1. 神田明神
    神田明神
  2. 須賀神社
    須賀神社(Photo: Photo AC)
  3. 立川諏訪神社
    立川諏訪神社(Photo: Photo AC)

東京、漫画やアニメの舞台として知られる神社10選

四ツ谷や新宿、神田など、「あの名作」に登場する聖地

Mari Hiratsuka
編集:
Mari Hiratsuka
テキスト:
Sayuri Honda
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アニメの「聖地巡礼」という言葉が浸透してもう何年も経つが、実際に訪れたことはあるだろうか? 東京は、アニメや漫画の舞台として描かれている場所が多く、特に美しく情緒ある「神社」は、しばしば印象的に登場している。

ここでは、「東京リベンジャーズ」や「美少女戦士セーラームーン」「聖☆おにいさん」など、話題作に登場した神社を紹介する。「聖地」を訪れ、アニメの世界観にどっぷりと浸ってみては。

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  • 四谷三丁目

一世を風靡した映画「君の名は。」のラストシーンで使われたのが、四ツ谷にある「須賀神社」。四谷三丁目駅から徒歩7分ほどの場所にあり、江戸時代からこの土地に鎮座する歴史ある神社だ(「須賀神社」と改称されたのは明治元年)。宣伝ポスターのキービジュアルとしても使われていたのでピンと来る人も多いだろう。

映画ではラストに主人公、宮水三葉と立花瀧が再会するシーンの舞台として、神社の階段(男坂)が描かれる。坂上からの眺望は、都心とは思えないほど風情があり心安らぐ。どこか懐かしい風景が主人公たちと共鳴し、切ない感情があふれ出す。本作を観た人なら絶対に訪れたくなる場所だ。

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  • 麻布十番

「麻布氷川神社」は、アニメ聖地巡礼の先駆けになったともいわれているスポット。国際色豊かな麻布に位置し、国内外から多くの参拝客が訪れる神社だ。

「美少女戦士セーラームーン」に登場する、巫女の火野レイが住む「火川神社」のモデルとされており、彼女の初登場回では、入口の大きな石碑と鳥居が描かれるほか、仲間たちが神社に立ち寄るシーンもある。2022年からは連載30周年企画が進行中。セーラームーンを記念して、月参りしても楽しい。

少しマニアックな聖地を見たいなら、レイがはじめてセーラーマーズに変身して妖魔を倒す「仙台坂上バス停」も近くにあるのでおすすめだ。

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  • 立川

立川にある「諏訪神社」は、漫画「聖☆おにいさん」で主人公のブッダとイエスが訪れた場所。1200年の伝統を持ち、獅子舞と相撲の名社といわれているほか、珍しい「目の神様」も拝める。

下界に降りた聖人2人が、立川のアパートで暮らす日常をコミカルに描いた同作で、2人が神輿(みこし)を担ぐのが諏訪神社だ。尊い立場でありながら、人間の祭りを全力で楽しむ姿がほほえましい。作中で登場した商店街のモデルとなる「シネマ通り商店会」や、鬼の滑り台が印象的な「錦第二公園」などにも足を運びたい。

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  • 末広町

御茶ノ水にある「神田明神」は、スクールアイドルの奮闘と成長を描くアニメ、「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地として、絶大な人気を誇るスポット。同社は「江戸の守り神」として1300年にわたり鎮座し、縁結びや商売繁盛の神社として有名。2018年12月には、食事処や土産店などが入った文化交流館「EDOCCO」がオープンした。

神田明神は主要キャストのひとり、東條希のアルバイト先として登場するほか、重要なシーンでも使われている。特に境内に続く「男坂」は、メンバーがトレーニングのために駆け上がる長い石段で有名。キャラクターが描かれた初詣グッズの販売などもしているので、ファンも堂々と聖地を楽しめるだろう。

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  • 沼袋

沼袋にある「中野沼袋氷川神社」は、「東京リベンジャーズ(以下、 東リベ)」のファンに愛されるスポットだ。厄よけと、幸せを呼ぶ「三本願い松」で知られ、中野区内で七福神の礼拝ができる唯一の場所としても信仰を集めている。

物語の軸となるチーム、東京卍會が結成された神社のモデルとなっており、数ある「東リベ」の聖地の中でも、特に重要なスポットだ。人気キャラクターのマイキーが座った神楽殿をはじめ、作品では境内の景色が忠実に描写されている。メンバーがお守りを購入するシーンもあるので、参拝後にチェックしてみては。

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  • 岩本町

秋葉原に行ったついでに立ち寄れる聖地であり、「STEINS;GATE」を知る人なら一度は訪れたい「柳森神社」。タイムトラベルを題材とした本格SFノベルゲーム「シュタゲ」は、複雑で緻密なストーリー展開が話題となり、2011年と2018年にはアニメも放送された。

神田にある柳森神社はメインキャラクターのひとり、漆原るかの実家のモデルであり、主人公の岡部倫太郎も訪れる場所だ。実際に登場するのは入口の階段と鳥居だけだが、倫太郎とるかのデートシーンをはじめ、駅から神社へ向かう道中にある「神田ふれあい橋」などが何度か登場する。

境内のモデルとなった、入谷の「秋葉神社」もあわせてチェックしてほしい。完璧な聖地巡りができるだろう。

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  • 新宿

新宿のオアシスとして親しまれる「花園神社」は、江戸時代からから芝居や舞踊の興行に縁が深かったため、芸能関係の奉納が多いことで有名な神社だ。そして、声優が披露するラップの完成度の高さからも人気を集めた「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」の聖地でもある。

作中では、「シンジュク・ディビジョン」の代表ユニットの「麻天狼(まてんろう)」が、ライトアップされた夜の本殿をバックにラップを披露。音が実体化し飛び交う、非現実的な世界の中でも、花園神社は圧倒的な存在感を放っている。なお、2023年10月にはアニメ2期の放送が決定した。

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  • 調布

調布市にある「布多天神社」は、漫画家・水木しげるが「ゲゲゲの鬼太郎」を描くにあたり、参考にしていた神社だ。

社殿の裏にある雑木林(現在は非公開)が、鬼太郎の暮らす森のモデルといわれており、アニメ第6期のオープニングでは境内が描かれた。約1940年前の創建といわれている神社は、どこか不思議な空気をまとっており、本当に妖怪が住んでいると言われても納得できる。

毎年11月に調布市が開催している「ゲゲゲ忌」では、作品にちなんだイベントが企画されるほか、「布多天神社」では限定特別御朱印も頒布される。調布駅から徒歩5分ほどの「鬼太郎ひろば」には、妖怪たちのオブジェが設置されているので、あわせてチェックしよう。

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  • アトラクション
  • 宗教的な建物&場所
  • 浅草

世界中に旋風を巻き起こした「鬼滅の刃」に登場するのが、「浅草寺」にほど近い「浅草六区通り」。同通りは「六区ブロードウェイ」とも呼ばれ、大正から昭和にかけて東京の歓楽街の中心として親しまれた。

「竈門炭治郎 立志編」で主人公の炭次郎が宿敵、鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)と対峙する重要なシーンの舞台となっている。作品の中で全盛期の街並みが再現された浅草は、現在の装いとは異なるが、今も大衆演劇の登り旗や仲見世通りには当時の面影が残っている。

六区から7分ほど歩くと、「遊郭編」のモデルになった吉原遊郭の跡地「千束」がある。遊郭と関わりのある「吉原神社」にも参拝してほしい。よりコアな聖地巡礼が楽しめるだろう。

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  • 多摩

聖蹟桜ヶ丘の「いろは坂」を登った小高い山に位置する「金比羅宮」は、スタジオジブリのアニメーション作品「耳をすませば」に登場する場所。縁結びや家庭円満で知られる大物主神(おおものぬしのかみ)が祭られている。

作中では、雫が同級生の野球部員、杉村に告白されるシーンで登場。神社に向かう長い階段は、雫が勢いよく駆け降りていく場面で描かれた。境内には作品をオマージュした、自動販売機の恋みくじが設置され、恋愛成就のパワースポットとしても人気を集めている。

作中に登場する「ノア洋菓子店」と桜ヶ丘ロータリーも近辺にあるので訪れてほしい。坂が多いので、履き慣れたスニーカーで訪れたい。

漫画やアニメが好きなら……

  • 映画

日本人が映画館に足を運ぶ平均ペースは「年1」なのだという。これはアメリカと比較すると4分の1の回数で、「日本人はあんまり映画館には行かないんだナァ」という小学生並みの感想を思わず述べてしまうが、そんなふうに映画鑑賞がけっして盛んとはいえない我が国において、常に話題をかっさらい続けている一大ジャンルがある。『漫画の実写映画』だ。

 

  • Things to do
  • ウォーキング&ツアー

日本の文化を海外に伝えてきたアニメといえば何が思いつくだろう? ハローキティのカワイイ文化、それとも進化し続けるポケモン? 多くの人にとって、スタジオジブリ作品に登場するキャラクターは、日本文化を子どもたちの心の中に招き入れる、魔法の扉だったのではないだろうか。そんな「ジブリ」に関連するスポットは、パズルのピースのように東京のあちこちにちりばめられいる。

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  • トラベル

空に浮かぶ城から生い茂った森まで、宮崎駿の想像力は果てしない。彼が手がける異世界のいくつかは目を見張るほど美しく、まるで現実に存在するかのような説得力がある。

この記事では、長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』の舞台とうわさのスポットを紹介。全て製作に影響を与えたと公式に認められているわけではないが、まるで映画の中にいるような体験ができる。金具屋で温泉につかったり、海上の下灘駅で電車に乗ったりと、千尋になったつもりで訪れてみよう。

 

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