1. スナック すいか/白井餃子
    スナック すいか/白井餃子
  2. やっぱり潮
    Photo: Keisuke Tanigawa
  3. ヤングスナック 芹那
    Photo: Kisa Toyoshima
  4. 下北沢 スナック エルザ
    Photo: Keisuke Tanigawa

東京、ネオスナック7選

令和の夜を彩る新世代のスナック特集

テキスト:
Hisato Hayashi
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タイムアウト東京 > ナイトライフ> 東京、ネオスナック7選

夜の街の休息所、スナック。酒やカラオケを愛するママやオーナーの人柄と、それに惹(ひ)かれた客たちが作る魅力的な場所だ。日本で実はコンビニよりも店舗数が多いといわれるスナックだが、その実態をよく知らなかったり、近寄りにくいと感じる人もいるのではないだろうか。

この記事では餃子が売り、亀甲縛り体験ができる、アイドルがママを務めているなど、入りやすく多種多様な新世代のスナックを紹介する。予算は最低2,000円から6,000円前後と店によってさまざまだが、スナックはあくまでもママやオーナーがルールそのものであり、指針だ。くれぐれも酔いつぶれて粗相のないよう、隣り合った客と杯を交わし、楽しい夜を過ごそう。

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女豹

渋谷の円山町入り口にあるスタンディングバー、ゴールデンボールの2階に位置するスナック女豹。

店名の潔さにしびれた人は入ってみるといい。システムは最初のドリンクのみ1杯1,000円。2杯目からは600円、カラオケは無料と居心地の良い価格設定だ。店内はカウンターとボックス席に分かれており、小さいながらもステージが用意されている。天井にある大小のミラーボールと、店長をはじめアットホームなスタッフ出迎えてくれる。

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ながさき

2019年に旧オーナーから店を引き継ぎ、1階はバー、2階はうどん酒場として営業するスナックながさき。

昭和レトロな店内にはポップなアート作品が飾られており、時代をまたぐ異空間な場所である。店の2階にはうどん酒場 萬斎があり、おばんざいとレアな日本酒、讃岐うどんが楽しめる。1階との雰囲気の違いがまた面白く、バーと酒場を行き来して楽しんでほしい。

またカウンター前にはDJブースが設置され、毎週さまざまなイベントが開催されている。

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  • 下北沢

下北沢 スナック エルザ

2019年6月末、下北沢から徒歩3分ほどの場所にオープンしたカラオケスナック エルザ(Lza)。

店内の内装は、ボヘミアングラスや壁にかけられたギター、アンティークの敷物やランプ、ヒョウ柄に塗られた壁など洗練されており、美しいミュージアムのよう。長年古着屋を営み、自身もDJとして活動するオーナーKeiのセンスが光っている。 料金は2,000円でワンドリンク付き歌い放題とリーズナブル。設置されたカラオケは、本格的なウーハー重低音が楽しめることから、音楽ファンはぜひ訪れてみてほしい。

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スナック すいか/白井餃子

新しいワークスタイルを提案する複合施設、イート プレイ ワークスのザ レストランエリアに開店。フードディレクターの白井絵美が店主を勤め、至極の餃子(ぎょうざ)と古き良きスナックの空間を提供している。

餃子は北海道産小麦粉を使用した手作りの皮で包まれており、もちもちとした食感が各別。レモンサワーや自家製薬膳酒などのドリンクメニューにも、素材からレシピまでこだわりが詰まっている。

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ヤングスナック 芹奈

渋谷百軒店で、現役アイドルの川崎芹奈がママを務めるスナック。

料金はチャージ500円、ドリンクは1杯600円からと良心的な価格設定だ。 一品料理の『だし巻き卵』や、『本日のおすすめ総菜』などの家庭料理も充実しており、ご飯とセットで酒を飲まずに食事だけして帰る客もいるほど。メニューの一つ『芹奈ママに弾き語りのリクエスト』(1曲1,000円)も見逃せない。温かく穏やかな常連客のファンたちと、かわいらしく働き者のママに癒されること請け合いだ。

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やっぱり潮

中目黒駅すぐ、山手通りを3分ほど歩いたビルの3階にあり、毎夜中目黒に集う常連客でにぎわっているカラオケスナック。

この店の目玉は、愉快な店長によるシークレットショー『オトナの約束』。ほかにもお願いすると本格的な赤縄を使った亀甲縛りの体験もできる。ショーの「オトナ度」レベルは客層や日によってさまざまなため、運良く見ることができたあなたはラッキーかもしれない。

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スナック家族に集う。
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  • 江戸川区

ギャラリー スナック家族

小岩で創業42年。2017年にクラウドファンディングを募集し、リニューアルしたスナック家族。

地元の人々に愛され、老いも若きも家族3世代でも訪れやすいこの店は、スナックには珍しく男性のマスターが1人で営業している。ママ会や女子会、オフ会などにも人気があり、機材持ち込みでDJやライブ会場としての使用のほか、キッチンスペースとしての貸切利用も可能。コスプレ衣装の用意もある。

運が良ければ、可愛らしい看板猫のラッキーにも出会えるかもしれない。

もっと夜を楽しみたいなら...

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東京にはさまざまなフェティシズムの愛好家を満足させる、ディープな世界が広がっている。ここでは初心者でも比較的に行きやすいフェティッシュなイベントやバー、ワークショップをセレクトして紹介する。

ロープアーティストで緊縛師のHajime Kinokoが主宰する緊縛のワークショップや、閉館した全国の秘宝館の展示品などを店内にディスプレイしたバー、ラッパーでプロデューサーのRYUZOが手がけるジェントルマンズクラブなどだ。刺激的な一夜を過ごしたい日には、入門編としてぜひ足を運んでみてほしい。

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東京の南東、大田区の真ん中に位置する蒲田は、一見これといった特徴がない街だと思うかもしれない。しかし、この街には豊かな歴史やユニークでディープな店、素晴らしいレストランがあふれている。戦前は映画の町として知られ、有名な松竹スタジオ(若き小津安二郎が監督デビューを果たした場所)があり、現在の原宿や渋谷と同じような流行の発信地だったことがある。ここでは、蒲田に住むスタッフ2人のおすすめと取材を進めていく中で知り合った蒲田愛あふれる住人から聞いた、アフター5から楽しめる夜のディープスポットを紹介したい。

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都築響一の東京観光案内所 其ノ四
  • アート

現代日本を完璧に表現している空間、それが「スナック」日本でいちばんたくさんあって、いちばん外国人になじみのない場所、それがスナックだ。世界の街角には、それぞれ特徴的な「なごみ場所」がある。ロンドンではそれがパブだろうし、パリではカフェ、ニューヨークではバーなのだろう。イスタンブールではチャイハネで、バンコクなら屋台かもしれない。ここ日本では、それがスナックだ。

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猥雑(わいざつ)さと昭和の香りが残る渋谷百軒店は、大人が集う繁華街というイメージする人も多いかもしれない。道玄坂側の入り口にはストリップ劇場や無料案内所が立ち並び、少々近寄りがたい雰囲気を放っている。しかし近年、世代交代した店が増え、新しいカルチャーと昔ながらの老舗が残るユニークなエリアへと進化を遂げつつあるのだ。ここでは、その名残が感じられる1931(昭和6)年に創業した老舗や、スナックを引き継ぎDJバーとしても営業する店など、アフター5から早朝まで楽しめる百軒店の居酒屋やバー、レストランを紹介する。

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