ラ・カビーナ
Photo: Keisuke Tanigawaラ・カビーナ

東京、ベストタコス5選

三軒茶屋や渋谷、中目黒などで楽しむ、本場メキシコの味

Emma Steen
テキスト:
Emma Steen
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京、ベストタコス5選

冷たくゴムのようなトルティーヤに、プロセスチーズを散らしたタコスの時代は終わった。東京は今やタコスの街となり、このメキシコの名物料理を専門に扱う店が数多く見られる。

これから紹介する店は、輸入食材の価格が高くなっている中でも、トルティーヤをマサ粉から手作りしている。東京から見て「地球の裏側」のストリートフードを無性に食べたくなったときにぴったりだ。本格派から和風テクス・メクスまで、最高のタコスを味わいに行こう。

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ロス タコス アスーレス

週末、9時前に起きて出かけることはあまりないかもしれないが、この店で朝食を取るのであれば、早起きしてもいいと思える。タコスはブルーコーンのマサ粉で手作りされており、独特の藍色。カウンターの中では、オーナーシェフのマルコ・ガルシアが、タコスやチキンタマレスなど本場メキシコの定番料理を日本の旬の食材を使ってヘルシーに調理してくれる。

シンプルなアボカドのタコスから、カルニータス(メキシコの伝統的な豚肉のラード煮込み)とサルサのタコスまで、メニューはさまざま。何を食べてもリッチで風味豊かだが、決して脂っこくはない。タコスは1人前で、驚くほどボリューム十分だ。

チラキレス(トルティーヤを4等分して揚げたメキシコの伝統的な朝食)を食べる余裕を残しておこう。ゆで卵とアボカドのトッピングはするべきだ。

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オショモコ

広尾の複合施設、イート プレイ ワークス内にある明るくてカジュアルなオープンキッチンが印象的な店。ジャスティン・バズダリッチとクリス・ウォルトンが、ニューヨークのブルックリンで経営するミシュランの星付きモダンメキシカンレストランの海外初進出店だ。

メニューはニューヨーク店よりやや少なめ。しかし、カリカリポテトとアボカドを添えたとてもおいしい「ビーツチョリソ」のタコスなどの看板メニューで、ミシュランクオリティーの味が楽しめる。

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ラ・カビーナ

渋谷のオスロブルーイングが手がけるビアパブ、オール トーキョーの前に停まっているタコスのフードトラック。誰もが大好きなタコス屋といえるだろう。

本物に忠実な料理が楽しめるこの店のオーナーは、メキシコ人シェフのハイム・シフエンテス。ソパ・デ・トルティーヤ、季節のセビーチェ、そしてもちろんタコスなど、昔ながらの家庭的なレシピで作られたメニューを提供している。

Netflixの『タコスのすべて』で紹介された天ぷら風のフィッシュタコスを注文するのは当然だが、初めての人は定番のカルニータスや、パイナップルがトッピングされたトロピカルなアル・パストール(グリルした豚肉)も試してみてほしい。タコスは2つで850円、3つで1,100円、4つで1,300円だ。

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タコ ファナティコ 中目黒

テクスメクス料理をアレンジしたメニューが楽しめる。本格的なメキシコの料理ではないかもしれないが、川沿いにあるこのにぎやかな店はハラペーニョポッパー、ナチョフライ、自家製トルティーヤを使ったタコスなどで、楽しい夜を盛り上げてくれる。

タコスは、アドボマリネポークとパイナップル(319円)、エビの天ぷら(429円)、ラムとハリッサマヨネーズ(396円)などの具が乗ったものなど全6種類。ビーガンタコスもある。

テキーラの種類はさらに豊富で、60種類以上をラインアップしている。テキーラ3種のテイスティングは1,000円から2,300円。暑い夏の夜には、フルーティーな『セニョリータ・フローズンマルガリータ』(990円)が欠かせない。

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キヤス

タコスは、必ずしもテキーラで「流し込む」必要はない。タコスをディナーコースメニュー(1人7,050円)の一部として提供しているこの恵比寿の隠れ家的なレストランでは、オプションでワインとのペアリングも楽しめる(コース料金と合わせて1万2,000円)。

手のひらサイズのタコスは、小さいながらも魅惑的で、異文化をミックスしたモダンなメキシコ料理といえる。ここで話しているのはもちろん、「テクスメクス」のことではない。

タコスを自分で作るなら
Photo: Alice Madenokoji

タコスを自分で作るなら

メキシコから遠く離れた日本で、本物のタコスの味を再現するのは簡単なことではない。しかし、自家栽培の農産物と何世代にもわたって伝わるレシピを生かし、それをし続けることを使命として活動している人たちがいる。少数ではあるが情熱的な、日本に住むメキシコ人たちだ。

メキシコまで買い物に行けない人は、千葉のフィエスタファームジャパン(FIESTA FARM JAPAN)へ行ってみるといいだろう。メキシコでよく使われるグアヒージョ、アンチョー、アルボルなどの唐辛子を栽培している。新鮮な農産物のほか、自家製トルティーヤ(20枚入り1,500円)やメキシカンチョリソも販売しているので、ワンランク上のタコスパーティーが自宅でできる。

初めてのメキシコ料理で人をもてなしたい? それならば料理教室へ行こう。シェフのヴァネッサ・キンターナが開いているニッポン・ビアヘロ(Nippon Viajero)のウェブサイトでは、タコスやそのほかのメキシコ料理メニューの作り方が学べる教室の開催スケジュールを確認してみよう。

もっと各国の料理を味わうなら

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ここでは各国の大使が「東京で自国の味を楽しむなら」と、勧めてくれた店を7カ国分紹介しよう。本格ギリシャ料理、コロンビア産の本物のカカオ、オランダ人が愛する絶品つまみ、日本に1軒しかないクロアチア料理の専門店など、いずれも未知と美味の驚きに満ちている。ぜひ堪能してほしい。

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  • 中華料理

点心とはもともと一口で食べる軽食のことを示し、中国ではブランチに相当する。せいろに入った蒸し餃子やシューマイ、餅料理を何品も注文して、朝から昼にかけて楽しむのが主流だ。一方「飲茶」はこれらの点心を中国茶やミルクティーとともに味わう習慣のことを言う。ここでは東京で行くべき絶品飲茶と点心の専門店を紹介する。

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  • レストラン

ここでは、中国から、内モンゴル、台湾、ミャンマー、ベトナム、スリランカ、ウズベキスタンまで本格アジアンフードと現地さながらの雰囲気が楽しめる店を紹介する。 東京の「ガチ中華人気」をけん引する中国グルメブロガーの1人、阿生(アション)がセレクトした「ガチアジア飯」はいずれも必見。ぜひ、まち歩きの参考にしてほしい。

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