1. ふしぎの海のナディア展
    ふしぎの海のナディア展(Photo: ©NHK・NEP)
  2. デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉
    デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉(Photo: 三鷹市美術ギャラリー)

9月から10月に行くべきアニメ展示6選

ナディア、諸星大二郎、スタジオ地図など注目の展覧会

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Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト東京 > アート&カルチャー >9月から10月に行くべきアニメ展示6選

2020年、劇場版『鬼滅の刃』が『千と千尋の神隠し』を抜いて、歴代興行収入1位を達成するというビッグニュースが世の中を席巻した。2021年も、アニメ界が熱い。

ここでは、細田守の最新作『竜とそばかすの姫』の公開を記念したスタジオ地図の企画展や、デビュー50周年を迎える諸星大二郎の特別展、庵野秀明による人気アニメ『ふしぎの海のナディア』など、9月から10月に開催される必見のアニメ、漫画の展覧会をピックアップ。

2次元の虚構世界を3次元のリアルな空間で体感できるのは、アニメ展示ならではだ。

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  • 押上

世界でも有名なアニメーター、庵野秀明が監督を務める『ふしぎの海のナディア』の展覧会が東京ソラマチ®、5階のスペース634で開催。1990年の放送開始から30年を記念し、400点以上もの展示資料が集結する。

初期の企画書、ロゴ案、絵コンテ、原画といった幅広い資料とともに、アニメ作品が作られていく過程を楽しめるのが本展の特徴。貞本義行、前田真宏が描いたイメージボードや、庵野による直筆のメモは、絶対に見逃せない貴重な展示だろう。アニメ本編の制作資料について、主人公ナディアとジャンが音声で解説してくれるのもうれしいところ。この機会に、『ふしぎの海のナディア』の制作の裏側をのぞいてみては。

入場には、日時指定のチケットの購入が必要。前売り券で予定枚数が終了した場合、当日券の販売はないので注意してほしい。

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  • 池袋

高橋留美子の漫画を原作とするアニメ『犬夜叉』と、その続編である『半妖の夜叉姫』の展覧会が開催。2020年に行われた『犬夜叉ーアニメの軌跡展ー』に新たな展示内容が追加され、主人公の犬夜叉とその娘たちの世界をより深く探ることができる。

人気キャラクター、殺生丸のアクリルスタンドや、アニメ『犬夜叉』のエンディングテーマとして有名な『Dearest』が流れるオルゴールといったグッズは必ずチェックしたいところ。外出の時に重宝する、キャラクターのロゴが入ったマスクもおすすめだ。

入場には日時指定のチケットが必要。前売り券で予定枚数が終了した場合、当日券の販売はないので注意してほしい。

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  • 三鷹

漫画界で異彩を放つ諸星大二郎の画業50周年を記念した展覧会が三鷹市で開催。初期作品から『マッドメン』『暗黒神話』『妖怪ハンター』といった代表作の原画、約350点が集う。

諸星作品のモチーフとなった美術作品や歴史資料を、直筆原画と併せて楽しめるのが本展の特徴。『マッドメン』の舞台であるパプアニューギニアの民族の仮面、『暗黒神話』に関わる縄文土器など幅広い資料が並ぶ。展示品についての詳細な説明とともに、作品の世界観をより深く探ることができるだろう。諸星が描いた貴重な水彩画は必見だ。

グッズも豊富に取りそろえており、三鷹市がモデルである『栞と紙魚子』の人気キャラクター、ムルムルのTシャツはぜひチェックしてほしい。諸星が生み出す不思議な異界に足を踏み入れてみては。

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  • 六本木

2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始し、一大ムーブメントを巻き起こした大人気漫画『鬼滅の刃』の原画展が、森アーツセンターギャラリーで開催。ますます注目を集める漫画家、吾峠呼世晴の直筆原画が一堂に介するファン必見のイベントだ。

本展は、単行本の表紙に囲まれた、主人公の竈門炭治郎とその妹、襧豆子の等身大フィギュアからスタート。2人と一緒に記念撮影を楽しもう。先に進むと、名シーンの原画が並ぶセクション、宿敵の鬼や主人公が所属する鬼殺隊のリーダーである「柱」にフォーカスしたエリアが登場する。会場に足を運んだ人だけが味わえるというラストの展示にワクワクが止まらない。

吾峠が本展のために描き下ろした『ウリ坊シリーズ』のイラストをあしらったTシャツや刺しゅうポーチなどのグッズも手に取ってみよう。迫力満点の原画に描かれた炭治郎たちの戦いに、胸が熱くなること間違いなしだ。入場には日時指定のチケットが必要なので注意してほしい。

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  • 子どもと一緒に
  • 水道橋

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』などのアニメーション映画で知られるスタジオ地図が、細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の公開を記念して、宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)で企画展を開催。スタジオ地図のアニメで印象的な「空」と「雲」にスポットを当て、これまでの作品ごとの描かれ方の紹介や、背景美術の魅力に迫る。

見どころは、空と雲の名シーンを「こころ揺さぶる名セリフ」とともに堪能できる、TeNQでしか観られないオリジナルのスライドショー。かつてない没入感で、スタジオ地図が歩んだ10年の軌跡と卓越した世界観を体感できそうだ。

前売り券で予定枚数が終了した場合、当日券の販売はないので注意してほしい。

  • Things to do
  • 六本木

実写映画化でも話題を集めた『約束のネバーランド』のアニメの世界に入り込める、体験没入型イベントが六本木ミュージアムで開催。「展示品を見る」のではなく、「世界観を体験する」ことを目的とした新感覚の楽しみ方で、まるで登場人物の一人になったかのように、主人公たちと同じ目線を共有できる。

GF(グレイス=フィールド)ハウス脱獄編とは、GFハウスという孤児院で平穏に暮らす38人の子どもたちが、ある事件をきっかけに、そこが食用の子どもを育てる恐ろしい農園であることを知り、母親代わりの「ママ」から逃走を図るハラハラドキドキのエピソード。GFハウスの世界観と命懸けの脱獄の緊張感、そしてキャラクターたちの魅力がどのように体感できるのか、期待がふくらむ。

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  • Things to do
  • 青海

日本科学未来館の3階常設展示「零壱庵」で、大友克洋監督の名作アニメーション映画『AKIRA』に焦点を当てた展示が1年間公開。

今回の展示は『AKIRA』の「音(音楽、セリフ、効果音)」に注目している。『AKIRA』の音楽を作曲した芸能山城組の山城祥二は、「サウンドモジュール」という方式を考案し、世界中のさまざまなコミュニティーを巡るフィールドワークで収集した、民族の祈りの声や楽器を用い、それまでの映画音楽にはなかった音世界を成立させた。

展示では、3面にプロジェクターで投影する映像によって制作背景が紹介されるほか、山城自身が設計した可聴域以上をも再生可能な6台のスピーカーによる迫力のサラウンドを体感できる。約15分間の映像体験と『交響組曲AKIRA』より楽曲を紹介。『AKIRA』ファンには見逃せない展示だ。

入館は、オンラインによる事前予約が必要。

アニメが好きなら……

  • アート

海外旅行どころか、東京都心へ出かけることすらままならない非常事態が続いている。そんな生活に潤いを与えてくれるのがアニメだ。スクリーンと想像力の中でなら、私たちはどこまでだって羽ばたける。

ここでは、Netflixや各種の動画配信サービスで視聴できる、東京近郊を舞台にした良作なアニメを紹介。『鬼滅の刃』に引き続いて大きな話題を呼んでいる作品から、30年の時を経てアニメ映画化が決まった名作まで、すでに知られた作品ばかりだが、今こそ見直す理由がある。

作品の特徴を表す、三つのハッシュタグから気になる作品を見つけてほしい。

  • アート
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六本木ミュージアムで、従来の「見る」展示を超えた新感覚の『体験ミュージアム「約束のネバーランド」GFハウス脱獄編』が、2021年7月17日に開幕した。来場者は子どもたちが暮らす児童養護施設GF(グレイス=フィールド)ハウスの一員」となったつもりで、主人公エマたちがGFハウスの真実を知り、脱獄するまでの各シーンを、匂いまで再現された臨場感あふれる空間演出とアニメーションによって、一緒に体験することになる。

 

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  • 映画
  • アニメーション

 平成は日本のアニメ史においても重要な転機であり、重要な作品を多く生み出した時代だった。「オタク」というワードが世界中に浸透し、アニメ文化そのものが国境を越えたのは、平成時代に生み出されたアニメが国際的に評価されるようになったからだろう。また、この30年の間に制作面でも手描きからCG技術へと大きな進歩もあった。

令和を迎えて早くも2年。現在はスタジオジブリの新作から、大人向けのマニアックな作品までが多言語に訳され、アニメの舞台を訪れるために訪日する外国人も増えている。ここではもう一度じっくり見たい、アニメの黄金期を代表する作品を紹介しよう。

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