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  2. 青山トンネル
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  3. カフェ・アプレミディ
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  4. Photo: Keisuke Tanigawa
    Photo: Keisuke Tanigawa

平日も楽しめる、渋谷のDJバー

テクノやハウス、ジャズにロックまで渋谷のDJバーで音楽に浸る

Mari Hiratsuka
テキスト:
Kunihiro Miki
Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京 > ナイトライフ > 平日も楽しめる、渋谷のDJバー

多種多様な人が集まる東京の夜は、たくさんの選択肢がある。ふと、いい音楽を聴きながら酒を愉しみたいと思った日には、DJバーに行こう。どんな夜を過ごしたいかは人それぞれ。特集では平日もDJがターンテーブルに盤を乗せ、オーディエンスを盛り上げている店や、店主が密かにセレクトする音楽とともにしっとりと飲める店など、渋谷界隈の名店を紹介する。

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  • バー
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マークシティ裏の飲食店街の雑居ビル5階にある、「バー・ミュージック(Bar Music)」。選曲家、DJ、音楽ライターとして著名な中村智昭が、「カフェ・アプレミディ」の店長を長年務めた後に自身の店として開いた一軒だ。

クラブのように踊る店では一切ないのだが、その場にいる客の心を虜にする中村の選曲術は感服のひと言。「新しい音楽も古い音楽も、その瞬間に新鮮に響くこと」を基準に紡がれる音楽の数々は、時間を忘れて聴き入る魔性のひとときを提供してくれる。

店内には中村が厳選したジャズやブラックミュージック、フォークミュージック、ワールドミュージックなど様々なジャンルのCDとレコードが並んでいる。

DJブースに出入りするゲストの面々も腕利きで、橋本徹や長谷川賢司、CalmなどがDJを務める日や、店内のローズピアノでライブが行われる日もある。

  • バー
  • 渋谷

八丁堀で約5年間営業し、2022年2月に道玄坂へ移転した「サウンドバー ハウル」。オーセンティックでもアンダーグラウンドでもない「ネオクラシック」な雰囲気が、20〜30代を中心に人気を博している。洗練されたデザインの居心地の良い空間で、良質な音と酒をリーズナブルに楽しめる。

バーの魅力は世界的なサウンドクリエーターのYosi Horikawaがハウルのためだけに設計施工した巨大ハンドメイドスピーカーと、それを十分に楽しむ空間設計にある。

毎週火〜土曜には約4時間のDJタイムを設け、経験値の高いDJがその場の雰囲気に合わせて選曲する。

店主おすすめのドリンクは、浅草のトーキョーリバーサイド蒸留所のクラフトジンを使用したジントニック。「飲む香水」といわれるほど香りが高く、リピーターの多いメニューだ。

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  • ナイトライフ
  • 渋谷

渋谷区道玄坂にあるDJバー「翠月(MITSUKI)」。「東京で唯一無二の音楽酒場」をテーマに、DJプレイを楽しみながら上質なアルコールを堪能できる。

音楽のジャンルは、ディスコやハウス、テクノだけでなく、アンビエントやエクスペリメンタル系など幅広く網羅。東京の若手DJを中心にしたラインアップだ。アルコールメニューには、ヴィンテージの国産ウイスキーや、厳選された自然派ワインなども取りそろえる。

  • クラブ
  • 渋谷

沖野修也らKyoto Jazz Massiveのメンバーが経営する小箱クラブ。店内はコンクリートの壁に囲まれたバーフロアと、照明を落としたダンスフロアに分かれている。

クラブというよりは大人の遊び場といった趣きで、平日、週末を問わず盛り上がっている。ジャンルはハウスやソウル、ジャズなど幅広く、老舗ならではの人脈で、有名DJがひょっこりと現れることもざらだ。

平日はライブセッションの演目が中心で、深夜までのDJパーティーは週末に開催されることが多い。

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  • バー
  • 渋谷

渋谷の宮益坂近くにあるレコードバー。ラッパーでプロデューサーのRYUZOが手がけた一軒だ。同店では、現役のヒップホッププロデューサーLostFaceがセレクトした旬のレコードを、スタッフが選曲し、音楽を流している。極上の選曲術を堪能するだけでなく、それらを購入することもできるのもユニークだ。

アートディレクターYOSHIROTTENによる内装デザインは、赤いネオンで統一されたオリエンタルな隠れ家的な空間になっている。RYUZOの持つ魅力に引きつけられ、ミュージシャンやスタイリストなど感度の高い人々が集まる社交場でもある。

  • バー
  • カフェバー
  • 原宿

渋谷ファイヤー通りにある雑居ビルの5階で、音楽通たちに長年親しまれてきた「カフェ・アプレミディ(Café Apres-midi)」。渋谷カフェブームの元祖的存在でもある。オーナーは『free soul』、『Good Mellows』や店名と同名のコンピレーションCDの選曲、監修で知られる橋本徹(SUBURBIA)。

コンパクトな店内は、カウンターとソファー席があり、アンティークの家具と控えめな照明が落ち着いた雰囲気を醸している。審美眼が光るジャンルレスな選曲とともに、ワインやカクテルを楽しみたい。

毎週金曜日にはゲストDJを招いた『Friday Lounge』が開催されており、深夜までパーティーが行われる。

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  • バー
  • 渋谷

渋谷駅の目と鼻の先にあるビルの最上階に店を構える、「DJ バー ブリッジ(DJ BAR Bridge)」。曜日ごとに固定されたレジデントDJがおり川辺ヒロシやクボタタケシ、DJ NORI、TOSHIYUKI GOTO、KZAら豪華な面々が登場する。

店内奥には国産オーディオブランド、レイオーディオのスピーカーが鎮座しており、最高の選曲を最高の音で楽しめる。

バーのため音量はやや控えめで、選曲もダンサブルなものに限らず、ただドラマチックに場を演出している。酒の値段も手頃なので、気軽に訪れたい一軒。

  • 音楽
  • 渋谷

ミヤシタパーク内にある、カフェ、アートギャラリー、ミュージックバーの豊富なコンテンツを取り入れた「オア(or)渋谷」。

3階ミュージックバーの壁はガラス張りになっており、渋谷から原宿の景色を見渡すことができる。2階は最新のアートに囲まれ、DJの選曲を聞きながらフードや酒を楽しめる新感覚のアートギャラリーとミュージックバーを併設する。

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  • 青山

週末になるとおしゃれな客や多くの外国人で混み合う渋谷のDJバー。エントランスフリーでファーストドリンクは1,000円ほど。平日から土日まで毎晩、独自のブッキングにより、ハイレベルでナイスグルーヴなDJたちが「トンネルらしさ」のあるディスコやハウスなどホットな音楽をプレイする。

その日のDJは公式Instagramなどでチェックできる。1階にある幻想的な雰囲気が魅力のレッド バーにも店内の階段で直接行き来できるため、一度の入場で二つのクラブを楽しめる。

それぞれの箱で、良質な音楽とお酒を楽しもう。

  • ナイトライフ
  • 渋谷

渋谷神南の奥にひっそりと構える、DJバー「コアラ(KOARA)」。「ミックス(MIX)」や「オース(OATH)」を支えてきたベテランスタッフが運営している。

店内はカウンターバーと20人も入れば満杯のダンスフロアで構成されており、平日から週末までだいたいイベントが組まれている。ジャンルはヒップホップからテクノ、ハウスと様々。

都内のDJバーのなかでも指折りの、マッキントッシュの高級アンプから出力されるサウンドは一度は体感しておきたい。多くのベテランDJ、クラブミュージック好きに愛される一軒だ。

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  • バー
  • 渋谷

渋谷道玄坂にある、ファッションやアート好き、お酒好きなど、ジャンルを跨いだ人たちが訪れる「ビート カフェ(Beat Cafe)」。内装はオーナー自身が手がけており、落ち着ける空間だ。

店の片隅にはライブイベントのフライヤーが散見され、軽くダンスできるスペースや個室がある。平日は主にカトマンが、ラップトップからトレンドに合わせたセンスの良い選曲をしている。

  • クラブ
  • 原宿

神宮前二丁目交差点近く、路地の角にあるバー兼イベントスペース。小さな古民家を改装した店内は、1階がバー、2階にDJブースと座敷のチルスペースがあり、さらにそこから上がると屋上が広がる。一風変わったヴェニューにはコアな音楽ファンが集っている。

イベントはエレクトロミュージックが中心だ。通りに面したバーは、イベント客に限らず気軽に利用できるので、ふらりと一杯立ち呑みにもいい。

もっと大きな音で聴く。

  • 音楽

東京で1日に行われている音楽イベントとは、一体どれほどの数になるのだろうか。週末ともなれば、あちらこちらで大物アーティストが演奏し、旬なバンドが集まるイベントが行われる。これだけ観ておけ、というアドバイスを仲間に求めても、全員から違う回答が来るかもしれない。こうなってくると投げ出したくなってきたりもするのだが、そこはぐっとこらえてとにかく体を現場へ持っていくこと。東京人に与えられた特権とは、潤沢すぎるほどの現場を味わえることなのだから。

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