ご近所ガイド

東京の注目エリアガイド

ローカルレジェンド#20 ロカビリーショップオーナー エロヴィス佐藤
ニュース

ローカルレジェンド#20 ロカビリーショップオーナー エロヴィス佐藤

「ロカビリーは、自分の生き様」と話すのは、1950年代の音楽とカルチャーに深く魅了されたエロヴィス佐藤。原宿で25年以上続くロカビリーショップ原宿ジャックス(Jack's)のオーナーであるほか、バンドのボーカルや音楽プロデューサーとしても活躍している人物だ。 エロヴィスは、中学校の入学式で「長ラン」を着たリーゼント姿の先輩と出会い、上着に施された竜と虎の刺繍(ししゅう)に感銘を受けた。その後、当時不良たちの心を掴んだクールスや、矢沢永吉がメインボーカルを務めていたキャロルなど、ロックンロールを聴くように。1950年代を舞台にした青春映画『グローイング・アップ』にも影響を受け、その後40年にわたり「50'sロカビリーカルチャー」にさらにのめり込んでいった。 ある日のエロヴィス。原宿ジャックスにて 1980年代になると、ロックンロールスタイルで踊る若者「ローラー族」の全盛期がやってくる。毎週日曜日になるとローラー族が、歩行者天国になった代々木公園の並木道に集結し、原宿では様々な種類のロカビリーショップが急速に成長し始めた。エロヴィスは、ブームの中心であったクリームソーダ(現ピンクドラゴン)などの伝説的な店を訪れ、原宿の街そのものに恋に落ちた。 ローラー族が集まっていた歩行者天国  そして1994年に、ロカビリーファッションやアクセサリー、ライフスタイルグッズを販売する原宿ジャックスをオープンさせる。クリームソーダのオーナー山崎眞行(やまざきまさゆき)の「人と違うことをやれ」という言葉を胸に、遊び心溢れる店を目指した。「店は分かりづらい場所にあるんだけど、この文化に対して本当の愛を持つ人が日本全国、海外からも来てくれる。良いクオリティの服はここに集まってるよ」とエロヴィス。 店にはアメリカンジョークが利いた雑貨や、ジャックスオリジナルのポマードなどもある アタリを探しに……  エロヴィスは自身の店を「ひとつのアトラクション」と言う。「ただ商品を売るという感覚で商売はしてないんだ。たとえば、棚のどこかにアタリを隠すこともある。よく探すと、驚くほど安いものや、あまりにも高すぎるものを発見できるかもしれない」と遊び心を明かした。 今後の目標を尋ねると、「東京のロカビリーシーンを活性化し、若い世代と繋がっていくこと」というエロヴィス。「ゆくゆくは、私の娘たちが店を引き継いでくれるといいな」と笑顔で付け加えた。 原宿ジャックスの詳細はこちら 公式サイトはこちら 関連記事『竹下通り、秘密のスポット10選』

横丁を歩く:第1回 赤羽OK横丁
ナイトライフ

横丁を歩く:第1回 赤羽OK横丁

新旧が混在する赤羽は、昭和の雰囲気が残る商店街や、新しいショッピングセンターなどがあり、生活に便利な街である。今回紹介するOK横丁は、赤羽の一番街を入って左手にある、100メートルほどの路地。名前の由来は「何でも飲み食いできる(OKな)横丁」という説もある。ここでは、20年以上営業する老舗から、2017年12月にオープンしたばかりの新店まで5軒紹介する。店主のおすすめメニューも聞いたので、注文に迷ったら参考にしてほしい。OK横丁周辺には、明店街やシルクロードなどの商店街もあり、こちらも古くからの名店揃い。赤羽は、飲み歩いて楽しもう。

鎌倉、ご近所ガイド
Things to do

鎌倉、ご近所ガイド

都内から1時間程度で行ける人気の観光地、鎌倉。四季を感じられる街としても知られており、6月上旬から中旬頃に見頃を迎えるアジサイと、11月末から12月中旬頃にかけての紅葉の時期は、特に多くの人で賑わう。しかし、人気の観光地であるがゆえに、多すぎる情報に混乱しているという人もいるのではないだろうか。ここでは、鎌倉生まれ、鎌倉育ち、そして現在も鎌倉で暮らすタイムアウト東京スタッフが厳選した「鎌倉の間違いない」ヴェニューを10軒紹介。リーズナブルな懐石や手紙が出せる文房具店、オリジナルの仏像を作れる陶工房、24時まで飲めるワインバーなど、ビギナーも、何度か足を運んだことがある人も楽しめる内容となっているので、このリストを参考に、ローカルも足繁く通うヴェニューを訪ねてみよう。

浅草観音裏、ローカルが案内する12軒
レストラン

浅草観音裏、ローカルが案内する12軒

浅草駅から浅草寺を抜けた先にある閑静な界隈を、「観音裏」と呼ぶ。かつて花街として栄えたこのエリアには、今は数えるほどになった料亭や、当時の面影を残す建物、当時からの味を代々引き継いできた店などが点在。最近では新たにビストロやカフェがオープンし、下町情緒を感じさせる街に新しい魅力を加えている。今回、飲食店を中心に行くべき12のヴェニューを厳選し案内してくれたのは、観音裏に18年暮らすデザイナーの村手景子だ。「艶がある街」と村手が称する観音裏へと誘おう。

神田須田町、ご近所ガイド
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神田須田町、ご近所ガイド

アニメと電気製品の街・秋葉原から川を渡ると、江戸情緒あふれる神田須田町が広がる。第二次世界大戦の戦火を奇跡的に逃れた木造入母屋造りの老舗が並び、まるで時代劇の世界に入り込んだような感覚になれる地域だ。創業からの味を守る料理店や、職人の手わざが光る専門店が多く、都内の中でも異色を放つ。歴史あふれる神田須田町を紹介する。

エディターズ・ピック

立石飲み歩き14選
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立石飲み歩き14選

立石という場所を知っているだろうか。葛飾区にある風情溢れる下町だが、実は、知る人ぞ知る飲んべえの聖地なのである。モツ焼きを中心に、寿司やおでん、餃子、焼き肉などを、驚きの旨さと価格で味わえるこの地では、3軒はしごして1人5,000円以内で済むということも稀(まれ)ではない。立石は、どの店に入っても昼間から素性の分からないおじさんたちで賑わっている。昼から飲む人、夕方から飲む人、食休みスポットや、シメにふさわしい店など、立石を楽しみ尽くすことのできるヴェニューを14軒紹介する。酒飲みを自称するあなたなら、立石の虜になってしまうこと間違いなしだ。

夜の銀座ガイド
ナイトライフ

夜の銀座ガイド

ハイブランドや呉服店、高級レストランなどが立ち並ぶ銀座は、昔から優雅な大人の街だ。ここ2、3年で新しい商業施設やホテルがオープンし、少し街の雰囲気は変わってきた面もある。ここでは、新店やカジュアルに楽しめる飲食街、夜に味わえるケーキ屋、バックバンド付きのカラオケなど、夕方から早朝まで楽しめる銀座のスポットを紹介する。

神楽坂、ご近所ガイド
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神楽坂、ご近所ガイド

神楽坂、ご近所ガイド 江戸時代から花街として栄え、明治時代中期には毘沙門天善國寺の夜店を中心に寄席やお座敷遊びを楽しむ人で溢れた神楽坂。関東大震災でもそれほど被害を受けなかった花街の賑わいは大正を乗り越え、昭和初期には150軒ほどの料亭が営業していたという。空襲やオリンピックを経て、老舗の料亭は現在4軒ほどに減ってしまったが、今も花街当時の賑わいや粋な佇まいは色褪せていない。この記事では元花街、神楽坂で気軽に訪れることのできるヴェニューを中心に20件セレクト。情緒溢れる街並みのなか、美味しくてリーズナブルな料理や酒に舌鼓を打ちつつ買い物や神社巡りを楽しもう。

夜の浅草ガイド
ナイトライフ

夜の浅草ガイド

年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。近年では『東京オリンピック・パラリンピック』開催に向け、ホテルやホステルが増え、新店も次々にオープンしている。特集では、夕方から深夜にかけて訪れてほしい浅草のスポットを8つ紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、夜の浅草探検に出かけよう。

東京、深夜の〆ラーメン15選
レストラン

東京、深夜の〆ラーメン15選

Text by メンチャック 酒席の後の、夜のラーメンはどうして美味しいんだろうか。アルコール分解のために血糖値が下がっているから、身体が塩分を求めるから、舌の感覚が麻痺して濃い味のものを食べたくなるから……どれも科学的には正解なのかもしれないが、「深夜営業の飲食店のなかで、ラーメン屋が最も幅が広く、美味いから」というシンプルな理由もあるだろう。深夜の食事が多少身体をいじめるとしても、否、だからこそ、食べる以上は美味しい一品で締めたいわけで。 たくさんの反響をいただいた『東京の定番ラーメン 20選』に続いて、今回は深夜営業のラーメン店を15店チョイスした。カロリーと快楽のバランスをとりながら、あなたの行動エリアの〆ラーメンを楽しんでいただきたい。幸い、深夜のラーメン摂取はいまのところ法律で禁じられていない。

注目エリア:浅草観音裏

ソンポーン
レストラン

ソンポーン

長らく予約のとれないタイ料理店として知られていたソンポーンが、2017年8月に大幅に席を増やして移転。店主のソンポーンは、タイの屋台などで料理経験を積み、来日後はタイ東北部のイサーン地方で日常的に食べられている料理を提供するようになった。以前は5席ほどの店をひとりで切り盛りし、リーズナブルに本格タイ料理が食べられる店として人気を博していた。移転後はシェフを増やし、ソンポーン以外も調理場に立つ。写真は『ネーム クルック(ソーセージと揚げおにぎりのサラダ)』、『ガイセーン(タイ風焼き鳥)』、『プーパッポンカリー(蟹カレー)』、『トムカーガイ(スープ)』に、ビール『レオ』『シンハー』。これだけ注文して6千円代で収まる。イサーン料理は辛いことで知られるが、実はマイルドなメニューも多い。辛さが物足りない人は、ソースで調整すると良い。22時を過ぎれば空いていることが多いが、基本は予約必須。

カフェつむぐり
レストラン

カフェつむぐり

住宅街にひっそりとたたずむカフェつむぐりは、まさに「隠れ家」という言葉が似合う古民家カフェ。優しい照明とゆるやかな音楽が、訪れた人を喧噪から遠のかせる。店主の室伏将成が、自ら築70年の廃屋を改装した。目指したのは、それぞれが自分の時間を過ごし落ち着ける場所だ。2階建ての空間には、大小のテーブルやカウンターが並び、どこに座ろうか考えるのも楽しい。夫婦で営んでおり、牛乳ひとつとっても、2人が実際に口にしてから選んだものを扱う。おすすめは『季節のフルーツサンド』だ。ほどよい甘さのクリームは、甘酒がアクセントになっている。店内には段差や急な階段があるため、小学生以下の子どもの入店は断っている(抱っこして入れる乳幼児は除く)。

曙湯
Things to do

曙湯

オープンの15時が近づくと、観音裏には銭湯グッズを持った人が行き交いはじめる。玄関で靴を脱ぎ、フロントで460円を払ったら男風呂は左手、女風呂は右手へ。曙湯は、1949年に創業。レトロな雰囲気が漂うが、2010年にリニューアルを行ったため館内は清潔だ。女風呂のペンキ絵は、富士山をバックに東京スカイツリーや隅田川、雷門などが描かれ、その間をイギリスの某有名魔法使いが飛んでいる。メインの風呂は少し熱めの44度で、ボティバス、座風呂などがある。熱さに慣れないうちは、若干温度が低い半露天のジェットバスで身体を慣らしてから入るといいかもしれない。リニューアルをした際に番台ではなくフロント形式に変わったが、宮作りで唐破風屋根の威厳ある外観や格天井は以前と変わらず、今も常連を惹き付ける。春には玄関のフジが咲くことでも有名だ。

FOS
バー

FOS

元々置屋だった築50年ほどの古民家を改装したバー。外に看板は出ておらず、店内が見えるわけでもないので、知っていると通な一軒だ。バーでは珍しく、靴を脱いであがる。薄暗い店内に入ると、イチョウの一枚板を使ったバーカウンターの後ろに所狭しと並ぶ洋酒が見え、期待が高まる。カウンター越しに腕を振るうのは、オーナーバーテンダーの森崇浩と、FOSに3年ほど勤めるバーテンダーの早川和樹(写真は早川。ドリンクはジャックローズ)。ドリンクメニューはないので、銘柄や好みを伝えて作ってもらう。目安の料金は、カクテル1000円~、ウイスキー800円、テーブルチャージは800円。ラストオーダーは26時30分で、夜が深まると浅草の人々が集まってくるそうだ。

注目エリア:鎌倉

たい焼き なみへい
レストラン

たい焼き なみへい

由比ヶ浜通り沿いにある、たい焼き屋。オーダーが入ってから「一丁焼き」の型で1つずつ焼き上げる、「天然モノ」のたい焼きを提供している。直火で焼いているので、パリッとした薄皮なのが特徴だ。ちなみに、鉄板タイプの焼き型で、何個かを一度に焼いたたい焼きは「養殖モノ」と呼ばれることが多い。 店では、たい焼きのほか、ピロシキやフォカッチャなどのパン、かき氷、焼きそばなども提供している。イートインスペースで食事をしていると、小学生くらいの子どもが嬉しそうにやってくる様子や、気さくな店主と来店客が楽しそうに会話する姿を見かけることもしばしば。微笑ましい光景を眺めながら、一息つくのも良いだろう。 関連記事
『鎌倉、ご近所ガイド』

ウーフ カレー
レストラン

ウーフ カレー

長谷寺近くの由比ヶ浜通りに店を構えるカレー店。店主の引地恵一は、かつて吉祥寺の人気カレー店、まめ蔵で働いていた経験もある。同店で楽しめるのは、『ビーフカレー』や『野菜カレー』『キノコカレー』などの欧風カレー。スパイシー感は控えめで、マイルドな味わいなのが特徴だ。肉か野菜か選べないという欲張りな人は、肉と野菜に加え、ゆで卵も乗った『スペシャルカレー』を選ぼう。肉は、牛、鶏、豚から好みのものを1つ選ぶことができる。2階にあるロッキングチェアとミシン台は、かつてこの場所で店を営んでいた洋装店で使われていたもの。この洋装店をリスペクトして、今もこうして店に置いているのだそうだ。時々、音楽好きの引地が今気になるアーティストを招いたライブイベントも行われている。カレーの匂いに包まれながら、音楽に酔いしれる夜も悪くないだろう。 関連記事
『鎌倉、ご近所ガイド』

ラフォレ・エ・ラターブル
ショッピング

ラフォレ・エ・ラターブル

鎌倉駅から徒歩10分弱、六地蔵交差点近くにあるベーカリー。営業時間は10〜16時だが、観光シーズンは14時頃、通常は15時頃にはパンが売り切れてしまうことも多いという人気店だ。一押しは、ホワイトチョコと紅茶のペースト、紅茶茶葉を練り込んだ。『ティーブラン』。一口かじっただけでも、口の中がふわっと紅茶の風味で満たされる。いろいろなパンを吟味して選びたいという場合は、一番種類が揃っている11時頃に足を運ぼう。定番人気のバゲットや季節限定のパン、サンドイッチなど、約25種類のパンが並んでいる。皆がこの時間帯を狙ってくるので、少々の混雑は避けられない。目当てのパンがある時は、事前に予約をしておくのがおすすめだ。 関連記事
『鎌倉、ご近所ガイド』

ツズル
ショッピング

ツズル

店内で手紙を書くこともできる文房具店。こじんまりとした店内には、16歳から万年筆を使い始めたという店主の柴田亮治がセレクトした、ペンやレターセット、ポストカード、スタンプ、御朱印帳などがずらりと並んでいる。ちなみに、柴田が万年筆を使い始めたのは、ノートの文字が綺麗に見える筆記用具を探していて、万年筆にたどり着いたことがきっかけだそう。もちろん、店内にはとっておきの万年筆も並んでいる。 お気に入りのペンとレターセットを見つけたら、隣の部屋に移動して手紙を書いてみよう。同じ部屋に置かれた手製のポストに投函すれば、店主の手を少し借りて、実際に届くシステムとなっている。もし、商品選びに迷ったら、店主の妻が書いたというポップを参考にすると良い。実際に使った感想も含めながら商品の紹介がされているので、文房具選びの指針となることだろう。 関連記事
『鎌倉、ご近所ガイド』

街の伝説と出会う

ローカルレジェンド#20 ロカビリーショップオーナー エロヴィス佐藤
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ローカルレジェンド#20 ロカビリーショップオーナー エロヴィス佐藤

「ロカビリーは、自分の生き様」と話すのは、1950年代の音楽とカルチャーに深く魅了されたエロヴィス佐藤。原宿で25年以上続くロカビリーショップ原宿ジャックス(Jack's)のオーナーであるほか、バンドのボーカルや音楽プロデューサーとしても活躍している人物だ。 エロヴィスは、中学校の入学式で「長ラン」を着たリーゼント姿の先輩と出会い、上着に施された竜と虎の刺繍(ししゅう)に感銘を受けた。その後、当時不良たちの心を掴んだクールスや、矢沢永吉がメインボーカルを務めていたキャロルなど、ロックンロールを聴くように。1950年代を舞台にした青春映画『グローイング・アップ』にも影響を受け、その後40年にわたり「50'sロカビリーカルチャー」にさらにのめり込んでいった。 ある日のエロヴィス。原宿ジャックスにて 1980年代になると、ロックンロールスタイルで踊る若者「ローラー族」の全盛期がやってくる。毎週日曜日になるとローラー族が、歩行者天国になった代々木公園の並木道に集結し、原宿では様々な種類のロカビリーショップが急速に成長し始めた。エロヴィスは、ブームの中心であったクリームソーダ(現ピンクドラゴン)などの伝説的な店を訪れ、原宿の街そのものに恋に落ちた。 ローラー族が集まっていた歩行者天国  そして1994年に、ロカビリーファッションやアクセサリー、ライフスタイルグッズを販売する原宿ジャックスをオープンさせる。クリームソーダのオーナー山崎眞行(やまざきまさゆき)の「人と違うことをやれ」という言葉を胸に、遊び心溢れる店を目指した。「店は分かりづらい場所にあるんだけど、この文化に対して本当の愛を持つ人が日本全国、海外からも来てくれる。良いクオリティの服はここに集まってるよ」とエロヴィス。 店にはアメリカンジョークが利いた雑貨や、ジャックスオリジナルのポマードなどもある アタリを探しに……  エロヴィスは自身の店を「ひとつのアトラクション」と言う。「ただ商品を売るという感覚で商売はしてないんだ。たとえば、棚のどこかにアタリを隠すこともある。よく探すと、驚くほど安いものや、あまりにも高すぎるものを発見できるかもしれない」と遊び心を明かした。 今後の目標を尋ねると、「東京のロカビリーシーンを活性化し、若い世代と繋がっていくこと」というエロヴィス。「ゆくゆくは、私の娘たちが店を引き継いでくれるといいな」と笑顔で付け加えた。 原宿ジャックスの詳細はこちら 公式サイトはこちら 関連記事『竹下通り、秘密のスポット10選』

ローカルレジェンド#19 スナックよーかんちゃんオーナー 宮田羊かん
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ローカルレジェンド#19 スナックよーかんちゃんオーナー 宮田羊かん

「僕がいなくなったら終わる、跡継ぎがいないからね。この店は永遠にあるわけじゃないんだ。クールな話だろ」と、鴬谷のラブホテル街にある会員制のスナックを営むよーかんちゃんこと、宮田羊かんは話し出した。 今年79歳になったよーかんちゃんは、1953年にバックバンドをつけた「音漫才」で知られる宮田洋容(みやたようよう)に弟子入り。その後、松鶴家千とせとコンビを組み、漫才師として活動していた。40歳になった時、表舞台からは遠ざかり、鴬谷に現在のスナックを開いた。「漫才師を辞めたのは、ある意味逃げたんだね。もっと自由にお客さんを楽しませたくなってね」と当時を振り返る。   よーかんちゃんの店内 店に入ると、サイケデリックな内装に圧倒される。壁には数え切れないほどのCDが貼付けられ、輝く人形や置物などが所狭しと飾られているのだ。よーかんちゃんは、「漫才師時代は、暗い劇場で目立つ様にいつもペンダントを付けてたんだ。店をはじめてからは、お客さんも持ってきてくれて、自分でもつい買っちゃうんだよ。店にあるのはほんの一部。内装や衣装は良く変えてるよ」と教えてくれた。 よーかんちゃんがオリジナル曲を披露するショータイムが、店の見どころ。歌い踊りながらもよーかんちゃんは、客への気配りを忘れない。客と同じ席に座り、下ネタを含んだジョークを交えて、場を和ませてくれる。そんな彼の人柄からか、「会員制」「一見さんお断り」を掲げているのだが、常連客は多く、歌舞伎役者で俳優の中村勘三郎がひいきにしていた店としても知られている。唯一無二のエンターテインメントと、もてなしの神髄を目にしたいのなら夜の鴬谷へ。 よーかんちゃんの詳しい情報はこちら 関連記事『ローカルレジェンド シリーズ』

ローカルレジェンド#18 宇宙村オーナー 景山八郎
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ローカルレジェンド#18 宇宙村オーナー 景山八郎

「私は宇宙人とのハーフなんです」と、隕石ショップ宇宙村のオーナー景山八郎(かげやまはちろう)は話し始めた。景山は6歳のころ、天の川が無数の星からできているということに感銘を受け、星と宇宙の神秘に引き込まれる。それ以来、宇宙に関する数多くの功績を残してきた。 18歳でロケットを自作し、鳥取県栄港市で天文学者として、天体の発見、天文教室の開催など、活動的な日々を過ごしてきた。数々の国際イベントにも参加し、22歳の時、国際地球観測年(1957年1月1日から1958年12月31日まで続いた、国際科学研究プロジェクト)の人工衛星観測班主任を務め、翌年に功績が称えられ、当時のアメリカ大統領ドワイト・D・アイゼンハワーから表彰を受けている。  宇宙村の店内 店に足を踏み入れると、水晶や隕石、菩薩(ぼさつ)像などが所狭しと並べられたカオスな光景を目の当たりにするだろう。そして、景山の隣の席をすすめられ、隕石を持たされ、隕石にどれだけパワーがあるのかに耳を傾けることになる。 メディアにもしばしば登場し、変わり者として紹介されている景山。宇宙村を設立したきっかけを尋ねると、「58歳のときに、隕石に人間の望みをかなえる力があるのを発見したから」だという。以降、世界中で発見された隕石を収集し、店を営むかたわら、研究を続けている。 静岡県下田市に城を所有し(隕石をテーマにした美術館として営業していた)、弟子が横浜中華街や東京スカイツリーの近くで支店を営業しているなど、隕石ビジネスでも成功している景山。成功の秘訣を尋ねると、落ち着きのある口調で「諦めないで努力することだよ。怠けちゃいけないよ」と力をこめた。 宇宙村の詳しい情報はこちら

ローカルレジェンド#17 スミロック
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ローカルレジェンド#17 スミロック

「DJブースで死ぬか、厨房で死ぬことができたら本望です」と、82歳の世界最年長DJ、スミロックこと岩室純子(いわむろ すみこ)は話す。岩室は、戦後に父が始めた高田馬場の老舗餃子店、餃子荘ムロの店主として厨房に立ち、イベントがある日はその足で現場に駆けつける。 DJを始めたのは、岩室が65歳のときに自宅に下宿していたフランス人のエイドリアン(音楽イベント『Tokyo decadance』などを主催する人物)との出会いがきっかけ。エイドリアンと何度か音楽イベントに遊びに行ったとき、自分もプレイしたいとDJに興味をもつようになった。「父親はジャズミュージシャンでした。血筋なのかもしれないです」。その後、自宅で練習をするだけでは満足せず、腕を磨くため2012年よりDJスクールの「IDPS」に通い、今では月に1、2回イベントでプレイするようになった。 高田馬場出身ということで、岩室が登場するときの曲は決まって『鉄腕アトム』のテーマ。ダンスミュージックを中心にテクノやEDMまでを自在に操り、年齢を感じさせないパワフルなプレイを繰り広げる。「まだまだミックスは難しいので、もっと上手になりたいです」と意欲を覗かせる。現場に到着するとファンや知り合いが周りに集まり、抱擁を交わしたり、岩室の写真をズボンに貼ったファンが現れたりと温かい歓迎を受けていた。 2017年9月には寿司チェーン、St. Pierre’sのイベントに出演するためにニュージランドへ。DJパフォーマンスを通じてオーディエンスを沸かせた。最後にこれからの目標を尋ねると、「夢はニューヨークでプレイすること」と話した。

看板猫と出会う

パブリックキャット 第39回
Things to do

パブリックキャット 第39回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

パブリックキャット 第38回
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パブリックキャット 第38回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

パブリックキャット 第37回
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パブリックキャット 第37回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima

パブリックキャット 第36回
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パブリックキャット 第36回

テキスト:Shiori Kotaki、写真:Kisa Toyoshima