[title]
ビザなしで入国できる国が多ければ多いほど、パスポートは強くなる。ビザの取得なしに渡航が可能な国や地域数を集計した「ヘンリー・パスポート・インデックス」が発表した2023年版のランキングでは、日本が6年連続で1位を獲得している。日本のパスポートの所持者は、ビザなしで世界193カ国を訪問することができるからだ。
その一方で、経済が変動し政治的な同盟関係が再編されると、パスポートの強さも変化する。例えばイギリスのパスポートは、ブレグジットの影響で国際的な力を大きく失ってしまった。
アメリカのノマド・キャピタリストは、どの国のパスポートが保有者に特権を与えるかを調査し、「世界で一番優れたパスポート」をランキング化している。調査対象になったのはビザなしで訪問できる国の数だけでなく、国民の税金や二重国籍の可能性、個人の自由などのデータだ。その結果、アラブ首長国連邦が1位に選出され、2位がルクセンブルク、3位にスイスが選ばれた。
10位までの結果は以下の通り。
1. アラブ首長国連邦
2. ルクセンブルク
3. スイス
4. アイルランド
5. ポルトガル
6. ドイツ
7. チェコ共和国
8. ニュージーランド
9. スウェーデン
10. フィンランド
2022年のランキングでは、アラブ首長国連邦は35位だった。今回首位に急上昇した理由に、外国人が二重国籍を申請できるようになったことや、税制の自由、旅行のしやすさなどが挙げられている。二重国籍が認められていない日本は、オーストラリア、チリ、カナダと並んで38位だった。
ランキングの詳細とレビューは、ノマド・キャピタリストの公式サイトを確認してほしい。
なお、本記事は「These are the world’s best passports to have in 2023」をもとに再編集している。
関連記事
『「50 Top Pizza」がヨーロッパのベストピッツェリアを発表』
『パスポート取得時の費用が実質半額になるキャンペーンが5月15日から開始』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら