1. 読書喫茶室 アール座読書館
    Photo: Kisa Toyoshima
  2. 植物カフェ
    読書喫茶室 アール座読書館 (Photo: Kisa Toyoshima)

東京、植物カフェ5選

「静寂」を楽しむ一軒や奥多摩の大自然と楽しむアフタヌーンティーなど

テキスト:
Shiori Kotaki
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数えきれないほど多くのカフェが存在する東京。もちろん、行きつけの一軒を持っている人も多いだろう。

目当てのドリンクやフードを味わう、友人とおしゃべりを楽しむ、ちょっとした作業をする……。カフェに行く目的は人それぞれだが、「癒やされに行く」というのもまた一つの選択肢。ここでは、一人でゆったりと過ごしたくなるような植物のあふれるカフェを5つ紹介する。

話題のホテルにあるコーヒーショップに、一人の読書時間を堪能するのにうってつけのカフェ、はたまた奥多摩の大自然を背景に優雅なひとときを過ごせる一軒など、同じ植物でもそれぞれに個性の際立つ5軒をラインアップ。普段とは一味違ったカフェ時間を楽しんでほしい。 

  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 茅場町

150種類以上の植物が置かれているホテル、ケー ファイブ(K5)のラウンジも兼ねているのが、スイッチコーヒー。もちろん、同コーヒーショップも緑あふれる気持ちのいい空間だ。

提供するコーヒーは浅煎り(いり)がメインで、常時6、7種類の豆を用意。価格は豆によって異なるが、だいたい400〜700円ほどで提供している。基本的には、注文が入ってから1杯ずつ丁寧に淹れられるが、メニューの一番上にある「COFFEE」だけは、時間がない人にもパッと出せるようにと、あらかじめ用意されたコーヒー。ホット500円、アイス550円と、価格も少しリーズナブルに設定されている。

座席数が多くないので、座れない可能性も高いが肩を落とす必要はない。テイクアウトもできるので、その際は、街散策の相棒としておいしいコーヒーを手に入れよう。

  • レストラン
  • ティールーム
  • 青山
  • 価格 2/4

植物カフェと聞いて、青山フラワーマーケット ティーハウスを真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。

表参道の青山フラワーマーケット南青山本店にあるこのカフェでは、植物に囲まれた心地の良い空間で、エディブルフラワーを用いたスイーツや、たっぷりの野菜が取れるフード、ハーブティーなどが楽しめる。

体をシャキッとさせたい日には、契約農家が育てたハーブを使った「フレッシュハーブティー」がおすすめ。スペアミント、マジョラム、ローズマリー、レモングラス、といった4種類のフレッシュハーブをブレンドしたもので、すっと体にしみ渡る爽やかな香りが気持ちをリフレッシュしてくれる。

ショップには季節に合わせた花が並んでいるので、帰り際にお気に入りを買って帰るのもいい。

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  • レストラン
  • 青梅

ホテルのラグジュアリーなアフタヌーンティーもいいが、気持ちのリフレッシュが必要な人は青梅市のローズ タウン ティー ガーデンへ。奥多摩の大自然とともに楽しむティータイムは、心を解きほぐしてくれるような特別な時間だ。

楽しめるのは、サンドイッチ(カレーチキンサンド、クリームチーズを使った野菜のサンド、フムスを塗ったオープンサンドの3種)、3種のデザート(時期によって内容が異なる)、本日のスコーン、ポットティーがセットになったアフタヌーンティー。これらがセットになった「ローズガーデンセット」が一番ベーシックなメニューで、そのほかにスープやサラダが付いたものも用意されている。

ポットティーは、いずれも約20種類の茶葉の中から好きなものを選ぶシステム。「アールグレイ」や「ダージリン」といったオーソドックスなブラックティーをはじめ、バラの風味が華やかなシグネチャーの「ローズ ガーデン」、チェリーやアップル風味のユニークな緑茶など、気になるものばかりで一つを選ぶのが大変だ。もし迷ってしまったら「今月のおすすめ」を紹介しているボードを参考にしてみるのもいいだろう。

スコーンは温かい状態で提供されるので、ぜひ冷めないうちに。なお、日向和田駅に停車する電車の本数が少ないため、訪ねる際や、店を出る際は、電車の時間を確認するのは忘れずに。

  • レストラン
  • カフェ・喫茶店
  • 高円寺

一人で静かに過ごしたければ、高円寺のアール座読書館へ。「席に腰をかけて気持ちを落ち着け、思考を止めて頭を休めて下さい。木々と水音と幻想的な音楽の中で感覚を開き、できるだけ現実的なことは忘れて、読者や飲み物、瞑想、妄想なんかを楽しんで下さい」という楽しみ方を推奨している同カフェは、まさに日常からエスケープできる一軒だ。

熱帯魚の水槽が楽しめる席や、小さな鉱石博物館が潜んでいる机など、座席にはそれぞれテーマが設けられているのも面白い。より植物を感じたければ、窓際の前から4番目の席がおすすめ。緑に囲まれた日当たりのいいこの机の引き出しには、オーナー渾身(こんしん)のジオラマも潜んでいる。

貴重なものも多い店内の本は、なんと1500冊以上。混雑していない日は自由に席を移動することもできるので、お気に入りの席で、気になる一冊の世界にのめり込もう。

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  • Things to do
  • シティライフ

スターバックスファン必見なのが、よみうりランド隣にある植物園、ハナビヨリ(HANA・BIYORI)内にあるスターバックス コーヒー よみうりランド ハナビヨリ店だ。日本で初めて「STARBUCKS」のサイネージを本物の植栽で表現している店舗でもある。

注文できるメニューは他店と同じだが、隣接するカフェスペースは太陽の光がたっぷりと降り注ぐ空間で、多くの植物に囲まれながら楽しむコーヒーは格別なもの。夜はアクアリウムの照明が昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を作り出し、一日を通して楽しむことができる。

ハナビヨリの入園には、1,200円(3歳〜小学生は600円)が必要。ハナビヨリに入園した人は、200円の割引価格でよみうりランドを楽しむこともできる。

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