新文芸坐
画像提供:株式会社マルハン
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東京、名画座8選

名作映画のリバイバル上映を行う映画館

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大型シネマコンプレックスでのデジタル上映が主流の現在。最新の音響設備が整った大スクリーンで超大作を鑑賞する臨場感は、何ものにも変えられないものではあるが、昭和の香りが今でも残る名画座で、つい見逃してしまった準新作映画や古典的名作を格安に鑑賞するのも楽しいものだ。

古きよき面影を残した施設のなかには、傾斜の気になる座席があったり、3D作品に対応していなかったりと、設備の古さが目立つところもあるが、途中外出して腹ごしらえしてからもう1本鑑賞したりと、気ままに過ごせることも魅力だ。

どの名画座も、映画を愛する劇場の姿勢が上映作品のチョイスや運営スタイルにあふれている。ここでは、東京都内の名画座を10館紹介する。

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  • 映画館
  • インディペンデント系映画館
  • 目黒

目黒にある名画座。館内はレトロな趣があり、スタッフによる手作りの冊子が配られるなどアットホームな雰囲気がある。

比較的新しい作品を中心に2本立てで交互に上映を行っており、入れ替え制ではないのでどちらから観ることもできる。組み合わせは監督やジャンルなど様々なので思わぬ映画と出会いがあるかもしれない。

同館スタッフで消しゴムハンコ作家でもある夕涼庵子による上映作品にちなんだユーモラスなハンコを捺せるコーナーも必見だ。

  • 映画館
  • インディペンデント系映画館
  • 阿佐ヶ谷

日本のインディーズ映画からほかの映画館では決して公開されないような異色作まで、あらゆる作品を上映する小さなかわいい映画館。館内地下に小劇場「ザムザ阿佐谷」を内包している。

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  • 池袋

池袋駅東口にある、比較的規模が大きい名画座。日本映画からハリウッド映画まで幅広いジャンルの作品を上映しており、通常は2本立て上映が行われているが、毎週土曜にはオールナイト上映も行っている。

リニューアルで館内の音響や映写設備を一新。4Kレーザーと35ミリフィルムの両方が楽しめる映画館に生まれ変わる。

このほか、「国際アート・カルチャー都市」をうたう豊島区や池袋駅周辺の立地を生かした「劇場都市としまエンタメシアターin新文芸坐」を始動。新文芸坐を会場に、ゲストトークイベントやアニソンライブなどを開催する。

  • 映画館
  • インディペンデント系映画館
  • 渋谷

ラブホテル街の中にある、渋谷で唯一の名画座。レンタルしていないような古い邦画を中心に、戦後間もない頃のモノクロ映画や、今では巨匠となった監督の初期の名作など、映画史上に残る作品を上映している。

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  • インディペンデント系映画館
  • 高田馬場
早稲田松竹
早稲田松竹

高田馬場にある早稲田松竹劇場は、1951年の創立と東京都内でも古く、かつ稀有な場所の一つといえる。同館では日本映画をはじめ、ハリウッド作品、およびさまざまな言語の映画を、全て35ミリフィルムで上映している。

プログラムは2本立てのため、午後の時間を最大限に利用するとよい。購入当日限り有効の外出証をもらえば、いったん外出してから2本目を鑑賞するなど自由な利用方法が可能で、その大らかさもまた魅力的な名画座だ。

  • 映画
  • 大森

大森にある3スクリーンのミニシアター。名画座2本立て上映も行っており、途中で外出もできる「外出カード」などのサービスも充実している。

上映作品にちなんだトークショーなども精力的に開催。また、ブランケットやチャイルドシートの貸し出しなどもあり、ゆったり映画を楽しんでほしいという姿勢が伝わってくる映画館だ。

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  • 映画
  • 下高井戸
下高井戸シネマ
下高井戸シネマ

地元住民から映画ファンまで、幅広い層に愛されている映画館。名画から話題作まで、様々な国の良質な作品を上映しており、セレクトのセンスには定評がある。

仕事帰りや休日にふらっと訪れれば、すてきな名作に出会うことができるだろう。

  • 映画館
  • 神保町

神保町駅から徒歩3分ほど、裏通りにある異形の建物内にある小学館運営の映画館。旧作の邦画を中心に上映する名画座だ。

座席数はおよそ100席、7.2メートル×3メートルの3D対応シルバースクリーンを設置している。同ビルには、吉本興業運営のお笑い劇場「神保町よしもと漫才劇場」も入っている。

リバイバル上映を楽しみたいなら……

  • 映画
  • 映画

ゴールデンウィークをどう過ごすべきか、まだ決めかねている人も多いだろう。そうこうしている間にあれよあれよと日々は過ぎ、気がつけば何もせぬまま連休最終日、という悲劇を迎えるのだ。これを回避するために勧めたいのは、やはり「映画」である。それもイベント性の高い、名作映画のリバイバル上映に行くべきだ。

  • 映画
  • 映画

1993年に日本テレビの開局40周年記念番組として放送された、スタジオジブリ制作の長編アニメーション『海がきこえる』が、全国でリバイバル上映することが決定した。上映期間は、2025年7月4日(金)から3週間限定。既に映画ファンやジブリファンから多くの注目が集まっている。

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  • 映画
  • 映画

映画監督であるソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)の名作を35ミリフィルムで限定上映するイベントが、「Bunkamura ル シネマ 渋谷宮下」で開催される。期間は2025年4月25日(金)から5月8日(木)まで。会場は、「渋谷トウエイ(TOEI)」跡地に移転オープンしたミニシアターで、Bunkamura本体の改装工事が終わるまでの営業となっている。

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