
東京で行くべきクラブ&ライブハウス
新型コロナウイルスによる、営業時間短縮、再開情報などを追加
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※2020年6月19日更新、新型コロナ対策情報などを追記
東京で1日に行われている音楽イベントとは、一体どれほどの数になるのだろうか。週末ともなれば、あちらこちらで大物アーティストが演奏し、旬なバンドが集まるイベントが行われる。これだけ観ておけ、というアドバイスを仲間に求めても、全員から違う回答が来るかもしれない。こうなってくると投げ出したくなってきたりもするのだが、そこはぐっとこらえてとにかく体を現場へ持っていくこと。東京人に与えられた特権とは、潤沢すぎるほどの現場を味わえることなのだから。
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『平日も楽しめる、渋谷のDJバー』
新たな歴史に立ち会う。
リキッドルーム(LIQUIDROOM)
ライブ配信などを不定期で開催。タイムアウトカフェ&ダイナーは営業再開中
海外でも東京の音楽シーンの伝説として度々取り上げられている、音楽とカルチャーの聖地。旧店舗の時代も合わせると20年以上にわたり、東京の音楽シーンの良心として国内外のアーティストをサポートしている。
ダンスミュージックの真髄を体感する。
Contact
ライブ配信のみの営業、クラウドファンディングも実施中
YELLOW、eleven、AIRといった伝説的クラブの遺伝子を継承する、新たな聖地が渋谷道玄坂にオープン。国内外のアンダーグラウンドなハウス、テクノの大物DJたちが連日登場している。メインフロアは酒とたばこが禁止されており、ひたすら踊りに没頭できる。
テクノに目覚める。
UNIT
ライブ配信のみの営業
平日は主にライブハウスとして気鋭のインディーズバンドが出演しており、週末にはオールナイトのクラブイベントも開催している。硬派なテクノイベントも多く、厚い信頼を集めている。また、海外の大物ミュージシャンの来日公演が行われることも。
フロアを探検する。
SOUND MUSEUM VISION
6月19日から営業再開
地下に4フロア、6つのバーカウンター、ギャラリーがあり、洞窟探検のような感覚で夜遊びができ、1500人規模の大型イベントが行われる。メジャーなラインナップから、海外のエッジーなレーベルを取り上げたイベントまで幅広い。
旬の音楽に出会う。
WWW
ライブ配信のみの営業
インディーズバンドからエレクトロニック、果てはアイドルまで、現在の東京の音楽シーンの指針となっている場所。映画館を改装したため段差のあるステージが見やすいフロア、高品質なサウンドシステムと先見性のあるブッキングでファンを集めている。
屋上で休憩する。
Bar bonobo
6月21日から営業再開
小さな古民家を改装した店内は、1階がメインフロアとバー、2階にDJブースと座敷のチルスペースがあり、さらに屋上エリアも。遊び慣れたコアな音楽ファンが夜な夜な集い、小箱ならではの濃密な時間を作り出している。
恵比寿で踊り明かす。
BATICA
6月19日から営業時間を変更して再開、人数制限などもあり
駒沢通り沿いにあるクラブ。主にライブイベントとDJイベントを開催。1階のラウンジフロアは、白を基調としたスタイリッシュな空間。洗練されたバーのような雰囲気で、奥にはソファースペースがある。2階のライブフロアは、ウッディなインテリアの落ち着いたスペース。シャンデリアに照らされたステージの後ろは、全面が窓になっており、ムード満点だ。
穴場を知っておく。
KOARA
6月19日から営業時間を変更して再開(18〜23時、土曜15〜23時30分、日曜17時〜23時30分)、15人までの人数制限有り
青山MIX、OATHなどの店舗を支えてきたベテランスタッフにより運営される小箱。音質は都内のDJバーの中でも指折りで、『マッキントッシュ』の高級アンプから出力されるサウンドは、一度は体感しておきたい。
聴かず嫌いをなくす。
青山 月見ル君想フ
7月26日リニューアルオープン予定、ライブ配信を実施中
オルタナティブなポップスやフォークから、民謡やワールドミュージックまで、独自のブッキングを展開しており、幅広い層に音楽を発信しているライブハウス。ステージのバックには巨大な満月が煌々と灯り、幻想的な空間を作り出している。
地下の巣窟に潜る。
soup
7月から完全予約制にて営業再開
住宅街にある銭湯「松の湯」の地下にあるディープなライブスペース。ハードコアやノイズ、エレクトロニックミュージックなど、エキサイティングな音楽やパフォーマンスが繰り広げられている。
新しいグルーヴに耳を澄ます。
CIRCUS Tokyo
6月19日営業再開予定、ライブ配信などを実施中
2015年10月にオープンした、程よい規模の多目的スペース。メインとラウンジの2フロアを舞台に、国内外の旬でエッジーなビートミュージックやクラブミュージックのアーティストが連日出演している。
ビッグネームはみんなで観る。
WOMB
bar W、cafe Wのみ期間限定で営業再開、詳細はこちら。
bar W(18〜24時/定休日は土・日曜/チャージ1,000円)、cafe Wは6月20日からカフェ営業を開始(日曜のみ17〜22時30分、チャージ1,000円)
2016年2月のリニューアルにより音響や照明のシステムがパワーアップし、フロアの面積もより広くなった。館内が分煙化された点も嬉しい。ハウスやテクノを中心に幅広いジャンルのイベントを開催。大物海外アーティストはもちろん、国内のスターDJたちのプレイも要チェックだ。
ヒップな大人たちと踊る。
0 Zero
6月1日からバー営業のみ再開中(18〜22時 (L.O.)21時30分/定休日は月・火曜)イベントにより営業時間変動
青山通り近くの地下にひっそりとある小箱。「Back to Basic」のコンセプトに則り、優れたDJと熟練のクラバーが平日、週末問わず集まっている。DJ NORIのウィークリーイベントなど、魅力的なレギュラーイベントは要チェック。
アウトサイダーたちに出会う。
heavysick ZERO
7月から営業再開予定、ライブ配信のみの営業
まさに「重病」な音が夜な夜な鳴り響くスポット。ドープなBボーイから、ギークなトラックメーカーまで、メインストリームから外れた才能溢れる表現者たちが出入りしている。
マイペースに楽しむ。
青山蜂(Hachi Aoyama)
6月19日から営業再開、氏名と連絡先の記入や混雑状況により入場制限あり、詳細はこちら
青山トンネルに差し掛かる六本木通り沿いに位置する老舗。チルアウトスペースを含む4階建てのビルを丸ごと使用している。ジャンルはハウス、ヒップホップ、ロックと幅広く、雰囲気もアットホーム。バンドのライブが行われることも。
フリーで朝まで遊ぶ。
青山トンネル脇にあるDJバー。チャージフリーでテクノ、ハウス、ディスコを中心に国内の実力派DJたちのプレイが楽しめる。毎週金、土曜日に行われる帯パーティーは朝まで賑わっており、大箱に行った帰りでもふらりと立ち寄れるのも魅力のひとつだ。
音に潜り込む。
2011年にOathの階下にオープンしたラウンジDJバー。週末になると混み合うが、チャージフリーのためOathと行き来きする客も多い。また、平日はのんびりとDJの選曲した音楽とともに酒を楽しむことができる。
アングラの洗礼を受ける。
Grassroots
不定期営業中(17〜24時)、段階的な営業再開に向けて準備中。詳細はこちら
東京のアンダーグラウンドミュージックを一手に引き受ける、東高円寺のディープスポット。プレイヤー、リスナーを問わず、貪欲な音楽好きたちのたまり場となっている。アヴァンギャルドなハウスミュージックやヒップホップに出会える。
秘境で音楽に出会う。
forestlimit
ライブ配信が中心、イベントにより会場での観覧なども実施
幡ヶ谷のアンダーグラウンドスポット。ハードコアやエクスペリメンタルなラインナップが多く、クリエイティブなセンスのバンドやDJが雑多に交差する。店内は、広くはないが不思議と居心地が良い。
青田買いをする。
shimokitazawa THREE
ライブ配信を実施
有名無名を問わず、瑞々しい感性のバンドマンたちが日々出演しており、東京のインディーズバンドシーンの奥深さを体感できる。ソファーがあり、酒の種類が豊富なのもロックのライブハウスとしては珍しい。週末はクラブ営業も行っている。
夜通し遊んでも満足できないときは...
早朝から行けるクラブ&DJバー 3選
クラブイベントは深夜にやるものというのは昔の話で、最近では夕方からスタートして24時ごろに終わるデイタイムのイベントもかなり増えてきている。背景には、家庭を持つ世代になったクラバーたちが多くいることや若年層が夜更かしや飲酒を避ける傾向にあるなどといったライフスタイルの変化と、2016年の風営法改正によって一部の小規模なクラブが深夜営業ができなくなった法律的な要因がある。 ここで紹介するのは、主に後者の理由から深夜営業をやめ、デイイベントへのシフトに加えて早朝スタートのモーニングイベントも開催している店だ。本来は渋谷近辺のクラブで朝まで遊んだ人たちが流れてくるアフターアワー帯を狙ってのイベントだが、これだけのために早起きして参加している「朝活クラバー」もいる。 ウェルネス志向から生まれたニューヨークの『DAYBREAKER』は、平日の出勤前に行けるアルコールを飲まないクラブイベントとして盛況らしいが、実は東京でも、週末限定ではあるが同じことができるのだ。ドロドロに酔った遊び明けの客たちと、ハツラツとした顔の早朝組が入り乱れる様子は都会らしさが凝縮された光景でもある。あなたの朝活メニューに、ぜひクラブを加えてみてほしい。