鶏白湯ラーメン
銀座 篝 本店

東京、鶏白湯ラーメン14選

麻布十番、淡路町、高田馬場、両国、三軒茶屋で味わう鶏スープの滋味

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Time Out Tokyo Editors
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テキスト:メンチャック

近年、すっかり定番の味として都内でも人気店が増えてきた『鶏白湯(パイタン)ラーメン』。一口すすれば深いコクと白濁したスープのとりこになること間違いなしだ。

ここでは、都内14店を厳選。あっさりとしながら鶏脂のうま味、コクが感じられる鶏白湯ラーメンは、たっぷりの鶏コラーゲンや、野菜をふんだんに盛り付けてヘルシーなメニューを展開する店舗も多数ある。牛や豚の臭みが苦手、という人でも親しめるメニューが多いので、ぜひ近くの名店に足を運んでもらいたい。

※価格などは変更している可能性がある、訪れる前に公式ウェブサイトなどを要確認

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  • 麻布十番

あおさのりと鶏白湯のハーモニー

麻布十番駅周辺の雰囲気に溶け込んだ、ラーメン屋には似つかわしくないバーのような外観と内装の店。 156と書いて「ICHIKORO」と読むこの店の看板メニューは、コラーゲン豊富な濃厚鶏白湯(パイタン)スープが特徴の『純鶏そば』(830円)。九州産の鶏ガラと新鮮な野菜を6時間以上炊き込んだスープは濃厚なうま味とさっぱりした後味が上品なおいしさだ。特に人気の『純鶏あおさそば』は、鶏白湯にあおさのりがトッピングされており、磯の香りと鶏白湯のうま味が重なり合った極上の一杯に仕上がっている。 そのほか、つけそば、坦々麺、まぜそば、つまみメニューやアルコールも充実しており、営業時間も28時まで遅くまで開いているため、ラーメンバーとしても楽しめる店だ。

  • レストラン
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  • 高田馬場

味変は甘返しショウガで

高田馬場駅から徒歩3分ほどの、自家製麺の鶏ダシのラーメンを提供している店。鶏だけで炊き上げ、上品でさっぱりとした後口が魅力の『鶏そば』(730円から)、鶏のうま味を最大限引き出し、濃厚でとろりとした白湯スープに仕上げた『濃厚鶏そば』(800円から)、鶏スープに野菜の旨みを加えた濃厚白湯につけて食べる『つけそば』(750円から)の3つのメニューが基本だ。辛味が楽しめる自家製ラー油や、甘い後味を加えられる甘返しショウガなど、それぞれのメニューに合った薬味が卓上に用意され、味の変化も楽しめるようになっている。味の濃さは好みに合わせて注文可能、サイドメニューや、つけそばのシメ『鶏蚤湯』もおすすめ。

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  • 浜松町
  • 価格 1/4

鶏のうま味が詰まったポタージュ

表通りから1本入った路地に建つラーメン専門店、鶏ポタ ラーメン サンク(THANK)。化学調味料を使わず鶏と野菜で作ったポタージュスープが特徴のラーメンを提供している同店、お昼時には行列ができるほどの人気ぶりだ。自慢のポタージュスープは、さらさらとした食感の“さらり”、適度なとろみがある“とろり”、どっしりとした“ぽてり”の3種類を用意。まったくといっていいほど刺激のないこのスープは、鶏白湯と数種類の野菜をじっくり煮込み、ダシを加えたもので、一口含むと繊細なうま味が徐々に広がっていく。 こちらもこだわりのチャーシューは、手羽先をしょうゆベースのたれにつけ、スチームオーブンでこんがりと焼いたもの。さっぱりとしたスープにジューシーな手羽先がよく合う。万が一、この上品な味に物足りなさを感じたなら、卓上にあるカレースパイスで味の変化を楽しんでほしい。ラーメンだけでなく、鶏ポタつけ麺も提供している。

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  • ラーメン
  • 恵比寿
  • 価格 1/4

無化調にこだわった鶏白湯

「化学調味料を使用せず、国産食材にこだわった身体に優しいラーメン」をテーマとした、恵比寿駅近くのラーメン屋。看板メニューは、鶏ガラと水だけで作り上げたスープが特徴の『純白湯らぁめん』と、国産の香味野菜を使用した『鶏清湯らぁめん』。『純白湯らぁめん』には、あぶり鶏チャーシューと低温調理された鶏ロースもトッピングされており、鶏肉のうま味が存分に楽しめる一杯となっている。そのほか『純白湯らぁめん』のスープをベースとした『鶏坦湯らぁめん』やサイドメニューなども用意されている。

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  • 淡路町

鳥取産大山鶏を使用、具材もユニークな一品

東京メトロ丸の内線から徒歩3分。オフィスビルが並ぶ一角の地下にある。提供しているのは『鶏白湯そば』(840円)、『にほんいち醤油そば』(840円)。看板メニューでもある『鶏白湯そば』は鳥取県産大山鶏をじっくりと炊き出し、生クリームを使った特製だれのスープが特徴。鶏のうま味が凝縮された濃厚スープがポタージュのようにクリーミーで、洋風な中華そばといった装いの一品は個性的でいてとにかくうまい。具材には肉巻きアスパラガスやポーチドエッグ、揚げ玉ねぎ、ブロッコリーなどが加えられており、スープとの相性も抜群。麺は細麺の自家製麺を使用。人気の鶏白湯ラーメンの店の中でも、自由な発想が詰まった圧倒的な存在感がある一杯だ。

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  • 高田馬場
  • 価格 1/4

中華料理店から生まれた本場の味

副都心線西早稲田駅から徒歩5分、JR山手線高田馬場駅から徒歩8分ほど、馬場口の交差点に位置する、白い外観の店。自由が丘、恵比寿にある中華料理店『蔭山楼』の鶏白湯メニューから派生したラーメン専門店だ。手羽先を長時間煮込み、粘度のあるスープはあっさりとした飲み口ながら甘みやコクが濃厚で、上品なうま味がたっぷり感じられる。麺はスープとの相性も良い中太麺。具材はコショウを降って香り付けされた鶏胸肉、濃厚な黄身の味玉に、玉ねぎやレタスの野菜が乗る。添えられたレモンをかけると、濃厚スープをさっぱりと食べることができる。食後には「プチごはん」が提供され、おじやを楽しむことも。店内の雰囲気も良く、女性だけでも入りやすい店舗だ。

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  • 目黒

鶏白湯の定番

山手線目黒駅西口から徒歩1分、権之助坂方面への下り坂のビル1階にある藤しろ。ここではイタリアン、フレンチを経て、東十条 ほん田で修行した店主が作る、極上の鶏白湯ラーメンが味わえる。大山地鶏を丸ごと使い、鶏ガラ、ローストした牛スジ、子牛の骨と新鮮な野菜を8時間以上煮込んだスープは、濃厚な鶏のうま味とほのかな香ばしさが特徴。かえしはカツオ、コンブなどでだしをとったしょうゆベース。こだわりのスープを受け止めるのは歯ごたえのある中細麺。チャーシューは低温で二度煮込んでおり、柔らかく美味。途中、オリジナルの薬味『生姜レモン』をかけるとさっぱりとした味わいになる。メニューは一番人気の『濃厚鶏白湯ラーメン』(750円)のほかに、心の味食品のもっちりした太麺を使用した『濃厚鶏白湯つけ麺』(770円)もある。

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  • 銀座
  • 価格 1/4

銀座の人気行列店

白湯ラーメンを出す銀座の定番となった店。人気メニューは濃厚でとろみがある鶏スープを使った『鶏白湯SOBA』(1,100円)。麺は中太ストレート。具材も独特で、鶏チャーシュー、アスパラガス、ヤングコーン、青ネギが乗る。トリュフやポルチーニなどの、高級具材を使ったメニューもある。移転したこともあり、値段の上昇にはやや閉口するが、鶏スープを提供する店が増えている中で、他に類を見ない独創性に富んでおり連日行列ができるのもうなける。

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  • 三軒茶屋

三茶で鶏白湯といえば

三軒茶屋でも指折りの名店といわれるラーメン店。鶏白湯のスープをベースにした、あっさりしながらもコクのあるラーメンが人気だ。カウンターのみの狭い店内ながら焼酎や日本酒も楽しむことができる。人気店な上、スープがなくなり次第営業終了となるので、スケジュールと空腹具合に余裕をもっての来店がおすすめだ。

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  • 日暮里
  • 価格 1/4

タヌキの置物が目印

日暮里駅南口を出てすぐ、路地の奥まったところにあるタヌキの置物が目印の店。2階建ての建物は、1階がラーメン屋で2階が居酒屋だ。ラーメンは2階でも出しているため、飲んだ後の締めの一杯に食べる人は多いという。メニューはコクが深くクリーミーな『鶏白湯ラーメン』と、美しく透き通ったスープの『鶏そば』が中心で、カツオだしのきいた『鶏白湯つけ麺』も出している。

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  • 池袋

骨まで溶かした濃厚鶏エキス

池袋東口から徒歩8分。鶏の旨味を最大限まで凝縮させたポタージュのようなスープが売りの鶏ラーメンを提供している店。看板メニューは『白湯らーめん』(760円)。丸鶏、モミジ、鶏ガラ、手羽などの鶏素材を長時間煮込み、骨まで全てを溶け込ませたスープは、鶏エキスが満点で、ドロドロした口当たりだ。具材はスープに負けない味付けがされた鶏チャーシューや少し辛めの鶏そぼろ、メンマ、青ネギ、鶏のマークの焼き印が入った味玉が乗る。中太ストレート麺も濃厚スープに絡み付く。おすすめは濃厚鶏スープの『つけめん』や辛味スープの『赤鶏らーめん』(800円)のほか、毎月の限定メニューも毎回作り込まれており、人気となっている。

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  • 人形町

みそだれに激辛スパイス

地下鉄人形町駅より徒歩5分の路地裏に店を構える、カウンター8席のひっそりとした店。野菜がたっぷり入った、鶏白湯と魚介だしのしょうゆ味の『やまらぁ』(850円)が人気メニュー。濃厚な鶏のうま味と野菜の甘みが混ぜられた、存在感のある一杯になっている。味は塩味、みそ味のメニューもある。また、一部の激辛マニアにも話題の『激からぁ』(1,200円から)を夜限定で提供。みそだれに、海外から取り寄せているという激辛スパイスをたっぷりと混ぜ合わせたスープは見た目も強烈な赤色だ。麺は中太麺で、モヤシ、ネギ、角切りのチャーシューの具材が乗る。辛さは10倍まで選べ、悶絶必至なレベルの辛さの中にも、鶏ガラとみそやニンニクなどのうま味がしっかりと出ている。

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  • 新橋

比内地鶏の鶏白湯

新橋駅より徒歩5分、細い路地に位置したお店。鶏白湯のラーメンを提供している、新橋の人気店だ。メニューはしょうゆ味のきいた『濃厚鶏骨醤油そば』、濃厚な鶏のうま味を凝縮させ『濃厚鶏白湯そば』、比内地鶏を使いあっさり味に仕上げた『比内地鶏の白湯そば』のほか、つけそばなどもそろえる。特に売りとなっている鶏白湯のスープはポタージュのように粘度があり、臭みはなく鶏のうま味を堪能できる。濃厚スープに、姉妹店の焼き鳥店で提供しているという鳥つくねの甘みと玉ねぎの甘みがちょうどいいアクセントを加えている。卓上のすりゴマや黒七味も試したい。

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  • 曙橋

丸鶏とモミジの濃厚スープ

地下鉄曙橋駅から徒歩3分、靖国通り沿いにある店。提供しているのは鶏にこだわったラーメンだ。看板メニューは丸鶏とモミジでとった濃厚スープの『濃厚鶏白湯そば』。10時間以上炊き出した鶏白湯スープに数種類の野菜スープを加え、くどくない鶏の魅力を十分に堪能できる味わいのスープだ。中細麺もスープによく絡む。具材にもこだわりが感じられ、鶏チャーシューのほか焼鳥専門店で提供されるつくねが添えられている。また味玉で使われる卵は、奥久慈の自然の中で健康に育てられた奥久慈卵を使用。とろける黄身の味がスープに合う。ドリンクやおつまみメニューも豊富で、酒処としても使えるだろう。

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東京、二郎インスパイア系ラーメン20選 Text by メンチャック 「ニンニク入れますか?」このコールを聞いただけで、胸が躍る……。 マニアの間では「二郎とはラーメンではなく、二郎という食べ物である」とささやかれるほどで、この味わいに魅せられた人は後を絶たない。二郎とは、ラーメン界で絶対無二の存在なのである。本記事タイトルにある「二郎インスパイア系」とは、二郎のまね事ではなく、二郎に魅せられ、そのロマンごと具現化した店を言う。 とはいえ、昨今ではこうした店があまりにも増え、乱立しすぎた感も否めない。そこで、今回はラーメンハンターが、時間をかけて厳選したいちおしの20軒を紹介。「二郎インスパイア系」の中でも、二郎の味を進化させ、さらに高いクオリティまで昇華させた一杯を味わってほしい。

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