名代 宇奈とと
画像提供:G-FACTORY株式会社
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東京、格安うな丼&うな重5選

丑の日に2,000円以内でうな丼やうな重を楽しむ

テキスト: Ito Masataka
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今週末の2025年7月19日は、「一の丑」。土曜日に重なり、週末にかけて気温の上昇が予想されており、夏バテ防止に「丑の日」が盛り上がりそうだ。

ウナギは、グルメ情報ウェブサイト「ぐるなび」が選ぶ2024年の「今年の一皿」に選ばれるなど、あらためて注目を集めている。選定理由として、「蒲焼き」が訪日外国人に人気の日本食になっていることや手ごろな価格で販売するチェーン店の拡大、おにぎりなど提供方法が多様化し、高級食材でありながら、以前より気軽に味わえる機会が増えたことが挙げられている。

専門チェーン店では、海外で養殖したウナギを蒲焼きにして輸入し、専用の調理器で温め提供するなどの工程を実現。これにより、ウナギの価格だけでなく人件費も抑えることによって、「安くてうまい」一杯を提供できるようになった、また、国産ウナギも取り扱いを始めるなど、選択肢が増えている。

ここでは、2,000円以内でうな丼やうな重が食べられる5店を紹介する。物価の上昇が止まらない中、アイデアや技術革新、工夫を凝らしながら提供される格安ウナギには、頭が下がる。ちょっと贅沢なランチ感覚で風物詩を大いに楽しみ、夏本番に備えよう。

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素早くリーズナブルに味わいたいならウナギ専門店「鰻の成瀬」に行こう。2022年9月に横浜店をオープン後、立川や練馬、北千住など首都圏を中心にまたたく間に店舗を広げ、今では全国に展開しているチェーン店である。

ここでは、物価高の昨今にあってウナギ半身分が乗った「うな重(梅)」を1,600円(以下全て税込み)で食べられる。高級店でも使用されているニホンウナギを使用し、蒲焼は外はパリッと中はふわっと柔らかな食感だ。好みに合わせて「追いタレ」できるのもうれしい。

丑の日は特別営業日とし、11時~20時の通し営業を行う。ただし通常21時まで営業している店舗は21時までの営業となるなど、各店舗で異なる場合があるので、公式ウェブサイトや各店舗のInstagramをチェックして出かけよう。また、テイクアウトのオンライン予約もできる。

  • 日本料理
  • 中野

関東を中心に東北、関西、四国、九州などのほか、海外にも店舗を展開する、うな丼のチェーン店。海外からウナギを大量に一括購入するなどして安く仕入れるなどして、安価を実現。「うな丼」は、破格の640円だ。

それにもかかわらず、未だに機械を使わずに人の手で直火焼きにこだわっているのは、驚きといえる。

「ひつまぶし」(1,300円)も絶品だ。まず、ウナギとご飯にワサビを付けて食べる。次いで、白飯に同店特製のだしをかけて茶漬けのようにして、2通りの食べ方を楽しもう。

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  • 日本料理
  • 飯田橋

全国でチェーン店を拡大中の「うなぎ屋 江戸名代亜門」。2024年10月には、神楽坂店をオープンした。老舗のウナギ専門店が点在する神楽坂で、同店では「鰻重 並」を1,900円で提供する。ニホンウナギの稚魚を海外で養殖し、独自ルートで直送することで1,000円台のうな重を実現した。

ウナギは皮はパリッと、身はふっくらと柔らか。たれは甘みが特徴の九州醤油を用いて、フランスの「ミシュランガイド」星付き店で研修した経験を持つオーナーが研究を重ね、独自の手法で完成させた。

「名物 一本鰻重」は、3,500円。うな重に薬味を乗せだしをかけて食べる「鰻重御膳(出汁セット)」(2,400円から)もある。また、ウナギに合うグラスワインやボトルワインを用意し、ワインとのペアリングも勧めている。

店のあるビルは神楽坂らしく日本家屋を思わせるが、内装はカフェ風。気軽に、リーズナブルにうな重を楽しむには、ぴったりの店だろう。

  • 日本料理
  • 埼玉

2024年11月にオープンした「東川口名代 鰻屋 黒船」。ボリュームのあるウナギを、手頃な料金でウナギ料理が食べられるとあって、地元の客でにぎわっている。

ウナギが半尾乗った「鰻重 並」は1,900円、1尾乗った「特上」でも3,200円とリーズナブル。「日本一こだわり卵」が付いた「ひつまぶし」(2,200円から)も人気がある。

ウナギは、ニホンウナギを提供。養鰻(ようまん)場では水質に徹底的にこだわり、臭みの少ない絶品の味わいを追求している。たれは高知で製造されたオリジナルのもので、ウナギ本来の味を邪魔しないようにサラッとした味わいが特徴。ウナギの脂と合わさって、ご飯が進むだろう。100円増しで、大盛りにもできる。

店内は、木目を基調にした落ち着いた雰囲気。しかし、「大衆鰻屋」がコンセプトの同店では格式ばったところはなく、気軽にウナギを楽しめるのもうれしい。

同店もチェーン店の一つで、全国や海外にも店舗を拡大中。東京には北砂にあり、「うな丼」が1,500円で味わえる。

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  • 赤坂

2024年7月、赤坂にオープンした「薪焼うなぎ 銀座おのでら本店」では、リーズナブルな価格で本格的なウナギ料理が楽しめる。メニューは、4年連続で『ミシュランガイド東京』1つ星を獲得した「薪焼 銀座おのでら」の料理長・寺田恵一が監修する。

「国産うな重 並」(2,800円、以下全て税込み)や、ランチ限定の「国産うな玉丼」(1,180円)に使用されるウナギは、名の通り全て国産。料理長特製のたれに浸し、薪(まき)の木でいぶすことで上品な香りをまとうウナギ料理は格別である。

「蒲焼」や「白焼」、「鉄板う巻」といった一品料理や、酒にも合う「肝串焼き」なども用意している。国産ウナギのおいしさを薪焼きの香りを存分に楽しみながら、味わってみては。

精をつけて暑い夏を乗り切ろう……

  • ラーメン

厳しい残暑が続く東京。本記事では、疲れた体にパワーを与えるラーメンを紹介する。ニンニクやホルモン、豚肉、ニラなど、スタミナが付くトッピングがたっぷりと乗った一杯をすすり、この暑さを乗り切ろう。

イギリス人がインドの煮込み料理をカレーと名付け、明治初期に日本に伝えて以来、絶え間ない進化を続けたカレーは、日本の国民食として確固たる地位を築き、一つの料理としてくくりきれないほどの存在となった。東京でも数えきれないほどのカレーの名店が存在している。

ここでは、発祥の地、インドのカレーをメインに据え、スリランカ、タイから、日本のカレーの礎となった「欧風カレー」や、オリジナリティあふれる「日本カレー」まで、ジャンルごとに紹介。カレーマニアの読者にとっては、ジャンル分けやセレクトに異論も多数あることと思うが、これを一つの基準として東京のカレー探索に勤しんでほしい。

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2014年にウルフギャングステーキを筆頭とした、これまで少なかった「エイジングビーフ」などをうたった欧米スタイルのステーキが味わえる店のオープンが相次ぎ、ちょっとしたブームが巻き起こった。そして2021年、ニューヨークの老舗ステーキハウス、ピータールーガーが日本に上陸したことから現在に至るまで、ステーキシーンに再び注目が集まっている。

ここでは近年オープンした店舗を中心に、タイムアウト東京が注目する店を紹介。鉄板焼きで高級霜降り肉を上品に味わうのも最高だが、とにかく豪快に頬張りたいという時にも参考にしてほしい。

カツ丼。とんかつを甘辛い割り下で煮込んで、半熟の卵でとじたもの。天丼、親子丼と並ぶ丼メニューの花形として多くの人に親しまれている。

東京ではカツ煮形式ではない「卵でとじないカツ丼」を筆頭に、工夫をこらした「カツ丼」が続々と登場している。ここではそんな独自の進化を遂げた一杯を紹介したい。ぜひ参考にしてほしい。

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東京、立ち食い焼き肉5選
東京、立ち食い焼き肉5選

焼き肉といえば数人で網を囲み、ゆっくりと楽しむ。そんなスタイルが一般的だが、東京のグルメシーンは多種多様。対面式カウンターで楽しむ、一人や少人数向けの立ち食い焼き肉店も存在する。店側としては省スペースかつ、客の回転率が良いという利点があるため、メニューは破格だ。中には、好みの部位を1枚からオーダーできる店もある。赤身、霜降り、ホルモンと、気兼ねなく思い思いの焼き肉タイムを楽しんでみては。

ここでは、ふと、一人で存分に肉を楽しみたいと思ったときに行きたい立ち食い焼き肉店を紹介する。

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