1.  Faramarz
    Photo: Cano RojasFaramarz Lounge & Gallery
  2. A10
    Photo: A10

東京、隠れ家バー6選

隠された入り口の先にあるディープなバー

Emma Steen
テキスト:
Emma Steen
翻訳:
Shiori Kaneko
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、隠れ家バー6選

秘密にしておくということは、他人に共有できないほど素晴らしいものがあるということもある。都内には隠れた穴場のバーがいくつかあるが、ここでは誰もが体験すべきという信念に基づいて、特別に紹介しよう。

路地裏にひっそりとたたずむおしゃれなバーや人づてに聞かないと見つけられないプライベートな店の中から、気になるスポットを訪れてみては。

  • レストラン
  • 中目黒

珍しいビンテージのテキーラと季節のカクテルを提供する、中目黒にあるバー。一気に飲むのではなく、すすりながら味わう「すすりながらテキーラ」を楽しむことができる。

バーテンダーのFaramarz Khademhosseiniが立つカウンターの棚には、ブルーアガベを100%使用した『カサドレス アネホ クリスタリーノ(Cazadores Añejo Cristalino)』や『ホセ クエルボ レゼルバ(Jose Cuervo Reserva)』のビンテージボトルなどが並ぶ。手描きのセラミック製デカンタと、バニラとキャラメルの豊かな香りが特徴的な『クラセアスール(Clase Azul)』コレクションも用意する。

厳選されたトップレベルの銘柄を提供することを誇りとしながらも、壁にアートをあしらった親しみやすいラウンジは、まるで親しい友人のリビングルームで飲んでいるかのような気分にさせてくれるだろう。

ここは、テキーラ製造の知識を深めたい人にもおすすめだ。テイスティングメニューを提供しており、アガベが育つ土壌から瓶詰めの段階までのプロセスを全て学びながら、シングルオリジンのテキーラやメスカルをディナーコースで試飲できる。

  • バー
  • 恵比寿

2021年9月に新しくオープンしたこのバーは、入り口が見えないようになっており、目印のものを知っている人だけがアクセスできる店だ。恵比寿公園の向かい側にあるロッカーは、素人目にはただの街中の倉庫にしか見えない。しかし、何かを収納するようにロッカーを開けようとすると、壁一面が開き、地下へと続く階段が現れる。

禁酒法が施行されていた1920年代のスピークイージーにヒントを得て作られたこの洗練されたレコードバーには、ジャズからR&Bまでさまざまなビンテージのレコードが並んでいる。バーテンダーがカクテルを作る間、毎晩異なるミュージックセレクターが音をミックスする。

バーには定番のカクテルがずらりと並んでいるが、ヘッドバーンダーでミクソロジストの南雲主宇三(なぐも・しゅうぞう)によるハウススペシャルもある。『トロピック エスプレッソ マティーニ』(1,540円)や、オリジナルのマテ茶ドンフリオにチポレの香りを加えた『ピメント・バチーダ』(1,760円)などがおすすめだ。

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  • バー
  • 渋谷

渋谷の古いオフィスビルの2階にある何の変哲もないドアの奥に、レモンサワーのカクテルを専門とする居酒屋がある。ここで提供されるのは、一般的な居酒屋のレモンサワーではない。

『アジアのベストバー50』で日本のベストバーに選ばれたSGクラブの姉妹店であるゑすじ郎(SG LOW)のメニューは、なじみある人気メニューを現代風にアレンジした遊び心のあるものだ。通常の居酒屋のようにゑすじ郎はテーブルチャージに含まれるお通しが提供するが、冷奴や枝豆の代わりに、ここではマティーニが用意される。

料理は、居酒屋の定番メニューに新風を吹き込んでいるものばかりだ。真っ赤なバッファローウィングソースをかけたナンコツのフライやミニラーメンのようにアレンジされたポテトサラダなど、珍しいメニューがそろう。おすすめメニューである、ウニと骨髄が添えられた『雲丹とボーンマローの混ぜ麺』を食べずに帰ることはできないだろう。

ドリンクには、さまざまなバリエーションのレモンサワーが用意されている。『サウナーズレモンサワー』や『ゲイシャでレモンサワー』『ミラクルレモンサワー』など興味深い名前のメニューが並ぶが、スタッフによると『普通のレモンサワー』から順に試していくことがおすすめのようだ。

  • バー
  • カクテルバー
  • 恵比寿
  • 価格 2/4

カクテル通なら、恵比寿の路地裏にあるバー トレンチを知らない人はいないだろう。しかし、このバーがポップアップとして展開しているトレンチ アネックスを知っている人は少ない。トレンチ アネックスへのアクセスは、バー トレンチの姉妹店であるバー トライアド内にあり、ドアを開けると上の階に続く秘密の階段が出現。

別のバーの延長線上にあるにもかかわらず、店内はゆったりとできる空間が広がる。ソファ席や街中を見下ろすロマンチックなバルコニースペースもある。

メニューには、スモーキーの香りが漂う『メスカル ミルク パンチ』(1,650円)、ニッカ カフェジンにハチミツレモンを加えた『トレンチ 75』など、バー トレンチの代表的なカクテルのほか共同経営者のロジェリオ・五十嵐・ヴァズがこの店を立ち上げてから考案したオリジナルカクテルもある。

※当面の間、19時00分〜24時00分/定休日は日〜木曜に営業時間を変更

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  • ナイトライフ
  • 代官山

2018年に代官山でオープンし、DJイベント、展示、映画上映などを行うイベントスペース。手がけたのは野外フェスティバル『ZIPANG』のオーガナイザー陣だ。サウンドと内装は、音楽フェスティバルで活躍するクリエーターと協力して作り上げた。

禁酒法時代の秘密のバーを意識したという隠し扉からフロアに入ると、ネオンサインやダルマが飾られたネオアジアな空間が広がる。世界各地のクラフトスピリッツを使用して作ったオリジナルカクテル、薬酒などを提供し、絶品のドリンクが楽しめるのも魅力だ。

入り口には、薬膳茶と本格中華かゆが食べられるピービーレストラン(P.B.Restaurant)が併設され、移動図書館の『PARADISE BOOKS』がセレクトした珍しい本の数々が並べられている。ランチや終電前の夜遊びに最適な場所だろう。

  • バー
  • カクテルバー
  • 新宿

新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの専門店。レモンサワーをメインにしているというだけでも、どんな店なのかかなり引かれる部分はあるが、同店の魅力はそれだけではない。なんと店の壁一面に、所狭しと本が並べられているのだ。

同店のオーナーを務める田中は、直木賞作家、田中小実昌の孫。店内には、田中小実昌が執筆した本や彼と交流のあった作家の本など、祖父から受け継いだという蔵書を中心に、さまざまな本が置かれている。これらの書物は、実際に手にとって読むことも可能。古本屋はともかく、現在の書店ではなかなか見かけないようなものも数多くあるので、レモンサワー片手に新たな世界に足を踏み入れることのできる絶好の場となっている。

もちろん、専門店というだけあってレモンサワーも大満足の味わいだ。下北沢にあるサーモンアンドトラウトの店主、森枝が監修し、クラフトビールなどで使われることの多いランドルフィルターを用いて作られている同店のレモンサワーは、ほかでは味わえない至極の一杯。フレッシュなレモンの香りと焼酎の存在感がしっかりと感じられる「大人のレモンサワー」といった感じだ。

しかし、アルコールだけがただ強いのかというと決してそういうわけでもない。自家製のシロップが良い働きをし、レモンの爽やかな風味、アルコール、シロップの甘さが最高のバランスとなっている(シロップは好みで抜くことも可能)。

洗練された空間に酔う......

  • バー

日常の延長線上にありながら、時に非日常へと誘ってくれる夜の読書時間。ここでは、ほっとひと息つきたいときにアルコールとともに読書が堪能できるブックバーを紹介する。

日本のブックバーカルチャーの原点となった西麻布の老舗バーから、友人宅のようにゆったりできる西荻窪の書店まで、店主の個性が光るよりすぐりの5軒の中からお気に入りの空間を見つけてみては。

  • レストラン

さまざまな人が行き交う都心の歓楽街、新宿。1960年代から70年代にかけては、ヒッピーや、フォーク・ジャズミュージシャン、演劇人らアングラな文化を愛する若者たちが集い、酒を酌み交わすカウンターカルチャーの聖地でもあった。近年では、思い出横丁やゴールデン街に外国人客が押し寄せ、また違った表情を見せているここでは、そんな時代を感じられるチャージフリーのジャズ居酒屋や、三島由紀夫ら文化人も通った老舗、なぜか外国人客でにぎわう店など予算1,000円から飲める名居酒屋を紹介する。終電を逃したら、はしごしてディープな新宿の夜を謳歌(おうか)しよう。 

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