博多ラーメン琉
Photo: メンチャック
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東京、本当においしい豚骨ラーメン20選

足立から東久留米まで、うまみたっぷりスープが後をひく店をアップデート

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テキスト:メンチャック

かつてのラーメンブームの原点ともいえる、豚骨ラーメン。豚の骨髄を徹底的に煮込んで完成するそのスープの世界は店それぞれに癖のある個性的な味わいと多彩なバリエーションを誇り、ラーメンの定番メニューの一つとなった。

競合店が増えレベルもさらに上がりつつある中、今一度豚骨ラーメンに注目。本場の九州から東京オリジナルのものまで、都内で食べられる「本当においしい」豚骨ラーメン店を紹介する。

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  • 足立区

足立区一ツ家、環七通りの近くにあるラーメン店。2025年8月に同エリア内で移転した。都内屈指の豚骨ラーメンの人気店であり、王道の「博多長浜ラーメン」を提供している。豚のゲンコツ・カシラ・足・背脂を3日間煮込んで作ったスープは、こくのあるクリーミーな味わいが濃厚だ。

定番メニューの「らーめん」(900円、以下全て税込み)は、チャーシュー・キクラゲ・刻みネギ・のりとシンプルな長浜ラーメンらしい具材が添えられている。チャーシューは2時間、釜でいぶした豚バラ肉を用い、さっぱりとした味わいを作り上げた。また、トッピングの自家製味噌を使う「赤オニ(辛子ひき肉)」(250円)は、ピリッとした辛みが食欲を倍加させる。

小麦の香りが豊かな細麺にスープと具材が絡み、間違いのない一杯が楽しめるだろう。

  • 板橋区

中板橋の川越街道沿いにある豚骨ラーメン店。メニューは「とんこつラーメン」(950円)と「限定ラーメン」が数種類ある。

「とんこつラーメン」は全粒粉が混ぜ込まれた低加水のストレート細麺に、チャーシュー2種類・太メンマ・白ネギ・青ネギ・岩のりというトッピングが乗る。ボリュームに対してリーズナブルな価格設定が魅力的だ。

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  • ラーメン
  • 赤坂

赤坂のオフィス街で根強い人気を誇る「博多ラーメン和(かず)」。オリジナルの製法で抽出した濃厚な豚骨スープが特徴の「ラーメン」(1,050円~)を、スタンダードのメニューとして提供する。

スープは豚と水だけから作られ、豚の頭から爪先まで余すことなく使用。豚骨ラーメンのスープには、新鮮な骨と水でスープを炊き、その日の分を使い切る「取り切り」と、継ぎ足してきたスープの釜に新しいスープや骨を足しながら炊き続ける「呼び戻し」の製法がある。同店はこの2つをハイブリッドし、濃度の異なるスープを抱き合わせて追い炊きし、さまざまな過程と時間をかけてスープを完成させている。

店内には当日のスープ濃度が示されており、通常10%程度といわれる濃度に比べて豚骨の濃度が高いのが分かる。確かに豚骨の強いうまみはあるものの、決してくどくはなく、食べやすい一杯に仕上げているのが人気店たるゆえんだろう。

替え玉は1玉サービスで、ニンニクや紅ショウガに加えて、「やみつきモヤシ」などの卓上トッピングも充実している。

  • ラーメン
  • 人形町

水天宮駅から徒歩3分の場所に建つ博多ラーメン店「博多ラーメン しばらく 日本橋店」。本店は福岡の西新(にしじん)にあり、1953年に名物屋台から生まれた。

店内で36時間炊き上げるという豚骨スープはクリーミーな白濁色で、こくがあるのに意外にもあっさりとしたおいしさが口内に広がる。麺は、福岡県朝倉産の小麦をベースにした厳選素材で作るストレート細麺。もちろん麺の固さを選べて、店の薦めは固めだ。

「大判ワンタンメン」(1,400円)は、レギュラートッピングの青ネギとキクラゲに加えて、食べ応え抜群の大判のチャーシューと、とろける食感のワンタンが乗る。

1階はカウンター席のみだが、2階にはテーブル席がある。ビールや各種サワーなどの酒に加えて、「博多風おでん」「水ワンタン」「水炊きコース」などのメニューも揃う。居酒屋としても利用でき、締めの博多ラーメンまで楽しめるのだから言うことはない。

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  • ラーメン
  • 祐天寺

博多郷土料理店だった祐天寺の「博多ダイナー琉(りゅう)」が、2022年に大宰府ラーメンを提供する「博多ラーメン琉」へとリニューアルした。

 看板メニューの「太宰府ラーメン」(1,000円)は、豚肉と骨・脂のうまみが詰まった、少し甘めの豚骨スープが特徴だ。少しだけ粘度のあるスープが細麺にしっかりと絡みつく。濃厚ながらもさっぱりとしした味わいで箸が進む。

具材は、キクラゲ・青ネギ・少しあぶられたチャーシューが乗る。トッピングで、味玉・卵黄・焦がしニンニク・高菜などが追加できる。

そのほかのメニューに、コチュジャンと味噌を合わせたれにスープの素であるかえしに、韓国唐辛子と煮干しを風味をきかせた「辛ニラにぼ豚骨ラーメン」(1,300円)などがある。

  • ラーメン
  • 新橋

内幸町駅から2分ほど歩いた、新橋と虎ノ門の中ほどに位置するラーメン店「豚骨ラーメン くるめや」。2014年に開業してから根強い人気を誇り、久留米スタイルの豚骨ラーメンとチャーハンが看板メニューだ。

「豚骨ラーメン(並)」(900円)は、豚骨臭はやや控えめながら、濃厚でこくのあるクリーミーなスープが絶品で、ストレートの細麺とマッチする。レギュラーで青ネギ・のり・ゆで卵・チャーシューが乗り、卓上のトッピングを加えて「味変」も楽しめる。中でも紅ショウガがお勧めだ。

また人気のセットメニューは、久留米の焼飯スタイルのチャーハンが付く「豚骨ラーメン 焼飯セット」(1.200円)。ラードのコクと香ばしいほどよい焦げはラーメンとも相性抜群で、残ったスープを少しかけて食べるのもいいだろう。

酒類やつまみメニューもあるため、軽く晩酌するにもぴったりの店だ。

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  • ラーメン
  • 渋谷

渋谷を六本木通り沿いに上がった場所にある豚骨ラーメン店「ラーメン凪 豚王」。青山学院裏手の「青山蜂」「RED BAR」で遊ぶ人には馴染みの店だろう。

濃厚な豚骨スープが売りだけあって、足下が油でぬめっとしているのだが、そこはご愛嬌。ノーマルな「黄」から「赤」「翠」、そして黒油によるスープの色も濃厚さを物語る「黒」まで、気分に合わせて4種類の豚骨ラーメンが楽しめる。

  • ラーメン
  • 西麻布
  • お勧め

西麻布交差点近くに位置するラーメン店「博多麺房 赤のれん 西麻布本店」。創業1946年の本格的博多ラーメンの店として、関東に上陸した1号店である。

平打ち細麺に醤油仕立ての白濁豚骨スープの「らぁめん」は、本場のさっぱりとした味わいと深みのあるだしで、思わず「替玉めん」したくなるはず。朝5時まで営業しているのもうれしい。

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  • ラーメン
  • 多摩地域

東久留米のラーメン店「とんこつラーメン男盛 東久留米本店」。2023年に現在の場所に移転し、メニューは、「二郎インスパイア系」と長浜系豚骨ラーメンの2枚看板だ。

「とんこつラーメン」(1,020円~)は豚ガシラとゲンコツからとった高濃度な豚骨スープが特徴で、豚骨の香りとうまみが存分に堪能できる。粘度があり、小麦が薫る細麺にしっかりとまとわりつく。具材は青ネギやキクラゲ、のりに加えて、ほろほろとした食感の厚みがある肩ロースのチャーシューが乗る。

大判の燻製(くんせい)のチャーシューがたっぷりと付く「とんこつチャーシュー麺」(1,300円)も、お勧めしたい。 「二郎系ラーメン」(1,180円)は、土台の豚骨スープがしっかりとした二郎インスパイア系の一杯で、満足度が高い。厚みのある豚チャーシューに脂もしっかり乗って、破壊力と味わい深さを兼ね備えている。2枚看板ともに、隙がない店だ。

  • ラーメン
  • 阿佐ヶ谷
  • 価格 1/4

南阿佐ケ谷の「麺処一笑」は豚骨ラーメン専門店だが、店に入っても豚骨臭はほとんどせず、ロックの名盤がかかり、明るく健康的だ。部位ごとに鍋を分けるなど、豚骨のうまみを出すことに徹底的にこだわったスープで、粘度が高く濃厚なのに、驚くほど臭みがなく上品である。

これだけでも必食だが、同店のラーメンの特徴はスープだけにあらず。スープと麺のネギのみの丼にトッピングとしてチャーシューと野菜が別でつくのだが、このトッピングが8種類から選べるのだ。

激辛やすっぱいもの、トマトでイタリアン風になるものなど、どれもスープの味をガラリと変えるインパクトがある。せっかくのこだわりのスープがもったいないと思うかもしれないが、ベースに自信があればこそできる芸当とも言える。この店を語れるのは、8通りのトッピングを制覇してからだろう。

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  • ラーメン
  • 高円寺

博多の屋台出身者が作る、行列必至の豚骨ラーメン店「ラーメン健太」。オープン当初は「ラーメン居酒屋」だったが、店主が福岡ラーメンの名店「駒や」で修行し、2021年3月にラーメン専門店にリニューアルオープンした。

店に入る前から強烈な豚骨の香りが漂う、本場さながらのたたずまいだ。以前よりも臭みとうまみが格段にパワーアップしており、スープがさらっとした「シャバ系豚骨」は、店主が昔から福岡で慣れ親しんできた一杯を再現している。

  • ラーメン
  • 銀座

GINZA SIX」の6階にあるラーメン店「銀座月や」。福岡・中須にある人気店「豚そば月や本店」のメニューを東京で提供する。広尾にあった店が閉店し、2023年に銀座でオープンした。

定番メニューは、豚骨の概念を突き崩す透き通ったスープが特徴の「クリア豚骨」(1,320円)。本店の「豚そば」を食材から見直し、銀座でしか食べられないラーメンに仕上げたという。透き通ったスープは一見するとあっさりしているように見えるが、スープにはうまみが凝縮されている。シンプルな具材とともに、麺とスープだけでも満足度が高い。

ラーメンのほか、同店オリジナルのタラコを使った博多らしいご飯ものや、福岡の名店から取り寄せたメニュー、各種アルコールも取り揃える。施設に合わせた落ち着いた雰囲気の店内で、福岡県産にこだわった器に盛られた一品料理や酒を楽しみたい。

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  • ラーメン
  • 方南町

2018年にオープンした「濃厚ラーメンかなや」。環七通り沿いにあり、方南町駅から1分ほど歩いて到着する。看板メニューは、「家系ラーメン」と九州豚骨ラーメンの良いところをミックスした「濃厚ラーメン」(1,000円~)だ。濃厚な豚骨スープながら、臭みが控えめでくどくない。

麺は、細麺と太麺を好みによって選べるスタイルだ。トッピングは、九条ネギやキクラゲが乗る。もう一つの人気メニューは、熊本ラーメンを感じさせるマー油がきいた「濃厚ラーメン黒」(1,100円~)。そのほか、魚介の風味を加えた「濃厚お魚豚骨ラーメン」やうまみと辛さが絶妙の「濃厚台湾ラーメン」「台湾まぜそば」なども提供している。

全国を食べ歩いたという、店主のアイデアが詰まったメニューを味わってみては。

  • 多摩地域

西武新宿線の田無駅から10分ほど歩いたロードサイドにある「ラーメンくれは」。超濃厚な豚骨ラーメンが看板メニューだ。スープは濃厚で粘度が高いが、脂分はほぼない。豚骨のうまみがぎゅっと凝縮されており、滑らかなポタージュスープのように飲める。

自家製麺の細麺はしっかりとした存在感があり、スープとの相性が抜群である。具材も手が込んでいて、豚バラのチャーシューや揚げニンニクが味の引き立て役になっている。味玉も甘みを感じられて丁寧な味わい。一つ一つが作り込まれた、ハイクオリティーな豚骨ラーメンが堪能できる。「限定ラーメン」も、試してみたい。

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  • 高円寺

東高円寺駅から商店街を通り抜け、ニコニコロードと大久保通りの交差点にある「博多ラーメン ばりこて 東高円寺店」。スープは、100%豚骨のみを使用。16時間かけて丁寧に煮込んで仕上げている。

店名の通り、「ばりこて(博多弁ですごくこってりの意味)」と思いきや、臭みや脂っこさがなく、さっぱりとした味わいが特徴だ。博多から取り寄せた細麺とよく絡む。豚骨の独特の臭みや脂っこさが苦手な人でも、おいしく食べられるだろう。

  • 足立区

長浜ラーメンで評判の「博多 長浜らーめん いっき」。都営日暮里・舎人ライナーの谷在家(やざいけ)駅から徒歩15分ほどで到着する。豚のゲンコツやカシラ、足を2日間煮込んだ、まろやかな味わいの豚骨スープが人気の理由だ。

小麦の香りがしっかりと感じられる麺は福岡から取り寄せたもので、ゆで加減を7段階から選べるこだわりよう。注文する人が多い「ちゃーしゅーめん」は、厚切りの豚肩ロース肉とキクラゲをトッピングし、シンプルながらも正統派の長浜ラーメンが味わえる。

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  • 錦糸町

錦糸町駅と両国駅の中間に位置する豚骨ラーメン店「よかろうもん」。人気メニューの「ラーメン」は、低加水の細麺を使用。豚骨のみを使った白湯スープは濃厚なもので、豚骨のうまみを強く感じられる一杯だ。

ラーメンも良いが、お薦めはたっぷりの青ネギが入った「ネギラーメン」だ。濃いめの味付けのスープとサッパリしたネギが絶妙な組み合わせで替え玉が進む。

  • 神泉

神泉交差点から松濤方向に2分ほど歩いたあたりにあるラーメン店「麺の坊 砦」。「うなぎ いちのや」のすぐ隣にある。店主は、「一風堂」で1987年から13年間修行を積んだ豚骨ラーメンのエキスパートであり、濃厚豚骨スープ好きには、ぜひ足を延ばしてほしい。

豚骨だけを原形がなくなるまで20時間丁寧に煮込んだスープは臭みがなく、うまみが凝縮されてクリーミーそのもの。博多豚骨ラーメンの神髄といえるだろう。自家製の超極細ストレート麺も、卓上にある高菜・紅ショウガ・ニンニクなどをトッピングしながら替玉は必至だ。

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  • ラーメン
  • 杉並区

西武新宿線の下井草駅から8分ほど歩くと到着する、新青梅街道沿いにある「御天(ごてん) 井草本店」。博多ラーメン店としてだけでなく、「ラーメン居酒屋」としても長らく地元に愛されている店だ。

店内には豚骨の香りが立ち込め、豚骨のうまみが凝縮した「ラーメン」(900円)をすすっていると、本場の博多でラーメンを食べている気分になる。

熱々のスープも食欲がそそられる。トッピングも12種類以上と充実しており、自分好みの組み合わせを選べるのもうれしい。また、スープが別のわんで提供される「つけメン」もある。 酒は居酒屋並みのメニューを揃え、つまみも30種類以上のラインアップから楽しめる。

  • ラーメン
  • 大塚

大塚駅からほど近い場所にある「博多長浜ラーメン ぼたん 大塚本店」。「博多長浜らーめん 田中商店」で修行を積んだ店主が営む、昼も夜もにぎわう地元に根付く人気店である。

「ラーメン」(950円~)は、本格的な長浜ラーメンのスタイル。白濁の豚骨スープは脂分少な目でうまみがすっきりと感じられ、モチモチとした細麺によく絡む。とろとろのチャーシューも味わい深い。濃厚ながらもサラリとしているので、女性でも平らげられるだろう。

ランチでももちろん、締めの一杯としてもぴったりだ。 つまみや酒類もあり、「ちょい飲み」にも使える。遅くまで営業しているのもうれしい一軒だ。

こってりとハイカロリーラーメンを探すなら……

  • ラーメン

マニアの間では「二郎とはラーメンではなく、二郎という食べ物である」とささやかれるほどで、この味わいに魅せられた人は後を絶たない。二郎とは、ラーメン界で絶対無二の存在なのである。本記事タイトルの「二郎インスパイア系」とは、二郎のまねごとではなく、二郎に魅せられ、そのロマンごと具現化した店を言う。

とはいえ、昨今ではこうした店があまりにも増え、乱立し過ぎた感も否めない。そこで今回は、ラーメンハンターが、時間をかけて厳選したいちおしの25軒を紹介。「二郎インスパイア系」の中でも、二郎の味を進化させ、さらに高いクオリティーまで昇華させた一杯を味わおう。

家系ラーメンといえば、新杉田にある「吉村家」(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨醤油のスープに、中太のストレート麺、のり、ホウレンソウ、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。

1990年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以降、今やラーメンの定番ジャンルの一つになった。吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に数多くの家系ラーメン店が存在している。その味は中毒性が高く、時折無性に「家系」を食べたくなる衝動に駆られる人も多いはず。

原点の味を追求する店、独自の進化を図る店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で今食べるべき家系ラーメンを紹介する。

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  • ラーメン

諸説あるが、古くは新潟の燕三条が発祥といわれている「背脂系ラーメン」。東京では「ホープ軒」などを元祖として、「背脂チャッチャ系」の愛称(スープにコクを出すために煮込んだ豚の背脂をスープに入れる際に、網で白い背脂を「チャッチャッ」と振りかける動作から、この名前が付いた)で、1980年代から広く親しまれてきた。

2024年現在、東京には「燕三条系」や「背脂チャッチャ系」の系譜をくんだラーメン店に加えて、それらからインスパイアされた進化系ラーメン店が多数ある。ここでは、背脂の見た目のインパクトとは違って、マイルドで甘さのある背脂の魅力を最大限引き出している、15店舗を紹介する。

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