フレッド・アステアのこの曲とは、自らが客として出入りしていた喫茶店で出会った。「アステアは小粋の極地なんです。僕の好きな店、吉祥寺のかうひいや3番地で知りました。かうひいや3番地もジャズ専門とは謳っていないけれど、50年代のモダンジャズをよくかけていますね」。     喫茶店という空間で音楽と出会ってもらえることを意識して、プレイ中の曲はレコードジャケットが飾られる。     もともとガレージパンクを聴いていた大場俊輔は、喫茶文化に触れて昭和から続く喫茶店に通うようになる。新宿の珈琲らんぶるで働きながら、同じ通りにあるレコードショップで毎日のようにジャズのレコードを買い求める日々。一方、妻のゆみは、今はなき下北沢の名店、ジャズ喫茶マサコで働いていたという経歴を持つ。その当時に、写真家の沼田元氣による喫茶文化に関する書籍と出会い、さらに、2005年の雑誌『Pen』のジャズ特集と植草甚一特集の号に触発されたことをきっかけに、より喫茶文化やジャズに傾倒していったという。ちなみに、店内の椅子はジャズ喫茶マサコから引き継いだものだ。           プレイリストでは、彼らのルーツであるジャズとパンクを繋ぐ曲も選んでくれた。「モーズ・ア

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パブリックキャットシリーズ

パブリックキャット 第29回
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テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

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パブリックキャット 第28回
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テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

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パブリックキャット 第27回
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テキスト:Shiori Kotaki、写真:Keisuke Tanigawa

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パブリックキャット 第26回
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パブリックキャット 第26回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

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