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東京の映画情報、映画館ガイド

Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」山田孝之、満島真之介インタビュー
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Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」山田孝之、満島真之介インタビュー

日本は独特で風変わりな文化があることでも世界に広く知られている。それは成人向けの作品についても同様で、世界中の人々の情熱と欲望を満足させてきた。日本のポルノは変態的で服従的、そしてロールプレイが中心だ。これは、一般的な日本人の保守的態度と非常に相反している。そして、日本のポルノ産業が世界で主導的な地位にあるのは「AVの帝王」と呼ばれる村西とおるのおかげだ。

豪華なシートがある映画館5選
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豪華なシートがある映画館5選

ホームシアターが当たり前になった昨今。映画館はというと、自宅では味わえないより特別な体験を提供すべく日々進化している。IMAXや4DXなど上映システムの発展が目覚ましい一方で、鑑賞スタイルも選択肢が増えている。 ここに紹介する映画館では、革張りのリクライニングシート程度は当たり前で、鑑賞前後の時間を専用ラウンジでシャンパンを飲みながら過ごせるプランや、家族みんなで寝っ転がれるフラットシート、カップルシートだけの劇場など、ほかにはない映画体験が味わえる。記念日や家族サービスに、はたまたデートの誘い文句に最適な、都内および東京近郊の映画館を紹介しよう。

映画「タロウのバカ」、主演のYOSHIと監督の大森立嗣にインタビュー
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映画「タロウのバカ」、主演のYOSHIと監督の大森立嗣にインタビュー

大森立嗣(映画『日日是好日』『光』)による本作『タロウのバカ』は、表の社会を避け、ヤクザ、犯罪、セックス、暴力に満ちた世界に堕ちていくタロウと、その友だちエージ(菅田将暉)、スギオ(仲野太賀)の生活を描く。

2019年下半期注目の映画10選
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2019年下半期注目の映画10選

2019年下半期も素晴らしい作品が公開される。ディズニーが名作を実写映画化した『ライオンキング』をはじめ、SF超大作の『スター・ウォーズ』や、人気シリーズ『トイ・ストーリー』の新作など、公開が待ち遠しい大作が続々と控えている。もちろん大作だけではなく、良質な邦画やインディーズ作品も見逃せない。本記事では、タイムアウトロンドンが選んだ『2019年の注目映画』記事に、タイムアウト東京が注目する邦画作品を加えて紹介する。リストをチェックしながら公開を待とう。

おしゃれなカフェレストランがある映画館
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おしゃれなカフェレストランがある映画館

東京の映画館には、美味い料理が味わえるレストランが併設されたものも多い。ここでは、日替わりシェフの味が楽しめる店や、ミシュラン二つ星を獲得したことがあるフレンチレストランなど、映画を見るかどうかに関わらず訪れたい、落ち着ける店を紹介する。鑑賞後にゆっくり食事をしながら余韻に浸るのもよし、上映前に軽く食事を済ますのもいいだろう。

エディターズ・ピック

ベストLGBT映画 50選
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ベストLGBT映画 50選

『The 50 best gay movies: the best in LGBT film-making』と題して、タイムアウトロンドンでLGBT映画のベスト50が紹介された。同ランキングは、LGBT文化のパイオニアであるグザヴィエ・ドラン、キンバリー・ピアース、ブルース・ラ・ブルース、トッド・ヘインズ、ジョン・ウォーターズらが挙げたベスト10をもとに作成された。 1位に選ばれたのは、カウボーイ同士の悲恋を描いた名作名作『ブロークバック・マウンテン』。そのほかにも、2013年にカンヌの最高賞パルムドールを獲得したことでも話題になった『アデル、ブルーは熱い色』、「ドロシーの友達?(彼はゲイ?)」という言葉も生み出したLGBT映画の古典『オズの魔法使』などがランクイン。LGBTとくくらずとも映画として素晴らしい作品が数多く選ばれているので、何を観るか迷った時の参考にしてほしい。

心に残る青春映画 50
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心に残る青春映画 50

あの時代を振り返る。さらば青春の光、ランブルフィッシュ、KIDS/キッズ、ドニー・ダーコなど青春を感じる映画を紹介

東京、最新設備の映画館
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東京、最新設備の映画館

家で映画を見るのもいいが、究極の没入感と映画本来の音を体感したいなら、最新設備を備えた映画館に行こう。座席が動き、風が吹き付けるなどアトラクション感覚で楽しめるMX4Dや、270度に広がるスクリーンScreenx、映画『マッド・マックス』のためにメイヤーサウンドのスピーカーを追加導入した映画館など、究極の映画体験をできる場所を紹介する。

インタビュー:ウェス・アンダーソン
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インタビュー:ウェス・アンダーソン

ウェス・アンダーソンは唯一無二の映画監督だ。スタイルの巨匠、風変わりのチャンピオン、特定の色彩をこよなく愛する人というイメージだろうか。最新作『犬ヶ島』は、『ファンタスティック Mr. FOX』に次ぐ2本目のアニメーション作品。日本を舞台に、犬のインフルエンザが発生後、島に追放されて来た犬たちの物語だ。アンダーソン作品に期待される視覚的な要素があり、その根底には寛容の大切さという強いテーマも流れている。そして、俳優ハ―ベイ・カイテルの吠え声も。ロンドンでの公開前にアンダーソンに電話インタビューを行った。アンダーソンはとても魅力的で、文学的表現や皮肉っぽい観察、そして思慮深さに満ちていた。 原文はこちら

インタビュー・アーカイブス

インタビュー:UMMMI.
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インタビュー:UMMMI.

ロンドンを拠点に、学生でありながら映像作家として活躍する「UMMMI.」こと石原海。彼女にとって初の長編映画『ガーデンアパート』が、テアトル新宿を皮切りに、2019年6月7日(金)から全国で順次公開中だ。同作は短編作品『忘却の先駆者』とともに『ロッテルダム国際映画祭 2019』のBright Future部門に選出されたことも記憶に新しい。 東京の夜をさまよう、居場所のない若者、そして女たち。本作は、一晩で繰り広げられる愛と狂気の物語だ。15歳で映像作品を撮り始めたという若手アーティストに本作への思いを聞いてみた。 ーまず、海さんは現在ロンドン在住ということなんですが、渡英したきっかけは何だったのでしょうか。 今、こっちに来て8ヶ月くらいですね。イギリスに行くことになったのは、助成金をもらえることになったからです。今は学生をしながら制作活動をしています。 ーイギリスの雰囲気には慣れましたか?最近の活動についても教えてください。 雰囲気は鬱々(うつうつ)としてますね、やっぱり(笑)。最近は、BBCチャンネルやBFIという映画館のコミッションでショートフィルムを撮りました。サウスロンドンギャラリーのニューコンテンポラリーというアワードに入選したり。ロンドン市内のギャラリーでの展示なども控えています。 ー本作『ガーデンアパート』を撮る前はどのような作品を制作していましたか。 ガーデンアパートの前までは10分くらいの短いビデオアートのような映像作品を撮っていました。いわゆる、エッセイフィルムです。パーソナルで、ホームフィルムのような。友達を撮ったり、その映像に自分が書いた物語や詩を付けたりとか。あと、写真も撮っていました。 UMMMI.'s Lonely Girl - short ver from UMMMI. on Vimeo. ー影響を受けた映画監督や作品などはありますか。 15歳くらいの時にハマっていたのが、ジャン=リュック・ゴダールやマルグリット・デュラスの作品ですね。今でも、影響を受けています。テレビでゴダールの『愛の世紀』が放送されていたのをたまたま見て。「ああ、こういう映画もあるんだ」と。自分のやりたいことって、こういう作品を撮ることなのかなと思ったんです。その後、ゴダールを通してデュラスを知りました。フィルムに詩をつける「エッセイフィルム」のような要素は、彼女の作品から影響を受けました。映像作品を作りはじめたのも、彼らの映画にハマった15歳くらいから。最近は、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーやジョン・カサヴェテスのように、身の回りの人や恋人など、素人の役者を使って映画を撮るスタイルに影響を受けています。 ーでは、「映画」という形の作品を撮るきっかけは。 直接のきっかけは『山形国際ドキュメンタリー映画祭』っていうイベントに参加したことからです。批評家として参加したんですけど。批評家として採用されたら「宿泊費が無料で映画も見放題」っていう募集に惹かれて(笑)。応募してみたら、受かったんですよ。フェスティバルはその雰囲気というか空気そのものがすごく好きでした。みんな映画というものにちゃんと向き合ってる。今までは現代美術などのアートの分野で制作してきたけど、もう少しドラマのようなものも撮ってみたいなと、この時に感じましたね。 ー主演を務めたひかり役の篠宮由香里さんは、海さんが一目惚れしてスカウトしたそうですね。

インタビュー:ウェス・アンダーソン
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インタビュー:ウェス・アンダーソン

ウェス・アンダーソンは唯一無二の映画監督だ。スタイルの巨匠、風変わりのチャンピオン、特定の色彩をこよなく愛する人というイメージだろうか。最新作『犬ヶ島』は、『ファンタスティック Mr. FOX』に次ぐ2本目のアニメーション作品。日本を舞台に、犬のインフルエンザが発生後、島に追放されて来た犬たちの物語だ。アンダーソン作品に期待される視覚的な要素があり、その根底には寛容の大切さという強いテーマも流れている。そして、俳優ハ―ベイ・カイテルの吠え声も。ロンドンでの公開前にアンダーソンに電話インタビューを行った。アンダーソンはとても魅力的で、文学的表現や皮肉っぽい観察、そして思慮深さに満ちていた。 原文はこちら

インタビュー:石井岳龍
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インタビュー:石井岳龍

石井岳龍(旧名 石井聰亙)は、1957年に福岡で生まれた。パンク ロックの先駆者セックス・ピストルズや日本のバンド、スターリンやルースターズと同世代である。石井は長年、パンクとDIYの精神を持ちながら映画制作に携わってきた大胆な映画監督の1人として、国内外で高評価を得ている。町田康原作の『パンク侍、斬られて候』(6月公開)の映画を監督したことでも大きな話題を呼んでいる。2018年3月13日(火)~25日(日)には、東京国立近代美術館フィルムセンターで『自選シリーズ 現代日本の映画監督6 石井岳龍』が開催される。パンクな作風や、映像制作のきっかけ、改名した理由、新作について話を聞いた。

インタビュー:アダン・ホドロフスキー
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インタビュー:アダン・ホドロフスキー

映画『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』などで知られる、映画監督アレハンドロ・ホドロフスキー。最新作『エンドレス・ポエトリー』は、ホドロフスキー自身の出生を描いた作品で、『リアリティのダンス』の続編だ。1940年から1950年代のチリを舞台に、カルロス・イバニェス・デル・カンポを大統領に据えるための動乱のなか、サンティアゴでアーティストや詩人と出会う青年期のアレハンドロを描いている。 主人公を、ホドロフスキーの末の息子であるアダンが演じ、前作に引き続き、長男ブロンティスが父親役、衣装をホドロフスキーの妻パスカルが担当。一家団結して作られた本作について、アレハンドロを演じたアダンに、幼少時代の家族とのエピソードや父親との関係などについて話を聞いた。

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映画レビュー・アーカイブス

オーシャンズ8
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オーシャンズ8

クールぶった犯罪集団、円滑に行われる壮大な強盗計画、完璧な衣装。「オーシャンズ」シリーズの最新作では、その魅力をふんだんに楽しめる。監督のゲイリー・ロス(代表作は映画『ハンガー・ゲーム』など)は、豪華キャストとニューヨークのグルーヴを加え、本作『オーシャンズ8』の評判を上げた。ターゲットとなる人気女優ダフネ・クルーガーを演じる、アン・ハサウェイのコメディセンスがいかされており、この役柄は本作の秘密兵器だ。ハイディ・クルムやアナ・ウィンター、キム・カーダシアンらがカメオ出演しており、ダイヤモンドやスパンコールを施したデザイナーズドレスを凌駕する華やかさにあふれている。 兄のダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)にかわり、前科者のデビー・オーシャンをサンドラ・ブロックが堂々と演じた。彼女はニューヨークで開催されるファッションの祭典『メットガラ(MET GARA)』で、荘厳な『カルティエ(Cartier)』のネックレスを盗むというプランを考える。そして、右腕のルー(ケイト・ブランシェット)、ファッションデザイナーのローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)、ジュエリー職人のアミータ(ミンディ・カリング)、『ヴォーグ』誌の事情通タミー(サラ・ポールソン)、スリ師のコンスタンス(オークワフィナ)、カリスマハッカーのナインボール(リアーナ)を呼び集める。 シリーズの手法に忠実で、スティーブン・ソダーバーグの3部作で見られた軽妙な活気にはかなわなくとも、ジョークを交え、十分な仕掛けを加えて結末へとつなげている。いたずら好きの精神に抗うことはそもそも不可能だ。有能な女性たちの集団が悪党であるなんて、めったに許されることではない。一流集団に続きながら、素晴らしい世界に足を踏み入れ、楽しみに加わろう。 原文:TOMRIS LAFFLY 翻訳:小山瑠美 公式サイトはこちら 2018年8月10日(金)公開

タイムアウトレビュー
4 5 つ星中
万引き家族
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万引き家族

是枝裕和は、優れた日本人映画監督の1人として評価されている。計算された物語展開のスピード、物静かな調子、すっきりとまとまった映像が、そのスタイルをきわめて独特のものにしている。しかし、彼の作品には名声に釣り合わないところがある。是枝は『誰も知らない』や『歩いても 歩いても』『そして父になる』といった家族を描いた作品によって、偉大な小津安二郎の後継者というちょっとした名声を得た。 『万引き家族』は、これまでの名作に及ばないとしても満足のいく作品だ。 物語の中心は、血の繋がらない貧しい「家族」だ。今にも壊れそうな平屋に住み、自分たちにできる限りのことをしながら、なんとか生活していこうとしている。万引きをするのは、中年の建設労働者と、彼が息子として扱う男の子だ。労働者の妻は、クリーニング屋でパートとして働いている。一緒に暮らすもう1人の若い女性は、のぞき部屋で働いている。仮の家族の最年長者の女性は、かつての夫の年金と、謎めいた収入源に頼って暮らしている。暮らしぶりは楽ではない。そのため、小さい女の子を見つけて家に連れて帰ってきた時、彼女は当初養わなければならない余計な口がまた増えたと思った。しかし、女の子の身体にある傷跡に気づくと、母親とその愛人の元へ戻さない方がいいかもしれないと思うようになったのだ。 この作品は、複数の視点で見る価値がある。まず、主だった筋のない語りで、登場人物たちの日課を描くことで、人々がただ単に生活していくために万引きをし、労働収入を補わざるを得ないという、日本の社会経済システムの欠点について教えてくれる。それだけでなく、人々があらゆる境遇で適応してしまう様子について、見識を与えてくれるのだ。境遇を哀れむどころか、家族のメンバー数人が、一緒にいられることや、季節の移り変わり、コミュニティとしての連帯感などに、それぞれ小さな喜びをみつけ、楽しんでいる様子を見せてくれる。優しさがあふれているにも関わらず、理想化をしようとはしない。結局、この家族は血がつながった本当の家族ではないし、その事実は、境遇がより厳しくなった時に明確に現れるかもしれない。軽犯罪をめぐる倫理について考えるのと同様に、愛と忠誠の限界を探るのだ。 決して感傷的ではなく、是枝独特の穏やかで優しい調子で、ゆっくりと最後の感動的なシーンへと紡いでいく。すばらしい演技が随所に見られる(脚本も担当した是枝は、子どもたちに精通していることが分かる)。チャーミングで、おもしろく、心を打つ本作は、是枝独特の厳しいけれども愛情あふれるヒューマニズムのひとつの例だ。 原文:GEOFF ANDREW 翻訳:小山瑠美 公式サイトはこちら 2018年6月8日(金)全国公開

タイムアウトレビュー
4 5 つ星中
犬ヶ島
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犬ヶ島

ウェス・アンダーソンの新作『犬ヶ島』は、近未来の日本を舞台に描かれる。鼻風邪と犬インフルエンザの大流行後に、「メガ崎市」から追放された犬たちは、ゴミ処理場の島に隔離され、ゴミの山に囲まれながら生活するようになった。美しいプードルたちは、すぐに自分たちが喧嘩っ早い野良犬たちと対等な立場であることを悟る。犬たちの声は、アンダーソン作品でおなじみのキャストたちが演じている。リーダー犬のレックス(エドワード・ノートン)や、しゃべり好きなデューク(ジェフ・ゴールドブラム)、スポーツのマスコット犬のボス(ビル・マーレイ)、俳優犬のキング(ボブ・バラバン)らだ。 物語は、追放された愛犬スポッツを探しに、12歳の小林アタリが、ゴミ処理場の島に小型飛行機で着陸したことから始まる。アタリは、スポッツを番犬として飼っていたが、メガ崎市の市長である叔父にゴミ処理場の島に真っ先に追放されていた。アタリは危険な島を散策するために犬の群れに協力を頼み、傍観しながらうなるだけだったチーフ(ブライアン・クランストン)が思いもよらない協力者として現れる。本作は少年と犬の絆の描写に全力を尽しており、その焦点は妙に感動的である。 チーフとナツメグ(スカーレット・ヨハンソン)との間に映画『わんわん物語』のようなロマンスが芽生える可能性があるにもかかわらず、雌犬たちはサブキャラクター的な存在になっていることも語っておかなければならない。鳴り続ける和太鼓の音楽から、古ぼけた機械的なケーブルカーまで、スタイル的には紛れもなくアンダーソンの作品だ。愛情を感じるが、あまり敬意を払っていないような方法で、日本文化からユーモアを引き出している。文化の盗用という非難から逃れるのは容易ではないだろう。アンダーソンの作品は、変わらず視覚的にも物語的にも均整美は折り紙付きだ。ただし、にぎやかな本作は、映画『グランド・ブタペスト・ホテル』のような静穏さと、開いた口が塞がらないほどの美しさを欠いている。また、映画『ファンタスティック Mr.FOX』ほど包括的で満足感が得られるわけでもない。しかし、彼のファンならばなんとしても見逃したくない作品だ。 原文:ANNA SMITH 翻訳:小山瑠美 2018年5月全国公開 公式サイト

タイムアウトレビュー
4 5 つ星中
ファントム・スレッド
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ファントム・スレッド

ポール・トーマス・アンダーソンの作品では、邪神たちが颯爽(さっそう)と歩く。強欲な石油業者や、巨根のポルノスター、新興宗教の教祖、古くさい嘘をつく賭博師らだ。本作は、アンダーソンが監督と脚本を務めた魅力的な恋愛映画だが、真の神、少なくとも高い場所に君臨する者について描かれていた。 レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、1950年代ロンドンのオートクチュールの世界で中心的な存在だった。細腰の上流階級の女性たちのドレスを作り出す仕立屋は、全神経を集中し、ほぼ完全な静寂の中で、自分の仕事に従事していた。レイノルズは「朝食に費やす動作が多すぎる!」と恐ろしいほど厳格に叫ぶ。彼が新たなミューズとして地味なウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)を求めたときに、観客は彼女に代わって縮み上がるはずだ。 アルマがこの耐え難い気味の悪い男と徐々に形勢を逆転していくのを見るのは、本当に楽しい。その展開は極限まで隠されるが、それまではわずかな戯れや、スポーツカーに乗って猛スピードで運転するようなスリル、優雅な衣装、レイノルズが身体を消耗品に変える儀式化などに夢中になる。映画『インヒアレント・ヴァイス』を手掛けたアンダーソンにしては、真っ当で立派すぎるかもしれない。一方で、ジョニー・グリーンウッドによる繊細なピアノ音楽は、チェロの音色が力強くなり、雰囲気はどんどん暗くなっていく。 アンダーソンが力の振り子を揺らす振り幅が、これまでの彼の監督業における最も楽しい部分を象徴していた。独占欲の強いレイノルズの妹、シリル(マイク・リー作品の常連であるレスリー・マンヴィルが、口をゆがめて小意地が悪く演じる)の視線が突き刺さり、物語の要点となる最も使い古された手法として毒キノコのスープが登場する。本作は、お互いの引き合いを加熱状態に陥らせる相互確証破壊という、非常に珍しいテーマを追求しているからだ。 本作では、強迫観念に取りつかれたアーティストと従順なミューズによる典型的な様式を、共謀した歓喜へと変える心理的な駆け引き、破滅的な孤独、結婚生活において口論する現実が描かれているが、ここでは十分に語り尽くせない。結局のところ、強情に仕組まれた危険要素によって傷付けられた、奇妙な結婚のイメージについて語られている。マックス・オフュルスの名作、あるいは全盛期のベルナルド・ベルトルッチの作品と同様に、本作に漂う雰囲気は完璧だとしても、映画『ローズ家の戦争』のように破壊的な問題に向き合わなくてはならず、ブラックコメディの要素を感じる。色気があり、愚かで、素晴らしく、究極の恋愛のような作品に仕上がっていた。  原文:JOSHUA ROTHKOPF翻訳:小山瑠美 公式サイトはこちら 2018年5月26日(土)公開

タイムアウトレビュー
5 5 つ星中

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シネクイント
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シネクイント

※2018年7月6日オープン 1981年から渋谷パルコ パート3で営業していた、多目的ホールを前身とする映画館。1999年に映画『バッファロー’66』の上映をきっかけに、シネクイントに名前を改めた。2016年からビル建て替えのため休館していたが、場所を宇田川町に移しオープン。約250席、2スクリーンの劇場に生まれ変わる。アメリカやイギリス、日本映画の話題作など幅広いが、エッジなセレクトで独自のカラーを発信していた劇場なだけに、復活が楽しみだ。

ザ・ムービーパレス TOHOシネマズ日比谷
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ザ・ムービーパレス TOHOシネマズ日比谷

「映画の宮殿」をコンセプトにした映画館が東京ミッドタウン日比谷内にオープン。日比谷公園を一望できる開放的なロビーや、最高の映画体験を追求したプレミアム シアターなど上質な環境で映画が楽しめるのが特徴だ。プレミアム シアターには、壁一面に広がる巨大スクリーン『TCX®(TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN)』や、劇場に最適な形で設計された『カスタムオーダーメイドスピーカーシステム』、革張りの『プレミアムボックスシート』を導入。劇場は11スクリーン、約2200席を備える。

丸の内ピカデリー
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丸の内ピカデリー

有楽町マリオン内にある松竹マルチプレックスシアターズが所有する映画館。同ビル内9階にピカデリー1とピカデリー2、新館5階にピカデリー3の3スクリーンを有している。

シネマ カリテ
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シネマ カリテ

JR新宿駅の中央東口を出てすぐ、フラッグス手前にあるNOWAビル地下1階にあるミニシアター。新宿武蔵野館の位置に1994年10月~2001年末までの7年間、美術館を併設したミニシアターとして、その名称で存続していた劇場が2012年12月に、10年の時を経て復活。デジタル上映と35mmフィルム上映、ドルビーSRDに対応した2つのスクリーンを備え、席数はそれぞれ97席、79席。作品の世界観を演出したディスプレイとともに、なんでもありの幅広いラインナップを楽しめる。パリオペラ座やベルサイユ宮殿などでも使われているキネット社の座席は座り心地も抜群だ。 関連記事『新宿でしかできない101のこと』

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