インド大映画祭
画像提供:特定非営利活動法人「インド映画同好会」© A&P Groups | 『リンガーLingaa』
画像提供:特定非営利活動法人「インド映画同好会」© A&P Groups

東京、5月から6月に行くべき映画祭5選

インド映画からショートフィルム、近作のフランス映画まで

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日本未公開の良作や若手監督のインディペンデント作品、世界各地から集合した最新作など、めったに観られない映画が楽しめる「映画祭」。監督や関係者などによるトークイベントなども併せて開かれ、作り手の熱い思いを直接知れるのもうれしい。

ここでは、2025年5月から6月に都内で開催される、個性あふれる映画祭を紹介したい。言語・文化が各地域によって変わるインド映画、名作アニメーションや無声映画、ショートフィルムなど、ラインアップもさまざま。映画漬けになりに、映画館へと繰り出そう。

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  • 新宿

新宿武蔵野館」と「新宿シネマカリテ」の2会場で、「新宿東口映画祭」が開催。「映画でよむ」をテーマに、小説や漫画の原作がある作品や詩的な映像作品、本がキーアイテムとなる旧作をはじめ、俳句の魅力も味わえる新作、名作アニメーションの数々や無声映画などを上映する。

上映作品は、『君の名前で僕を呼んで』『ベルリン・天使の詩 4Kレストア版』『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』『美しい星』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『チャージマン研!』『ぼのぼの』『アイアン・ジャイアント』といった、全29作品が並ぶ。

また、落語と映画を一緒に楽しめる、レガス出張落語会とのスペシャルコラボレーション企画 「シネマカリテで落語を」も実施。前半は落語とトーク、後半は落語を通して人々の交流や成長を爽やかに描いた映画『しゃべれども しゃべれども』を上映する。

なお、「新宿武蔵野館」では、映像×語り×音楽が三位一体となった「カツベン映画祭」も同時開催。映画と寄席の文化が根付く街、新宿に集おう。

  • 映画
  • 新宿

新宿の「ケイズシネマ(K's cinema)」で、「インド大映画祭」が開催。言語・文化が各地域によって変わるヒンディー映画、タミル映画、マラヤーラム映画などから厳選されたラインアップが登場する。

上映作品は、全15作品。注目は、カールティ(Karthi)主演のヒューマンドラマ『メイヤザガン -美しき人』、アルジュン・ダース(Arjun Das)主演のサスペンス『アルケミスト』、本映画祭でも馴染みのあるK・マニカンダン(K. Manikandan)主演の『恋人』という日本未公開作品の3本だ。

そのほか、 インドのスーパースターことラジニカーント(Rajinikanth)とアヌシュカ・シェッティ(Anushka Shetty)の豪華共演作『Lingaa リンガー』、プリトヴィラージ・スクマラン(Prithviraj Sukumaran)主演の『盲目の目撃者』、リティク・ローシャン(Hrithik Roshan)&サイフ・アリー・カーンSaif Ali Khanの『ヴィクラムとヴェーダ ヒンディー版』、といった、にぎやかな作品が並ぶ。

インド映画ファンも、これまでインド映画を見たことがない人も、この機会を見逃さないでほしい。

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  • 映画
  • 市ヶ谷

日本ではめったに見られない近作や、隠れた名作を紹介する特集「映画批評月間 〜フランス映画の現在をめぐって〜が「アンスティテュ フランセ東京」で今年も開催。2022〜2024年に製作され、世界的にも評価を得た優れたフランス映画からえりすぐりを紹介する。

今回は、フランス映画でほかに類を見ない非常にユニークで、力強いスタイルを確立している映画作家のパトリシア・マズィ(Patricia Mazuy)を特集。今秋に日本公開される『サターン・ボウリング』の先行上映のほか、初長編作『走り来る男』から最新作『ボルドーに囚われた女』まで4本を一挙上映する。

そのほか、「カンヌ国際映画祭」をはじめとした映画祭や、批評家たちから高く評価された日本未公開作品を8本上映。また、ヌーヴェル・ヴァーグ唯一のバーレスク映画作家であり、世界的にカルト的な人気を誇るリュック・ムレ(Luc Moullet)の監督作品を特集する。

映画監督、批評家、上映関係者ら多彩なゲストを迎えたトークショーも展開。なお、チケットは5月16日(金)から販売される。

フランス映画の傑作を堪能しよう。

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  • 表参道

「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」が、都内複数会場で開催。毎年1万を超える作品が世界中から集まる、アジア最大級の国際短編映画祭だ。

特別上映作品には、ポール・メスカル(Paul Mescal)主演の『流されて』や、『イカゲーム』を監督したファン・ドンヒョク(黄東赫)の『ミラクルマイル』といった日本初公開作品が続々登場。また、斉藤由貴主演の縦型ショート『立て髪貴婦人』、アオイヤマダと松田ゆう姫が主演した『NIGEMIZU』、芋生悠が監督したデビュー作『解放』といった注目のノミネート作品も見逃せない。

今年新しくスタートした、日本人監督によるショートフィルムを特集する「ホラー&サスペンス」では、「最震賞supported by CRG」 が選ばれる。また、人気の韓国ショートフィルムを特集する「K-SHORT」には、「国民の夫」と称されるユ・ジュンサン(劉俊相)が、自身の監督作品とともに登場する。

そのほか、サウジアラビア作品の特集や戦後80年を考えるきっかけとなる「戦争と生きる力プログラム supported by 赤十字」と、今年ならではのラインアップが展開される。

なお、6月3日(火)までは「オンライングランドシアター」でも上映している。気になるショートフィルムがあったらぜひ鑑賞してほしい。

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  • 青山

「海のSDGs映画祭」が、東京と大阪の2拠点で実施。東京会場では、国際連合が定める「世界海洋デー」の期間、渋谷の「国際連合大学」と「ヒューマントラストシネマ渋谷」で開催される。


期間中は、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』『ビューティフル アイランズ~気候変動 沈む島の記憶~』『さかなのこ』といった、海の豊かさ・海洋プラスチック問題・気候変動をテーマにセレクトされた映画が上映。そのほか、「スペシャリストシンポジウム」「ZOZOと学ぶSDGsワークショップ」なども行われる。

「国際連合大学」での上映は入場無料で、事前申し込みが必要。「ヒューマントラストシネマ渋谷」は1作品につき一律1,200円(税込み)で、当日券も用意する。

映画祭を通じて、海や地球、SDGsについて楽しく学んでほしい。

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