1. Hakone Honbako
    Photo: Kei SugimotoHakone Honbako
  2. 日光金谷ホテル
    画像提供:日光金谷ホテル/Booking.com
  3. Hoshinoya Fuji
    Photo: Hoshinoya FujiHoshinoya Fuji
  4. 「CAPSULE HOUSE-K」(Photo:Keisuke Tanigawa)
    Photo: Keisuke TanigawaCapsule House-K

日本で最も美しいホテル&リゾート施設15選

京都の名建築や新雪のニセコ、紅葉の日光など日本各地で夢のような宿泊を

Emma Steen
テキスト:
Time Out Tokyo Editors
Emma Steen
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タイムアウト東京 > トラベル >日本で最も美しいホテル&リゾート施設15選

旅先の宿泊施設は、荷物の一時保管や休息するための場所にすぎない。しかし旅そのものであり、日常のストレスから解放されてリラックスでき、その地域を体験する場所でもある。

ここでは、旅の目的にぴったりな快適な日本のホテルやリゾート地を紹介。山奥のモダンなホテルから天然温泉のある伝統的な旅館までそろっている。これらの施設は、次の旅行計画のハイライトになるだろう。

※宿泊料金は季節によって異なる場合があるため、最新情報は公式ウェブサイトで確認しよう

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  • ホテル

約300年の歴史を持つ白井屋旅館の跡地にオープンしたホテル。「前橋のまちなかを活性化したい」という思いから、建築家の藤本壮介をはじめさまざまなクリエーターが集結した、アートと食と文化が交わる交流の場となっている。建物はかつての老舗旅館のコンクリートをむき出しにした構造や、大胆な吹き抜けが特徴だ。

ミシュランガイド東京で二つ星獲得のフレンチレストラン、フロリレージュの川手寛康が監修するレストランや、レアンドロ・エルリッヒのインスタレーション「ライティング・パイプ」を眺めながら過ごせるラウンジバーもおすすめしたい。

山梨県河口湖にある星のや富士では、幾何学的な形が特徴の部屋から、日本で最も神聖な澄んだ山々を遮るものなくパノラマビューで楽しめる。木々に覆われた山々にひっそりとたたずみ、最上級ホテルでしか提供でない景色だ。グランピング施設としても取り上げられ、究極のデジタルデトックスを体験できる。

食事は富士山を見ながらとることができ、朝食は部屋で食べられる「モーニングボックス」、ランチは屋外の森の石窯で焼くピザ作りワークショップ、ディナーは「グランピングカレー」と「山麓のしゃぶしゃぶ鍋」から選ぶことが可能。

ハンモックでゆられながら贅沢な時間を過ごしたり、風光明媚(ふうこうめいび)な山々をガイド付きハイキングを予約したり、近くの河口湖で早朝のカヌーを楽しんだり、サドルに乗って湖の岸に沿って乗馬したり......。楽しみ方はさまざまだ。都会から離れて、ゆったりと星空を眺めよう。

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街から離れた静かで華やかな北海道ニセコの高級旅館、坐忘林では、最新設備と古き良き風景の両方を堪能できる。

洗練された木製のテーブルは、日本の美意識の一つ「わび・さび」をテーマに、モダンな建築様式。坐忘林の最大の特徴は、天然温泉が湧き出る浴場だ。さらに各部屋には露天風呂があり、周りを気にすることなく温泉と景色を独り占めできる。また料理長・瀬野嘉寛(せのよしひろ)が率いるレストランでは、地元の食材を使用した懐石料理が味わおう。

  • トラベル

北海道白老町に2022年1月14日に開業した界 ポロト。温泉旅館のくつろぎと、斬新なデザイン、ホテルの快適さなどが融合している星野リゾートの「界」ブランド19軒目の施設だ。42室の客室は全てポロト湖に面したレイクビュー。アイヌ民族に伝承される文様や建築様式を取り入れた界 ポロトに滞在し、その世界観を体感しよう。

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  • ホテル
  • ブティックホテル
  • 箱根

館内全体を書斎ととらえた、「本のある暮らし」を提案する箱根本箱は、本好きにとって「お気に入りの書店で心穏やかな時間を過ごす」感覚を覚えるホテルだろう。

メインロビーには、棚自体に組み込まれた読書用の小さな隅があり、そこでもくつろぐことができるのだ。ホテルには約1万2000冊の本があり、客室にも用意されている。コレクションは日本の著名な写真家、建築家、小説家、さらにはシェフグループと協力し、図書館には彼らの個人的なお気に入りの読み物までそろっている。

客室ではふかふかの羽毛布団で好きな本を持って一日中くつろげるが、ホテルにはほかにも魅力がある。心地よい映画館や、ヒノキを使った露天風呂で、山の景色を眺めながらまったりと過ごそう。

  • トラベル
  • トラベル

京都の鍵屋町正面通にある任天堂旧本社社屋を2022年4月1日にリノベーションしたホテル。客室はルーフトップテラス併設の丸福樓スイート、露天風呂と和室併設のジャパニーズスイートなど、7つのスイートを含む全18室から成る

予約の際に、旧館と新館のどちらかを選択することができ、旧館は当時の建築様式や内装をいかした空間で、安藤忠雄が設計監修した新棟はシンプルでスタイリッシュな居住性の高い空間だ。

敷地内には宿泊者用のレストランとダイニングラウンジなども併設している。 

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  • ホテル

シアトル発のエースホテルによるアジア初進出施設。建築家の隈研吾と、エースホテルの長年のパートナーであるコミューンデザイン(Commune Design)とのコラボレーションにより、旧京都中央電話局を一部修復した棟と新築棟を融合した新風館内に誕生する。

全213室の客室は、スタンダードキングほかスイートルームを含めた計9タイプ。各客室には、音楽を象徴するターンテーブルやギターなど、アメリカや日本のクリエーターによって制作されたオリジナル家具やアートが設置されている。

館内のアメニティーは、日本のトータルビューティーカンパニー、ウカ(uka)がエースホテルのために手がけたオリジナルグッズ。ウカの製品は今後日本国外も含めた全エースホテルでも使用される。

1936年に建てられた金具屋は、温泉の歴史が豊かな山あいの町、渋温泉にある老舗の伝統的な旅だ。独特の赤い壁のインテリアは、スタジオジブリのアニメーション映画「千と千尋の神隠し」に登場する浴場と似ており、多くのジブリファンを魅了している。

金具屋には全部で八つの風呂があり、そのうち五つは予約可能なプライベートバス。あとの三つの大浴場は、龍瑞露天風呂、ステンドグラスのあるローマ風呂、渋温泉と地獄谷野猿河原の天然温泉を組み合わせ白濁した鎌倉風呂だ。

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  • アート

黒川紀章による「もう一つのメタボリズム建築」ことCAPSULE HOUSE-K」が、宿泊施設として公開されている。1973年、軽井沢に黒川が自らの別荘として建てられたもので、およそ50年非公開となっていたものだ。

玄関に近い側から、台所、寝室、寝室、茶室と4つのカプセルが取り囲む。2つある寝室はユニットバス付きで、丸窓からは雄大な浅間山の風景が望める。茶室にも丸窓があるが、こちらは障子の向こうに透けて見えるようになっており、数寄屋造りの意匠に溶け込んでいる。

惜しくも解体されてしまった銀座の「中銀カプセルタワービル」と同建物は、カプセル建築であることはもちろん、垂直に立つ鉄筋コンクリート造のシャフトにカプセルが取り付くという構成など類似する点も多い。宿泊は一棟全体を貸す方式で、最大で7人が宿泊できる。料金は1泊20万円前後だ。

関連記事山奥に眠るメタボリズム建築の傑作が宿泊施設へ

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芸術の島である直島に訪れるアートファンは、ベネッセハウスによく宿泊する。1992年に建築家の安藤忠雄が設計したホテルは、直島で象徴的な草間彌生の「南瓜」(黄色の大きなカボチャの作品)から、徒歩わずか10分ほど。島ではほかにもあらゆる面でアートやデザインを間近で体験でき、家具から海の景色まで全てが芸術作品のようだ。

島の散策をして一日中歩いて過ごした後は、海を眺める浴場で汗を流そう。

瀬戸内海上を行く「ガンツウ(guntû)」は「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」がコンセプトのクルーズ客船だ。

全長81.2メートルの船は、建築家の堀部安嗣が設計。ゆったりとした船内には洗練されたデザインの客室がわずかに19室。ヒノキの露天風呂を備えた客室もあり、船内には「鮨カウンター」や目の前で作る和菓子を出すラウンジなど、伝統的な和のしつらえで優美なひとときを楽しむ事ができる。

最西部は山口県上関沖、最東部は香川県小豆島沖まで航行する。流れゆく景色を船内で見ながら、ゆったりと過ごす贅沢を堪能してほしい。

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  • ホテル
  • 日本橋

「泊まれるアート」をテーマに、旅行者と日本のアーティストが交流することのできるビーエヌエー ホテル(BnA HOTEL)の4拠点目。

BIEN、コリュ、SIDE CORE、YOSHIROTTEN、magmaなど気鋭の若手アーティスト、アートディレクター23組と共に宿泊型アート作品26部屋を提供する。

また施設の象徴となる大壁は、ストリートアートを発信し塗り替え続けられる壁画を制作。1階には渋谷の音楽カルチャーを発信する花魁(おいらん)によるバーや、地下には三井不動産と協力し、日本橋エリアにアートを供給する拠点や制作現場を設置している。

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  • ホテル
  • 目黒

日本でも指折りの精巧かつ華やかなホテルの一つである雅叙園は、東京の目黒にある。豪華なレストランと、コイが泳ぐ日本庭園があり、展示などのイベントが定期的に行われている。

1931年、関東大震災から復興してすぐに完成し、雅叙園は人々の希望の光であり、特別な時間の代名詞でもあった。

20世紀の日本美術の作品が多く展示されているため、一度に全てを見学するのは難しいが、幸運なことに無料のガイド付きツアーを提供。貴重な作品に焦点を当て、深く学ぶことができる。

旅先を思案するなら......

  • トラベル

観光が最も盛んになるのは桜の咲く春先や秋の紅葉シーズンだが、日本には冬にしか見られない美しい景色がたくさんある。また、寒さを忘れて雪遊びに熱中した後は家族で温泉につかったり、熱々の鍋を囲んで「あったまる」のも冬ならではの文化。

ここでは珍しい自然現象に出会えるスキー場や、湯けむりの上がる温泉街など、冬景色とともに特別なひとときを過ごせるスポットを紹介する。

  • トラベル

空に浮かぶ城から生い茂った森まで、宮崎駿の想像力は果てしない。彼が手がける異世界のいくつかは目を見張るほど美しく、まるで現実に存在するかのような説得力がある。

この記事では、長編アニメーション映画『千と千尋の神隠し』の舞台とうわさのスポットを紹介。全て製作に影響を与えたと公式に認められているわけではないが、まるで映画の中にいるような体験ができる。金具屋で温泉につかったり、海上の下灘駅で電車に乗ったりと、千尋になったつもりで訪れてみよう。

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  • トラベル

避暑地として有名な軽井沢には、実は春夏以外にも楽しめる場所がたくさんある。ここでは、雪見温泉やスケートリンク、滝のライトアップやイルミネーション、冬の巣ごもりにもぴったりな雑貨店など、冬にこそ行きたいさまざまなヴェニューを紹介。Go To トラベルキャンペーンの旅先としてもぜひ検討してほしい。

  • トラベル

東京からアクセスの良い日光は特に紅葉シーズンには多くの観光客でにぎわうスポットだ。しかし、冬にはスキーや温泉、夏には登山や湖を眺めたりと一年を通して雄大な自然と気軽に触れ合えるという魅力がある。ここでは、定番の観光名所やカフェ、レストラン、バーなどを紹介する。

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  • トラベル

福岡からフェリーに乗って一時間でたどり着ける小さな離島、長崎県壱岐市。150の神社が島内にあるほか、弥生時代の歴史書『魏志倭人伝』にも登場する一支国の王都、原の辻遺跡が有名だ。歴史的な古式ゆかしい土地と思う人も多いが、時代の先端に立つ施設も多い。

今回はそんな話題のニューオープン施設を紹介しよう。国内に類のない手法で飼育されているイルカパークや、最先端技術が導入された陸上にあるフグの養殖場、「地域のショーケース」となっている五つ星ホテルなどユニークなものばかりだ。ぜひ旅のヒントにしてほしい。

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