大井町駅より徒歩7分、住宅街の中にある隠れ家的な店。イタリア料理店で修業を積んだ店主による、ベジポタ系の創作ラーメンが特徴だ。『つけ麺 醤油』(並780円)、『つけ麺 ロッソ(トマト)』(並800円)などの基本メニューに加え、曜日別メニューも楽しめる。おすすめしたい『つけ麺ロッソ』は、8種類の野菜が溶け込んだ濃厚スープに、鶏や豚などの動物性のコクが加わり、トマトの酸味が効いていて絶妙。麺には粉チーズとバジルペーストが載せられ、パスタを彷彿とさせる。一見すると変わり種だが、つけ麺としてもハイレベルでラーメン通の舌も唸らせている。また、各メニューともに、つけ麺の割スープの要領でライス、チーズ、半熟玉子、ソースを加えて〆のリゾットも楽しめる(プラス200円)。
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企画協力・テキスト:メンチャック
麺好き民族といっても過言ではない日本人。そのなかでもラーメンは国民食としての市民権を勝ち得ているが、広く愛されているからこそ、より細分化しているジャンルともいえる。ここでは、一見すると風変わりに思えるような、独創的な素材使いをするラーメンをフィーチャー。キワモノかと思いきや、意外なほど美味しい一杯へと昇華しているラーメンの数々は、食べ歩く楽しみの幅を広げてくれるはず。これほど変わり種素材を使ったラーメンが楽しめるのは、世界でも日本だけ。ジャパンカルチャーのひとつとしてのラーメンを楽しんでいただきたい。