Photograph: Jon Chica/Shutterstock.com
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世界で最も過小評価されている14の旅行先

知られざるギリシャの島から文化あふれるイギリスの海辺の街まで、見過ごされている観光地を紹介

Grace Beard
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2023年をどこか新しい場所を旅する年にしたい?そんなあなたのために、我々は素晴らしい旅のヒントを用意した。

協力してくれたのは、世界中のトラベルライターやエディター。「世界で最も見過ごされている旅行先」をテーマに彼らおすすめの場所を教えてもらったところ、小さな島や海辺の町から、巨大な湖、あまり知られていない国まで、さまざまな提案が集まった。

では、見過ごされている旅行先とは一体どんな所だろうか。ランキングにあまり登場しない場所?観光客が少ない場所?観光コースから外れた隠れた名所や、同じ地域の人気スポットに代わる素晴らしい(あるいは静かな)場所?

このリストに掲載されている観光地は、少なくともそのいずれかに該当している。バリの隣の島からジンバブエの手付かずの自然美まで、今年、世界で最も過小評価されている旅行先を紹介しよう。

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1. モンゴル

伝統的なゲル、フレンドリーな遊牧民、手つかずの草原を歩く野生馬の群れなどで知られているモンゴル。その良さは、実際に体験しないと分からないかもしれない。新しい国際空港がオープンし、手頃な料金で現地ガイドのツアーが組めるようになったことで、この一見遠く離れた国も、予想以上に身近になった。

この国へ行くのが初めてであれば、まずは首都のウランバートルに2、3日滞在するのがいいだろう。この街ではさまざまなスポットが集約されているので、散策しやすい。その後はゴルキ・テレルジ国立公園で、絵のような美しい山並みと新鮮な山の空気を味わうのがおすすめ。夜は星空の下、ゲルに泊まろう。遊牧民があなたを歓迎してくれるかもしれない。

2. バカラル湖(メキシコ)

メキシコのユカタン半島といえば、トゥルムやカンクンなどの観光地が有名。その一方でワスレナグサ色、クジャク色、シアン色など、水がいくつもの色に見えることから「7色のラグーン」とも呼ばれるバカラル湖は、見過ごされがちといえる。

ここではインフルエンサーや春休みを過ごす人たちから離れ、メキシコの美しさを存分に味わえる。気分転換するのはぴったりだ。カヤックで白砂のビーチへ行き、渡り鳥を見ながら波止場でくつろぎ、セノーテ(地下水がたまった天然の井戸や泉)で泳ぐのがおすすめ。自然保護区に位置する夢のようなホテル「ボカ・デ・アグア」のような、続々と誕生する新しいエコホテルで、一日の疲れを取るのがいいだろう。

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3. クエンカ(エクアドル)

エクアドルのクエンカは比較的小さな都市(とはいえ、同国第3の都市)であるが、この街には文化面でたくさんの魅力がある。

まず特筆するべきは、1999年にユネスコの世界遺産に登録された、歴史地区の美しい建築だろう。同地区には多くの職人やアーティストが住んでおり、毎年開催される芸術祭「ビエナル・デ・クエンカ」では、彼らの作品が披露される。「モンテクリスティ」と呼ばれるパナマハットもここで作られており、旅行者は工房を訪れて、複雑な帽子作りの工程を見ることができる。

エクアドルというと、キトやガラパゴス諸島のような、よりアクセスしやすいに場所に目を奪われがちだが、クエンカはアンデス山脈を登ってまで行く価値のある、絵のように美しい観光地なのだ。

4. スレブレニク(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

ボスニア・ヘルツェゴビナは、ヨーロッパで最も過小評価されている旅行先とほど、魅力的な街が多い。その中で最も注目するべきは、サラエボの北140キロメートルに位置するスレブレニクだ。

かつての「王の町」だったこの地を有名にしているのは、渓谷を見下ろす場所に立つ中世の要塞(ようさい)。ボスニアで最も保存状態の良いといわれる構造物は12世紀のもので、たくさんの神話や伝説の舞台となっている。

要塞のあるマイェヴィツァ山の山頂では素晴らしい景色を、比較的最近知られるようになったとうイングラム湖ではロマンチックな雰囲気を楽しめる。街にはおいしい料理を提供する店、活気あるカフェ、優美なモスクなど、魅力的なスポットがめじろ押しだ。

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5. カボ・ロホ(プエルトリコ)

カボ・ロホは、プエルトリコの南西海岸にあるカラフルなビーチタウン。ここには、カリブ海のリゾート地ならではの白い砂浜とターコイズブルーの海が広がっている。

首都のサンファンからは車で3時間ほど。喧騒(けんそう)から遠く離れたのんびりした雰囲気が魅力だ。ビーチの選択肢は豊富で、例えば自然保護区によって街と隔てられているコンバテビーチ、馬と一緒に過ごすことができる人里離れたブエイビーチ、レストランやバーが並び活気に満ちたビーチビレッジのボケロンなどがある。

大きなリゾートはないため、家族経営の小さな宿や家族向けの「Combate Beach Resort」や、豪華な「Cuatro Casitas」などのバケーションレンタルに宿泊するといいだろう。プエルトリコの一日の締めくくりには、同地の西海岸が誇る夕日を眺めながら、パッションフルーツのモヒートを飲むのがおすすめだ。

6. ギップスランド(オーストラリア)

ビクトリア州の東端(メルボルンから車で約4時間半)に位置するギプスランドは、高山道、蛇行する水路、肥沃(ひよく)な農地、白砂のビーチの無人地帯などたくさんの魅力がある「ワンダーランド」だ。40万ヘクタール以上の土地の焼失、数週間に及ぶ町の孤立化、野生動物に破滅的な被害をもたらした2019年と20年の夏の山火事に続き、世界的大流行の影響を受けたギプスランドだが、ゆっくりと着実に回復している。

ギプスランドは自然の魅力があふれ、 ユニークな村があり、地元の食材(シーフード、チーズ、放し飼いの肉、寒冷地のワイン、有機フルーツなど)にこだわったフードシーンは急成長している。ビクトリア州のこの「宝石」を楽しむには、今がまさに絶好のチャンスだ。

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7. プリマス(イギリス)

イギリス・デヴォン州の都市プリマスは、もう少し小さければ、日帰り旅行の目的地として最高の場所になったと思わる。逆にもう少し大きければ、見過ごされることもなかったかもしれない。しかし、結局そのサイズゆえ、あまり知られていないのだ。

アート好き?であれば、最近オープンしたばかりの地元のアーティストを紹介する素晴らしいギャラリー「The Box」へ。建築が好き? 新しく生まれ変わったマーケットホールには、目を奪われることだろう。中にある「没入型アートドーム」も魅力的だ。

水泳が好き?「ティンサイド<リド」ほど壮大なプールはないだろう。ジンが好き?豊かな歴史を誇る街の中心部には、イングランド最古の蒸留所がある。改装された「ロイヤルウィリアムヤード」にある「Bistrot Pierre B&B」を予約すれば、完璧な週末旅行が実現するだろう。

8. バーリントン(アメリカ・バーモント州)

アメリカ・バーモント州のバーリントンは、ウォーターフロントにある大学都市としての魅力を確立してきた。それに加え最近、同州から5組のシェフや飲食店が2023年の「ジェームズ・ベアード」賞のセミファイナリストに選ばれている。このことが後押しし、アメリカにおいて見逃せないフードシーンのある街として注目されている。

東地中海の影響を受けた「Honey Road」では、パティシエのアマンダ・ウィルダーマスがタヒニサンデーを、「May Day」のシェフのオジョ・ハンシーデイビスは、ファーム・トゥ・テーブルスタイルのメニューの中でカルト的な人気を誇るスパイシーな芽キャベツが楽しめる。小規模な実験的ブルワリーである「Foam Brewers」のクラフトビールも見逃せない。バーリントンのレストランやバーシーンは本当ににぎやかだ。

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9. トゥルク(フィンランド)

フィンランドのトゥルク市とヘルシンキ市は、長年ライバル関係にある。同国最古の都市で昔の首都(1812年にその称号を返上)であり、今はフィンランド第2の都市として知られるトゥルクは、ヘルシンキに勝るとも劣らない素晴らしい街だ。アウラ川の魅力的な水辺を有し、カフェや食堂文化も盛んであるため、「フィンランドのパリ」と呼ばれることも多い。

トゥルクはその歴史ゆえに、城や大聖堂など中世の文化にもたくさん触れられる街だ。しかし同時に、グリーンイノベーションが盛んな街でもある。電動ボートで地元の食材を味わうツアーに参加し、スタイリッシュにアウラ川を下るのもおすすめだ。

10. カルパトス島(ギリシャ)

ギリシャでは、観光客は混雑するサントリーニ島で夕日を眺め、ミコノス島の満員のビーチで背中合わせに座って体を小麦色に焼く。その一方、地元の人たちはロドス島からフェリーで4時間かけて、ドデカネス諸島の小さな島、カルパトス島へ向かう。

彼らに倣ってあなたもこの島へ行くといいだろう。きれいな海が広がる砂漠のようなビーチでリラックスしていると、 チチュウカイモンクアザラシにも出合えるかもしれない。

時が止まったような山村であるオリンポスのタベルナでは、地元の食材を使った料理が味わえる。この村では、女性たちが色とりどりの伝統的な衣装を身にまとっている。そして、唯一の交通手段はロバだ。

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11. ロンボク島(インドネシア)

バリ島のビーチの混雑ぶりを考えると、隣にあるこの島へ訪れる人が少ないのは不思議だ。島南部の白砂ビーチで多く見られるのは車ではなく、ゆっくり歩く水牛。東部の棚田でインスタグラマーを見かけることはあまりない。

北部へ行くとあるのが、厳しい登山の後に壮大な景色が見られる雄大なリンジャニ山(インドネシアで2番目に高い活火山)。ハイカーでなくても、緑豊かな熱帯雨林やごう音の滝を楽しむことができる。大地震とパンデミックという二重の打撃から立ち直りつつあるこの島を、ぜひとも訪れてほしい。

12. サントメ・プリンシペ

西アフリカのギニア湾に浮かぶ火山島、サントメ・プリンシペは、アフリカで2番目に小さな国であり、アフリカの旅行先の中で知られざる美しさを誇っている。

ユネスコの生物圏保護区に指定されている緑豊かな熱帯雨林と澄んだ熱帯の海では、自然を満喫しながら冒険が楽しめる。また、世界最大のカカオ生産地としての歴史や、伝統的なプランテーション時代の邸宅における宿泊など、豊かな文化的体験も見逃せない。

2024年には、プリンシペ島の北端ある森と海岸にまたがるトロピカルな楽園「Bom Bom Resort」が待望のリニューアルオープンを迎える。

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13. ブレー(アイルランド)

ダブリンの約20キロメートル南に位置するブレーは、1854年の鉄道開通のおかげで一時は「アイルランドのブライトン」と呼ばれるほど人気を博した。その後、何年も衰退していたが、現在ではビクトリア朝時代の建物が約1.5キロメートルほど並ぶ海沿いが、カフェやレストランでにぎわっている。

港から遊歩道を歩いて、高さ約245メートルの丘「ブレイ・ヘッド」まで行くのもおすすめだ。頂上からのパノラマビューは、1時間かけて登る価値がある。食事はビーチにある「Butler & Ba​​rry」でとり、その後は素晴しい店「Harbour Bar」でギネスを飲むのがいいだろう。

14. イースタン・ハイランズ(ジンバブエ)

ジンバブエを訪れる人の多くは、雄大なビクトリアの滝や有名なフワンゲ国立公園を目指す。実は同じように驚くほど美しい場所が同国東部の国境にもあるのだが、比較的知られていない。

ジンバブエのイースタン・ハイランズは、ブブンバ、ニャンガ、チマニマニという3つの丘陵地帯で構成。この地域はジンバブエ最高峰の滝で、ジップラインやスカイウォークが楽しめるムタラジ滝、周辺で最も高くハイカーの聖地でもあるニャンガニ山、さらにその南には、静かで霧の多いブブンバ山地がある。

急な丘にあり、涼しい風が吹き、風光明媚(めいび)なドライブが楽しめるイースタン・ハイランズは、ジンバブエにおけるスコットランド高地といえる。

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