注意! 最新情報の掲載に努めているが、通常とは営業時間などが異なる場合もあるため、外出前に必ず確認してほしい。
東京、アダルトナイトアウトガイド
渋谷、銀座、浅草で大人の夜を過ごす
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東京にはさまざまなフェティシズムの愛好家を満足させる、ディープな世界が広がっている。ここでは初心者でも比較的に行きやすいフェティッシュなイベントやバー、ワークショップをセレクトして紹介する。
ロープアーティストで緊縛師のHajime Kinokoが主宰する緊縛のワークショップや、2019年4月にオープンしたばかりの閉館した全国の秘宝館の展示品などを店内にディスプレイしたバー、ラッパーでプロデューサーのRYUZOが手がけるジェントルマンズクラブなどだ。刺激的な一夜を過ごしたい日には、入門編としてぜひ足を運んでみてほしい。
麗しき白雪ママと語る。
TABOO(タブー)
2000年にオープンし、2020年で20年を迎える老舗のアー
コンセプトは、キャストとフェティシズムについてオープンに会話を楽しむ場所、時にはカップルの悩み相談の場と化す日もある。英語を話せるキャストも在籍しているので外国人の友人にも勧めやすい。 料金は、男性は時間制で1万円から、女性はフリータイム飲み放題6,000円。知多などのウィスキー類、ワイン、ソフトドリンクが飲めるため、酒に強いならリーズナブルだ。
にぎやかな雰囲気を楽しみたいなら、姉妹店のブラックハートもおすすめ。
美しいダンサーを眺める。
マダム ウー
渋谷の道玄坂に2018年にオープンした、ラッパーでプロデューサーのRYUZOが手がけるアメリカンスタイルの「ジェントルマンズクラブ」。
飛行機の機内をイメージしたという店内には、YOSHIROTTENの手がけたネオンサインや、空山基のオリジナル作品が飾られている。 基本的には、良い音楽と美しいダンサーを眺めながら酒が楽しめる場所だ。
料金はファーストクラスからエコノミークラスまでに分かれており、一番リーズナブルなスタンド席は3,000円(男性/1ドリンク付き)で楽しめる。また、レディースディや雨の日には割引になるサービスも行われている。 ジェントルマンズクラブと聞くと、男性客が多いイメージを持つかもしれないが比較的に若い女性客も多く、海外からファッションデザイナーやアーティストが続々と来店している、今注目のヴェニューだ。
自分好みの1本を見つける。
バイブ バー ワイルドワン
渋谷駅からほど近い道玄坂にあるコンセプトバー。大手アダルトショップのワイルドワンが経営している。女性器型の入り口を抜けると、バーカウンターに並ぶ圧巻のバイブに驚かされるだろう。展示されているバイブは350本以上あり、触ることが可能だ。「バイブソムリエ」と呼ばれる女性スタッフが個人に合ったおすすめのバイブレーターや詳しい使用方法などを教えてくれる。デートや友人同士で楽しめる渋谷のディープスポット。
なお、男性同士や男性1人での入店は不可。
大塚の秘宝館で飲み明かす。
ニュー秘宝館
2019年4月に大塚にオープンした、閉館した全国の秘宝館の展示品などを店内にディスプレイしたバー。壁に飾られた巨大な秘宝館のネオンサインは、嬉野武雄観光秘宝館(2014年閉館)のもの。その足元に並ぶ小人たちは、別府秘宝館にてディスプレイされていたものだ。彼らの舐めるような視線については、店内にある資料集でその理由を調べてもらいたい。アルコールメニューは、トーインのサワー各種や、その場で擦りおろした生姜を使った『大塚名物ジンジャーハイボール』、キンミヤのみりんをつかった『みりん ミルク割り』などがおすすめ。ソフトドリンクではバラのシロップを垂らした『クリームソーダ バラ』が人気だ。
ストリップ劇場で女神と出会う。
浅草ロック座
浅草にある1947年創業の老舗ストリップ劇場。「ストリップ」と聞いて、いかがわしい場所というイメージをもつ人もいるかもしれないが、アートの領域とも言える素晴らしいショーが年中無休で楽しめる場所なのだ。公演は1日5回、13時から23時あたりまで行われており、一度チケットを購入すると、原則1回(1時間)出入りは自由となる。 なお、劇場内では携帯電話の使用は禁止されているので、電源はオフするなど、最低限のエチケットを守って楽しんでほしい。


後手縛りをマスターする。
一縄教室
世界各国でショーやワークショップを開催する、ロープアーティストで緊縛師のHajime Kinoko。10年以上開催されている同ワークショップでは、「安全」「美しさ」「コミュニケーション」「エロス」を重視した緊縛を学べる。
初心者から上級者まで同じスタジオに集まってレッスンを受けるのだが、まったく縄にふれたことのない初心者は「緊縛」についての説明を受けた後に、基本的な縄の結び方や後手縛りなどが学べる。
参加者は各回20〜30人ほど、外国人観光客も参加しており、英語の話せる講師も数名在籍しているので、安心して参加できる。
開催日:第1日曜、第1、2、4火曜
時間:19時00分~22時00分
料金:4,000円~
アクセス:JR山手線『高田馬場』駅 徒歩5分
※正確な場所や詳細は、Hajime Kinoko公式サイトよりご確認ください。
大人の夜会を覗いてみる。
東京キネマ倶楽部
鴬谷駅すぐそばにあるライブハウス。元グランドキャバレーを改装した空間には、昭和レトロな雰囲気が残る。ステージフロアは3階までの吹き抜けになっているので、開放感があり、気持ち良くライブを見ることができる。同所で毎月第1土曜日に開催されている、長い歴史を誇るアンダーグラウンドパーティー『デパートメントH』はカルト的な人気。
さまざまなフェティッシュファッションの趣向をもつ客が集うイベントで、ドラァグクイーンによるショーや、緊縛、キャットファイトなどが舞台で行われることもある。ブックカフェオカマルトの店主のマーガレットや、ダイアナ・エクストラバガンザら有名なドラァグクイーンらも参加している。恒例の『大ゴム祭』では、ラバーファッションのオートクチュールブランド『KURAGE』によるファッションショーも開催される。


フェティシズムは全身で表現する。
TORTURE GARDEN JAPAN
イギリス発の老舗フェティッシュパーティー。ハイクオリティなパフォーマンスを繰り広げる出演者はもちろん、オーディエンスまでもが、ゴムで作られたラバーファッションやSMの女王のような衣装をまとい、フェティシズムを全身で表現しているのがこのパーティー最大の特徴だ。目玉は、イギリスを拠点に世界中で活動している、バーレスク、サスペンションなどのトップパフォーマーの演技が間近で見れること。
春、夏、冬と年に3回ほど開催されている。詳細は公式サイトにて確認してほしい。
夜の街をあるくなら……
渋谷百軒店、夜の散歩ガイド
猥雑さと昭和の香りが残る渋谷百軒店は、大人が集う繁華街というイメージをもつ人も多いかもしれない。道玄坂側の入り口にはストリップ劇場や無料案内所が立ち並び、少々近寄りがたい雰囲気を放っている。しかし近年、世代交代した店が増え、新しいカルチャーと昔ながらの老舗が残るユニークなエリアへと進化を遂げつつあるのだ。 そもそも渋谷百軒店は、関東大震災直後に「百貨店」をコンセプトに形成された商店街。その後、1945年の東京大空襲により、街は全焼する。昭和になるとジャズ喫茶やレストラン、テアトルの映画館などが立ち並ぶ飲食街としてにぎわいを取り戻した。ここでは、その名残が感じられる1931(昭和6)年に創業した老舗や、スナックを引き継ぎDJバーとしても営業する店など、アフター5から早朝まで楽しめる百軒店の居酒屋やバー、レストランを紹介する。 関連記事:『夜の門前仲町ガイド』『立石飲み歩き14選』