博多水炊きらーめん うかんむり

東京、ベストラーメン2016

魚介、鶏白湯、豚骨、中華そば、ラーメンで振り返る2016年

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Time Out Tokyo Editors
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テキスト:メンチャック

次々に新店がオープンする東京のラーメンシーンのなかで存在感を示すのは至難の技だ。変わった素材で出汁をとったり、異なるジャンルの料理からインスピレーションを得たり、話題になった店は皆趣向を凝らし個性を打ち出している。ここでは、変わり種の魚介系や、新感覚の鶏白湯、原点回帰の中華そばなど、ラーメンハンターがセレクトした注目店20軒を紹介。見逃していた店舗がないか今のうちにチェックしておこう。

真鯛らーめん 麺魚
  • レストラン
  • ラーメン
  • 錦糸町
  • 価格 1/4
店の壁面に描かれた鯛が示すように 錦糸町の麺魚では鯛出汁のラーメンが食べられる。11時からの通し営業をしているが、瞬く間に行列店になったため、夕方には売り切れてしまう。店内には魚の香りが漂い、隣で麺を啜る人が目に入ってもラーメン屋であることを忘れてしまいそうになる。カウンター8席ほどの狭い店には至るところに木彫りの鯛、鯛の盆など鯛グッズが置かれ、期待が高まるが、築地直送の鯛を惜しげもなく使用したスープは、その期待を上回るほどの鯛感。全粒粉の細麺に、桜木でスモークしたチャーシュー、小松菜と、シンプルな構成要素は、上品なのにインパクトがある。チャーシューに乗った柚子のアクセントも良い。『真鯛らーめん雑炊セット』にすれば、薬味の乗った白米をスープに入れシメにできる。ラーメンライスの背徳感を消し去るほどの満足感が得られるだろう。『真鯛らーめん』に鶏白湯を合わせた『濃厚真鯛らーめん』もあるが、こちらはさらに早く売り切れてしまうので注意が必要だ。
  • レストラン
  • ラーメン
  • 阿佐ヶ谷
  • 価格 1/4
南阿佐ケ谷の一笑は豚骨ラーメン専門店だが、店に入っても豚骨ラーメン店に付き物の豚骨臭はほとんどせず、ロックの名盤がかけられた店内は明るく健康的だ。部位ごとに鍋を分けるなど、豚骨の旨味を出すことに徹底的にこだわったスープは、粘度が高く濃厚なのに、驚くほど臭みがない上品なもの。これだけでも必食なのだが、一笑のラーメンの特徴はスープだけにあらず。スープと麺のネギのみの丼には、トッピングとしてチャーシューと野菜が別でつくのだが、このトッピングが8種類から選べるのだ。魚粉の乗ったもの、トマトでイタリアン風になるものなど、どれもスープの味をガラリと変えるインパクトのあるものばかり。せっかくのこだわりのスープがもったいないと思うかもしれないが、ベースに自信があればこそできる芸当とも言える。この店を語れるのは8通りのトッピングを制覇してからだ。
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  • レストラン
  • ラーメン
  • 八王子
  • 価格 1/4
良質なラーメン屋が多く集まる八王子で瞬く間に人気店となったほっこり中華そば もつけ。麺は自家製で、国産小麦の「春よ来い」などを使用した卵麺。『中華そば』の麺は中太の平打ちでコシがある。鶏をベースに乾物を加えた無添加のスープは、シンプルだが、旨味がしっかりと感じられ物足りないということは一切ないだろう。ワンタン、鰹節のタルタルが乗ったライスなどのトッピングやサイドメニューも魅力的。胡麻ペースト、ラー油から自家製の、こだわりの『担々麺』も『中華そば』を凌ぐほどの人気がある。さらに店主の好奇心は止まることがなく、趣向を凝らした限定メニューも次々に登場。これを目当てに訪れる常連客も多い。都心から遠くとも足を運ぶ価値がある一軒だ。
  • レストラン
  • ラーメン
  • 阿佐ヶ谷
  • 価格 1/4
白い暖簾に小さく入った店名、簡素な店構え、阿佐ヶ谷のいろはやは、多くのラーメン屋が次々に誕生する東京ではあまりに控えめだ。場所も決してアクセスが良いとは言えない。出される『中華そば』も「の」の字のなるとが示すように昔ながらのシンプルなものだ。しかしシンプルだからこそごまかしも効かない。細めのストレート麺は自家製だし、鶏と椎茸などの出汁が出たスープは、ほんのり甘くほっとする味わい。豚のモモ肉とバラ肉2種類のチャーシュー、クセのないメンマなど、強い主張はないものの食べ進めるうちに心を掴まれてしまう。オープンから日が浅いのにもかかわらず物珍しさ、目新しさで来る客というよりも常連客が多く、年配の客も目立つ。誰にでも勧められる一杯と言えるだろう。
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  • レストラン
  • 日本料理
  • 六本木
西麻布にある人気創作割烹、日本料理ふるけんの古川弘英が手がける、夜は居酒屋としての顔も持つ「吞めるラーメン店」。美しい器に盛られたラーメンは上品なルックスながら、決して退屈させられることはない。鶏と鰹ベースのスープに存在感のある中太麺を合わせており、2種類乗ったチャーシューは単品で食べたくなるほどの完成度。オープン時は『しょう油ラーメン』、『塩ラーメン』の2種類のみだったが、『煮干し醤油ラーメン』『つけ麺』と増え、それぞれ味も改良し変化し続けている。トッピングの『煮玉子』、『ワンタン』ラーメン屋のサイドメニューとしては少々違和感のある『煮穴子丼』(500円)もぜひ食べてほしい一品だ。
  • レストラン
  • ラーメン
  • 江東区
  • 価格 1/4

東陽町駅近くに店を構える同店は、ミシュランビブグルマンを獲得している店の2号店だ。名物の『麻婆まぜそば』は、独自に開発された麻婆餡に3種類の唐辛子の辛み、そして山椒がピリッと効いた一杯となっている。もし、辛さが足りないという人は若いファージャオから取られる青山椒を追加しよう。この青山椒がなかなか威力を持っており、これを振りかけると口がピリピリとしたり、舌がじわじわと痺れてきたり、だんだん汗が噴き出してきたりと本格的な辛さがやって来る。反対に、ラー油や山椒を控えめ、抜きにすることもできるので、辛いものが得意でない人はあらかじめ店員に一声伝えておくことをおすすめする。また、『麻婆まぜそば』に負けない人気を誇る『味玉入り塩らぁめん』は3種の塩をブレンドしたタレが用いられた優しい味わい。味玉の茹で具合が抜群なので、『塩らぁめん』をチョイスする際は味玉入りがマストである。

 
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  • レストラン
  • ラーメン
  • 浅草

2016年2月、蔵前駅近くにオープンしたらーめん改は、ラーメン屋の少ないこのエリアに新風を吹かせたと言っても良いだろう。ここで味わうべきは『貝塩ラーメン』。アサリをベースに、ムール貝などの数種類の貝で出汁がとられており、貝の旨味がぎゅっと凝縮されたスープは、少々の罪悪感を感じつつも最後の一滴までどうしても飲み干さずにはいられない味わいだ。また、筍やワカメ、三つ葉と、和の要素を感じられるトッピングもスープとの相性が良く、丁寧さ、上品さ、優しさが身体にすっと染み渡る至極の一杯である。もし、まだ胃袋に余裕があるならば、貝の香味油の絡んだ麺にミンチチャーシューがトッピングされた『貝油の和えそば』まで食べ尽くして帰ろう。麺は『貝塩ラーメン』よりも細くて固く、塩っ気も強い和えそばは、ジャンキーさの部分で物足りなさを感じた人には最高のシメと言えるだろう。

 
神田とりそば なな蓮
  • レストラン
  • ラーメン
  • 神田
  • 価格 1/4
JR神田駅から徒歩2分、路地裏の隠れ家的な立地に位置する、上品な和モダンな内装の店。日本橋の名店、製麺庵 なな蓮の2号店としてオープンし、店名の通り「鳥」をコンセプトにしたラーメンを提供している。人気店も多い鶏白湯のさらに一歩奥を行く、鴨をしっかりと炊き上げた鴨白湯の『鴨の濃い出汁そば』(850円)や、鶏と魚介のダブルスープを塩ダレで仕上げた、シンプルでいて奥深い『とりそば 塩』(800円)などのメニューがある。麺は複数の小麦を使った打ちたての縮れ麺。無化調のスープは、塩はシンプルで優しく、醤油はしっかりと出汁をとった一杯、鴨白湯は濃度が絶妙な極上のスープに仕上がっている。鴨、鶏、豚のチャーシューやトッピングの味玉も丁寧に仕上げられており、それぞれのラーメンのアクセントになっている。サイドメニューの焼き鳥も絶品。
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  • レストラン
  • ラーメン
  • 多摩
  • 価格 1/4

味噌マニアの店主が、全国の味噌から7種類の味噌を独自配合して作ったという『味噌ヌードル』は、味噌の濃厚さのなかに魚介系の風味も感じられる奥深い味わいで味噌ラーメン好き必見の一杯だ。水分の少ないどろっとしたスープと、トマトとワインで味付けされたひき肉やパプリカ、刻まれた玉ねぎなど、どことなくイタリアンを感じられる個性的なトッピングが特徴。また、『味噌ヌードル』のシメとして絶対に欠かせないのが替え玉だ。替え玉といっても決して侮れず、水分が赤ワインとトマトから取られたものだけだという贅沢なスープに入って出てくる替え玉は、これ自体をメニュー化してほしいという声も上がるほど手の込んだメニューである。また、同じくらい人気のある『丸鷄中華そば』も一切の無駄がない完成度の高さだ。2016年、群を抜いてクオリティの高い一杯を提供する店が聖蹟桜ケ丘に誕生した。

味噌麺処 楓
  • レストラン
  • ラーメン
  • 荻窪
JR荻窪駅から徒歩10分、青梅街道沿いに位置する、黒と赤の看板が目印の店。中野野方の味噌の名店麺処 花道のセカンドブランドとしてオープンし、早速人気店となっている。提供されるのは、『味噌ラーメン』(800円)、辛さを加えた『辛味噌ラーメン』(820円)、スープなしの『あえめん』(820円~)。味噌スープは動物系(豚足やもみじ)をしっかりと炊き上げ、濃度と粘度を高めた一杯で、濃厚だが食べ口は想像以上にマイルドで爽やかさがあり、万人に受ける味になっている。札幌から仕入れている西山製麺の麺もこのスープによく絡み合い、力強い食感に。具材はニラやモヤシを中華鍋でしっかりと炒めており、シャキシャキの食感。野菜の上に、この店オリジナルのペースト状になった、生姜あんがかけられている。力強い濃さを持ちながらも、女性も食べやすい、美味しい味噌ラーメンが堪能できる。
  • レストラン
  • ラーメン
  • 大久保
  • 価格 1/4
大久保駅から線路沿いにほど近い麺屋 悠は、店に入るとチャーシューを炙る香ばしい匂いが漂う。券売機上部にある『支那そば』ももちろんおすすめなのだが、まずは人気の『味噌そば』を食べてみてほしい。スープは支那そばのスープをベースに、徳島の御膳味噌を中心に数種類をブレンド。揚げネギが浮かんだその見た目から濃厚そうな印象を受けるが、スープを飲んでみるとじんわりと身体に染み渡るような優しい味わい。細めの麺はスープをしっかりと持ち上げ、あわせて楽しめる。トッピング付きを選ぶならば『味噌肉ワンタンメン』をぜひ。肉がたっぷり詰まったワンタンは食べ応えがあり、生姜の香りが味噌ともよく合う。小さな店だがゆったりとしたカウンターテーブルで落ち着いて食事が出来るだろう。
銀座 風見
  • レストラン
  • ラーメン
  • 銀座
  • 価格 1/4
地下鉄銀座駅から徒歩4分、コリドー街から少し路地裏に入ったところにある、まるで料亭のような端正な佇まいの店舗。この店舗では、酒粕をフィーチャーし、コクと香りを堪能できる『酒粕濃厚そば』(980円)というオリジナリティ溢れる一杯が味わえる。スープは鶏、豚、あさり、牡蠣に、京都伏見から酒粕を混ぜ合わせた無化調のミックススープ。麺は細麺でこちらも京都から仕入れ、歯応えも絶妙なロースのチャーシューに、焼き目を入れた油揚げ、ネギ、ほうれん草、味玉が添えられている。どの素材も丁寧に調理され、香りも含めて抜群の美味しさ。また、別皿で添えられる青トウガラシ、生姜のトッピングを混ぜ合わせることで、味の変化も楽しめる。卓上の柚子胡椒、一味、山椒の調味料でもちょっとしたアクセントをつけられる。酒粕そば以外の塩、醤油もレベルが高い。わざわざ訪れたい店。
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中華そば きび
  • レストラン
  • ラーメン
  • 明大前
  • 価格 1/4
明大前駅より徒歩2分、提灯がぶら下がった入口が目印の店舗。都内に数店舗を構えるきびグループが新たに明大前に出店。伝統的な支那そばのスタイルの『中華そば』(700円)、伝統的なつけ麺スタイルの『つけそば』(800円)、どちらも王道スタイルながらも随所に現代風なカスタマイズがされた一杯で、とにかくシンプルに美味い一杯。中華そばはシンプルさのなかに味わい深さがあり、飽きのこない仕上がり。中太の縮れ麺、ホロホロのチャーシューも含めて、素晴らしい出来。つけそばは甘み、辛みに、酸味の効いた昔ながらのつけそば。麺の絡み方、スープのキレもよく、バランスがいい。万人受けする王道なスタイルで、期待を裏切らない一杯。ぜひ何度も通いたい店。
麺屋 ねむ瑠
  • レストラン
  • ラーメン
  • 本郷
  • 価格 1/4
新店を追うだけでも大変なほどの東京のラーメンシーン、美味い店は次々に生まれるが、驚きを与えてくれる店というのはそう多くない。本郷のねむ瑠はカテゴリーとしては、東京の王道とも言える動物×魚介スープに属するのだが、その「魚介」のメインがなんとイカの煮干しなのだ。『濃厚烏賊煮干中華そば』は、たっぷりの旨味にほんのり苦味を感じるイカに、動物スープは鷄白湯をベースにしたその名の通り濃厚な一杯。低加水の麺は歯切れよく、麺をしっかり絡める。トッピングの三つ葉、カイワレ、玉ねぎ、レアのチャーシューもさっぱりとしていて、バランスも良い。味に感動したら多少無理してでも頼みたいのが替え玉。あらかじめ味付けがされており、そのままでもまぜそばのように食べられるし、卓上のイカの魚醤や山椒風味のオリーブオイルなどをかけて味の変化も楽しめる。スープに投入する麺を残す冷静さを失わず堪能したい。
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中華そば専門 はつがい商店
  • レストラン
  • ラーメン
  • 練馬
  • 価格 1/4
朝霞にある人気店「中華蕎麦 瑞山」の支店としてオープンしたはつがい商店の一押しは、本店では食べられない鶏白湯だ。濃厚で粘度の高いものほどもてはやされる傾向にある鶏白湯に異を唱えるように、この店のスープはさらりとしていて、意外なほどすっきり。タレにはホタテと昆布を使用しており、上に乗せられたレモンスライスも相まってなんとも爽やかな後味なのだ。鶏と豚のチャーシューは低温調理でしっとりとした食感でスープによく合うし、ごぼうなどのトッピングもユニークで飽きがこない。 締めが欲しいという人は『特製鷄白湯そば』を頼もう。焦がしチーズが乗った『チーズ飯』が付いて来るので、スープに浸しながら食べればコクと香ばしさが加わり最後の一滴まで楽しむことができるだろう。
博多水炊きらーめん うかんむり
  • レストラン
  • ラーメン
  • 練馬
  • 価格 1/4
博多のラーメンといえば豚骨だが、うかんむりで食べられるのは水炊きの製法を用いた『博多水炊きらーめん』。豚骨や魚節を使用せずに仕上げた無添加のスープは、クリーミーな口当たりながら、後味はさっぱりとしていて濃厚な鷄白湯とは異なる鷄スープの可能性を示してくれる。きくらげやたっぷりのネギ、替え玉もできる低加水の細麺など、スープ以外の要素が博多豚骨風なのも面白い。トッピングの肉ももちろん鷄。柚子の香るつくね、皮が香ばしいモモ、しっとりと柔らかいムネと3種類乗り、どれも単品でも成立するほどの完成度で、一杯のラーメンの中に鷄の魅力がぎっしり詰まっている。半熟加減が絶妙な煮卵、香ばしい焼豚も美味いので欲張って『よくばりセット』にしてみても良いだろう。
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  • レストラン
  • ラーメン
  • 新宿二丁目
  • 価格 1/4
東京に新たにオープンする店のなかには、豚骨ラーメンを主軸とした店も多いが、独自性を打ち出したものが多く、正統派の博多風は意外と少ない。新宿御苑の博多 一瑞亭では、店名に冠された通り博多出身の店主による本格的な豚骨ラーメンが食べられる。店の前を通ると、豚骨好きなら思わず吸い寄せられてしまうような、独特の香りが漂う。店内は広々と落ち着いた空間づくりで、女性ひとりの客の姿も目立つ。茶色がかったスープは、強火で長時間かけ炊き上げた豚骨に魚介のタレを合わせたもので、クリーミーでパンチがある。卓上に並ぶ豚骨ラーメンの必需品とも言える薬味たちは、真っ赤な紅生姜ではない自然な色の生姜や、しっかりと辛い辛子高菜など、ひとつひとつから博多のプライドを感じる。替え玉はすべきか?もちろん頼もう。
  • レストラン
  • ラーメン
  • 六本木
  • 価格 1/4
地下鉄六本木駅から徒歩3分、六本木ミッドタウンの裏路地にあるモダンでスタイリッシュな内装の店舗。福岡にある玄瑛が六本木に出店。ブランド豚である、イベリコ豚に焦点を当てた一杯を提供している。メニューは『XO醤薫イベリコ豚の玄瑛流ラーメン』(920円)が看板メニュー。抑えめの濃度の豚骨スープには、ホタテや海老などの風味のXO醤が混ざり合い重厚感がある。こだわりの麺はしっかりと寝かせた熟成麺で、焼き上げられたイベリコ豚のチャーシューも歯応えもある贅沢な味わい。こだわりの食材が揃った満足感の高い一杯に仕上がっている。
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志奈そば 田なか セカンド
  • レストラン
  • ラーメン
  • 秋葉原
  • 価格 1/4

志奈そば 田なか Secondは、アンチョビや伊勢海老、デュラムセモリナ粉など、スープや麺に使用する素材のユニークさに定評のある店だ。なかでも注目してほしいのが、パスタ麺によく使用されているデュラムセモリナ粉入りのオリジナル麺。つるんとした上質な舌触りが特徴で、一口啜れば、きっとその感動を味わうことができるだろう。また、この麺が使用されている『アジ煮干し塩中華そば』のシンプルなスープとの相性も抜群だ。メニューによって違う麺が使用されているので、スープや食材と同じくらいに麺自体の素材感も楽しんでみてほしい。

BASSO
  • レストラン
  • ラーメン
  • 神楽坂
  • 価格 1/4
池袋の人気店BASSOドリルマンが中華そば しながわに続き手がける3号店。ガラス貼りの開放的な店舗は一見するとカフェのようだが、提供されるラーメンは硬派なものだ。カウンターに座れば、丁寧かつ手際の良い仕事ぶりを見ながら完成を待つことができる。『中華そば』は、なるとが乗り端正なルックス。スープは油多めで醤油も効き、濃いめのパンチのある仕上がりではあるが、たっぷりのネギが乗りしつこ過ぎるということはない。本店同様こだわりの麺はつるっと喉越しが良く、並盛り、中盛りが選択可能なのも麺好きには嬉しい。肩ロース、バラ2種類のチャーシューのバランスも良い。メニューはほかに、苦味が心地よい『煮干しそば』に、酸味の効いた『つけそば』もおすすめなので、現在は昼の営業のみだが、頑張って通ってみてほしい。
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