「クィアならではの経験は?」「レインボープライド行く?」QUEER VOICE前編

SEX:私の場合 #9 「We are here. We are Queer!」アンケート回答を掲載

編集:
Hisato Hayashi
寄稿::
Honoka Yamasaki
LGBTQ+
Photo: Unsplash
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タイムアウト東京 > LGBTQ+ > SEX:私の場合 > #9 QUEER VOICE前編

We are here. We are Queer!(私たちはここにいる、私たちはクィアだ)

2023年4月22日(土)〜5月7日(日)はプライドウィークの期間。「東京レインボープライド」の開催があり、クィア(*1)やLGBTQ+コミュニティーを支援する企業、アライ(ally=仲間や同盟を語源とし、セクシュアルマイノリティー当事者を支援する人々を指す)の姿を多く目にするだろう。

だが、クィアが存在するのはプライドウィークの2週間だけではない。少数派とされているLGBTQ+は、職場の同僚や友達、家族の中にも多くいる。本記事では、「いない」のではなく「いないこととされている」クィアたちの本音を「QUEER VOICE」 として発表。全国の当事者を対象にアンケートを実施し、17歳から57歳までと幅広い年齢層の41人からの回答を受けた。

前編ではアンケート結果を発表。後編では、日本のクィアシーンで活動する6人の当事者の回答を紹介する。

・自分のジェンダー/セクシュアリティーついて、現在どのように考えている?
・自分のジェンダー/セクシュアリティーに関して、違和感を抱いたことは?
・カミングアウトはした/していない?
・クィアならではの経験をしたことは?
・クィアが安心して過ごせる場所は?
・今年の東京レインボープライドには参加する?
・東京レインボープライドについてどう思う?
・「ハッピープライド」という言葉に関して、どのように感じている?
・東京レインボープライドが始まった約10年前と比べて、今のLGBTQ+シーンはどう変化した?
・好きなクィアコンテンツを教えて

*1「クィア」とは、19世紀の英語圏でゲイを侮辱的に表現する「奇妙な」「変態」といった意味を持つ。当事者が自らをクィアと名乗ることで、開き直った姿勢を示し、ポジティブな言葉として変換された歴史がある。

本記事では、クィアコミュニティーにおける歴史的背景を踏まえた上で、クィアを単なる性的マイノリティーではなく「連帯」という意味合いを含んで示している。また、性的マイノリティーという属性を分かりやすく示すために「LGBTQ+」の単語を使用する場合もある。

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「人生の全ての瞬間がクィアです」私たちの本音―QUEER VOICE後編

自分のジェンダー/セクシュアリティーに関して、違和感を抱いたことは?
Photo: pixabay

自分のジェンダー/セクシュアリティーに関して、違和感を抱いたことは?

ある:24人
ない:13人
未回答:4人

「20代後半にレズビアンを自認するまではずっと違和感がありました。恋愛や結婚の話にはついていけませんでしたが、恋愛に関心がないだけかと思っていました」
(Mi/30歳/会社員/レズビアン)

「性的指向への違和感はほとんどなくなりましたが、どうしてもしぐさや語尾がおかまっぽくなってしまう(ほげる)。小さい頃から直そうと思ってもなかなか消えません。普通に生きていく上では、それが困ります」
(23歳/テレビ局員/ゲイ)

「幼稚園に入るか入らないかくらいの頃から、体が男の子でないことに違和感を感じ初めて以降、ずっと違和感があった」
(佐倉イオリ/39歳/サラリーマン、執筆活動/性自認:男性、性的指向:男性、社会的ジェンダー:女性・ノンバイナリー)

「ない。分からないと感じたことはあるが、違和感とは違った。性別違和はある」
(ライチ/17歳/学生/ノンバイナリー、フィクトロマンティックな部分を持ちつつ3次元の人間も恋愛対象である人、ウーマロマンティック、グレーロマンティック、サピオロマンティック、パンセクシャル)

「過去にはあって、あってはならないことだと思っていたけれど、今はこれが自分と割り切っている」
(はや/24歳/公務員/トランスジェンダー、デミロマンティク、パンセクシュアル)

「私は私でしかないので自分のジェンダーやセクシュアリティーに違和感を抱いたことはないです」
(23歳/事務広報/確証はないがレズビアンでアセクシュアルとデミセクシュアルの間を行き来している)

カミングアウトはした/していない?
Photo: Unsplash

カミングアウトはした/していない?

した:7人
一部の人にした:14人
していない:7人
その他:3人

「カミングアウトした。自由でいたいから」
(ほおずき/57歳/会社員/トランスジェンダー寄りのノンバイナリー、パンセクシュアル)

「身近な人にはカミングアウトしている。聞かれたら嘘は言わないというスタンス。嘘つくのはお互いに面倒くさそうだから」
(布袋太郎/38歳/会社経営/シスゲイ男性、ノンバイナリー?)

「聞かれたら答えるくらいで自分からは話さない。誰とセックスするかくらい、昨日食べたものくらい他人にとってはどうでもいいことだと思うから」
(35歳/社会人/バイセクシュアル女性)

「一部の人にしています。最近、カミングアウトに対する捉え方がポジティブに変わりました。『パートナーをみんなに自慢したい!』という思いが芽生え始め、SNS上にパートナーとの写真をポストすることが増えました。すると、カミングアウトしてなかった友人から『彼女さん? 2人ともすてき!』という感じで連絡をもらうようになったのです。

改めて『僕/私は実はレズビアンです』という形式でカミングアウトするのではなく、『今から私の好きな人を紹介しますよー!!』という形で発信する方が、見る側にとってもノンストレスで受け入れられやすいかもしれないと思っています」
(GAYA/30歳/フリーランス/レズビアン)

「信頼できる友達にはした。言っても関係が崩れない、パートナーとも壁を作らず接してくれそうな人には言ってます。親には言えてないです。

『孫』を楽しみにしている母親を見ていると、母親の気持ちもわかるし、母親のささやかな夢を叶えてあげたいなぁという気持ちになるワタシもいる。今のパートナーと一生続くという可能性もゼロではないし、金銭面を考えると『結婚』できないと不安が多いし、両親の心配事も多いなぁと」
(26歳/フリーランスアーティスト/私は「ワタシ」と考えている)

「両親には自分から。必要だと思ったから。親戚、いとこには、母からアウティング(*2)された。モラルがないなと思ったが、好意的に受け取られたのが不幸中の幸い」
(吉田朱里/43歳/自由業/MtF)

「数人の知り合いのみにしました。家族、会社関係、旧知の友達にはしていません。パートナーと結婚できるなら、堂々とカミングアウトします。それがパートナーを守ることにつながるからです。

ですが、現在、結婚ができるわけでもなく、差別や偏見を持つ方がどこにいるかわからない状態でカミングアウトするのは、反対にパートナーを傷つけかねない」
(たけ/53歳/給食会社の調理/パンセクシュアル)

「してない。反応が怖くてできない」
(38歳/無職/シスジェンダー男性、ゲイ)

*2 性自認、性的指向を本人の了承がなく暴露すること

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クィアならではの経験をしたことは?
Photo: Unsplash

クィアならではの経験をしたことは?

「友人としてパートナーの家族と関わっています」
(Mi/30歳/会社員/レズビアン)

「『セックスってどうしてるの?』と聞かれる。同性の友達にちょっと肩が触れたり、腰に手を回したりしただけで、変な意識をさせてしまう」
(26歳/フリーランスアーティスト/私は「ワタシ」と考えている)

「男性にはほぼ必ず『男役、女役どっち?』と聞かれる」
(35歳/社会人/バイセクシュアル女性)

「30年近く一緒にいた親友にカミングアウトしたら、『裏切られた』とギクシャクした。長く付き合いがあったので、受け入れられないという発言はあまりにショックで、その後疎遠になった」
(エル/49歳/事務職/レズビアン)

「性別が見た目で判断しにくいのか、初対面だと性別を確認されることがある」
(33歳/会社員/ノンバイナリー系トランスジェンダー)

「大学の3年生まで男子学生をして、4年目で女子学生をしたこと」
(はや/24歳/公務員/トランスジェンダー、デミロマンティク、パンセクシュアル)

「今まで人(異性・同性も含めて)と付き合ったことがないので恋愛の話を振られると困るし、自分がどんなアドバイスをしても薄っぺらいのでは?と思う」
(ゆうばりめろん/30歳/会社員/アセクシュアル)

「旅館に泊まりに行った時、仲居さんに何度も『男同士で旅行なんて珍しいですね』と言われたり、ホテルでダブルの部屋を予約した時にチェックインで男性スタッフから、やはり何度も大きな声で『男性お二人、ダブルルームのお部屋のご予約でよろしいですね』と、すぐ横でチェックインしてるお客さんがいるのに確認されました。

どちらも、なんだか悪いことをしているような気持ちになり、楽しみにしていた旅行も暗い気分になりました。

また、パートナーが入院した時にお見舞いに行くと、看護師さんから『どのようなご関係ですか?』と質問され、友人だと答えなければならず、パートナーが生死に関わる時、自分はどうすればいいかを考えさせられました」
(たけ/53歳/給食会社の調理/パンセクシュアル)

クィアが安心して過ごせる場所は?
Photo: Unsplash

クィアが安心して過ごせる場所は?

・新宿二丁目

・グラウンドルールや相手を尊重することを前提とした場所

・自分の家

・東京、性別不詳のままでいられるインターネット上

・セクシュアリティーを受け入れてくれる場所

・同じセクシュアリティーのサークルやコミュニティー

・クィアでフェミニストに囲まれている場所

・ドライブしてる車の中

・ホテルの部屋

・カフェ

・図書館

・お寺

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今年の東京レインボープライドには参加する?
Photo: Unsplash

今年の東京レインボープライドには参加する?

する/する予定/したい:22人
しない/できない:16人
未定:3人

「遠方のため参加できない」
(とーむ/24歳/フリーター/Xジェンダー)

「しないと思います。派手な雰囲気が私には合わなかった」
(23歳/事務広報/確証はないがレズビアンでアセクシュアルとデミセクシュアルの間を行き来している)

「してみたいけど、パートナーと相談が必要です」
(たけ/53歳/給食会社の調理/パンセクシュアル)

「したい。大勢が集まるのは少し苦手だけど」
(22歳/学生/バイセクシュアル)

東京レインボープライドについてどう思う?
プライドパレードのイメージ(Photo: Unsplash)

東京レインボープライドについてどう思う?

「商業主義の香りが強くしますが、現代日本においてそこを通らずにプレゼンスを示すことは難しいと思うので、やむなしかなと」
(Mi/30歳/会社員/レズビアン)

「大き過ぎて、目的が若干見えにくくなってる気がします」
(38歳/無職/シスジェンダー男性、ゲイ)

「見てみたいが、テレビに映るとか、誰かに見られたら……という恐怖がある」
(エル/49歳/事務職/レズビアン)

「ありがたい機会。アライの人たちが盛り上げてくれてるのは心強くもあり、当事者としては悪い意味ではなく、少し近寄り難くもなった(見守る側になった)気がします。見守る側になっていることにはジレンマも感じています」
(布袋太郎/38歳/会社経営/シスゲイ男性、ノンバイナリー?)

「協賛団体が本当に反セクマイ差別の実践をしていることを調べているのか、不信感がある」
(はや/24歳/公務員/トランスジェンダー、デミロマンティク、パンセクシュアル)

「当事者などから、毎年さまざまな問題を指摘されているが、その規模の大きさからマスメディアが取り上げやすい貴重な場だと感じる。一時の流行で終わっていたかもしれないLGBTを、恒常的な社会問題として維持し続ける一因になっていると思う」
(佐倉イオリ/39歳/サラリーマン、執筆活動/性自認:男性、性的指向:男性、社会的ジェンダー:女性・ノンバイナリー)

「みんなが一つの場所に集まって『自分たちはここにいる』と楽しく主張するために、いろんな人が頑張っているのだと思っている。行ったことはないけれど、そういう開かれた場所は自分たちに必要だと思う」
(22歳/学生/バイセクシュアル)

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「ハッピープライド」という言葉に関して、どのように感じている?
Photo: Unsplash

「ハッピープライド」という言葉に関して、どのように感じている?

「お祭りみたいで好き。『自分の日』と感じる」
(ライチ/17歳/学生/ノンバイナリー、フィクトロマンティックな部分を持ちつつ3次元の人間も恋愛対象である人、ウーマロマンティック、グレーロマンティック、サピオロマンティック、パンセクシャル)

「僕らが求めてるものの象徴のように思います。過大なハッピーでなく、人並みな幸せが欲しかっただけなので……」
(たけ/53歳/給食会社の調理/パンセクシュアル)

「微妙に感じています。今の日本の社会ではハッピーではない。ハッピーにするために動く必要がある」
(カフェアテンダント/ノンバイナリー、Aジェンダー、クエスチョニング)

「過去の悲しい出来事や今のつらい現状が良くなるように、という思いが込められてると思う」
(とーむ/24歳/フリーター/Xジェンダー)

「ゲイに生まれてよかったと実感できる最高の言葉。でも『愛してる』と同じで、なかなか口に出すのは恥ずかしくもある」
(布袋太郎/38歳/会社経営/シスゲイ男性、ノンバイナリー?)

「ハッピーと言えるにはまだまだ遠いかな」
(ラビアナ/29歳/会社員、ドラァグクイーン/ジェンダークィア、パンセクシュアル)

「ハッピーなのは自分だけ。世の中の風潮は改善されつつあり、若者の考え方は変わりつつあるが、やはり大きな隔たりを感じる」
(エル/49歳/事務職/レズビアン)

東京レインボープライドが始まった約10年前と比べて、今のLGBTQ+シーンはどう変化した?
Photo: Unsplash

東京レインボープライドが始まった約10年前と比べて、今のLGBTQ+シーンはどう変化した?

「比べられないが、明らかに前進していると思う。摩擦も強くて過渡期だと思う」
(加藤/38歳/会社員、子育て/アジェンダー、アセクシュアル)

「フィクションでも海外限定でもなく、日本に現実にあるものとしての認知が進んでいるかと。だから私のようなセクシュアリティー迷子の地方出身者が自認できたりするのだと思います」
(Mi/30歳/会社員/レズビアン)

「自分が10代の頃はウェブサイトを作って交流したり、SNSが出始めたり、デートアプリが出てきたりと、激動だったと思います。

漫画や映画などでのゲイの描かれ方も変わり、よりストレートの人たちにも『ゲイは奇抜だ』というような見られ方がされなくなって、個人的には生活しやすくなりました。パートナーシップ制度も導入されたので、社会的にも認められつつあると思います。

しかし、最近のSNSや国政における差別的発言には本当に気を落としていますし、トランスジェンダーの子どもたちが非常に心配です。トランスの友人はいるものの、シスゲイコミュニティーとはある程度距離があるため、当事者意識もなかなか生まれにくいことに歯がゆさも感じています」
(布袋太郎/38歳/会社経営/シスゲイ男性、ノンバイナリー?)

「LGBTQ+という言葉は10年前より広まったと感じるが、その言葉が実態を持たない言葉として独り歩きしている感は否めない。言葉だけが多くのヘテロ(マジョリティー)の中にあり、その本質を理解できていないとは思う」
(23歳/事務広報/確証はないがレズビアンでアセクシュアルとデミセクシュアルの間を行き来している)

「正直10年でこんなに変わるとは思っていなかったです。僕は自分のことを隠し続けて死んでいくと思っていたので。それが、今では同性婚についてテレビのニュースで流れていたり、パートナーシップ制度が全国に広がったり(正直、パートナーシップ制度は意味がないですが、僕らのことを知って考えてもらえるので、そういう意味ではいいと思っています)。

本当に信じられない気持ちです。LGBTQ+が日常の話題に出て、それらの人々が表に出て、そんな世の中になってきたことにより、僕らも人並みに残り少ない将来に、期待を持てるようになってきました」
(たけ/53歳/給食会社の調理/パンセクシュアル)

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好きなクィアコンテンツを教えて
© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会

好きなクィアコンテンツを教えて

映画

「エゴイスト」
「RENT」
ツァイ・ミンリャンによる作品
「パリ、夜は眠らない。」
「ステイ・オン・ボード:レオ・ベイカーのストーリー」
「わたしはロランス」
「マイ・ブロークン・マリコ」
「ユンヒへ」
「片袖の魚」
「君の名前で僕を呼んで」
「キャロル」
「バウンド」
「ファイアー・アイランド」
「オールド・ガード」
「お嬢さん」
「めぐりあう時間たち」
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
「エターナルズ」

ドラマ、リアリティー番組など

「ハートストッパー」
「Sense8」
「ル・ポールのドラァグ・レース」
「きのう何食べた?」
「おっさんずラブ」
「Lの世界」
「POSE」
「Gap: the Series」
「クィア・アイ」
「クィア・アズ・フォーク」

音楽

Lady Gaga
SOPHIE「Immaterial」
Arca「Nonbinary」
MISIA
Rina Sawayama
LIL NAS X
Todrick Hall
Moonbyul「Shutdown feat.Seori」

ゆざきさかおみ「作りたい女と食べたい女」
よしながふみの作品
伏見憲明「新宿二丁目」
おくら「うちの息子はたぶんゲイ」
高井ゆと里(翻訳)「トランスジェンダー問題」
みたらし加奈「マインドトーク: あなたと私の心の話」

後編に続く

Contributor

もっと読みたいなら……

  • LGBT

プライドウィークが始まり、東京では多くのLGBTQ+イベントが開催される。クィアたちは何を思って、普段過ごしているのだろうか。プライドウィークが終わっても、クィアの存在は共にあり続ける。

後編では、クィアシーンで活躍する6人に以下10つの質問を任意で回答してもらい、抜粋して紹介する。

  • LGBT

「性」とは、性別・性的指向・性自認を表すと同時に、人間の自然な側面を表す「さが」としての意味を持つ。性の在り方はLGBTQ+だけでなく、シスヘテロを含む全ての人が向き合う話題であり、当事者なのだ。 本記事は、LGBTQ+やクィアが日々問われる質問をシスヘテロにインタビューし、性の当事者としてともに考えていくための新企画だ。

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  • LGBT

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)ポジティブをオープンにしながら、ノンバイナリー(性自認を「男・女」といった性別の枠組みに当てはめないこと)としての経験や考えを発信する中里虎鉄。ライター、雑誌の編集者、フォトグラファーの活動を通して、テレビや雑誌の出演、政治デモでのスピーチなど、さまざまなシーンで声を上げている。

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  • LGBT
  • LGBT

モデル、俳優の中山咲月のフォトエッセイ「無性愛」が2021年9月17日に発売された。自身の性についての違和感や葛藤を抱え続け、22年を経て自身がトランスジェンダーで無性愛者であることを告白し、ジェンダーレスでもなく女性でもない一人の男性として生きることをつづった作品だ。

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