東京ガイド

ローカルエキスパートによる都市生活者のためのベストガイド

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ

ソフィア・コッポラが、南北戦争期のバージニア州を舞台に、誘惑と生存、性の目覚めを美しく描き上げた。自制と善行の手本を示そうとして失敗する2人の教師を演じるキルスティン・ダンストとニコール・キッドマンの演技が光る。 本作では、自然に囲まれた寄宿学園内でほぼすべての物語が進んでいく。2人の教師、マーサ(キッドマン)とエドウィナ(ダンスト)、5人の女生徒という小さなコミュニティに、森の中で倒れていたアメリカの負傷兵であるアイルランド人のジョン(コリン・ファレル)がかくまわれる様子が描かれる。遠くで大砲の音が鳴り響く中で、学園におけるジョンの存在は、少女たちが受けるフランス語の授業だけではなく、作品全体にエロティックな雰囲気を添え始めていく。 1966年にトーマス・カリナンが発表した南部ゴシック小説が原作になっており、1971年にはクリント・イーストウッド主演で『白い肌の異常な夜』として映画化されたが、本作はスケール感を抑えたことで、短編のように感じる。ジョンは自分が誘惑者となり、女性たちの相手をすることが唯一の生き残る道だと理解するという、偉大な経済組織を描いた作品だ。女性たちもそれを望まないわけではない。マーサはベッドの上で彼の身体を洗う時間があり、エドウィナは彼の胸に身をゆだね、早熟なアリシア(エル・ファニング)だって負けてはいない。ほかの少女たちもそれぞれの方法で彼に近づこうとし、聖書を渡したり、個人的にお喋りを楽しむのだ。 脚本は安っぽく、搾取のように感じるかもしれない。ハンサムな兵士が寝たきりで女性たちからじろじろと見つめられる。しかし、コッポラが描きたいのはそこではなく、女性たちだ。とくに、女性の集団がジョンを当局に差し出さないことをいかに正当化し、道徳的な理由を主張するかということに興味があるのだ。一方で、ファレルは魅力的に横たわっていた。性と暴力の描き方も力強い。前半にキッドマンがファレルの流血した足を縫合するシーンでは、可愛い男性との風変わりな出会いを描いていたが、後半になって彼女が拒絶されたように感じると、同じ足が標的になる。 コッポラの過去6作品の中では、1999年の『ヴァージン・スーサイズ』に最も似ているだろう。『ロスト・イン・トランスレーション』『ブリングリング』でも知られる彼女は、本作ではエロスと暴力、安易な衝撃の可能性を抑えていた。『マリー・アントワネット』のように、ポップな楽曲によって時代を特徴付けているわけではない(前半では音楽はほぼ使用されておらず、後半にはフェニックスの地味な楽曲が流れてくる)。撮影監督のフィリップ・ル・スールによる撮影技術が作品に穏やかなロマンスを加え、キャンドルの明かりに照らされた夜のシーンや、木々の木漏れ日を捉えた野外でのシーンなどが印象的だった。全体的に少々生意気かつ、詩的に描かれている。その上に、美しい衣装や秀逸な構成が合わさり、見事に演じられた寓話のような作品に仕上がっていた。  原文:DAVE CALHOUN 翻訳:小山瑠美 2018年2月23日(金)公開 公式サイト (C)2017 Focus Features LLC All Rights Reserved

タイムアウトレビュー
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週末行くべきパーティー5選
ナイトライフ

週末行くべきパーティー5選

今週はNick The Record、FLATTOP、A Tribute to Nujabesなど。

夜ふかしするが遊ばない。クスリもやらない。東京人のカルチャーライフが判明
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夜ふかしするが遊ばない。クスリもやらない。東京人のカルチャーライフが判明

いったい、夜中に何をしているのだ。 タイムアウトが世界32ヶ国1万5000人(東京は486人)を対象に行なった都市生活調査で、東京の人々は夜遅くまで起きているにも関わらず、クラブやバー、音楽ライブなどにはあまり行かない傾向があることが明らかになった。 あまり外に出掛けない東京人 ※イメージ       調査で浮かび上がったのは、東京で暮らす人たちは、世界的に見るとあまり遊んでいないということ。例えば、「最近いつ映画館に行ったか」という問いで、「1週間以内」と答えた東京人は19%で、世界平均の27%を下回った。「1ヶ月以内」にまで対象を広げると、東京が48%、世界平均は63%で、違いはさらに顕著になった。ほかにも「音楽ライブ」に1ヶ月以内に行った人は32%(世界平均47%)、「劇場」は28%(同37%)、「アートギャラリーまたは博物館」は48%(同54%)で、すべて他都市の平均値を下回った。 2割の人がクラブに行ったことがない 特に差が際立っていたのが夜間の遊びの頻度。「バー」に1ヶ月以内に行った人は、東京は51%だったのに対し、他都市平均は84%。「ナイトクラブ」だと、東京18%、他都市平均33%だった。さらに「ナイトクラブに一度も行ったことがない」と答えた人は、世界平均はたった7%なのに対し、東京は20%に上った。 しかし就寝時間を尋ねる質問では、「22時00分〜23時59分」を選んだ人は18%だけ(世界平均は51%)で、最も多かったのは「24時00分〜翌2時59分」の62%(世界平均31%)。夜ふかし具合は世界でも抜きん出ているのだ。では夜な夜な何をしているのだろうか。こそこそとクスリでもやっているのだろうか。答えは否だ。 クスリは(ほとんどの人が)しない ※イメージ       調査結果によると、最近1週間以内にクスリをやった東京人はたった2%(世界平均11%)。さらに80%の人が「一度もクスリをやったことがない」と答えていた。世界全体ではクスリ経験なしの人は48%しかいなかったので、いかに我々が真面目かということだ。ちなみに最近1週間で二日酔いしたことがある人の割合も、東京(16%)は世界平均(32%)を大きく下回っている。バカ騒ぎもしないらしい。 それでも東京の魅力は消えない だが安心してほしい。必ずしもこれらの結果は、「東京は退屈」 と言っているわけではない。実に96%の東京人が、東京には「面白いことが常にある」または「面白いことが結構ある」と答えている。これは他都市の平均の92%を上回っているし、「一番行きたい世界の都市はどこか」という問いには全世界の11%の人が「東京」をチョイスしている。ニューヨークと並んで世界トップの数字で、ロンドンとパリ(ともに4%)の3倍近い票を得ているのだ。 関連記事 『タイムアウト シティインデックス 2018』 『東京は世界最高峰の美食家の街、でも料理は苦手』 『世界で最もエキサイティングな都市が判明、東京は...』 『◯◯が世界最高の都市である6つの理由』

東京は世界最高峰の美食家の街、でも料理は苦手
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東京は世界最高峰の美食家の街、でも料理は苦手

東京の人にとって、食は人生を豊かにする最も重要な要素のひとつのようだ。タイムアウトが世界32ヶ国1万5000人(東京は486人)を対象に行なった都市調査(シティインデックス)で、東京の人々の美食を追求する貪欲な姿勢が明らかになった。 食にはうるさいが、料理はしない まず特徴的だったのが、東京の人は「外食はするが、自炊はしない」ということ。1週間以内に外食をしたと答えた人の割合は、全体の92%。全世界平均の75%を大きく上回った。一方で、1週間以内に自炊をした人は全体の69%で、世界平均の83%を大きく下回った。悲しいことに、直近1ヶ月で誰かのために食事を作ってあげた人も58%しかおらず、他都市の平均(79%)と差がついた。料理を作る代わりに、一緒に外食に出かけていたのだと信じたい。 東京人は行列も気にしない   時間をかけてでも美食を追求する人が多いのも、東京の特徴。「レストランや居酒屋でどれくらいの時間、行列に並んだことがあるか」という問いに対しては、東京の人々の20%が「1時間以上並んだことがある」と答えた(世界平均は14%)。「そもそも並んだことがない」と答えた東京人はたった6%で、他都市の平均(14%)と比べ、違いが際立っていた。 人気のないピザ   興味深かったのが、インターネットで出前をとる人の少なさ。「一度もネットで出前をとったことがない」と答えた人は全体の24%。世界平均が12%、アジアの平均が13%なので、異常な多さだ。日本では、自炊か外食かの二者択一の文化が主流となっているため、利用者が少ないのかもしれない。また代表的なデリバリーフード のピザの人気が低いのも結果に影響したと思われる。「残りの人生でずっと1つのものを食べ続けなければいけないとしたら何を食べるか」という質問で、「ピザ」を選んだ人はわずか1%(世界平均は14%)だった。最も多くの人に選ばれたのは「寿司」で27%(同15%)、2番目はカレーで12%(同7%)だった。 東京人はビール大好き シティインデックスでは、飲酒習慣についても調査した。東京の人々はビール党が他都市に比べて多く、32%が「ビール」を好きなお酒に選んだ。世界平均は29%、アジア平均は28%だった。一方であまり人気がなかったのがワイン。好きなお酒に選んだ人は26%だけで、世界平均の38%と差がついた。 食には厳しい東京人 さて結局のところ、東京人は自分たちの街のフードシーンをどう見ているのか。意外なことに、「質・量ともに文句のつけようがない」と答えた人は、世界平均58%を大きく下回り、43%だけだった。だが「簡単においしい店を見つけられる」と、ある程度満足している人は53%(世界平均38%)で、際立って多い。つまり東京は、「充実はしているが、まだまだ成長の余地はある」というような、高い要求を突きつけられていると言えるのではないだろうか。 タイムアウト シティインデックス の結果の詳細はこちら 

今日しかできないこと:2月22日(木)
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今日しかできないこと:2月22日(木)

運命の一足に出会う。ー2月22日はスニーカーの日

エディターズ・ピック

東京、ブッダボウル
レストラン

東京、ブッダボウル

ブッダボウルという食べ物を知っているだろうか。野菜や穀物、アボカド、ヒヨコマメといった植物性たんぱく質豊富な食材にタヒニソースをかけたカラフルなサラダのことだ。アメリカでは、2017年にブームとなると予想された食べ物のひとつだった。実際にInstagramでは「#buddhabowl」というハッシュタグがトレンドになった。東京では近年、クリスプサラダワークスやグリーンブラザーズなど、サラダ専門店が次々とオープンしている。これは前菜の立場だったサラダがメインディッシュとして受け入れられつつあることを表しているのではないだろうか。日本での認知度はまだまだのブッダボウルだが、インスタジェニックなサラダはブームとなるに違いない。

タイムアウト シティインデックス 2018
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タイムアウト シティインデックス 2018

都市を魅力的にする要素は何だろう?世界のほかの都市の人々は、何を感じ、何を考え、何を食べ、何を飲み、何をして楽しんでいるのだろう?人生を最大限に楽しめる都市はどこなのだろうか。タイムアウトによる、全世界対象の大規模な都市調査が、その答えを明らかにした。私たちはタペストリー・リサーチ社(イギリス)と協力し、世界32都市の1万5000人を対象に調査した。 調査実施都市:ロンドン、マンチェスター、エジンバラ、パリ、バルセロナ、マドリード、リスボン、ポルト、ベルリン、チューリッヒ、イスタンブール、モスクワ、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、マイアミ、フィラデルフィア、オースティン、ワシントンDC、ボストン、メキシコシティ、テルアビブ、ドバイ、シドニー、メルボルン、東京、香港、シンガポール、北京、上海、バンコク さあ結果を見てみよう。

東京、泊まりたいホテル&ホステル2018
ホテル

東京、泊まりたいホテル&ホステル2018

宿泊施設のオープンラッシュは、2018年にさらに勢いを増しそうだ。特に注目したいのは、今後数年で最も熱いホテルエリアとなりそうな銀座のホテルや、異業種から参入してきたホテル。今年オープンするホテルとホステルのなかから、チェックしておきたいヴェニューを紹介する。

RAW〜少女のめざめ〜
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RAW〜少女のめざめ〜

33歳のジュリア・デュクルノー監督が手掛けたフランスのアート系映画である本作が、2016年の映画祭で上映されたところ、失神者が続出し、ちょっとした緊急事態を招いた。筆者が本作を鑑賞した時には、救急車が呼ばれるほどではなかったが、上映前に観客から緊張を伴う笑いが漏れ、上映中には何度も悲鳴が上がっていた。 気分が悪くなるような、妙にリアルで、不気味なカニバリズム行為が描かれている。クエンティン・タランティーノの映画で、悲鳴を上げる犠牲者から偽物の血が噴き出すのとは異なり、本作では解剖学的に正しい噛み跡と皮膚を剥がれた腱が描かれているので、胃がむかつくような内容に映るかもしれない。 内気で聡明なベジタリアンの少女、ジュスティーヌ(ギャランス・マリリエ)が獣医科大学に入学するところから物語は始まる。上級生から新入生の通過儀礼として、ウサギの生の腎臓を強制的に食べさせられたジュスティーヌは、肉の味を知る。数時間後には、彼女は野蛮に冷蔵庫を漁(あさ)り、生の鶏肉の香りを嗅いでいた。そして、彼女がさらなる肉を求めて変貌(へんぼう)を遂げるまでに、長い時間はかからなかった。 主人公が女性としてのアイデンティティを知り、大人として生活に順応しながら、身体イメージについて語る本作。獣医科大学はホラー映画の舞台として最適だということも判明した。セミナー室に足を踏み入れれば、ケタミンで鎮静化された馬が脚をふらつかせて床に倒れ、コンクリートの台に安置された犬の死体が解剖の授業を待っているかもしれない。監督は、最も無難なシーンでさえも、不安を掻(か)き立てるように描いていた。ブラジリアンワックスがゾンビの巣窟に侵入するよりも恐ろしく描かれているのだ。 本作を観ることは、4車線の高速道路で乳幼児がはいはいするのを見守るのに少々似ている。目を離せないが、同時に目を閉じたくなる。観客を苦境に立たせるだけではなく、内臓を掻き出して細長く切り刻むような作品だ。鑑賞後は吐き気を催し、微かな震えが止まらなかった。 原文:CATH CLARKE翻訳:小山瑠美2018年2月2日(金)公開公式サイトはこちら (C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.

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東京のベスト特集

東京、注目の若手シェフの店10選
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東京、注目の若手シェフの店10選

世界一ミシュランの星を多く獲得し、世界一多くの飲食店を擁し、世界一多様な国の料理を堪能でき、おそらく世界一、食への関心が高い都市、東京。そんな美食都市には、海を超えてその名を轟かすシェフも多数存在する。しかし今回紹介するのは、まだ海外ではあまり知られていないが、食通たちがこぞって称賛するとっておきのシェフたちだ。確かな技術と経験、豊かで自由な発想を持つ彼らが今、次のレストランシーン、さらには新しい食に対する価値観を形作りつつある。彼らは、食と人への愛情に溢れ、肩肘張らずに自然体で、食を通して周りの人を幸せにしたいと強く願っている。若い人にも食の魅力を知ってほしいと、価格はできるだけ抑える。これまで一部の人たちに限られた美食体験を、もっと日常にカジュアルに。新世代シェフたちが拓くレストラン最前線へと誘う。

東京、ベストカフェ50
レストラン

東京、ベストカフェ50

コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代と言われている。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうだが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきた。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げている。この特集では、星の数ほどある東京のカフェのなかから、サードウェーブのブームによって生まれたコーヒー専門店や、カフェの歴史に名を残す老舗、テーマを持ったカフェなど50軒を紹介する。一人じっくりとコーヒーに向き合いたい時はもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてほしい。

東京、ベストドーナツ11選
レストラン

東京、ベストドーナツ11選

もし、極上のドーナツを求めて街のコーヒーショップやカフェを渡り歩いているのなら、探す場所を間違えていると言えるかもしれない。この特集では、魅力的なトッピングを乗せた揚げドーナツから、豆乳やグルテンフリーの米粉などで作られた健康志向のものまで、様々なバリエーションを楽しめる、こだわりのドーナツスポットを紹介する。

東京、スケートパーク10選
Things to do

東京、スケートパーク10選

2020年『東京オリンピック』の種目にスケートボードが追加されることが発表されたとき、その決定を聞いてバランスを崩したスケーターもいたかもしれない。競技というアイデアは、そのスポーツが表現する精神とは対立しないだろうか。議論は高まるが、オリンピック前に技能を磨きたい人のために、東京の活気に満ちたスケートカルチャーを紹介しよう。

Open Tokyo
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Open Tokyo

すべての人にひらかれた東京−ダイバーシティ(多様性)にフォーカスした東京ガイド

東京、オタクが集うバー5選
ナイトライフ

東京、オタクが集うバー5選

東京には様々なマニア向けのバーが点在している。それは、多様で強烈なこだわりを持つ人々がたくさんいるこの街ならではのことだろう。この特集では、ゲーム、鉄道、怪獣、科学、アニメと、5つのジャンルに分け、怪獣に埋め尽くされた中野の大怪獣サロンや、四谷・荒木町のサイエンスバーINCUBATORなど、ユニークで初心者でも楽しめるオタク行きつけのバーを紹介する。

注目イベント

香月泰男展
アート

香月泰男展

洋画家、香月泰男(かづき・やすお)の展覧会。東京美術学校に入学し、藤島武二(ふじしま・たけじ)に学んだ香月だが、第二次世界大戦の勃発に伴い召集を受け、敗戦後は旧ソビエト連邦に捕虜として拘束される。厳寒のなか苛烈な労働を強いられた、いわゆる「シベリア抑留」が画家の表現に与えた影響は計り知れない。画面いっぱいに深い暗黒を湛(たた)えた連作「シベリアシリーズ」は、香月が生涯を通して取り組むテーマとなった。本展は、香月の作品を通して戦後美術の展開を考察するとともに、アートによる記憶の継承を考える試みにもなるだろう。

佐伯俊男「雲然」
アート

佐伯俊男「雲然」

エロティックで幻想的な画風で知られる画家、佐伯俊男(さえき・としお)の展覧会。寺山修司や澁澤龍彦らの賞賛を浴び、1970年に雑誌『平凡パンチ』でデビューした佐伯は、日本のアンダーグラウンドシーンを象徴する作家だ。処女作品集『佐伯俊男画集』(アグレマン社)の原画展をパリで開催するも、展覧会終了後に全作品が盗難に遭い、またジョン・レノンとオノ・ヨーコのアルバム『サムタイムインニューヨークシティ』のジャケットに作品が使用されるなど、デビュー直後から伝説的なエピソードには事欠かない。佐伯のオリジナル作品をまとめた個展としては過去最大規模の展覧会となる同展では、1970年代の作品を中心に、彩色を加えた巨大な壁画なども展示する。

ねこ休み展 冬 2018
アート

ねこ休み展 冬 2018

見ているだけで癒される、猫の写真が集まる展示。新作メインの展示で、過去最大規模になる。参加クリエイターたちが冬らしい新作を展示するほか、立体作品や動画作品など、350点以上の作品が揃う。参加者は、彫刻家のはしもとみお、動画クリエイターのnala_take(@nala_take)、猫の毛で作る帽子が話題のrojiman(@rojiman)ら30組が参加する。

ギフト デザインの贈りもの展 -永井敬二コレクション-
アート

ギフト デザインの贈りもの展 -永井敬二コレクション-

福岡在住のインテリアデザイナー、永井敬二(ながい・けいじ)のプロダクトデザインコレクションから、「ギフト」をテーマにセレクトした展覧会。椅子のコレクターとして著名な永井だが、50年にわたり世界中から集めたコレクションは、家具だけにとどまらず、生活雑貨や電化製品、福祉用品、書籍など多岐にわたっている。自宅と4つの倉庫に収納された、膨大な量の美しい品々からの、「お裾分け」を楽しんでほしい。

文京梅まつり
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文京梅まつり

毎年恒例の湯島天神梅まつりが今年も開催される。初春の風物詩で、今回で60回目を迎える。湯島天神は江戸時代より梅の名所として親しまれてきた。白梅を中心に約300本もの梅の木が咲き乱れる景色は圧巻で、日没後にはライトアップも行われる。開催期間中の週末には様々な催しが用意され、湯島天神白梅太鼓や茶会などを楽しめる。満開の梅の花の中で、日常では味わえない優雅な気分に浸ってみてはどうだろう。

2018春節
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2018春節

旧暦の正月である春節を祝う、横浜中華街の冬の風物詩。前日の深夜に行われるカウントダウンイベントを皮切りに、伝統の獅子舞や、華やかな衣装で繰り広げられる祝賀パレードなど、約2週間にわたって街がお祭りムード一色になる。春節の最後を飾る『元宵節燈籠祭』では、メッセージが書かれた灯籠の光の中、奉納舞が披露される。けたたましい爆竹と太鼓のリズム、色鮮やかな獅子や龍など、エキゾチックな雰囲気を堪能してみてはいかがだろう。

人気ホテル

新宿グランベルホテル

新宿グランベルホテル

新宿歌舞伎町にある、「アジアのNEXT ARTIST × HOTEL」をテーマとしたホテル。アートラウンジを設置し、アジアの若手アーティストの企画展示をするほか、アジアで注目されるミュージシャンを発掘し、発信する音楽イベントを定期的に開催する。部屋はスイートルーム、エグゼクティブルーム、ロフトルーム、スタンダードルームの4タイプあり、それぞれ異なるインテリアとくつろぎの空間を提供。ホテル内にはレストラン、バー、ライブカフェもあり、新宿の夜景を楽しみながら素敵な時間を過ごせるだろう。 関連記事『新宿でしかできない101のこと』『東京、ルーフトップバー10選』

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LYURO東京清澄 THE SHARE HOTELS

LYURO東京清澄 THE SHARE HOTELS

隅⽥川沿いの⽔辺に建つ築28年のオフィスビルをリノベーションしたホステル。18室ある個室には、隅⽥川を望むバスルームが設置されており、川を眺めながらリラックスした時間を過ごせるホステルだ。2階部分は、宿泊客でなくても気軽に訪れることのできるオープンスペースとして、隅⽥川に面した「かわてらす」を開放。このテラスには、⻑時間手間暇かけて調理したプルドポークやスペアリブを提供するバーベキューレストランのピットマンズ(PITMANS)と『アウグスビール』初のブルワリーとなる清洲橋醸造場がオープンし、夏の夜には映画の上映も予定。水辺ならではの過ごし方を楽しんでみては。 2017年4月14日オープン。

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ザ・ゲートホテル雷門 Rレストラン & バー
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ザ・ゲートホテル雷門 Rレストラン & バー

浅草のザ・ゲートホテル雷門13階にあるレストラン。有名になるまでに長い時間がかかったのが不思議だ。おそらくここを訪れた人はこの特別な場所を独り占めしたかったに違いない。本格的なジントニックは1,000円とこちらは値段も本格的だが、フレンチビストロのメニューは牛ほほ肉の赤ワイン煮やオニオングラタンスープ、スパイス仕立てのテリーヌまで、味もさることながら驚くべき良心的な価格設定だ。だが、人々がここを訪れる本当の理由は展望だ。床から天井までのガラス窓からもテラスからも、スカイツリーはもちろん、“イースト東京”における最高の景色が楽しめる。

TRUNK HOTEL

TRUNK HOTEL

夜遊びも、最先端のファッションも楽しめる渋谷区神宮前に、ブライダル企業のテイクアンド・ギヴニーズが手がけるホテルがオープン。ブティックスタイルのモダンな客室は、7タイプ全15室。部屋ごとに異なるアートワークが楽しめ、シングルルーム(29,000円〜)や、8人が宿泊可能なジュニアスイートルーム(92,000円)、14人が宿泊可能なスイートルーム(57,0000円〜)などを用意する。広めのバルコニーが付いたジュニアスイートや、バー、キッチンが備え付けられたスイートルームは、宿泊のみならずパーティー利用も可能だ。そして日本製であること、環境に良いものという点にもこだわった「東京デザイン」をテーマにしたアメニティー類も要チェックで、これらのアメニティー類は1階のショップで手に入れることもできる。ラウンジは、dublab.jpの原雅明やbonjour recordsの上村真俊らが選曲を担当。多種多様な人々の交流のハブになることも目指しており、ラウンジで毎週金曜にパーティーを開催していく。2017年5月13日オープン。

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東京エリアガイド

新宿でしかできない101のこと
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新宿でしかできない101のこと

新旧のビルが混在し、様々な国籍の人々が行き交う都心の歓楽街、新宿。24時間365日多様な顔を見せるこの街には、独自の文化を発信するファッションやアートスポット、戦後の闇市の面影を残す歴史的な横丁からジャズ喫茶にキャバレー、超高層ビルまでが乱立する。特集では、そんな新宿を歩き回って見つけた101のおすすめスポットを紹介する。

渋谷でしかできない101のこと
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渋谷でしかできない101のこと

渋谷で探索と発見を楽しむ。1度は行っておくべきスポットを101ヶ所紹介。

京王線沿線でしかできない50のこと
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京王線沿線でしかできない50のこと

京王線と井の頭線を普段から活用している人には当たり前のことかもしれないが、新宿や渋谷、下北沢、吉祥寺などメジャーな街をカバーしている上、新宿駅から最短46分の高尾山口駅には高尾山があり、お出かけスポット満載の路線である。この特集では、仙川にある角食が人気のパン屋、下北沢のレコードショップ、四季折々の散歩が楽しめる庭園、吉祥寺にある日本酒専門店など、京王線沿線の訪れるべき場所を紹介する。

高円寺でしかできない50のこと
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高円寺でしかできない50のこと

東京の23区の中でも特に個性的な区として名高い杉並区。「アニメタウン」としても知られ、ガンダムの生みの親、サンライズ社をはじめとする約70の制作スタジオを有している。杉並アニメーションミュージアムの存在は、アニメ産業が区の経済の柱を担っていることの証だ。また、商店街に活気があるのもこの区の特徴。多くの駅前にそれぞれ独特の色合いと雰囲気を持った商店街が存在している。本ガイドではクールな高円寺を中心に、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪の面白いヴェニューを紹介。まずは各エリアの概要から見てみよう。 高円寺:アングラウンドな音楽シーンとヒップな飲食店やバーが立ち並ぶことで有名なエリア。8月に開催される阿波踊りの祭りは東京一。1年を通して「東京で最もクールな界隈」と自称している。 阿佐ヶ谷:カウンターカルチャーが花開いた60年代以降、様々なサブカルチャーのコミュニティがこの街を本拠地として選んできた。現在は多くのアニメスタジオが集まることで知られる。毎年ジャズフェスティバルが開催されるなど、洗練されたエンターテイメントシーンでも名高いエリア。 荻窪:東京でラーメンツアーをやるなら、このエリアを見落とすわけにはいかない。東京で最高のラーメン店のいくつかがこの街に店を構えている。歴史と文化の街としても知られ、大正から昭和にかけて多くの文化人たちに愛された。 西荻窪:杉並区の西の端に位置するこの静かな街では、風変わりな古道具店やスローな喫茶店、高級マンション、安い居酒屋などが奇妙に同居し、探索に飽きることがない。 

横浜でしかできない50のこと
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横浜でしかできない50のこと

異国情緒溢れる横浜は、江戸時代後期に世界へ開放された日本初の国際貿易港の1つだ。今でもその名残が街の所々に感じられ、独特の雰囲気を放っている。横浜中華街でのグルメから、海の見える遊園地、ロマンチックなディナークルーズ、のんべいのための横丁まで、様々な楽しみを発見しに行こう。

世界目線で考える。

世界目線で考える。インバウンド台湾編 2018

世界目線で考える。インバウンド台湾編 2018

タイムアウト東京が主催するインバウンドセミナー『世界目線で考える』の台湾編。2014年、2015年、2017年にも開催し、毎回好評を博してきたセミナーの第4弾だ。講師を務めるのは、台湾でカフェやセレクトショップなどを展開するだけでなく、日本のアパレルやエンタメ業界の台湾進出のプロデュースから、中央省庁や地方自治体の台湾展開のサポートまで、幅広く活動しているFUJIN TREE GROUPのCEO(執行長)の小路輔。台湾の視察をする日本の企業や自治体の多くが、まず初めに打ち合わせのアポイントを取ると言われているFUJIN TREEから、現場の生の声を届ける。第1部では、台湾マーケットの最新情報をはじめ、「台湾からのインバウンド」や「台湾でのクールジャパン」などを、事例を交えて紹介。第2部では、タイムアウト東京代表の伏谷博之が聞き手として参加し、参加者とのQ&Aも交えたトークセッションを予定している。FUJIN TREE GROUPが2年連続でプロデュースしている沖縄県のインバウンドイベントには、毎回1万人以上が来場。国内外で話題となっており、地方自治体の単体のイベントでは台湾で最大級だ。また、カルチャーシリーズのイベント『Culture & Art Book Fair』と『Culture & Coffee Festival』は、日本からの出店者や地方自治体などの参加も多く、ますます注目を集めている。「文創」や「文青」をキーワードとする、台湾の20~30代の視線を釘付けにしているFUJIN TREE。これからの「台湾からのインバウンド」や「台湾でのクールジャパン」を考えていく上で、今回のセミナーも貴重な時間となりそうだ。過去のトークイベントは、満員御礼のキャンセル待ちとなったため、早めの予約をおすすめする。小路輔(こうじ たすく) プロフィールFUJIN TREE GROUP CEO / 執行長1979年埼玉県生まれ。2002年よりJTBグループでインバウンドやビジットジャパン関連の業務に従事する。2012年よりスタートトゥデイにてZOZOTOWN・WEARの海外事業を手掛ける。観光庁「VISIT JAPAN! VISIT ZOZOTOWN!(官民連携事業)」などを実施。経産省「越境電子商取引(越境EC)連絡会議」などに参画する。2014年にFUJIN TREE TOKYOを設立するともに、FUJIN TREE GROUPのCEO(執行長)に就任。台湾最大級の台日カルチャーイベント『Culture & Art Book Fair』『Culture & Coffee Festival』をオーガナイズするなど、日本と台湾のカルチャーやライフスタイルの交流をテーマに活動中。2016年、台北市富錦街における「地域・コミュニティづくり」でグッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」を受賞。 関連記事 『台湾人は親日ではなく懐日。台湾で成功する術とは』

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東京にロングラン型エンターテインメントを
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東京にロングラン型エンターテインメントを

日本を訪れる外国人観光客が年々増加する反面、旅行者1人当たりの消費額が低迷している状況に対する打開策として関心を集めているのが、ナイトタイムエコノミーだ。2017年4月には「時間市場(ナイトタイムエコノミー)創出推進議員連盟」が設立されるなど、訪日外国人の夜間の消費活動の喚起に取り組み、観光事業の成長や地域活性化、経済成長を目指す動きは日増しに活発化している。多様な可能性を含む夜の経済圏のなかでも、日本で特に足りていないコンテンツのひとつとして挙げられるのが、常設型/ロングラン型のエンターテインメントだ。2017年12月21日に開催されたトークイベント『世界目線で考える。ナイトタイムエコノミー/ロングラン型エンターテインメント編』では、ミュージカルをはじめとするロングラン型エンターテインメントの日本市場での展開をテーマに、その可能性と課題についての議論が行われた。

世界目線で考える。訪日観光マーケティング総括編
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世界目線で考える。訪日観光マーケティング総括編

毎回多彩なゲストを迎え、訪日観光や夜間経済など様々なテーマで意見を交わすタイムアウト東京主催のトークイベント『世界目線で考える』が2017年12月14日(木)、恵比寿のタイムアウトカフェ&ダイナーで開催された。今回のテーマは「訪日観光マーケティング総括編」。ジャパンショッピングツーリズム協会専務理事/USPジャパン代表取締役社長の新津研一と、トリップアドバイザー代表取締役の牧野友衛の2人をゲストに迎え、インバウンドツーリズムのマーケティングをキーワードとして議論した。

法のアップデートはいかにして可能か
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法のアップデートはいかにして可能か

人々の価値観やビジネスのあり方がめまぐるしく変化し、多様化する現在。法律が時代にフィットしないままの状態では、社会に有益なイノベーションを阻害することになる。2017年8月4日、タイムアウトカフェ&ダイナーにて開催されたトークイベント『世界目線で考える。法をアップデートする編』では、法とイノベーション、法とビジネス、法と社会にまつわる様々な課題に取り組む3人の弁護士を迎え、どのようにして法を整備し、アップデートしていくかをテーマにしたディスカッションが行われた。

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パブリックキャットシリーズ

パブリックキャット 第36回
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パブリックキャット 第36回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

パブリックキャット 第35回
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パブリックキャット 第35回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

パブリックキャット 第34回
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パブリックキャット 第34回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

パブリックキャット 第33回
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パブリックキャット 第33回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

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