フード&ドリンク
東京のレストラン、カフェ、バーのベストガイド
東京、エリア別レストラン&カフェ
東京のベストバー

東京、巨匠に会えるバー15選
「どこのバーへ行くべきか」。そう訊ねられる機会は多い。いつも無難な答えを返してしまいがちな点、反省すべきと思っている。本当はこう伝えるべきだ。「まずは巨匠のバーへ行くべし」と。そして、バーのすべてを学んでほしい。 おそらくバーの不文律を学ぶだろう。なぜバーの扉は開けづらいのか。なぜ「チャージ」が存在するのか。少なくとも「正す」襟がある服装で出向く必要があること。バーにふさわしい話題とは……。なぜ巨匠の一杯には、摩訶不思議な魔力がかけられているのか。淑女、紳士の振る舞いとは何か。どれも明文化するのは無粋と呼ばれる。しかし、そうした知識が人生に潤いを与えてくれる。 人生のベテランでもある巨匠たちの一杯は、あと50年も続く代物ではないだろう。くだらぬ安酒を喰らうのも学びのひとつだが、今こそ、その強烈な洗礼を拝んでおくべきだ。なぜ巨匠たちが「巨匠」と呼ばれるに至ったのか、可能な限りの想像力を駆使してみるのも良い。 人生の深淵なる謎を解くためにも、まずは巨匠たちのバーを覗いてみよう。少し脅しが過ぎるかもしれない。気楽に足を運んでほしい。ただし、その力の抜き加減を学ばないうちは「気楽」に通うのは難しいかもしれない。 もっともこちらに挙げた「Y&Mバー キスリング」と「TENDER」をハシゴしてしまう酔っ払いのスカポンタンに大口を叩かれたくないという同輩もいるやもしれんが……。 さあ、まずは巨匠のバーへ。

東京、麗しきバーテンダーたちの店10選
もはや「麗しきバーテンダーたち」が珍しい時代ではなくなった。バーのカウンターに立つ者は、男性に限る。そんな封建的な時代も、日本では実はほんの10年ほど前までのことだ。かつて女性バーテンダーは稀(まれ)だった。キャリア20年を超える女性は、今でも稀有(けう)な存在だ。 瞬きの間に世紀は変遷し、カクテルコンペティションの優勝者、優秀者は女性というケースが多くなった。ある巨匠は「女性のほうが度胸があって愛嬌(あいきょう)も良い。もう男性は勝てないかもね」と笑った。男性バーテンダーの妬み嫉(そね)みすら漏れるようになった。 だからといって女性特有の労苦が雲散するわけではない。今一度、この機会に東京の麗しきバーテンダーたち10人に焦点を当て、「バーテンダーとは何か」を問い「麗しきバーテンダーたち」の現在を考える。
カフェ

東京、ベストカフェ50
コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代と言われている。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうだが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきた。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げている。この特集では、星の数ほどある東京のカフェのなかから、サードウェーブのブームによって生まれたコーヒー専門店や、カフェの歴史に名を残す老舗、テーマを持ったカフェなど50軒を紹介する。一人じっくりとコーヒーに向き合いたい時はもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてほしい。

東京、フルーツサンド10選
フルーツサンドは、ただ可愛い食べ物ではない。果物は熟度を調節しながら食べごろのものを使用していたり、使うフルーツによってクリームの糖度を変えたり、相性の良いパンを研究したり、作り手の丁寧で繊細な作業の積み重ねにより、作り上げられているのだ。フルーツサンドを食べられる店は東京だけでもいくつもあるが、ごろっとタイプや細切りタイプなど、果物の切り方ひとつとっても店によって全く異なり、それぞれの特色やこだわりを感じられるのもまた面白い。ここでは、都内にあるフルーツパーラーやカフェ、ベーカリーなどで提供されている一押しのフルーツサンドを紹介する。みずみずしいフルーツに、ほんのり甘いクリーム、そして美しい断面。我々をこれ以上幸せにしてくれる食べ物はほかにあるだろうか。季節の果物を使用している店も多いので、年間を通してフルーツサンドの世界を堪能してほしい。