東京ガイド

ローカルエキスパートによる都市生活者のためのベストガイド

谷中キッテ通りですべき8のこと
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谷中キッテ通りですべき8のこと

新旧さまざまな店が軒を連ねる谷根千エリア。東京の下町を感じられるその風情から、近年では外国人観光客からの人気も高いエリアだ。三崎坂と三浦坂という2つの坂に挟まれた通りが「谷中キッテ通り」と新たに命名されたのは、2017年のこと。 それまでは名もない通りだったものの、さまざまなジャンルの魅力的な店が並んでいることから、店主たちが結束し、人々に親しまれる愛称名を考えることになったという。キッテ通りという名の由来は、通りのシンボルである谷中郵便局にちなみ、人と人を結びつける切手と、多くの人々に遊びに「来て」ほしいという思いを掛け合わせたもの。 「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、キッテ通りに並ぶのは、オーナーのこだわりと「好き」が反映された店ばかり。さまざまなジャンルに特化したプロフェッショナルが、ディープな世界へとあなたを案内してくれる。

新着記事

インタビュー:南條史生
アート

インタビュー:南條史生

六本木の森美術館では、2019年11月19日(火)から『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか』が開催される。本展会期中に同館の館長を退任する南條史生に、展覧会が描く「未来」について話を聞いた。

Tokyo Insider #7 Kyotaro Miula(Minami Deutsh)
トラベル

Tokyo Insider #7 Kyotaro Miula(Minami Deutsh)

アーティストやクリエーターたちの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。 今回は、3年ほど前にベルリンに移住した、南ドイツのフロントマンKyotaro Miulaが登場。 南ドイツは、2014年にKyotaroを中心に東京で結成されたクラフトロックバンド。CanやNeu!をはじめとするクラウトロックを愛するかたわら、ミニマルテクノや70年代のレアグルーヴなどダンスミュージックのテイストも取り入れた、実験的な音楽づくりをしている。ドイツ各地で行われたライブはソールドアウトとなるなど、注目を集めるバンドだ。 ここでは『Tokyo Insider』の特別編として、Kyotaroから今行きたいベルリンの「音楽」にまつわるヴェニューを中心に紹介する。

ハイブリッド占い11/18-11/24
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ハイブリッド占い11/18-11/24

  毎週月曜日に更新中!7人組占いユニットNOT FOR SALEによる東洋×西洋のハイブリッド占い。今週の運勢をチェックしよう。 テキスト NOT FOR SALE イラスト 内山ユニコ  

Photo of the Day - 鉄工島フェス 2019
ニュース

Photo of the Day - 鉄工島フェス 2019

2019年11月3日、第3回目の『鉄工島フェス』が無事に開催を終えた。鉄工所などの工場が並ぶ京浜島を会場に、あちこちで音楽ライブやアート展示が催され、人けのない休日の工業地域に活気と彩りをもたらす1日となった。天候は途中で雨がぱらつく場面も見られたが盛り上がりは止まず。会場作りにおいてはアートと音楽、双方のファンが楽しみながら新たな文化に触れるきっかけをつないだことも期待される。 ここでは、当日の様子を写真とともに振り返る。『鉄工島フェス』特有の緩やかな熱気を感じてもらいたい。   ∈Y∋『レコーン』 まずはアート作品やパフォーマンスについて紹介しよう。 ボアダムスの中心メンバーとして実験的なパフォーマンスを展開する∈Y∋は、ワンフロアを使ったサウンドインスタレーションを発表。あらゆる角度から聞こえる音や、ドローイングなどの集大成に熱心なファンも足を運んでいた。   西野達『鉄工島の夜の主たち』  会場で最大の規模となった西野達のモニュメントは、京浜島の環境を生かし、工場の技術者たちの協力をアートへと昇華した作品。人が住めない京浜島の「夜の主役たち」をテーマに、トラックや街灯、事務所の椅子やソファなどが積み上げられている。    鯰(なまず)『Chill House』  会場内の展示やパフォーマンスは、ユーモアなセンスと独特の「ゆるさ」を持つ作品が多く、アート初心者にも入りやすい間口が広がっていたように思う。 なかでも3人組のアートユニット鯰の作品は、リサイクルショップで収集した物やゴミを利用し、会場に作った「部屋」でメンバー達が飲み会を行うというインスタレーション。部屋の激しい揺れや、屋根から流れ落ちる水から地震などの災害体験を想起させるものの、中で行われる飲み会は日常の延長そのもの。日常と非日常的体験の差異をユニークな切り口から提示していた。   ケケノコ族  1980年代に社会現象となった「竹の子族」の文化を引用し、ファッションやパフォーマンスで活動に注目を集めるケケノコ族。会場では神出鬼没に現れ、『ジンギスカン』や『ライディーン/YMO』『YOUNG MAN(Y.M.C.A)/西城秀樹』『Shangri-la/電気グルーヴ』『Flamingo/米津玄師』『夜の踊り子/サカナクション』などのレパートリーを惜しみなく披露してくれた。   チョロちゃん(推定:三毛鯖♀)  鉄工所の一角をアートスペースとして運営するバックルコーボー(BUCKLE KÔBÔ)の看板猫、チョロちゃんもお出迎え。人懐っこく愛らしいチョロちゃんに、来場客もメロメロな様子。     SIDE CORE『LEGAL SHUTTER TOKYO』  ストリートアートと工場の相性の良さを目撃できるSIDE COREの作品。ペイントされたシャッターは、フェス終了後も引き続き残される。   フェスフード  EL CAMION フェスの楽しみの一つといえばフード。今年は入場無料のフードエリアの出店が12店舗に増え、クラフトビールや本格コーヒー、ケバブやピザ、カレーなどのエスニック料理の屋台が並んだ。EL CAMIONの4種飲み比べセットは、カボチャとスパイスの風味がきいた期間限定ビールがいいあんばいだ。  キッチントラッカー/ANADOLU☆KEBABU     さわひらき『Platter/Memoria』  2階から全体を見下ろせる北嶋絞製作所を会場に、映像

2020年、東京にオープンする商業施設
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2020年、東京にオープンする商業施設

2020年の『東京オリンピック・パラリンピック』に向けて、目まぐるしい変化を遂げてきた東京。2020年は、紆余曲折を経てオープンにたどり着いた施設が完成する。なかでも注目は、「公園をつぶすな」と市民からの大きな反対やデモが行われた新宮下公園や、名称が賛否両論を呼んだ高輪ゲートウェイ駅だろう。そのほかにも、にぎわいのある水辺整備を推進している東武鉄道が手がける東京ミズマチ、クールジャパンがテーマのテーマパークが入居する有明ガーデンシティなどがオープンする。 多様な変化を遂げる東京の街を見守ろう。

秋しかできないこと

東京、ロウリュ&アウフグース10選
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東京、ロウリュ&アウフグース10選

昨今のサウナブームにあっては、なんとなく知っているという人も少なくないであろうロウリュとアウフグース。どちらもサウナ浴の一環で行われるものなのだが、前者はフィンランド、後者はドイツと、それぞれ由来が異なる。ロウリュは、サウナストーブの中のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、体感温度を上げる行為のこと。対してアウフグースは、ロウリュで発生した蒸気を専門スタッフ(日本では熱波師と呼ばれる)が入浴者に向けて扇ぎ、熱い空気を直接浴びせる、一種のイベントである。それぞれの意味は日本では混同されがちで、一緒くたにロウリュと呼ぶ場合が多い。かけ水はアロマオイルを混ぜたものを使用するのが一般的だ。 とにかく大量の汗をかくことができるロウリュ&アウフグースは、サウナ好きにとっては最高の楽しみであり、ビギナーにとってもサウナの醍醐味を知るきっかけとなる。本記事では、特にアウフグースに注目して、実施している施設を紹介する。もちろん、女性客に対応している施設もあるので、女性サウナーも安心して読んでほしい。

東京、おでんの名店15選
レストラン

東京、おでんの名店15選

肌寒さが増してくると、おでんを思い浮かべる人も多いだろう。今や、コンビニエンスストアでも通年扱う店舗が出てくるなど、国民的ソウルフードだ。湯気のたちのぼるアツアツのおでんに、からしをつけて頬張れば、腹の中からぽかぽか温まる。そこに燗酒の一本でもあれば言うことなし。だが、おでんの何が日本人の胃袋をつかんで離さないのか。それは、数十種のおでん種をひとつの鍋の中でまとめあげる、鍋ならではの寛容性によるものかもしれない。ベースとなる出汁に、練り物から溶け出す魚介系のうまみ、ダイコンをはじめとする野菜の優しい甘さ、場合によっては牛すじなどの動物性の旨みが合わさった複合的な味わいが、コトコトと煮込まれるうちに、それぞれの種に含まれてゆく。ここでは、気楽な立ち飲みおでんから、下町の老舗、持ち帰りのみの名店まで、東京都内の人気おでん専門店を紹介する。

東京、イルミネーション
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東京、イルミネーション

今年も東京の夜を彩るイルミネーションが各所にともり出す。ここでは、ロマンチックな大人の雰囲気を楽しめる丸の内やミッドタウン、豪華なイルミネーションが圧巻の読売ランドなどの定番スポットだけでなく、紅葉イベントとともに行われる日本庭園のライトアップや教会のクリスマスイルミネーションなど、幅広い視点でイベントをピックアップ。恋人と、家族と、思い出に残る時間を過ごしてほしい。

東京、鍋で温まりたい名店5選
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東京、鍋で温まりたい名店5選

秋も深まり朝晩と冷え込む日が続き、温かい料理が恋しい季節が近づいてきた。家族や友人との鍋パーティーや、手軽な一人鍋など、自宅でのんびり鍋をつつくのもいいが、ここではプロの腕が光る鍋料理の専門店を紹介する。ちゃんこ鍋やねぎま鍋、すき焼きなど、いずれも都内の名店ぞろい。今夜は、ほかほかの鍋料理を囲んでみてはいかがだろう。

インタビュー/コラム

インタビュー:Kyotaro Miula(Minami Deutsh)
音楽

インタビュー:Kyotaro Miula(Minami Deutsh)

 「クラウトロック」と呼ばれる音楽ジャンルを知っているだろうか。ドイツ料理のザワークラウトを文字って名付けられたクラウトロックは、パンクロックからエレクトロミュージックにまで多大な影響を与えたドイツ発祥の実験音楽だ。代表的なバンドとしてCANやNEU!、Kraftwerkなどが挙げられるが、その音楽性は多様で一口に言い表すのは難しい。クラウトロック誕生から半世紀が過ぎた現在、シーンに新たな地平を切り開く日本人バンドが注目を集めている。 クラウトロックがもつ実験性を継承しながらも再構築する気鋭バンドMinami deutsch(南ドイツ)は、フロントマンのKyotaro Miula(ギター、ヴォーカル)を中心に2014年に東京で結成された。Kyotaroのベルリン移住をきっかけにヨーロッパで精力的なツアーを行いながらオーディエンスを増やしている。 南ドイツが奏でる研ぎ澄まされたミニマルグルーヴと中毒性のあるハンマービートのループは聴く者の脳内に侵食し、サイケファンだけでなく、音楽を愛する者に爽やかな快感を与えてくれる。ソールドアウトとなった2019年9月のベルリン公演でも、オーディエンスを気持ちの良いトランス状態に引き込む極上のサイケデリアサウンドを披露した。 フロントマンのKyotaro Miulaに、バンドの世界観や同じく海外で注目を浴びるサイケデリックバンド幾何学模様との関係、CANのダモ鈴木との共演について語ってもらった。

坂本慎太郎、アメリカ再訪記
音楽

坂本慎太郎、アメリカ再訪記

インタビュー:松永良平 写真:谷川慶典 ツアー写真提供:zelone records、Mesh-Key Records(NY) 2019年10月、坂本慎太郎のアメリカツアーが行われた。ゆらゆら帝国を率いていた2000年代にも4度のアメリカ公演は行われていたが、当時はニューヨークやボストンなど東海岸の一部のみ。今回はロサンゼルス郊外の絶景を舞台に開催されるフェスティバル『Desert Daze』を皮切りに、サンフランシスコ、サンラファエル、シカゴ、ニューヨークと、北米大陸を横断するスケジュールが組まれた。 渡米すること自体、坂本自身にとってはゆらゆら帝国以来10年ぶり、ソロとしてはもちろん初めてとなる。バンドメンバーは、ソロでのライブ開始後から演奏を共にするベースのAYA(OOIOO)、ドラムスの菅沼雄太、そしてサックスの西内徹。PAは、ゆらゆら帝国からの坂本のライブを支えてきたサウンドエンジニア佐々木幸生が全会場を担当した。 左から、西内徹、AYA、坂本慎太郎、菅沼雄太 2017年10月、ドイツ東部のケルンで行われた『WEEKEND FEST』出演から始まった坂本のライブ活動。それまでかたくなにライブを拒んでいた坂本だが、このときのドイツ2公演(ケルン、ベルリン)以降、日本国内に限らず、中国、オランダ、イギリス、メキシコと、興味深いシチュエーションでのライブに臨んできた。 観客にとって、ある種のエキゾチックで見知らぬ存在としてステージに立っていた面もあるそうした土地に比べ、ゆらゆら帝国時代の坂本を少なからず知るアメリカのオーディエンスは、現在の坂本をどう聴き、どう見るのだろうか。また、坂本自身には今の自分と今のアメリカの関係性はどう映ったのだろうか。それを坂本自身の言葉で聞くべく、インタビューを行った。 「(アメリカの観客は)演奏にダイレクトに反応する感じはありましたね。例えば、(西内徹の)サックスソロでも、いいサックスを吹いた後は曲の途中でも拍手が来る。間奏部分で熱くなって、さらにもうひと回しあるぞというときにも『ウォー』と声が上がるとか。 今まで外国でやるときは、わりと僕を知らない人の前でやってて、演奏しながらつかんでいって最後にウケる、みたいなパターンが多かったんですけど、アメリカは最初から向こうがこちらの曲とかも知ってる感じがすごくしましたね。それは、ソロアルバムをOther MusicやMesh-keyといったレーベルで出してきたことの効果なのかな。あと、Spotifyみたいに昔とは違うメディアもできて、(自分の曲が)聴かれる機会も増えているんだなと思いました」 たしかに、10年前と現在の音楽聴取の状況を最も大きく変えたのは、SpotifyやApple Musicといったサブスクリプションサービスの台頭だ。 「10年前は実際に行ってライブをやるか、向こうのレーベルからリリースするか、でないと知られる方法がなかった。それに昔は、海外で人気がある日本人ってすごく変わってたり、極端な表現してる印象があったんです。 そういう中では、ゆらゆら帝国は歌詞があってメロディーがあってわりとオーソドックスなスタイルだったし、ソロになってからはさらに普通の日本語の曲になったと思ってたから、あんまり外国では受けないんじゃないかと感じてたんです。でも、最近のブームでもあるのかもしれないけど、普通に日本語で歌ってる歌が普通に聴かれるようになってきてると

創刊号を読み解く 第7回 - エスクァイア
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創刊号を読み解く 第7回 - エスクァイア

創刊号マニア、たまさぶろによるコラムの第7回。今回は、1987年に創刊された男性誌『エスクァイア』を取り上げる。同誌は、1933年10月にアメリカはシカゴで創刊された「世界で最初の男性誌」として知られる『Esquire』の日本版である。 1990年代の到来を目前に控えたタイミングで創刊された本号では、豊田章一郎や新井将敬、松浦寿輝、沢田研二、落合博満など、各界の著名人たちの言葉が誌面を飾る。バブル景気真っただ中だった当時、アメリカへの憧憬と日本社会の勢いが入り混じったその内容を、たまさぶろがひもとく。

東京のベスト特集

池袋でしかできない55のこと
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池袋でしかできない55のこと

2019年7月観光庁による民泊届出数統計で、東京では豊島区が新宿に次ぐ数を記録した。現在も話題の複合施設が続々と建設され、新たな文化、芸術の発信地として注目を集めているエリアだ。東京第三のターミナル都市である池袋、文化的で閑静な住宅街である目白や雑司ヶ谷、下町の情緒が残る大塚、通称「おばあちゃんの原宿」と知られる巣鴨などその魅力は多彩である。 魅力的な5つのエリアごとに最新の娯楽施設から、ギャラリー、地域の人々に愛されているレストラン、喫茶店、隠れた名店、ナイトライフなどのおすすめスポットを紹介する。 

新宿、ベスト居酒屋20選
レストラン

新宿、ベスト居酒屋20選

さまざまな人が行き交う都心の歓楽街、新宿。1960年代から70年代にかけては、ヒッピーや、フォーク・ジャズミュージシャン、演劇人らアングラな文化を愛する若者たちが集い、酒を飲み交わすカウンターカルチャーの聖地でもあった。近年では、思い出横丁やゴールデン街に外国人客が押し寄せ、また違った表情を見せている。ここでは、そんな時代を感じられるチャージフリーのジャズ居酒屋や、三島由紀夫ら文化人も通った老舗、なぜか外国人客でにぎわう店など、予算1,000円から飲める名居酒屋を紹介する。もれなく終電を逃したら、はしごしてディープな新宿の夜を謳歌(おうか)してほしい。  関連記事:『新宿でしかできない101のこと』 『東京、ベストレストラン100』

東京、ジャケ買いしたい手土産
ショッピング

東京、ジャケ買いしたい手土産

「手土産は絶対ここで」と毎回決めている人も多いかもしれないが、時には、ちょっと冒険してみてはいかがだろう。ここでは、味はもちろん、まずパッケージに「胸キュン」し、思わず誰かに贈りたくなるような美しい手土産を厳選して紹介する。「運命の一輪に出会う」バラのボックスや、フランス文学者で画家の鈴木信太郎が手がけたもの、外箱だけでなく中のヌガーなどの包み紙までキュートなものなど、相手の喜ぶ顔を想像しながら、とっておきの手土産を選んで「ジャケ買い」してみよう。

東京のシークレットスポット50
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東京のシークレットスポット50

タイムアウト東京では、今までベストレストランや、ショップを紹介してきたが、東京には秘密にしておきたいとっておきの場所がある。この特集では、隠れ家レストラン、黒湯温泉にストリートアート、バイブバーに深夜のショッピングと、グルメやショッピングから、カルチャーまで、すべてが充実している東京だからこそ見逃していた秘密のスポットを紹介する。

立石飲み歩き14選
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立石飲み歩き14選

立石という場所を知っているだろうか。葛飾区にある風情溢れる下町だが、実は、知る人ぞ知る飲んべえの聖地なのである。モツ焼きを中心に、寿司やおでん、餃子、焼き肉などを、驚きの旨さと価格で味わえるこの地では、3軒はしごして1人5,000円以内で済むということも稀(まれ)ではない。立石は、どの店に入っても昼間から素性の分からないおじさんたちで賑わっている。昼から飲む人、夕方から飲む人、食休みスポットや、シメにふさわしい店など、立石を楽しみ尽くすことのできるヴェニューを14軒紹介する。酒飲みを自称するあなたなら、立石の虜になってしまうこと間違いなしだ。

東京、ブルワリーパブ10選
バー

東京、ブルワリーパブ10選

ビール愛好家の終着点ともいえるブルワリーパブとは、ビールの醸造と提供を同じ場所で行っているパブのこと。品質の劣化が最小限に抑えられたフレッシュなビールを楽しめるのだ。店の醸造のローテーション次第で、オリジナルビールが登場したり、エールやピルスナー、スタウトなど、様々なタップメニューを味わえたりする。味だけでなく、むき出しの醸造タンクが堂々と鎮座する重厚な光景も醍醐味(だいごみ)だ。ここでは、年々軒数が増えつつあるブルワリーパブを、都内と東京近郊からセレクトして紹介。知れば知るほど深みにはまる、ディープなビアワールドに案内する。

レストラン&カフェ

東京、海鮮丼5選
レストラン

東京、海鮮丼5選

丼に飯を盛り、上に並べた刺し身と楽しむ海鮮丼。使う食材は寿司と同じだが、職人の繊細な技術を堪能するというより、食べ手がしょう油やワサビで好きなように楽しむ、素朴でダイナミックな料理だ。 シンプルだが、オフィス街のランチタイムでは不動の人気メニューでもある。さらに海鮮丼は、時間が空くとふと強烈に食べたくなる、不思議な魅力がある。以前、大の日本通というオランダ人の記者に「日本で一番好きだった食べ物は?」とたずねたら、ラーメンでも天ぷらでもなく「築地市場で朝食に食べた、海鮮丼が何年経っても忘れられない」と聞いてなるほどと思った。確かに、市場には海外からの観光客が行列を作っている店もあり、海鮮丼は日本人のみならず海外の人にもファンが多い。 近年、都内では好みの刺し身をカスタマイズして楽しんだり、タワーのように豪快に盛り付けてあったり、居酒屋で24時間オーダーできるものなど、さまざまなスタイルが登場している。ここでは話題の海鮮丼が食べられる店5選を紹介する。

東京、本場の味が楽しめるメキシコ料理店
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東京、本場の味が楽しめるメキシコ料理店

メキシコと聞いてまず思い浮かぶものはその代名詞とも言えるタコス、そしてテキーラだろう。ハリウッド映画やアメリカのドラマシリーズで見かけるメキシコのギャング、麻薬組織などの印象もあり「陽気だけど治安が悪そう」といったイメージを持つ人もいるかもしれない。実際、東京と比べて治安は良いとは言えないが、メキシコはアートやガストロノミーの分野だけにとどまらず、様々なフィールドから注目されている国の一つだ。 そして、東京にも多様なスタイルのメキシカンダイニングやバーが、近年続々とオープンし、にぎわいをみせている。主流はアメリカンスタイルのメキシコ料理「テクス メックス」。ブリトーやファヒータなどのメニューがそれで、日本には戦後、アメリカ軍が持ち込んだ。本記事では、日本在住のメキシコ人らが認める、リアルなメキシコ文化を体感できる店を紹介する。レストランだけではなく、現地から取り寄せた伝統工芸品を扱う雑貨店や、珍しいテキーラやメスカルを楽しめるバーなど、メキシコという国の魅力を堪能してほしい。

東京、舌がしびれるピリ辛アジア麺6選
レストラン

東京、舌がしびれるピリ辛アジア麺6選

カレンダー上は夏の盛りをとっくに過ぎ、秋に入りつつある東京。しかし気温30度を超える日も続き、なかなか暑さが止まらない。ならば夏気分を味わい尽くすべく、辛い食べもので思いっきり汗をかいてはどうだろう。 辛くておいしいものは無数にあるが、手軽なのは万人好みの辛い麺料理。日本のラーメンをあえて除外し、アジアの麺にしぼったら、すべり込みの夏休み感も合わせてさらに楽しめるかもしれない。東京ではアジアだけでも、さまざまな辛い麺が食べられる。中国の四川省発祥だが、日本オリジナルに進化した各種担々麺、唐辛子をたっぷり使った韓国のビビン麺、カレー風味のタイのカオソーイなど……。舌をビリビリしびらせ、汗を流して令和元年の夏を締めてみては。

東京、クリームソーダ10選
レストラン

東京、クリームソーダ10選

カラフルなソーダの上にバニラアイスが浮かぶ、目にもおいしい飲み物、クリームソーダ。「西洋のハイカラな飲み物」として日本に上陸して100年余り、今なお愛される理由はその奥深さにある。ソーダのシロップ、トッピングの種類など、アイデア次第でクリームソーダはさまざまな姿に変わる。我々をあっと驚かせてくれるファンシーなものもあれば、「やっぱりこの味」としみじみさせてくれるものもあり、飽きさせることがないのだ。今回は、老舗の喫茶店からフォトジェニックなカフェまで、個性的なクリームソーダを扱う10店を紹介する。

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ナイトライフ

蒲田、夜の散歩ガイド
ナイトライフ

蒲田、夜の散歩ガイド

東京の南東、大田区の真ん中に位置する蒲田は、一見これといった特徴がない街だと思うかもしれない。しかし、この街には豊かな歴史やユニークでディープな店、素晴らしいレストランであふれているのだ。 かつて蒲田は、現在の原宿や渋谷と同じような流行の発信地だったことがある。戦前は映画の町として知られ、有名な松竹スタジオ(若き小津安二郎が監督デビューを果たした場所)があった。その後、松竹スタジオは1930年代後半に移転。戦後数十年にわたり、太田区の小規模工場が日本の大企業にとって重要な部品供給源となると、再び蒲田を中心とした商業活動が行われるようになり、これまでとは違った形で有名になった。 今日、蒲田エリアは活気のある店(大手手芸店のユザワヤ本店など)や黒湯、羽田空港にアクセスしやすいことなどで知られている。ここでは、蒲田に住むスタッフ2人のおすすめと取材を進めていく中で知り合った蒲田愛あふれる住人から聞いた、アフター5から楽しめる夜のディープスポットを紹介したい。

東京、ラグビーが観戦できるバー
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東京、ラグビーが観戦できるバー

世界が注目するラグビーワールドカップの日本大会が、2019年9月20日(金)〜11月2日(土)開催される。ここでは、渋谷や六本木、恵比寿など都心にある、定番のスポーツバーのほか、普段はスポーツ番組を放映していないが日本代表戦が見れる居心地の良いバーなど、友人同士や大人数で楽しめる東京のバーを紹介する。ぜひ街に出て、4年に1度の熱い戦いを仲間とともに観戦してみてはいかがだろう。

東京、2019年にオープンしたミュージックバー
ナイトライフ

東京、2019年にオープンしたミュージックバー

ここ数年で夜の楽しみ方が多様化している。2019年6月には東京都が、通年計画で実施するナイトライフイベントや地域のナイトライフヘの取り組みへの観光振興助成金の募集を開始し、話題となった。ここでは、DJがセレクトする音楽と酒が楽しめるミュージックバーを紹介したい。今年は渋谷に集中的にオープンした印象で、セレクトする酒や内装に力を入れていたり、昭和の老舗スナックを改装したユニークなものまでさまざまだ。クラブまで足を運ぶほどではないが、良い音楽と酒を楽しみたいと思った夜には、ぜひ参考にしてほしい。

東京、卓球バー5選
ナイトライフ

東京、卓球バー5選

2020年の東京オリンピックの競技のひとつとして、男女ともにメダル獲得が期待される卓球。2019年7月には、星野リゾートが手がけるOMO5 東京大塚内に卓球バーがオープンするなど、カジュアルに楽しめる場所が増えてきている。魅力はなんといっても、卓球台と酒があることによって、知らない客ともカジュアルに盛り上がれることだろう。ここでは、15名での貸し切り可能な個室を備えた中目卓球ラウンジや、卓球スクールやショップも併設したティーフォートウキョウなど、都内の卓球バーを紹介する。

トラベル

台北、48時間ガイド
トラベル

台北、48時間ガイド

日本から約4時間ほどで行ける台湾は、日本人の海外旅行先ランキングでも常に上位に入ってくる人気の観光地だ。『千と千尋の神隠し』のワンシーンに出てきそうなノスタルジックな景観の九份(きゅうふん)、昔ながらのゲームやB級グルメを楽しめる夜市、足つぼマッサージや台湾シャンプーなど癒しの時間を提供する美容スポットなど見どころも多い。

京都、シークレットガイド
トラベル

京都、シークレットガイド

目まぐるしい種類の寺院や宝物が存在し、一年を通じ観光客を惹きつける古都京都。日本一の観光都市であるということは、紛れもない事実だ。 一方で、旅行客による混雑や、中心部の交通渋滞なども有名で、初めて訪れる人は、主要観光スポット以外を訪れる余裕があまりないことも多い。人とは違う京都旅をしてみたいという人に、タイムアウト東京が選ぶシークレットスポットを紹介しよう。

東京周辺、ベストビーチ
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東京周辺、ベストビーチ

ビーチ好きなら、おそらく東京近郊のシーサイドスポットは既に訪れているだろう。しかし、大混雑でゴミも目立つ逗子や鎌倉、江の島以外にも、いくつかのオプションがあるのを忘れてはならない。少し離れてしまうが、景色はより素晴らしい。時間に余裕があるなら、このガイドを使って、週末旅行をしてみよう。腹が減らないように、途中で弁当を買うのも忘れないように。東京在住ライターのウィリアム・ブラッドベリーとタイムアウト東京編集部が選ぶビーチを、おすすめの宿泊先と、道中に食べたい駅弁も合わせて紹介する。

鎌倉、ご近所ガイド
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鎌倉、ご近所ガイド

都内から1時間程度で行ける人気の観光地、鎌倉。四季を感じられる街としても知られており、6月上旬から中旬頃に見頃を迎えるアジサイと、11月末から12月中旬頃にかけての紅葉の時期は、特に多くの人で賑わう。しかし、人気の観光地であるがゆえに、多すぎる情報に混乱しているという人もいるのではないだろうか。ここでは、鎌倉生まれ、鎌倉育ち、そして現在も鎌倉で暮らすタイムアウト東京スタッフが厳選した「鎌倉の間違いない」ヴェニューを10軒紹介。リーズナブルな懐石や手紙が出せる文房具店、オリジナルの仏像を作れる陶工房、24時まで飲めるワインバーなど、ビギナーも、何度か足を運んだことがある人も楽しめる内容となっているので、このリストを参考に、ローカルも足繁く通うヴェニューを訪ねてみよう。

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ホテル

The Okura Tokyoがいよいよ開業、ひと足先に内部を紹介
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The Okura Tokyoがいよいよ開業、ひと足先に内部を紹介

1962年に開業したホテルオークラが、2015年の秋から建て替え工事中の本館をジ・オークラ東京(The Okura Tokyo)として2019年9月12日(木)に、リニューアルオープンする。リニューアルは、建物の老朽化と2020年に行われる『東京オリンピック・パラリンピック』を見据えたものだ。ここでは、ひと足先にホテルの内部を紹介したい。 まずエントランスから内部に入ると、建築家の谷口吉郎が生み出し多くの客に愛されたメインロビー空間が、見事に復元されていることに目を奪われる。手がけたのは谷口の息子で、建築家の谷口吉生だ。そのほかロビーには、オークラを象徴する切子玉をモチーフにした「オークラ・ランターン」や、都市の時間を刻む「世界時計」、満開の梅の花のように見立てた「梅小鉢のテーブルと椅子」などが配置されている。 谷口吉郎が考案した六大陸各都市の時刻を表示する「世界時計」 ホテルは17階建ての「オークラ ヘリテージウイング」と42階建ての「オークラ プレステージタワー」2棟から成り、客室は508室、5つのレストラン、3つのバー、20の宴会場で構成。 ヘリテージウイングは、日本の美を盛り込んだ落ち着いた空間づくりで、日本庭園が配された日本料理の山里があったり、客室も和風である。一方、プレステージタワーは「国際的でありながら日本的。都市型でありながら開放的」というテーマで、8~25階はオフィスフロアとなり、東京の街並みを一望できるフィットネスジムや25メートルプールなどが完備されている。 日本の和を取り入れた、ヘリテージウイングの客室。 ヘリテージウイング4階にある、吉生が内装を手がけた初の飲食店となる日本料理の山里。山から海に至る水の流れをテーマに、部屋ごとに異なる岩組みの景観が楽しめる。写真は掘りごたつ式の個室。 プレステージタワー客室 プレステージタワー6階の中華料理 桃花林。個室は中国の家庭がテーマにしており、ヒスイとモモの絵が飾られた豪華な一室は、桃源郷を窓から眺めているという設定だ。 鉄板焼き さざんか バーラウンジ スターライト プレステージタワー最上階には、鉄板焼きさざんかや、バーラウンジのスターライトがある。大きな窓からは国会議議事堂や建設中の新国立競技場が眺められ、夜にバーを訪れれば美しい夜景がムードを高めるだろう。 新設されたモダンなプール 和の様式と欧米のモダニズム建築を融合させた新オークラは、訪日客に日本の美を堪能できる場所として、胸を張って紹介したい東京の名所の一つだ。 オークラ東京の詳細はこちら

茶屋、映画館、ホテル?「泊まれる映画館」シアターズィーが両国にオープン
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茶屋、映画館、ホテル?「泊まれる映画館」シアターズィーが両国にオープン

近年、コーヒースタンドチェーンやゲストハウス、ギャラリーなどが集まり、感度の高い人々が訪れる東東京に新たな施設が、2019年8月23日(金)オープンした。 シアターズィー(Theater Zzz)は、都営大江戸線の両国駅から徒歩5分ほどの印刷工場跡地に、茶屋、映画館、ホテルの3つの要素を集約する宿泊施設。 「数奇と出会い、風景が重なる舞台」をコンセプトに、劇場の起源である屋外ステージの形状を生かした空間を設け、日中は茶屋やコワーキングスペース(月額1万円〜)として、夜は足を伸ばしてくつろぎながら映画を鑑賞できるシアタースペースとして稼働し、そのままテントを貼って宿泊もできるという非日常的体験を提供している。  シアタースペースには145インチの大型スクリーンが設置され、プロジェクターなどの設備も本格的なものがそろう。特に、地元墨田の職人による音響ブランドであるONKYO社製の7.1ch サラウンドスピーカーを使用した音響設備は、会場を包み込むような音の迫力があり、本格的な映画体験が期待できそうだ。 映画は18時00分ごろから22時00分まで、バックグラウンドビデオで随時上映される。 定期的に開催予定の上映会では、シアターイベントの企画プロデュースを行うドゥイット・シアターが企画協力として参加。 すでにいくつかのイベントを企画しており、女性客をターゲットにした『シネマティーパーティー』などを予定している。外国から来る旅行者へ日本の映画に触れてもらう『インクルーシブシアター』では、映画制作、配給会社の日活と提携。邦画作品を英語字幕で上映し、地域の人々との交流も目指す。  そして茶や軽食をそろえた、チャスル(CHASURU)では、ティーエッセイストの茂木雅世がセレクト、監修をした『SUKICHA 数寄茶』(400円〜)を提供。茶の種類や、花や果実などを選び、自分の体調や気分に合わせた好みのブレンドティーを楽しめる。夜は『お茶カクテル』など健康に配慮したアルコールを提供するバーとして営業する。 施設内を改めてよく見ると、シアターズィーの「Z」を模した棚など、組み合わせて遊べるテーブルまで、全て一から作られたこだわりに気づくだろう。宿泊には、自社でデザインし発注したというテントを使用し、寝袋やブランケットの他にオリジナルのパジャマの貸し出しもある。 ツバキのようなおにぎりとお茶漬け 朝食には、ケータリングや食に関するアートイベント『ものがたり食堂』を中心に活動するさわのめぐみとコラボレーションした、鮮やかでユニークなフードを楽しめる。 『お茶漬』(700円)※朝は500円 シアターズィーは、訪れる人々と「育てていく」場所であると、蒼樹(ソーウッド)社COOで運営メンバーの外山達也は話す。集う人々の化学反応によって、さまざまな活用が自由自在にできる場だからだ。今後はワークショップ、新人映画監督との上映会などの企画が期待される。 未体験の映画と出会うもよし、隣り合った宿泊者との新たな交流もよし、それぞれのストーリーが紡がれる場所を訪れてみてはいかがだろうか。  シアターズィー(Theater Zzz)の詳しい情報はこちら 関連記事『東京、今泊まりたいホテル&ホステル2019』

オーセンティックな空間でアートを堪能、「ノード ホテル」京都にオープン
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オーセンティックな空間でアートを堪能、「ノード ホテル」京都にオープン

バリー・マッギー、ベルナール・フリズ、五木田智央……。日本では、美術館でもなかなかお目にかかれない、現代美術の人気作家たちの作品を堪能できる、新しいアートホテルが京都に誕生した。その名はノード ホテル(node hotel)。ただの宿泊施設ではなく、国内外のアートファンや文化人が集う「結節点(=node)」となり、作品や人との出会い、体験を提供する。 客室は「アートコレクターの住まい」をイメージ 京都市の中心部、四条西洞院に建てられた、新築5階建ての建物。祇園祭開催時は、すぐ近くに蟷螂山鉾(とうろうやまほこ)が建つ、絶好の立地だ。 迫力ある大開口のエントランス部分は天井も高く、京都では珍しく開放的な雰囲気。天井は植物で覆われており、コンクリートを有機的に彩る。壁には平面作品、棚には彫刻などの調度品がセンス良く並び、置かれてある家具の一つ一つも、静ひつで美しい。 客室へと続く廊下は照度が低めで、感覚が研ぎ澄まされる。客室は、グレーを基調とした落ち着いた印象。飾り彫りが施されたベッドのヘッドボード、キルティングのベッドカバー、インドの手織りの絨毯、部屋ごとに趣の異なるトライポッドチェア……。これらは海外の職人たちによるハンドメイドで、このホテルのためにデザインされたもの。陶器でできた照明は、京都の陶芸家、大森準平の作品。既製品にあふれた現代において、高い理想のもと、手仕事で作られた家具は、過度に主張しなくても、豊かさを感じさせてくれる。 客室デザインは、「アートコレクターの住まい」をイメージしているそうだ。非日常を味わう観光ホテルではなく、アートコレクターのような人々が実際に実践している “理想の暮らし” を体験するための場所。アヴァンギャルドな思想のもとでつくられたアート作品と、妥協のないオーセンティックなデザインの家具が、対立せず、むしろ共鳴し合い、同じ空間の中で調和している。  アートを介した交流が生まれるパブリックスペース 奥行きのある1階は、宿泊者以外も利用できるパブリックスペース。奥はレストラン、手前はギャラリーとなっており、イベントの内容によってフレキシブルに形を変える。ここでは、今後国内外のギャラリーやアーティストの名前を冠したポップアップや、ブランドとのコラボレーションイベントを行う予定だという。 「現代美術の最先端を感じられる展覧会やイベントを企画し、それらに際したレセプションパーティを通して、感度の高い人々が集まり交流する場に育てていきたい」と関係者は語る。 ホテルの楽しみのひとつである朝食では、京都で暮らすスタッフたちが見つけてきたローカルのパンなど、地元のおいしいものが味わえる。気に入ったら、実際に店まで足を運んでみてもいいだろう。ディナーは、世界中のあらゆる食文化が混ざり合ったジャンルレスなスペシャリテとセレクトしたワインが楽しめるそうだ。時間帯によってカフェやバーとしても利用できる。 いつまでもそこにいたくなる心地よさと、空間になじみながらも存在感を放つアート作品、好奇心をそそられるイベントの数々。アートを介した刺激的な出合いを求める人には、うってつけのホテルといえるだろう。  ノード ホテル(node hotel)公式サイトはこちら テキスト:木薮愛  

東京の変遷を見続けてきた1日1組限定のホテル、東京リトルハウスとは
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東京の変遷を見続けてきた1日1組限定のホテル、東京リトルハウスとは

居酒屋や飲食店が立ち並ぶ赤坂の繁華街に、2階建ての木造家屋がある。1948年、戦後まもなく建てられたこの家は、変わりゆく赤坂の街を見守り続けてきた。 その古民家が、元の建物を生かしながら大幅にリノベーション。2018年2月より、東京リトルハウス(TOKYO LITTLE HOUSE)の名のもと、約10坪の建物は、1階はカフェ、2階は1室だけの宿泊施設として運営している。  代表を務めるのは、人文書などの編集に携わってきた深澤晃平。彼の祖父母によって建てられたこの建物には、祖父母の死後も、親族や彼自身が住み続けてきた。幼い頃から毎週のように通っていた赤坂の家に学生時代から住むようになり、「外国の都市を旅行するのと同じように、東京の街を歩き回るのが面白くて仕方なかった」という深澤。東京への興味が深まるとともに、かつてこの都市に広がっていた風景に想像をめぐらせながら、観光の拠点となる場所へと祖父母の家を生まれ変わらせたいと考えるようになった。 「東京リトルハウス」というネーミングは、1943年にアメリカで出版された絵本『THE LITTLE HOUSE』に由来している。丘の上の小さな民家が周囲の都市化とともに高層ビルに囲まれ、やがて郊外へと移っていくという物語だ。焼け野原に建ち、高度経済成長やバブルを経て今日まで東京の変遷を見つめてきたこの家を題材に、『ちいさいおうち』の物語を東京版へと読み替えてみたかったと深澤は言う。  『THE LITTLE HOUSE』(邦訳『ちいさいおうち』/岩波書店 作:バージニア・リー・バートン) 実際の改修にあたっては、電気や水道などの専門工事はプロに依頼するも、大部分は大工の指導のもと深澤の妻でライターの杉浦貴美子と、翻訳者のサム・ホールデンがDIYで手掛けた。 まずは2階の宿泊施設から紹介していこう。急な階段を上って客室に入ると、ベッドルームと6畳の和室がある。当時はどの家もこんな風だったのだろう……とノスタルジーを感じさせる6畳の和室は、昭和20年代の建築当時からほとんど手つかずの状態で残されている。 2階 客室  リノベーションでは、床や天井部に断熱材を入れ、二重窓にして防寒、防音対策をするなど居住性を高めた。また一部の壁を取り除き、モダンに改修したベッドルームと昔ながらの和室に連続性を持たせるようにした。 「何を残してどこを変えるか、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論を妻と繰り返しました」と深澤は笑う。 かつてこの家で使用していた建具や生活用品なども、随所に再利用している。床の間の板は、ローテーブルの天板に。台所で使われていた引き戸は下駄箱の棚板へと生まれ変わった。キッチンの食器棚には、押し入れの棚板を使用している。建築当時からの木枠の窓(リノベーション時に外側にもう1枚、窓をはめ込み、二重窓にした)を開け放てば、手を伸ばせば届きそうな場所に赤坂のネオン街が広がっている。 土壁の一部はあえて露出、竹小舞を見せることで、かつての日本家屋の造りが分かるようにした 開業以来、宿泊しているのはほとんどが外国人。しかし、日本人が滞在しても存分に憩うことができそうだ。電子レンジや冷蔵庫、IHクッキングヒーターに炊飯器も用意しており、暮らすように旅気分を味わうことができる。 1階はカフェ&ギャラリーとして営業。有名コーヒーロースターに勤めていた、深澤の実妹が切り盛りする。丁寧に淹れたコーヒーはテイクアウトでも提供。おいしいコー

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