1. 香港 贊記茶餐廳
    香港 贊記茶餐廳 (Photo: Keisuke Tanigawa)
  2. マイア マイア トーキョー
    マイア マイア トーキョー
  3. single o hamacho
    Photo: Kisa ToyoshimaSingle O Hamacho
  4. Akha Ama Coffee
    アカアマコーヒー(写真:なかくきくみこ)Akha Ama Coffee in Kagurazaka
  5. ターキッシュ カフェ アンド バー ドアル
    ターキッシュ カフェ アンド バー ドアル店主のメテ・レシャット・キュプチュ(Photo: Keisuke Tanigawa)

東京で楽しむ世界のカフェ10選

台湾、オーストラリア、トルコ、イタリアなど世界の喫茶タイムを楽しむ

編集:
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > フード&ドリンク >東京で楽しむ世界のカフェ10選

テキスト:なかくきくみこ

ここ数年、海外で人気を博したカフェやコーヒーショップの日本初出店が増えている。海外旅行はまだ気軽にできなくとも、都内で外国のカルチャーに触れたり、異国情緒に浸ったりするのはどうだろう。今回は、中でも海外の雰囲気が満喫できる店を厳選して紹介する。

コロナ禍の影響で営業時間は変更している可能性がある。訪れる際は、事前に公式ウェブサイトをチェックしてほしい。

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  • レストラン
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  • 飯田橋

香港 贊記茶餐廳

まるで本場の「茶餐廳(チャーチャンテン)」を彷彿(ほうふつ)とさせる、香港 贊記茶餐廳(チャンキチャチャンテン)。茶餐廳とは香港の大衆カフェのことで、地元ではミルクティーや中国茶に合わせてエッグタルト、トーストなどの軽食を食べるのが主流だ。

同店のスタッフには香港や台湾出身の人が多く、一歩足を踏み入れると、広東語や中国語が飛び交う世界が広がっている。

飲み物に迷ったら『香港式ミルクティー』を注文しよう。濃いめに入れた紅茶に無糖練乳を混ぜるのが香港スタイルで、香港の人なら誰もが知っている乳製品メーカー、Black and White社のレトロなカップで提供される。

さらに、とろけるような食感の『エッグタルト』もおすすめ。厨房で作る自家製タルトの外はサクサク、中のプリン部分はフワフワで上品な甘さがたまらない。ミルクティーとの相性も抜群だ。

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  • 豊島区

マイア マイア トーキョー

「ハロー!元気デスカー?」と店の前を行き交う人々に陽気に声をかけるのは、店主のヴォーンだ。メルボルン出身の彼は、海外バンドのプロモーター、ファッションモデル、英語教師、コーヒーライターなど、多彩な肩書きで活動している。

築50年以上の元ブティックを改築した マイア マイア トーキョー (MIA MIA TOKYO)は、妻で建築家のアリソン理恵が空間デザインを担当。オーストラリアの赤土とユーカリの緑をカラーコードに、ここに集う人たちが自然と会話が生まれるようなレイアウトにした。

コーヒーはノルウェー発のフグレン コーヒー ロースターズ(FUGLEN COFFEE ROASTERS)や老舗喫茶店の茶亭羽當、日本ではここでしか飲めないメルボルンのロースター、PADRE COFFEEなど、浅煎りから深煎りまでを幅広くラインアップ。入れ方はエスプレッソとハンドドリップの2種類から選べ、一番人気はダブルショットのエスプレッソを使用したカフェラテだ。

フード類はヴォーンお気に入りのショップから仕入れており、練馬春日町にあるコンビニエンスストア 高橋のカヌレ、日暮里にある名ベーカリー、ヴァーネル (VANER)のカルダモンロール(土曜限定)、サワードゥで作られるオープンサンド、参宮橋に店舗を構えるフロート(FLOTO)のアイスサンド(日曜限定)などが楽しめる。

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  • カフェ・喫茶店
  • 神楽坂

アカアマコーヒー

タイの北部、チェンマイ発のコーヒーショップ、アカアマコーヒー(AKHA AMA COFFEE)。山岳地帯に住むアカ族の村で、母親が栽培する完全無農薬のコーヒー豆を、息子が焙煎しカフェを開いたのが始まりだ。現在はタイ国内に3店舗あり、2020年7月に日本1号店を神楽坂にオープンした。コーヒー豆は焙煎翌日にタイから空輸しており、現地と変わらない味を提供する。

タイ郊外にある3号店をイメージして作られた同店は、大きな窓から陽光が入り、黒い床タイルと重厚感ある木製のカウンターが、温かみのある雰囲気を醸し出している。店内にはタイのローカルらしいスローな空気感が流れているため、ゆっくりと一人時間を満喫するのもいいだろう。週末は混み合うこともあるが、平日の午前中や夕方は比較的落ち着いており狙い目だ。

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  • カフェ・喫茶店
  • 人形町

シングル オー ハマチョウ

202110月にオープンした、シドニー発の人気ロースター、シングルオー(Single O)の日本旗艦店。日本初導入のセルフサーブ「Freepour Coffee On Tap」は、レジでの会計から抽出までたったの10秒で、クオリティーの高いブラックコーヒーが楽しめるのでぜひ体験してほしい。タップで注ぐコーヒーは一律300円で、品評会で入賞した最高級のコーヒーがラインアップに加わることもある。

アートを身近に楽しめるのも同店の魅力だ。店内奥のウォールアートは「手君」などを手がけるアーティストWASHIO TOMOYUKIが担当。天井を覆う大きな雲のアート作品や座席の一部は、シドニーのCBD店から移送した。オーストラリアの雰囲気に浸りながら、本場と同じ味わいのコーヒーを堪能しよう。

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  • 日比谷

ブヴェット

ニューヨークのウエストヴィレッジに本店を持ち、世界5カ国で展開するブヴェット(Buvette)。ヨーロッパで経験を積んだオーナーシェフのジョディ・ウィリアムズが手がける、フランス伝統料理を提供する店だ。アンティークの家具や調度品を配した空間や料理、空気感などローカライズは一切していない。

濃厚なムースとクレームエペス(発酵させた無糖の生クリーム)を合わせたチョコレートムースも、本店と同じレシピで作られている。スプーンを突き刺して提供するスタイルは、本店で使われているテーブルが小さいために生まれた工夫が始まりで、ドイツの伝統料理にヒントを得たそうだ。

カプチーノに使用するコーヒー豆は、スペシャルティコーヒーを自家焙煎するオニバスコーヒー(ONIBUS COFFEE)のもの。ブラジルやグアテマラなどの豆をブレンドしており、香ばしさと甘さが感じられ、ミルクとの相性もいい。

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  • カフェ・喫茶店
  • 原宿

コピカリアン トーキョー

ジャカルタに3店舗を展開するコピカリアン初の海外店舗が、原宿にある。このカフェでは、インドネシアのコーヒー農家、バリスタ、世界各地の専門家と協力して厳選した、同国産の豆を使用している。パステル調の柔らかなインテリアと大きな窓から差し込む自然光で、広々とした客席が自慢だ。ジャカルタにある本店と同様のドリンクに加え、コーヒー以外の飲み物や軽食も用意している。

ラテは洗練された木製のボードで提供され、パンダンスポンジケーキが無料で付く。ほかにも、サクサクのテンペのフライやハニーバタートースト、カフェの名物であるコーヒーゼリーなども用意。好みのローストを見つけたら、豆を購入して持ち帰ることも可能だ。

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  • 品川

ターキッシュ カフェ アンド バー ドアル

荏原町にあるトルコの茶やコーヒーを気軽に楽しめるカフェバー、ターキッシュ カフェ アンド バー ドアル(Turkish Cafe & Bar Dogal)。トルコ人オーナーが運営しており、営業形態も現地のスタイルにならい、昼休みは挟まず、昼から夜まで同じメニューを提供する。

トルコでは焙煎したコーヒー豆の粉末を直接鍋で煮込み、小さなカップで濃厚なコーヒーを味わうのが一般的。カップの底にはコーヒーの粉がたまっており、カップが粉だけになる寸前まで飲む。また、マスティックと呼ばれる樹液の清涼剤と水、菓子のセットで出されることもあり、メニューにある『マスティック フレーバー トルコ コーヒー』では、苦味の中に爽快さを覚える風味を堪能できる。

トルコの伝統菓子であるパイのような食感の「バクラヴァ」や、もっちりとしたスイーツである「ロクム」などのつまみも絶品なので、忘れずに。

  • ショッピング
  • 食料品店
  • 白金

ドロゲリア サンクリッカ

イタリア食料雑貨店、ドロゲリア サンクリッカ(Drogheria Sancricca)。白金高輪駅から徒歩5分のところにまるでイタリアに来たかのような外観が現れる。内装も照明や床のタイル、インテリア、エスプレッソマシンは全てイタリアで買い付けてきたもの、日本に数台しかないマシンで入れたカプチーノは格別だ。店内には、オーナーがイタリアへ足を運び、生産者と直接交渉しながら選び抜いたアイテムが並んでいる。

ここにきたら『マリトッツォ』をぜひ食べてみてほしい。オリーブオイルを練り込んだブリオッシュ生地のパンにヘーゼルナッツクリームとカスタードクリームを塗り、その上からたっぷりの生クリームで蓋をしている。

よく知られている丸形状ではなく、オーナーの出身地のスタイルを踏襲した横長のもの。ふわっとしたパンの食感とさっぱりとしたクリームに一体感があり、ボリューミーなのにぺろりと食べられる。

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  • カフェ・喫茶店
  • 高田馬場

リウェイコーヒースタンド

ラテアート競技会で多数の受賞歴を持つ台湾出身の夫と日本出身の妻が手がける、新鋭のコーヒーショップ、リウェイコーヒースタンド(liwei coffee stand)。深緑と黒を基調に、台湾で買い付けたポスターや提灯(ちょうちん)などを配した、台湾×日本のミックスカルチャーな世界観に浸れる空間が魅力だ。自家焙煎(ばいせん)するコーヒー豆は味の良さを追求すると共に、ラテアートのコントラストが映えるよう中深煎(い)りで焙煎している。

竹炭パウダーを入れ茶筅(ちゃせん)で撹拌(かくはん)したエスプレッソに、泡立てたミルクを注ぐ『ブラックラテ』は、見た目に反するまろやかな味わいと、飲み終わりのシャリッとした食感が特徴だ。コーヒーそのものの風味や味を堪能したい場合はシンプルなカフェラテを選ぼう。

プリンは盛り付けた時に崩れないギリギリの柔らかさにこだわり、生クリームは使用せず、卵とミルク、砂糖のみで作られている。合わせているのは、砂糖や水と一緒に黒烏龍茶の茶葉を入れて煮出した、香りの良いシロップ。台湾の装飾とも不思議となじむ、有田焼の器にも注目してほしい。

  • バー
  • カフェバー
  • 渋谷
  • 価格 2/4

フグレン トウキョウ

ノルウェーの首都オスロで1963年に創業し、現地では定番の人気スポットになっているカフェ&バー、フグレン(FUGLEN)の海外進出1号店。東京には同店のほか、浅草と羽根木公園店(世田谷区代田)を展開している。

古民家を改装した店内にはノルウェーのビンテージ家具や陶器が置かれ、シンプルでありながらも木の温もりが感じられる落ち着いた空間だ。

平日は朝7時からエスプレッソバーがオープンし、爽やかな酸味が印象的なコーヒーのほか、玉露やそば茶などが提供される。夜は雰囲気をがらりと変え、都会的なカクテルバーとして営業。同店では、ノルディックカクテルチャンピオンシップ(アクアビット部門)で優勝した実力を持つバーマネジャーがベースレシピを考案した一杯も提供している。ぜひ、味わってみてほしい。

異国の味を東京で楽しむ……

  • レストラン

東京在住の駐日大使にインタビューを続けている「Tokyo meets the world」。この中では、世界各国のSDGsの取り組みを学べるほか、「世界随一の美食都市」としての側面を持つ東京が、いかに多様な国の料理を提供しているかも掲載してきた。ここではインタビューの中で、各国の大使が「東京で自国の味を楽しむなら」と、勧めてくれた店を7カ国分紹介しよう。

本格ギリシャ料理、コロンビア産の本物のカカオ、オランダ人が愛する絶品つまみ、日本に1軒しかないクロアチア料理の専門店など、いずれも未知と美味の驚きに満ちている。ぜひ堪能してほしい。

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Tokyo meets the world

  • レストラン

コロナ禍によって海外に行くことが難しくなって久しいが、その間も東京には、続々と海外の有名グルメが進出している。映画『ローマの休日』でおなじみの老舗ジェラテリア、ロンドンでカルト的人気を誇るレストラン&デリカテッセンなど、すでに日本のフーディーの間でも話題だ。

ここでは、2021年に日本初上陸した海外では名の知れた名店を紹介しよう。本格テキサスバーベキューやバーガーを提供するショップや、再上陸ではあるが世界60店舗を展開するパリの名ベーカリーといったテイクアウトにも最適な店舗も網羅している。いずれも見逃せない名店ばかりなので、ぜひチェックしてほしい。

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  • レストラン

 

海外に行きたくても、気軽に行けなくなってしまったこのご時世。気分転換に、大使館が多く存在する国際色豊かな広尾という街で、海外グルメ巡りに出かけてみるのはいかが。イスラエル、香港、イタリア、メキシコなどの味を現地そのままに再現した店から、フランスや韓国、ベトナム料理を日本の料理や調理法と組み合わせることでさらに進化させたモダンクイジーンまで、その懐は深く多様だ。

ここでは、フードインスタグラマーTOKYO HALFIEが全て実食し、味はもちろんコストパフォーマンスやプレゼンテーション、店の雰囲気などを加味して厳選。10カ国にまつわる珠玉のレストランを紹介する。

 

  • Things to do

今年卒業を迎えた学生の多くは、卒業旅行を断念したのではないだろうか。「本当は海外に行きたかった」「最後の思い出づくりが、台無しになってしまった」と嘆いているのは、当然だろう。だが東京にはまるで、異世界に迷い込んでしまったかような空間を味わえるスポットがたくさんある。

ここでは、アジアからヨーロッパまで、海外旅行気分を体験できるレストランや雑貨店、在住外国人が集うスーパーなどを紹介する。学生時代を共にした友人と、プチ旅行を楽しんでもらいたい。

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  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋

カルダモンロールとは、カルダモンを練り込んだ生地にカルダモンを振りかけた、スウェーデン発祥の菓子パンである。シナモンロールの派生系といえば分かりやすいだろうか。スッキリと爽やかな香りと、スパイシーな舌触りがふんわりとしたパンと絶妙にマッチするメニューだ。

ここでは、タイムアウト東京のビジネス開発事業プロデューサーにしてスウェーデン出身のカロリーナ・ホグリンドが、東京でおすすめしたい絶品カルダモンロールの店を紹介する。

豪徳寺の名ベーカリーや、10月にオープンしたばかりのスウェディッシュベーカリーまで、食べればハマること間違いなしだ。日本では焼いてから少し置いて販売するのが一般的だが、焼き立てにかぶりつくのがスウェーデン流。試してみたいなら、食べる前に10、20秒レンジで温めてから召し上がれ。

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