タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、カツ丼5選
カツ丼。とんかつを甘辛い割り下で煮込んで、半熟の卵でとじたもの。天丼、親子丼と並ぶ丼メニューの花形として多くの人に親しまれている。
東京ではカツ煮形式ではない「卵でとじないカツ丼」を筆頭に、工夫をこらした「カツ丼」が続々と登場している。ここではそんな独自の進化を遂げた一杯を紹介したい。ぜひ参考にしてほしい。
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蒲田発の人気とんかつ専門店「とんかつ檍」のカツカレー業態が「いっぺこっぺ 」だ。ここで味わえるのは、カツ煮ではなく「とじないカツ丼」。中でも「後のせ」タイプはぜひおすすめしたい。白飯の上に割り下とタマネギの卵とじ、さらにその上にサクサクの肩ロースカツを乗せたものだ。
茨城県奥久慈のSPF「橅豚(ぶなぶた)」を使用。柔らかな肉質と甘みのある脂身がたまらない。店内にはヒマラヤピンクなど3種の岩塩が置いてあり、とんかつ店ならではの「塩味変」が楽しめるのも魅力の一つである。
代々木上原駅から歩いて2~3分ほどのところにある、とんかつ専門店。ソースではなく、甘辛の醤油だれをかけて提供する「醤油カツ丼」が名物だ。
ロース、ヒレ、メンチの3種から選ぶことができるところがうれしい。シソと花がつおがたっぷりと載せられ、卵とじの普通のカツ丼と比べるとさっぱりとした食味が特徴だ。平日のランチでは、これらが比較的リーズナブルに食べられる。
丼に飯を盛り、上に並べた刺し身と楽しむ海鮮丼。使う食材は寿司と同じだが、職人の繊細な技術を堪能するというより、食べ手がしょう油やワサビで好きなように楽しむ、素朴でダイナミックな料理だ。
シンプルだが、オフィス街のランチタイムでは不動の人気メニューでもある。さらに海鮮丼は、時間が空くとふと強烈に食べたくなる、不思議な魅力がある。
以前、大の日本通というオランダ人の記者に「日本で一番好きだった食べ物は?」とたずねたら、ラーメンでも天ぷらでもなく「築地市場で朝食に食べた、海鮮丼が何年経っても忘れられない」と聞いてなるほどと思った。確かに、市場には海外からの観光客が行列を作っている店もあり、海鮮丼は日本人のみならず海外の人にもファンが多い。
近年、都内では好みの刺し身をカスタマイズして楽しんだり、タワーのように豪快に盛り付けてあったり、居酒屋で24時間オーダーできるものなど、さまざまなスタイルが登場している。ここでは話題の海鮮丼が食べられる店5選を紹介する。
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