Photo: Keisuke Tanigawa
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今日しかできないこと

タイムアウト東京が注目する今日開催の展覧会やギグ、パーティーなどを紹介

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  • アート
  • 六本木
「ペロタン東京」で、ベルリン在住のドイツ人アーティスト、グレゴール・ヒルデブラント(Gregor Hildebrandt)の日本初となる個展「…それでも4月に桜は咲く」が開催されている。 カセットテープとレコードを代表的な素材として用い、それらをコラージュしたり、組み合わせたりするヒルデブラント。一見ミニマルでありながら潜在的にロマンティックな絵画や彫刻、インスタレーションを制作する。 会場では、新作を中心に、展覧会タイトルにもある「桜の花」をモチーフとして展開。テープ・ペインティングのシリーズは、小型のものがさまざまなサイズで並び、驚くほど鮮やかな赤が用いられている。 また、本展の中で最も小さな絵画作品『The Red Studio』は 、アンリ・マティス(Henri Matisse)が1911年に制作した近代美術の傑作で、同タイトルの作品へのオマージュだ。ぜひ、足を運んでほしい。 ※11〜19時/休館日は日・月曜/入場は無料
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  • アート
  • 神奈川
「川崎市岡本太郎美術館」で、1970年に大阪で開かれた「日本万国博覧会(以下、大阪万博)」での岡本太郎の挑戦に焦点を当てた「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの」が開催される。 「人類の進歩と調和」をテーマとする大阪万博で、岡本はテーマ展示プロデューサーに就任。会場中心に据えた「太陽の塔」は、モダニズムと相容れない独特の外観で賛否を巻き起こし、展示構成も「人類の進歩と調和」に異議を唱える岡本の思想が反映されたものであった。 本展では、民族学を源泉とし、国内の取材旅行を通して形成された岡本のフィールドワークで撮影した写真を紹介するほか、「太陽の塔」の制作記録や実際の建設過程などを展示する。 また、世界各国の仮面や神像などの民族資料を通して、岡本がテーマ展示の地下空間で表現しようとした「今日の文明が失ってしまった人間の原点」に迫る。 ただの「お祭り」と、人間の誇りと生きる歓びを爆発させる神聖な「祭り」を区別し、大阪万博は後者であるべきと考えた岡本。太陽の塔を中心に据えることで、「祭り」の実現に賭けた岡本の野心と道程を垣間見てほしい。 ※9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(4月28日・5月5日は開館)、5月7・8日/料金は900円、65歳以上・学生700円、中学生以下無料
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  • Things to do
  • 豊島区
漫画家・山田貴敏の40年にわたる画業を振り返る企画展が、「豊島区立 トキワ荘マンガミュージアム」で開催。本展では、山田による直筆原画などを含む約150点が一堂に会する。 代表作の一つである『Dr.コトー診療所』の取材写真に始まり、未完の作品『PreCompleⅩ』の原画や未掲載エピソードのネームの一部が公開される。作者自身が自らの漫画の歴史について語るトークイベント(6月21日)は必見だ。 この機会に、漫画家の長い歩みをひもといてみては。 ※10~18時(入場は17時30分まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)、5月7日/料金は500円、小・中学生100円、未就学児無料
  • アート
  • 天王洲
現代アートと建築のミュージアム「ワットミュージアム(WHAT MUSEUM)」で、「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展が開催。日本文化の根底に流れる「自然との共生」と「いのちの行方」をテーマに、現代アーティスト6人による約67点の作品を紹介する。 参加作家は、鈴木初音、玉田多紀、永沢碧衣、帆刈晴日、水田典寿、宮川達也。現代では薄れつつも、日々の暮らしの中で大切に継承されてきた自然との深い関わりに着目し、「いのちの行方」について視覚的に提示する。 流木や古紙ダンボール、狩猟で得た膠(にかわ)など、出合った素材と真摯(しんし)に向き合い、対話を重ねながら作品を生み出している。 こうして生まれた作品は、それぞれ異なる表情を持ちながらも、共通の方向へと鑑賞者を誘うだろう。 ※11~18時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,500円、学生800円、高校生以下無料
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  • アート
  • 渋谷
「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」で、大河原健太郎による個展「MUSE TAKING A SHIT」が開催。現在ソウルを拠点に活動する大河原が、新たに取り組んでいるオイルペインティングを中心に、約50点の新作を発表する。 ペインティングやスカルプチャーを中心に国際的に展覧会を開催するほか、プロダクトデザインやさまざまなコラボレーションに取り組む大河原。特に女性のポートレートの割合が大きい本展では、生活の大部分を占めるパートナーとの深い関わりが影響しており、その関係性が本展の構想につながった。 この複雑な世界を理解する方法として、大河原は家族や友人と向き合い、自身の感情をペインティングという形で表す。そして、作品を通して鑑賞者と対話することで、今、本当に必要としているものを見つめる。 人間、生き物、そして擬人化されたオブジェクトのカクテルが、親密かつ奇妙な方法で互いに作用し、誰もが愛着を持てる世界を作り出している。 会場では、新作の展示・販売をはじめ、限定グッズや、ディーゼルとコラボレーションによるTシャツも販売。また、ワークショップの開催も予定しているので、見逃さないでほしい。 ※11時30分〜20時/入場は無料
  • アート
  • 銀座
横尾忠則の個展「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」が「グッチ銀座 ギャラリー」で開催。「旅」を想起させるテーマを描いた作品を中心に、今回初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点を含めた約30点の作品が展示される。 本展のテーマである「未完」とは、「芸術の創造性は完成された瞬間よりも、むしろ未完成であることにこそ宿る」という、横尾が一貫して掲げてきた美学に基づくもの。1960年代から約60年にわたり、千変万化するスタイルと森羅万象に及ぶテーマを駆使しながら作品を生み出してきた横尾は、常に新しい表現の可能性に挑戦してきた。 特別に解放された屋上スペースでは、1970年の「日本万国博覧会(大阪万博)」で大きな話題を呼んだ、「未完」のイメージをシンボリックに提示した「せんい館」の赤い足場を再現した作品を展開。ダイナミックで創造的な空間を感じてほしい。 また、2025年4月26日(土)〜6月22日(日)には「世田谷美術館」で「横尾忠則 連画の河」も開催。横尾の作品を都内でより楽しめるだろう。 ※11〜20時(入館は閉館の30分前まで)/入場は無料
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  • アート
  • 芝公園
新たなアートブックフェア「TOKIO ART BOOK FAIR」が、ゴールデンウィークに「芝パークホテル」で初開催。毎年に秋に開催するアジア最大規模のアートブックの祭典「TOKYO ART BOOK FAIR(以下TABF)」による企画で、国内外のアーティスト、出版社、書店、ギャラリーなど、約55組が集う。

 「TOKIO ART BOOK FAIR」という名称には、本フェアをTABFのオルタナティブとしてではなく、パラレルな存在として位置付け、「東京=TOKYO」を別の角度から見るという意図が込められている。 本フェアでは、出展者による招待制の出展形式を採用。「Library Hotel」をコンセプトに掲げる芝パークホテルの空間を生かしながら、国内外のインディペンデント出版シーンや、参加者同士の交流をより活性化していく。 また、「本を読むとはどういうことか?」をテーマに、読書という行為にまつわる人間の振る舞いや感覚についてさまざまな問いを投げかける展示「BOOK? by Atelier HOKO」も開催。会場の特設ラウンジルームでは、ドリンクや軽食も楽しめる。 記念すべき第1回目を見逃さないでほしい。 ※12~19時(5月2日は13~19時)/入場は閉場の30分前まで/料金は1,500円、25歳以下1,000円、19歳以下無料
  • Things to do
  • 銀座
人気レストランのメニューがルーフトップで堪能できるイベントが、銀座で開催。参加店舗は、カプリ島の郷土料理と南イタリアの料理を提供する「カプリ(Capri)」や、本格タイ料理店「センディーテラス(SENGDEE TERRACE)」の8店舗。そのほかにも、ハンバーガーや韓国料理など、多彩なメニューが楽しめる。 会場では、DJが音楽で特別な空間を演出。デザイナーで環境アンバサダーのマリエをはじめ、ジャズコレクティブグループ「NoNations」のメンバーとしても活動するレオ・ガブリエル(Leo Gabriel)など、人気DJが日替わりで出演する。 また、人気イラストレーターによる似顔絵・イラストイベントも同時開催。ファッションブランドとのコラボレーションも手がけるMiyuki Ohashiや、証明写真機のような見た目の「似顔絵マシーン」で2万人以上の似顔絵を描いてきたRicco.が登場する。多方面で活躍するイラスレーターが目の前でイラストを描いてくれる、またとない機会だ。 4日間限定の同イベント。ゴールデンウィークは新緑香る風がそよぐ屋上で、心地よいひとときを過ごしてみては。 ※18時~21時30分(L.O.21時)/料金は1,000円(1ドリンク込み)
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