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現代ジャズの代表的なサックス奏者は誰かと問われれば、高い確率でベン・ウェンデル(Ben Wendel)の名前が挙がるだろう。彼のスムースな音色と切れ味鋭いフレージングを、ぜひ本公演で体験してほしい。
ともに来日する豪華なメンバーにも注目。ピアニストのテイラー・アイグスティ(Taylor Eigsti)、ベースのハリシュ・ラガヴァン(Harish Raghavan)、ドラムスのジャスティン・フォークナー(Justin Faulkner)は、全員が米国シーンで注目を浴びる存在だ。
若干の難解さはあるかもしれないが、美しいメロディーの魅力的なオリジナル曲が多いので演奏のパワーに引き込まれること間違いなし。一人やカップル、友人同士はもちろん、父の日に合わせて家族と一緒に最前線のジャズを楽しむのもいいだろう。
※6月14日・15日 1stセット16時30分〜、2ndセット19時30分〜、16日 1stセット18時〜、2ndセット20時30分〜/料金は8,800円〜
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スタジオジブリ作品の魅力に迫る展覧会「ジブリの立体造型物展」が、天王洲の「寺田倉庫 B&C HALL/E HALL」で開催。2003年に始まった本格的なスタジオジブリ展の原点である「立体造型物展」が、進化を遂げて22年ぶりに東京に帰ってくる。
今、世界中で観られているスタジオジブリ作品。その背景には、長い時間をかけて届けようとした人々がそれぞれの国や地域にいた。
本展では、「海を渡った熱風」をテーマに、海外のパートナーたちがどのように作品を届けていったのかをたどる。併せて、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』など、数々の映画からの名場面が立体造型物となって展示される。
注目は、『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS.21」。「もしも本当にあったら」という想定で作られる迫力満点の飛行艇は、今にも飛び立ちそうに見えるだろう。
また、 宮﨑駿がかつて「三鷹の森ジブリ美術館」の企画展示用に制作した短編アニメーション『空想の空とぶ機械達』が特別上映。大空に憧れた人々がかつて空想した「空とぶ機械たち」を描く。さらに、会場隣接の水上施設「T-LOTUS M」では、『崖の上のポニョ』に出てくる「あのハム入りラーメン」が味わえる。
ジブリの世界に飛び込める本展。帰り道は、きっとジブリ作品が観たくなっているだろう。
※9時30分~20時(5月27日は15~20時)/入館は閉館の1時間前まで/料金は1,900円、高校・中学生1,600円、小学生1,200円、未就学児無料
「恵比寿ガーデンプレイス」で、ピクニックスタイルで特別な映画時間を過ごす野外シネマフェス「PICNIC CINEMA」が開催。「心をひらく」をテーマに心が揺れ動く、メッセージ性のある多彩な映画を上映する。
上映作品は、『花束みたいな恋をした』『アメリ』『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』『ロボット・ドリームズ』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『リトル・ダンサー』といった、名作から注目作までの15作品だ。
また、期間中にはイベント限定のテイクアウトメニューが登場するほか、「恵比寿の料理人が考えるヱビスビールに合う逸品グランプリ」から、過去受賞10店舗が週替わりで提供。人工芝の上での「朝ヨガ」「夜ヨガ」も実施する。
上映は金・土・日曜の19時30分から。ヨガは平日に行っているので、詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。都会の真ん中で心地よい夜風を感じながら、ここにしかない非日常な体験を楽しんでみては。
※19時30分〜/入場は無料
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2025年4月の開催では7000人以上が来場した、体験型展示「視える人には見える展」の追加公演が決定。霊視芸人のシークエンスはやともと、透視・霊視を用いたカウンセリングサロンを運営する霊能力者Miyoshiが監修しており、「何か」が視える疑似体験ができる写真展が楽しめる。
築90年を超える古民家に並べられるのは、「樹海/パワースポット」「廃墟」「都市圏」3つのテーマに沿って撮り下ろされた写真。一見するとなんの変哲もない写真ばかりだが、視える人には視える「何か」が映っているという。視えないという人には答えが用意されているので、どちらの視点でも楽しめるだろう。本展のラストには、驚きの仕掛けもあるという。
今まで視えないと思っていた人も、実は視える側なのかもしれない。ぜひ自分の目で確かめてほしい。
※10時〜19時30分 (6月16日は15時まで)/最終入場は閉場の30分前まで/料金は1,980円(お清め塩付き)
アジアとヨーロッパの境をまたぐ大コーカサス山脈南麓の国、ジョージアをフィーチャーしたイベントが代々木公園のケヤキ並木で開催される。
日本ではあまり知られていない印象だが、ブドウ発祥の地でもあるジョージア。8000年以上に渡って独自の手法で作る「クヴェヴリワイン」製造の歴史背景を持ち、世界的に高い評価を得ている。
ワインのほか、シュクメルリ(鶏肉のガーリッククリーム煮)やハチャプリ(チーズ入りパン)など、本場の伝統料理を楽しめるのも魅力。ジョージアの生活文化を知ることのできる展示のほかに、ジョージア文字のワークショップやトークショーも予定している。
さらに伝統的な衣装に身を包んだダンサーたちがさまざまな民族舞踊、民族音楽を披露するステージプログラムも充実している。「コーカサスの宝石箱」と呼ばれる国の空気を感じに、旅気分で出かけてみよう。
※10~18時/入場は無料
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「東京都庭園美術館」で、旧朝香宮邸の建築空間を生かした、年に一度の建物公開展が開催。素材や技法、室内意匠など、建築そのものに注目しながら、同館の建築としての魅力を紹介する。
現在に至るまで同館は、朝香宮家が過ごした邸宅として、元首相・吉田茂の政務の場として、国の迎賓館として、民間の催事施設として、そして美術館として、時代の潮流とともに歴史を紡いできた。
本展では「機能の変遷」をテーマに、各時代を彩るゆかりの作品や写真・映像資料を通して、建物の記憶をひもとく。また、家具や調度品を用いた再現展示、ウインターガーデンの特別公開、さらに窓のカーテンを開け放ち、夏の新緑を望めるように設える。
アール・デコ様式の邸宅建築の魅力の源泉に迫る本展。唯一無二の空間を堪能してほしい。
※10~18時 (8月15・22日は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日/料金は1,000円、学生800円、65歳以上・高校生500円
「東京国立博物館」で、「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」が開催。同館が所蔵する国宝などの貴重な文化財から、今世界で人気の名作アニメまで、高さ7メートルのモニターで日本の至宝への没入体験ができる。
スケールが圧巻の「イマーシブシアター」では、超高精細映像により、土器や土偶、はにわ、絵巻、浮世絵などを、普段決して見ることができない角度やサイズで堪能できる。
また、手塚治虫や高畑勲、細田守などの、日本を代表する名作アニメも登場。日本の風土の中で受け継がれてきた独自の美意識が、日本のアニメにも共通していることを感じるだろう。
壮大な映像制作を手がけたのは、建築・都市・観光・文化など多様な分野の専門知識と経験を持ったメンバーで構成するクリエーティブ集団「Panoramatiks」と、「いいものを、つくる」というシンプルな思想の元に集う 「CEKAI」だ。
また、音楽は、さまざまなメディアでの音楽制作を手がける蓮沼執太が担当した。日本文化のタイムトラベルを大迫力の映像で楽しんでほしい。
※9時30分〜17時 (金・土曜、5月4・5日、7月20日は20時まで) /入館は閉館の30分前まで /休館日は月曜、5月7日、7月22日(3月31日、4月28日、5月5日、7月21日は開館)/料金は前売り1,800円、学生1,000円、高校生600円/当日2,000円、学生1,200円、高校生800円、中学生以下無料
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2日間で約3000ブースが並ぶ、神奈川最大級のハンドメイドイベントが開催。アクセサリーからインテリア・雑貨・ファッションまで、クオリティーの高い6万点以上の作品が会場を埋め尽くす。そのほか、ケーキ・クッキー・パン・ジャム・紅茶などの手作りフードも楽しめる。
また、誰でも参加できる50種類のハンドメイド体験教室「マルシェのがっこう」も見逃せない。作家たちにアドバイスをもらいながら、アクセサリーやフラワーアレンジ、クラフト、伝統工芸まで、多彩なジャンルの制作が楽しめる。ものづくりの魅力にワクワクする一日となるだろう。
※11〜18時/料金は前売り1,000円/当日1,200円、小学生以下無料
横浜駅東口のショッピングモール「横浜ベイクォーター」の屋上庭園「ベイガーデン」で、ライトアップイベント「横浜ランタンナイト」が開催。ランタンの光とアオザイの彩りを感じる、夏の風物詩イベントだ。
空間演出にこだわった会場では、ベトナムの古都・ホイアンから取り寄せた色とりどりのランタンが華やかに彩る。昼は色鮮やかに、17時からは温かな光を灯し、幻想的なホイアン旧市街の街並みを再現する。
また、ランタン売りの屋台をイメージしたフォトスポットなども登場。さらに、ベトナムへの往復航空券が当たる抽選会や、伝統衣装「アオザイ」を着て撮影やショッピングが楽しめるイベントなどの多彩な企画が満載だ。
なお、イベント内で得た収益の一部は、ベトナムの困難な環境にある子どもたちへの支援活動に寄付される。異国情緒漂う空間として洗練された「横浜のホイアン」へと足を運ぼう。
※10〜22時/入場は無料
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