ジャコメッティの作品を集めた新しい美術館がパリに誕生

2026年オープン予定、1万点もの作品が集結

Ed Cunningham
テキスト:
Ed Cunningham
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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アート、特に彫刻好きにとって、本当に本当にうれしいニュースが到着した。2026年、伝説の彫刻家アルベルト・ジャコメッティに特化した美術館「the Giacometti Museum and School」がオープンすることになったのだ。そう、一つの大きな美術館だ。フランス・パリの古い鉄道駅である旧アンヴァリッド駅を改装して誕生するこの美術館には、ジャコメティ作品がなんと1万点も収蔵されるという。

ジャコメッティは、1901年生まれのスイス人で、1966年に死去。20世紀を代表する彫刻家として広く知られているが、彼は画家、版画家でもあった。キュビスムとシュルレアリスムの影響を受け、1945年から1960年にかけて制作された背の高い、薄いブロンズ像作品で最もよく知られている。

旧アンヴァリッド駅
© Luc Castel旧アンヴァリッド駅

ジャコメッティが長年住んで活動していたのはパリ。そのため、同地に、彼をフィーチャーした巨大な美術館ができるのは理にかなっているといえる。

この美術館の展示スペースは6000平方メートルとなる見込みで、ジャコメッティの作品を集めた美術館としては、世界最大となる。展覧会は常設展だけでなく、企画展も開催される予定。また施設の完成後は、ジャコメッティ財団の本拠地がこの美術館に置かれるという。 

ジャコメッティにどっぷり浸かるのを2026年まで待てないという人は、パリの14区へ向かおう。この場所には、ジャコメッティ財団の現在の拠点である「Giacometti Institute」という施設があり、展覧会で彼の作品を観ることができる。

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