1. 野外テラス 水の音
    野外テラス 水の音(Photo: Tomomi Nakamura)
  2. カフェ・フェリーチェ
    カフェ・フェリーチェ(Photo: Aya Morimoto)
  3. 東京×山リバーサイドカフェ
    東京×山リバーサイドカフェ(Photo: Aya Morimoto)

東京、森カフェ5選

あきる野や檜原にある緑深きリバーサイドや、イタリアンガーデンで深呼吸

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Tomomi Nakamura
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せわしない毎日の中、時には都会の喧騒(けんそう)から離れて自然の中で深呼吸したくなる瞬間はないだろうか。そんな時、豊かな緑を感じることのできる森カフェは、心に余白を作ってくれる。ここでは美しい川を望む絶景カフェから山の麓にある穴場スポットまで、非日常感のある森カフェを紹介しよう。

実は3分の1が森林地帯の大都市東京。その隠れたグリーンサイドを堪能してほしい。

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島しょ部を除いて東京唯一の村であり、大部分が「秩父多摩甲斐国立公園」に指定されている檜原(ひのはら)村。そんな美しい村の南秋川沿いにたたずむのが「東京×山リバーサイドカフェ」だ。ウッディなテラスに設置されたソファ席では、川のせせらぎに耳を傾けつつ極上のひとときが過ごせる。

ハイキングやツーリングの合間に立ち寄る人も多く、「このカフェをきっかけに外から人が訪れ、美しい自然とともにあるこの村の価値に改めて気づいてもらえたら」とオーナーは語る。また、オーナーは移住や2拠点生活のサポートなどを行う不動産会社も経営している。

コーヒーはオーナー自身が「本当においしい」と思う豆を世界中から厳選。周辺の山の湧き水で洗浄を行う「清流水洗い焙煎®️」を採用することで、豆本来の香りと味わいを最大化した一杯を提供している。

ほかにも周辺の草花の蜜を利用した村特産の生蜂蜜が特徴「自家製レモネード」は、清涼感のあるレモンと蜂蜜のコクがマッチしたおすすめの逸品だ。絶品ケーキとともに、自然を満喫しよう。

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あきる野市で名の知れた日本料理店といえば、300年前に建てられた庄屋造りの古民家を移築改修した、「黒茶屋」だ。黒茶屋同敷地内で営業している秘境感あふれるカフェが「野外テラス 水の音(みずのね)」である。

人の手が入っていない自然のままだったエリアにカフェを設置したのは、「絶好のロケーションを生かしてお客さまにもっと楽しんでもらいたい」というオーナー・水謙二の思いから。テラスから眺める岩瀬峡は、渓谷の中でも珍しく川筋がまっすぐ流れていて、まさに絶景である。春は若葉、夏は新緑、秋は紅葉と1年を通して楽しめる。

人気メニューは、自家製あんこを使用した「あんみつ」(750円、以下全て税込み)や国産のユズを使った爽やかな「ゆずサイダー」(600円)。2023年5月からは色とりどりの「クリームソーダ」 (900円)も楽しめるようになった。店舗の設計オーナー自身がしたそうで、階段に設置された席は場所によって大きく眺めが異なるのも魅力だ。

定休日のほかに、荒天休業および不定期の休業があるので、公式ウェブサイトや電話などで問い合わせてから訪れるといいだろう。

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  • 練馬

イタリアの田舎町にある庭園を彷彿(ほうふつ)とさせるようなカフェが都立家政にある。江戸時代から続く造園会社の豊かな緑を今に残す庭には、3月に雪柳と桜、6月にアジサイが咲き誇り、9月には紅葉で庭が色づく。四季折々の自然をテラスで堪能できるのが、このカフェの最大の魅力だ。

朝は100%生クリームを使用した豊かな味わいの「キッシュ」(770円)や、野菜たっぷりの「BMLベーコン目玉レタス」(990円)などのモーニングメニューを味わいつつ、木漏れ日に満ちた空間を楽しもう。ランチは低温で寝かせることでもっちり弾力のある食感に仕上げた、自家製ピザをぜひ味わってみてほしい。スイーツも販売しており、ティータイムにもぴったりだ。

1時間500円で利用できるプライベートテラスは、まるで秘密の花園のような空間。花が咲き乱れる庭で優雅なひとときを過ごしてみては。

 

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  • 高尾山

「599カフェ(599CAFE)」は、高尾山の自然をダイナミックに映像で表現した「ネイチャーウォール(NATURE WALL)」や、四季折々の美しい植物と昆虫を展示した「ネイチャーコレクション(NATURE COLLECTION)」を設けた、「高尾599ミュージアム」に併設されたカフェ。山の麓にあるので、登山後に余韻を感じながら一休みする場所としても重宝されている。

多摩産材の椅子とテーブルがずらりと並ぶ洗練されたデザインの店内では、ガラス張りの窓から芝生広場や森の自然を望むことができ、癒やしのひと時となることを約束しよう。

おすすめの「フロマージュケーキ」は、八王子の「磯沼ミルクファーム」と人気洋菓子店「バーゼル」のコラボレーションスイーツ。口の中で消えていくようなふわりとした食感のケーキと甘酸っぱいベリーの組み合わせがたまらない。

1杯ずつサイフォンで提供する「高尾珈琲ブレンド(サイフォン式)」は、選べるケーキとセットで750円。量はカップの1.5杯分あり、甘み、酸味、苦味のバランスが絶妙なコーヒーをケーキと併せて堪能しよう。

メンテナンスなどによる臨時休館があるので、訪れる前に公式ウェブサイトで確認してほしい

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  • バー
  • 多摩地域

奥多摩駅から徒歩1分の路地裏にたたずむ同店は、出来たての自家製クラフトビールを目当てに遠方から多くの人が足を運ぶ人気店だ。築70年の古民家を改装したという店内には、奥多摩産の杉材を使用したカウンター席やテーブルが並び、外には森林浴にうってつけの広々としたテラス席がある。

10種のビールは1杯600円~。柔らかな口当たりが1杯目におすすめの「シラー」や、フラッグシップとして知られるトロピカルな「パシフローラ」のほか、乳酸菌を使用したサワービール「ゼラ」など、個性豊かなビールが約1カ月で入れ替わる。

店主は奥多摩でキャンプをした後、自然の中で味わうビールのおいしさに感銘を受け、同店の開店を決意したそうだ。そんな経緯もあり、同店のビールのテーマは「誰と、どこで、どうやって飲むか」。飲みたい相手と、奥多摩の自然の中、飲みたいスタイルで、「うまいビール」を楽しんでみては。

東京でもっと自然を感じたいなら……

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数えきれないほど多くのカフェが存在する東京。もちろん、行きつけの一軒を持っている人も多いだろう。

目当てのドリンクやフードを味わう、友人とおしゃべりを楽しむ、ちょっとした作業をする……。カフェに行く目的は人それぞれだが、「癒やされに行く」というのもまた一つの選択肢。ここでは、一人でゆったりと過ごしたくなるような植物のあふれるカフェを5つ紹介する。

話題のホテルにあるコーヒーショップに、一人の読書時間を堪能するのにうってつけのカフェ、はたまた奥多摩の大自然を背景に優雅なひとときを過ごせる一軒など、同じ植物でもそれぞれに個性の際立つ5軒をラインアップ。普段とは一味違ったカフェ時間を楽しんでほしい。 

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  • 花店・フローリスト

植物には、リラックス効果や空気清浄効果、目の疲れやストレスも低減させる力がある。2020年から2022年は、働き方や暮らし方に大きな変化があった年だ。心身ともに癒やしをくれるグリーンを暮らしに加えてみてはいかがだろうか。定番の観葉植物から一風変わった多肉植物、庭を彩るガーデン植物まで、東京のグリーンショップを紹介する。

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  • ショッピング

自分の世界観でオリジナルの森や自然を表現できる『テラリウム』。園芸の一種で、ガラスなどの容器で植物を栽培する技術を指す。水やりも日当たりも気にすることなく、まるで自分だけの小さな温室を持つようなテラリウムは、多くの愛好家がいる

大人も子どもも初心者でも気軽に楽しめるテラリウム。ここでは既製品の取扱いはもちろん、材料から自分で購入し、作品作りも楽しめるショップやワークショップを紹介する。

  • Things to do

寺院が列をなして並び建つ鎌倉の丘、箱根の温泉、雄大な富士山。東京にいると「ほかの都道府県の芝生が青く見える」ことがあるかもしれない。しかし、東京には自然を楽しめる隠れたスポットが数多くある。

スーツを着たサラリーマンや高級デパートが集うビジネスの中心地となる前、かつての東京は木々が繁茂する広大な野原だった。とはいえ現在でも、にぎやかな駅の近くでさえ、静かに自然を楽しめるスポットを見つけることができる。

ここでは、緑豊かな渓谷からハイキングコースまで、東京で最高の自然を楽しめるスポットをいくつか紹介しよう。

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