
東京、テラリウムショップ5選
植物や苔をガラス容器で栽培、自分だけの森を自宅に
タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル > 東京、テラリウムショップ5選
テキスト:阿部仁美
自分の世界観でオリジナルの森や自然を表現できる『テラリウム』。園芸の一種で、ガラスなどの容器で植物を栽培する技術を指す。水やりも日当たりも気にすることなく、まるで自分だけの小さな温室を持つようなテラリウムは、多くの愛好家がいる。
大人も子どもも初心者でも気軽に楽しめるテラリウム。ここでは既製品の取扱いはもちろん、材料から自分で購入し、作品作りも楽しめるショップやワークショップを紹介する。
関連記事
1. 自分だけのテラリウムを作る。
フィール ザ ガーデン 杉並店
ワークショップも主催するテラリウム専門店、フィール ザ ガーデン(Feel The Garden)。ミニ観葉植物から育成ライト、土など、テラリウムの作成に必要な道具を幅広く扱っている。飾り砂や人や動物の情景 部品も多く取りそろえ、見ているだけでもイメージが浮かんできそうだ。
杉並区と清澄白河にあるテラリウム専門店、テラリウムス(Terrariums)では、親子で参加できるような ワークショップも開催。テラリウムを初めて作る人はもちろんのこと、さらなるレベルアップ を目指す人も訪れる。当日参加も可能なので、散歩がてら寄り道をしてみるのもおすすめだ。
2. 小さな森と出合う。
道草 michikusa
ゆっくりと生長する苔(こけ)テラリウム。「植物を楽しく育てるきっかけ作り」をコンセプトに立ち上がった苔専門ブランドとして、テラリウムの販売はもちろん、ワークショップやコケの教室も開催している。
苔景シリンダーや木製スタンド付きの試験管で育てるものなど、贈り物としても喜ばれるセンスの良い商品をラインアップ。苔専門店ということもあり、さまざまな苔を楽しめる素材パックの販売もしている。ガラス容器は手のひらサイズから大型の水槽タイプまで。
テラリウムを初めて作る人、育てる人向けにYouTubeチャンネル『苔テラリウム専門-道草ちゃんねる‐』も開設。初心者でも長く楽しめるよう、栽培に困ったらいつでもLINEで相談できる。
※店舗では、教室、イベント開催日のみ展示販売。購入は近くの販売店かオンラインストアへ
3. 鎌倉の古民家で苔と過ごす。
苔むすび
鎌倉を拠点に、苔の教室、苔を使った作品を展開するブランド『苔むすび』。苔教室「苔むすびの会」には、本格的な学びのために遠方から訪れる人も多い。
1回完結のワークショップや、苔の魅力をより深く楽しむ苔テラリウム講座も開催。鎌倉の古民家で、苔と癒やしの時間を過ごすことができる。制作キットやガラス、苔や土など素材の購入はもちろん、フィギュアが飾られたテラリウム や存在感ある作品まで、既製品の取扱も豊富だ。
YouTubeチャンネル『苔むすびのテラリウム大学』では、テラリウム作りを自宅で挑戦したい人向けの動画を配信中。
4. 生活に植物を取り入れる。
ブリキのジョーロ 自由が丘店
季節の花やドライフラワー、観葉植物や生産者直接買い付けの一点物まで、さまざまな植物を扱うブリキのジョーロ(Buriki no Zyoro)。XLサイズの大きいテラリウムから、壁面に飾れるハンギングタイプのマクラメとセロームのテラリウムのセットなど、ほかでは購入できない個性的なテラリウムと出合うことができる。
小物や寄せ植え、フラワーオブジェなど、見るだけで心躍る商品が多数。一癖あるインテリアやグリーンは、いつもの生活にスパイスを加えてくれる。生花アレンジメントやオブジェ作りなど、季節のテーマでレッスンを行うキッズスクールも開催。
5. 盆栽から学ぶ。
品品
ミニ盆栽や小品盆栽などの盆栽商品を扱う品品(しなじな)。盆栽だけでなく苔玉や山苔の育て方なども教えてくれる。
少しとっつきにくい印象を持つ盆栽だが、品品が提案するのは「景色盆栽」。観葉植物のようにインテリアとして部屋に置けるものを取りそろえ、ガラス容器に入ったテラリウムとは一味違う楽しみ方ができる。
基本的な土の作り方や手入れ、山苔を使い、一つの景色を作り上げるまでの基礎が学べる盆栽教室も開催。植物を育てながら四季の景色を楽しむ、新しい季節の感じ方を体験できる。
もっと植物と触れ合いたいなら......
東京、植物カフェ5選
数えきれないほど多くのカフェが存在する東京。もちろん、行きつけの一軒を持っている人も多いだろう。
目当てのドリンクやフードを味わう、友人とおしゃべりを楽しむ、ちょっとした作業をする……。カフェに行く目的は人それぞれだが、「癒やされに行く」というのもまた一つの選択肢。ここでは、一人でゆったりと過ごしたくなるような植物のあふれるカフェを五つ紹介する。
東京、フラワーショップ8選
季節を彩る鮮やかな花や美しい植物は、贈り物に定番の品。定番だからこそ、そこには個性や気持ちをしっかりと込めることができる。
この記事では色とりどりの花はもちろんのこと、ユニークな『金魚ブーケ』やリングピローを作るグリーンショップ、ドライフラワーの専門店などセンスの光るショップを紹介する。予算内でお任せする花束もいいけれど、自分で一輪一輪思いを込めて選ぶのも乙なもの。気の利いた言葉の代わりに、見た目にも鮮やかなフラワーギフトはいかがだろう。
東京、日本庭園6選
緑が恋しくなるころに行きたい、東京のオアシスとも言える自然豊かな庭園を紹介。たまにはのんびりと日差しを浴びに出かけよう。都心から鎌倉まで、美しい緑を求めて散策してみるのもいいかもしれない。
東京、グリーンショップ7選
植物には、リラックス効果や空気清浄効果、目の疲れやストレスも低減させる力がある。2020年は、働き方や暮らし方に大きな変化があった年だ。未だ先の見えないウィズコロナ時代、自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、心身共に癒やしをくれるグリーンを暮らしに加えてみてはいかがだろうか。定番の観葉植物から一風変わった多肉植物、庭を彩るガーデン植物まで、東京のグリーンショップを紹介する。
東京、フラワー&プランツショップ
グリーンの植物は居住空間を豊かにし、花は贈った人にも贈られた人にもやさしい気持ちを生み、大切な人との絆を深める。そのため近年、遠方に住む家族に花を贈ったり、インテリア感覚でプランツを買う男性も増えてきているという。ここではタイムアウト東京が勧める、東京都内の個性派ショップを紹介する。