タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、ベストアイスクリーム18選
東京は「甘いもの」に事欠かない街だ。夏はかき氷にアイスクリーム、ソフトクリームなど、冷たいスイーツが酷暑で火照った体をクールダウンしてくれる。
ここでは、タイムアウト東京の英語版編集部が厳選した18のアイスクリームショップを紹介する。コーヒーテイストのソフトクリームやシリアルが入ったアイス、濃厚な抹茶アイスなど、とびきりクールなアイスクリームの中から、お気に入りがきっと見つかるだろう。
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タイムアウト東京 > カルチャー > 東京、7月に行くべきアート展5選
2025年7月に東京で開催される注目のアート展を届ける。「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを担った建築家・藤本壮介の初の回顧展のほか、さくらももこの人気作品 『コジコジ』とアーティストとYOSHIROTTENとのコラボレーション展示など、今月も見逃せない展覧会が目白押しだ。
新たな作品世界に出合う、刺激的な夏を過ごしてほしい。
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タイムアウト東京 > カルチャー > 東京、ブックラウンジ8選
近年、大型書店に併設され広がりを見せているのが、「ブックラウンジ」とも呼べる空間だ。ブックカフェとは異なり、入場料を支払うことによって本を自由に読める。
その源は2018年、「青山ブックセンター」の跡地にオープンした「文喫」にさかのぼれる。出版取次大手の日本出版販売株式会社の子会社が運営する。また、2019年には「TSUTAYA」がプロデュースする「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」が渋谷に登場し、各地に急激に展開している。
背景には、書店の生き残りをかけた収益源の多角化やコロナ禍を経てのコワーキングスペースの需要の高まりがある。書店ではこれまでもカフェを併設するケースが見られたが、比較的資金力のある取次や大手書店がそれを進化させたのが、ブックラウンジだろう。
利用者にとっては、本に触れ、読書するのに絶好の場所といえる。働いて本を読めなくなった人も、たまの休日、スマートフォンを手放した手で本を持って、デジタルデトックスのひとときを楽しんでみては。
読書のおもしろさを再確認できたなら、次は近くの街の本屋や独立系書店、ブックカフェにもぜひ足を延ばしてほしい。
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タイムアウト東京 > Things to do > 7月にオープンする見逃せない新施設8選
東京の夏がもっと楽しくなる、新スポットが続々とオープン。アジア最大級のティファニー旗艦店、かわいい犬の従業員が出迎えるフェアモント東京、廃校をリノベーションした複合施設や、ちいかわパークまで、特別な時間を演出してくれる場所が勢ぞろい。
また、都内ではないが、沖縄では大規模テーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業。沖縄の壮大な自然を生かしたダイナミックなアトラクションやスパを楽しめる。
ニューオープンをチェックして、夏のホットなお出かけ計画を立てよう。
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タイムアウト東京 > 音楽 > 東京、7月に行くべきジャズイベント5選
また東京に夏がやってきた。今月も酷暑を超える熱をもって鳴らされる、この街ならではのライブを5本ピックアップした。
レジェンドへの追悼から若き才能の邂逅、昼のコストパフォーマンス最高のアンビエント、現代ジャズの最前線、パステル画とのコラボレーションまで。ぜひ現場へ足を運んでほしい。
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、イマーシブな没入型レストラン5選
ドラマティックで濃密なエンターテインメントが目の前で繰り広げられ、物語やコンセプトの中へと没入できるイマーシブなレストラン。ゴーグルを装着してVRの世界へ潜り込んだり、プロジェクションマッピングで異空間へと導かれたり、あるいは魔法学校を体験してみたりと、一流のキャストや圧巻の映像により、店内では予想を超えた出来事が待っている。
ここでは、没入空間の中で美食やコンセプチュアルなフードが楽しめる、都内のレストランやカフェを紹介したい。
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タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、七夕祭り7選
1年に一度、太陰太陽暦の7太陰月の7日だけ、織姫と彦星が出会えるとされる七夕。東京では、ユニークな七夕飾りが登場する恒例祭りのほか、ライトアップや盆踊りなどをおりまぜ、アップデートしたイベントが開催される。
注目は、1.2キロメートルのかっぱ橋本通りに七夕飾りが並び、増上寺では天の川に見立てられた無数のキャンドルが入り口から大殿前まで並ぶイベントなど。童心に帰って楽しんでみよう。
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タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、一風変わった体験型バスツアー
旅行の楽しみは目的地だけでなく、移動中の時間にもある。今回は、単なる移動手段にとどまらない「体験型バスツアー」を、東京発着に限定して紹介。食やライブ、アート、さらには首都高を激走するアトラクションのようなものから、バス内サウナまで、一度は乗ってみたいユニークな体験をしてみてほしい。
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タイムアウト東京 > カルチャー > 東京、7月から8月に行くべきアート展
東京の人気ギャラリーや美術館で開催するアート展を紹介。ガチャガチャにフォーカスした展示から、大奥の歴史と文化に迫るもの、ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソン展まで、今月も注目の展示が盛りだくさんだ。
厳選したアート展を紹介する「東京、7月に行くべきアート展5選」「東京、7月に行くべき無料のアート展8選」という記事も公開しているので、併せてチェックしてほしい。
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タイムアウト東京 > 夜の東京ガイド > 東京近郊、海辺のビアガーデン6選
本格的な夏が近づき、外飲みにぴったりの季節。夜でも暑い日には、開放的で涼しげな海辺のビアガーデンに行くのがおすすめだ。ここでは、東京湾を一望できる夏限定の停泊型船上ビアガーデンや、黒毛和牛ロース肉など素材にこだわったグルメも楽しめるイベントなど6つを紹介。きらめく海と潮風とともに、大人の夏休みを満喫しよう。
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ほぼ毎週末、大井競馬場内に設けられた会場スペースで行われているフリーマーケット。毎回300前後の店が出店する。出店者はいわゆる「プロ」といった品揃えの店が多く、日用品からコレクターズアイテムまで、大小様々な商品がバランスよく一堂に会しているのが特徴だ。なお、雨天時は中止。2016年4月以降の日程は変更の可能性あり。
「森美術館」で、「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が開催。「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを担当するなど、今最も注目される日本の建築家の一人である藤本壮介の初の回顧展だ。
藤本は東京とパリ、深圳に設計事務所を構え、個人住宅から大学、商業施設、ホテル、複合施設まで、世界各地でさまざまプロジェクトを展開している。2010年の「武蔵野美術大学美術館・図書館」、近年ではフランス・モンペリエの集合住宅「ラルブル・ブラン(白い樹)」やブダペストの音楽複合施設「ハンガリー音楽の家」など、高い評価を得たプロジェクトを次々と完成させた。
本展では、活動初期から世界各地で現在進行中のプロジェクトまで主要作品を多数紹介し、四半世紀にわたる建築家としての歩みや建築的特徴、思想を概観する。また、模型や設計図面、記録写真に加えて原寸大模型やインスタレーションなども展示される。
藤本建築のエッセンスを視覚的にも空間的にも体験してほしい。
※10~22時(火曜は17時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は未定
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映画界の巨匠、ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)の映像表現の革新性をひもとく日本初の展覧会が、新宿・歌舞伎町の「王城ビル」で開催。ゴダール最後の長編作品であり、「カンヌ映画祭」で映画祭史上初の「スペシャル・パルムドール」を受賞した『イメージの本』を、映像インスタレーションとして再構成する。
『イメージの本』は、歴史・戦争・宗教・芸術などの変遷を、さまざまな映画の引用でコラージュし、振り返る映画作品。本展では、映画上映の時系列的な束縛を打ち破り、視覚・空間的にゴダールの世界を体感する。映像や音の断片を通じて、ゴダールの思考に入り、彼の眼で世界を見つめる観察者となっていく。
キュレーターは、2010年の映画『ゴダール・ソシアリスム』から撮影・音響・編集を手がけ、晩年のゴダールの右腕であったスイスの映画作家、ファブリス・アラーニョ(Fabrice Aragno)。これまでドイツ、スイスなどで、会場の特徴を生かした展示が行われてきた。
また、クラウドファンディングも実施しており、リターンの一つには、『イメージの本』の制作ノートや先行販売チケットなどが用意されている。
新しい形で映画とアートの鑑賞体験を提供し、ゴダールの芸術性を極限にまで拡大させた本展。チケットの発売は6月から。往年の映画ファンはもちろん、ゴダールを知らない若い世代もぜひ足を運んでほしい。
※12〜20時/料金は2,200円
2024年8月に完結を迎えた、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。本展の原画展が、「クリエーティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」でスタートする。
本展では、作者・堀越耕平の直筆原稿に加え、ここでしか見られない貴重な資料類が多数公開される。本展のために描き下ろされたキービジュアルを使用したオリジナルグッズも販売予定だ。本作で繰り広げられた熱戦を、ミュージアムで体感してみては。
グッズ付きチケット(3,900円、税込み)も販売。チケットを購入した18歳以上の入場者1人につき、未就学児1人まで無料で入場することができる。詳細は、公式ウェブサイトを確認してほしい。
※10〜20時(入場は19時30分まで)/料金は2,200円、高校生1,400円、小・中学生900円
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靖国神社で開催される、毎年恒例の祭り。期間中、大小3万を超えるちょうちんや、各界名士の揮毫(きごう)による「懸雪洞(かけぼんぼり)」が掲げられ、境内を華やかに彩る。本殿では毎夜、慰霊の祭儀が執り行われる。
そのほか、「青森ねぶた」「阿波おどり」「江戸芸かっぽれ」など、日本各地の祭りが境内に集結。靖国神社へ行くだけで、日本中を旅行したような気分になれる。
参道の中央ではやぐらを囲んで盆踊りを楽しむ「納涼民踊のつどい」が同時進行。企画定番曲から各地の民謡、さらにその年の新曲まで、幅広い選曲が魅力だ。
ちょうちんの灯りと賑やかな太鼓の音に包まれながら、夏の訪れを感じてほしい。
※17時〜、各行事の開催時間は公式ウェブサイトを確認/参加は無料
「ジャズライブはチャージが高い!」と嘆く学生諸君に朗報だ。東京で一番コストパフォーマンスがいいライブは「新宿ピットイン(PITINN)」の平日の昼の部、これ一択である。1,430円(税込み)で1ドリンクが付くとは、この物価高騰の世の中、最も良心的な料金だと思う。
平日の昼だからと多数の来客を期待せず、演奏に注力するミュージシャンもいるようだ。ぜひこれを読んだあなたが来店して、プレイヤーを驚かせてほしい。
この日のライブは立ちながらのドラム演奏とポリリズムで、スガダイローや纐纈之雅代といった先輩を驚かせる秋元修のカルテットが登場。King Gnuの常田大希が率いるMILLENNIUM PARADEにも参加するトランペッター・石川広行も出演する。4人のプレイヤーが奏でるアンビエントなサウンドを楽しもう。
※14時〜/料金は1,430円(1ドリンク込み)
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「COJI-COJI UNIVERSE COJI-COJI meets YOSHIROTTEN “SUN”」が、「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」で開催。さくらももこの人気作品 『コジコジ』の漫画原作30周年を記念し、アーティストのYOSHIROTTENとのコラボレーションが実現した。
YOSHIROTTENは、地球・光・色彩を題材に、自然界と都市文化、空想科学と精神世界が混じり合う世界観を描いている。2023年、国立競技場の大型駐車場を皮切りに開催された巨大インスタレーションのアートプロジェクト「SUN」は、大きな話題となった。
銀色の太陽が周囲の色彩を反射するイメージで構成されている同作は、ファインアートと商業美術、デジタルと身体性など複数の領域を往来するYOSHIROTTENならではの、SF的世界観と普遍性が混じり合ったシリーズだ。
本展では、「SUN」の世界にコジコジが出会い、今まで見たことがないユニバースな色彩をまとう全く新しい展覧会となる。EXHIBITED WORKS作品、立体作品をはじめ、365点のデジタルイメージに端を発する 「SUN」をモチーフにした作品の展示や、LEDの大型ビジョン展示など、多岐に展開していく。
※11~21時(7月28日は18時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は500円、小学生以下無料
誰もが持つ創造性に目を向け、自分なりの方法で「よりよく生きる」ことを考える「DIY(Do It Yourself/自分でやってみる)」をテーマにした展覧会が「東京都美術館」で開催。DIYの手法や考え方に関心を寄せる5組の現代作家と2組の建築家が、版画、ドローイング、言葉、写真、映像、インスタレーションなど、多様な表現で空間を作り上げる。
出品作家は、若木くるみ、瀬尾夏美、野口健吾、ダンヒル&オブライエン(Dunhill and O’Brien)、久村卓、伊藤聡宏設計考作所、スタジオメガネ建築設計事務所。身の回りのもので作る作品や、多様な人が関わる場のデザインに加え、震災や経済的な事情により多くのものを失った人々の切実な営みにも焦点を当てる。
また、実際に手を動かして体験できる参加型の作品も登場。見るだけでなく、つくる・話す・考えることで「つくるよろこび」を体感するだろう。
※9時30分~17時30分(金曜は20時まで)/入室は閉館の30分前まで/休室日は月曜(8月11日、9月15・22日は開室)、9月16日/料金は1,100円、65歳以上800円、学生700円、18歳以下無料
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「麻布台ヒルズ」の中央広場で「OUTDOOR CINEMA」が開催。「Summer Feeling」という作品選定テーマを下に、緑が広がるスペースでゆったりと映画鑑賞ができる。
2025年7月11日(金)は『真夏の夜のジャズ 4K』、12日(土)は『スタンド・バイ・ミー』を上映する。また、移動式のクラフトビアバー「エル カミオン(EL CAMION)」が会場に登場。ピクニックスタイルで楽しめるフードメニューとともに味わいながら、上質なひとときを過ごせるだろう。
さらに、麻布台ヒルズには映画鑑賞後の遅い時間からも楽しめる飲食店が多数あり、「サーワーン ビストロ(SAAWAAN BISTRO)」と「麻布台ヒルズカフェ」では「レイトハッピーアワー」も実施する。
なお、上映開始は19時15分からで、13日は映画を上映しないので注意してほしい。夏夜の風と緑を感じながら、心地よい映画体験をしてみては。
※12〜21時(13日は20時まで)/入場は無料
22歳でブルーノート・レコードからデビューし、昨年はミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)がプロデュースしたサードアルバム『Blues Blood』も話題になった、注目の若手サックスプレイヤーのイマニュエル・ウィルキンス(Immanuel Wilkins)。現代ジャズの第一線を体感したいなら、彼の来日公演は外せない。
彼のパフォーマンスを支えるプレイヤーとして今回注目したいのが、バハマ出身で日本人の名前を持つ、ベーシストのリョーマ・タケナガ(Ryoma Takenaga)だ。おそらく現在21歳前後の新鋭で、ニューヨークで活動しながら、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)の息子であるサックス奏者のラヴィ・コルトレーン(Ravi Coltrane)やトランペット奏者のチーフ・アジュア(Chief Adjuah)といった大物のバンドにも参加している。
奏者が一人入れ替わるだけで雰囲気や展開が変わるのも、ジャズの面白さ。ミステリアスなサウンドの中に熱さを感じるイマニュエルの楽曲がどう料理されるのか。熱い夏にひりっとしたスリルと芸術を味わいに行こう。
※22〜24日 1st 18時〜、2nd 20時30分〜/料金は8,800円〜
北海道が生んだ夜に食べる「シメパフェ」カルチャーの先駆け、イニシャルの表参道店。酒や飯の後に食べることができるように、砂糖が少なく甘さ控えめでリキュールジュレなどを入れ、大人な後味で終わるようなレシピになっているものが多い。
しかし同店パフェの一番の特徴は、北海道産の牛乳をふんだんに使ったソフトクリームだろう。一般的なソフトクリームとは比べものにならないほどの配分で牛乳を濃くしているそうで、そのミルク感は圧倒的だ。そして、上に乗るフルーツの果実本来の甘さとの組み合わせが絶妙で、サッパリとしたおいしさになっている。
本物志向の「ティーラテ」や「オルタナティー」のほか、茶とともに楽しむスコーンを販売するティーブランドの「チャバティ(CHAVATY)」。表参道にカフェを構える同ブランドは、オンラインショップでも厳選された茶葉やケーキのほか、オリジナルスコーンや自宅で使えるスコーン粉を購入できる。
バターの香りとほのかな塩気を感じるオリジナルスコーンは、毎日店で一つ一つ店で焼き上げている。菊型にすることで外はサクッと、中はしっとりとした食感が感じられるよう仕上げているそうだ。
中でも、美しいデコレーションスコーンと、それに合う茶葉がセットになった季節限定の「ストロベリースコーン&TEAセット」(オンライン限定、3,900円、税込み)は、心華やぐティータイムを約束してくれること間違いなし。「さくらストロベリー」や「ストロベリーホワイトチョコ」など、まるでテーブルに花が咲いたかのような、愛らしいスコーンを堪能しよう。
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ミシュラン一つ星を獲得したレストラン「タクボ(TACUBO)」のパティスリー専門店。レストランでも提供されているスイーツをテイクアウトで販売する。
同店の特徴は、時間予約制を導入していること。予約時間に合わせて調理を行うため、出来たてのおいしさを最大限に引き出したドルチェを持ち帰ることができる。
メニューにはフィナンシェ、ジェラート、プリン、シュークリームなど、厳選した素材で作る品が並ぶ。バターをしっかりと焦がすフィナンシェは、サクサクとした食感が癖になる逸品。時間がたったときは、トースターで少し温め直すとその食感が戻ってくる。滑らかさが際立つプリンや、濃厚なカ スタードクリームを入れたシュークリームも人気だ。
公式ウェブサイトで予約可能、数量限定で当日販売もある。こだわりが詰まったドルチェを自宅で堪能してみては。
※2021年10月1日オープン
お金や暮らしにまつわる多くの書籍が並ぶ空間と、使い勝手の良いカジュアルダイニングが融合したブックラウンジ。約220坪の空間には、金融の街である兜町ならではの書籍が充実するほか、他ジャンルの書籍も幅広くそろう。
店内には、読書が楽しめる『リーディングエリア』、水のせせらぎが心地よい『水盤エリア』、多様なリラックスチェアを配置し、植栽に囲まれた『リラックスエリア』があり、思い思いの時間を過ごすことができる。そのほか、8人まで収容できるミーティングルームや防音性に優れたブース、広々としたキッチンも完備。ゆったりくつろぎながら読書にふけってみては。
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「集い、想い、閃く書店」がコンセプトの「ツタヤ ブックストア 丸の内(TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI)」がオープン。2フロア吹き抜けの開放感あふれる店内からは東京駅が眺められ、書籍や文具、雑貨類を販売するのはもちろん、「シェア ラウンジ(SHARE LOUNGE)」も併設する。
旅・食・美容などの実用書やビジネス書など、約8万冊を販売。シェア ラウンジは、オンライン会議にも対応した個室17室と会議室2室を有し、200席を超える国内最大規模のものだ。アートスペースで定期的に入れ替わる作品は、観賞・購入できる。
自然素材を使ったアイスクリームとナチュラルワインが一緒に楽しめる「カシキ(Kashiki)」は、これまで100種以上のフレーバーを生んできたジェラート店だ。もともと店舗を持たず各地でポップアップを展開していたが、好評を博し、2022年から代々木上原で実店舗をオープンした。
旬のフルーツやハーブ、茶葉などを使った個性的な組み合わせのアイスクリーム(600円から、税込み)は、ここならでは。アイスクリーム以外にも、常時8種類程度のワインを揃えている。アイスクリームに合うものをセレクトしてくれるので、きっとお気に入りの組み合わせが見つかるだろう。
ラインアップは頻繁に入れ替わり、訪れる度に新しいフレーバーに出合える。カフェ利用はもちろん、飲んだ後の2軒目にもぴったりな一軒だ。
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東京モノレール・天王洲アイル駅直結の「ANAホリデイ イン東京ベイ」の1階に位置するブックラウンジ「ザ ライブラリー ラウンジ(The Library Lounge)」。ラウンジには122の座席を設置し、プライベートな時間を過ごせる半個室も5室備えている。
圧巻なのは、約2万5000冊におよぶコミックや書籍のコレクション。日本語・英語・中国語の3言語に対応している。
料金は、ソフトドリンク付きプランが1時間1,650円(以下全て税込み)から。以降は、30分ごとに825円が加算されるシステムだ。
そのほか、1時間2,750円でアルコールが楽しめるプランや、時間を気にせずに滞在できる1日利用プラン(5,500円)も用意。館内には、ドリンクのほか、アイスクリームやナッツ、ドライフルーツなどのスナックを自由に楽しめるスペースがあるのもうれしい。
2025年6月、池袋にオープンした、魔法学校をコンセプトにするカフェ「グリモワール(GRIMOIRE)」。新入生として魔法の世界に足を踏み入れ、魔法の授業や不思議な出来事、突然の演出など、ただの飲食では終わらない体験ができる。
フードメニューは「魔法世界」にちなんだもの。「ドラゴンカプレーゼ」は、ドラゴンの塩漬け肉に、伝説の木「ユグドラシル」のオイルをかけたという。知識が湧き出るような感覚に陥る成分を含んだ、魔法界で大人気のドリンク「レガシービール」は、ノンアルコールで甘いビールのような味わいを楽しめる。
店内では、魔法武術が使えるテオ、動物研究をするミヤといった上級生の設定のキャストたちが場を盛り上げながら、それぞれの自己紹介や学校案内、授業を展開。つえの実践授業に参加できる呪文学や、試験管から怪しい液体や煙が出る魔法薬学など、一気に魔法体験が高まる構成だ。
また、中世ヨーロッパで封書を封じていた装飾のシーリングスタンプも体験できる。グリモワールオリジナルスタンで封じられた封筒には修了証明書が入っており、訪問記念にぴったりの土産となるだろう。
入場は75分制で、料金は平日が1ドリンクと食事が付いてで3,850円、土・日曜日と祝日は4,950円(各税込み)となる。魔法好きやハリー・ポッターファンは見逃せない同店。池袋の魔法学校へと繰り出してみては。
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「泊まれる本屋」がコンセプトの宿泊施設、ブック アンド ベッド トウキョウの5店舗目。読書をしながら眠りにつくという、最高の「寝る瞬間」を提供する。ここには、ふかふかなマットレスもなければ、暖かな羽毛の布団もない。決して寝心地の良い環境とは言えないが、「好きなことをしてたら、うっかり寝ちゃった」という体験は、至福そのものだ。
2017年に神戸でスタートしたアイスクリームショップ「ハーロウ アイスクリーム」。代々木八幡にオープンした2号店では、北海道産の良質な乳製品を使ったアイスクリームのほかに、乳製品を一切使用していないビーガンアイスクリームを用意している。
フレーバーは「ココナッツ&ソイメープルクッキー」「ごま味噌&ブラッククッキー」など4種類を提供。毎朝手焼きしている自家製のビーガンコーンで味わってみてほしい。
大自然の中で楽しむ音楽フェスティバルもいいが、手ぶらで行ける「都市型フェス」は、思い立ったときにふらっと立ち寄れる気軽さが魅力だ。
都市型フェスティバルの代名詞と言えば「SUMMER SONIC」。今年は、2000年代のロックシーンを象徴するフォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)をはじめ、グラミー受賞歴を誇るアリシア・キーズ(Alicia Keys)、カミラ・カベロ(Camila Cabello)らをヘッドライナーに迎え、東京の夏を熱狂で包み込む。
そのほか、「MURO FESTIVAL」や「Talking Rock!FES.」のようにライブハウスの熱気を持ち込んだロックフェス、クラブミュージックとネットカルチャーが融合したサーキット型フェス「NITE HIKE MID」など、フェスティバルの形は多彩だ。
この夏はアクセス抜群のロケーションで、好きな音楽を思い切り楽しんでほしい。
画像提供: J-WAVEJ-WAVE presents INSPIRE TOKYO
J-WAVE presents INSPIRE TOKYO -Best Music & Market-
J-WAVEがプロデュースする都市型フェスティバルが、今年も開催。2025年は「TOKYO POP CULTURE TO THE WORLD」をテーマに、さまざまなカルチャーを回遊型イベントとしてキュレーションする。
フリーで楽しめる代々木公園の野外ステージには、TENDRE、大橋ちっぽけ、ココラシカ、優河、Furui Riho、JIJIM、S.A.R.、微笑坦々(NIKO NIKO TAN TAN DJ set)らが登場。DJブースも設置され、Ren Yokoi、KO KIMURA、Watusi、DJ KAORIといったDJが、ダンスフロアを盛り上げる。
毎年大きな盛り上がりを見せる、大滝詠一主宰の「ナイアガラ・レコード」とJ-WAVEがタッグを組んだ「ナイアガラ盆踊り」も開催。大滝詠一の名曲に合わせた盆踊りが楽しめる。
そのほか、J-WAVEの番組ショップや、雑貨・ファッショングッズを取り扱うショップが出店。大人気カレー企画「TOKYO CURRY CULTURE」とのコラボレーションでは、「今」を体感するカレーが味わえる。
J-WAVEによる、刺激的な出合いが生まれるマーケットやライブを楽しんでみては。
※7月10〜13日 11〜21時/代々木公園/入場は無料
画像提供:Talking Rock!「Talking Rock! FES. 2025」
Talking Rock! FES.
音楽雑誌の「Talking Rock!」が主催するフェスティバルが、今年も「横浜アリーナ」で開催。今年も、ロックシーンを牽引(けんいん)する実力派と勢いある若手アーティストが一堂に集結する。
メインステージには、10-FEET、04 Limited Sazabys、ヤバイTシャツ屋さん、WurtS、キュウソネコカミ、KANA-BOON、フレデリック、SUPER BEAVERなど、フェス常連の人気バンドが名を連ねる。
「ライブハウスステージ」には、Apes、猫背のネイビーセゾン、Blue Mash、レトロリロンなど、次世代を担うフレッシュな顔ぶれが登場。より近い距離感で、アーティストたちの熱気を感じられるのが魅力だ。
Jロックシーンの多彩なアーティストが集うこの機会を、ぜひ体験してみてほしい。
※7月12〜13日 11時〜/横浜アリーナ/料金は1日券1万1,000円
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真夏の街を歩く楽しみが増える季節がやってきた。全国の商業施設では、2025年夏のセールが一斉にスタートする。「三越」や「高島屋」などの老舗百貨店、「渋谷パルコ(PARCO)」や「ギンザ シックス(GINZA SIX)」などの複合施設で、トレンドアイテムをリーズナブルに手に入れよう。
画像提供:株式会社パルコ「PARCO GRAND BAZAR」
パルコ
全国の「パルコ」15店舗で「PARCOグランバザール」が開催。夏服をはじめ、シューズやバッグ、コスメ、アクセサリー、雑貨まで、幅広いアイテムが大幅にディスカウントされる。
今回は、8月に「パルコ(PARCO)劇場」で上演予定の劇作家・三谷幸喜による新作『人形ぎらい』とのタイアップも実施。この作品は、三谷が新たな視点と演出で手がけた「三谷文楽」の最新作となる。
期間中は、ハズレなしの抽選会「LUCKY CHANCE」も開催。館内で5,000円(税込み)以上の買い物をすることで参加でき、パルコ商品券10万円分や旅行券などの賞品が当たる。
期間:7月11日(金)~7月21日(月・祝)
Photo: はむぱんさん/PhotoAC
高島屋
高島屋では、全国14館で「2025 タカシマヤ サマークリアランスセール」を開催。「Brooks Brothers」や「POLO RALPH LAUREN」など人気ブランドが対象となるほか、「高島屋オンラインストア」でも同時開催される。
セールのスタート日はブランドごとに異なるため、詳細は各店舗や公式ウェブサイトで確認してほしい。
期間:7月8日(火)まで
Shibuya Hikarie
渋谷ヒカリエ
「渋谷ヒカリエ」では、「PLAY BARGAIN!」と題したセールを開催中。地下1階から5階までの各フロアに入居する店舗のサマーアイテムがプライスダウンになる。「Barbour」「MARC JACOBS」「gelato pique」などの人気ブランドも多数参加している。
期間:7月23日(水)まで
表参道ヒルズ
表参道ヒルズ
「表参道ヒルズ」では、約40店舗が参加する「HILLS SALE」を開催。「MM6」や「Y’s」などのデザイナーズブランドを中心にしたアイテムが、最大60%オフになる。
館内では、ランチやディナーが楽しめる飲食店もあるので、ショッピングに疲れたら立ち寄ってみるのもいいだろう。平日の午前中に訪れるのがおすすめだ。
期間:7月13日(日)まで
画像提供:株式会社 三越伊勢丹
三越伊勢丹
「三越伊勢丹」では、「2025 三越伊勢丹 夏のクリアランスセール」を実施。「伊勢丹 新宿店」「日本橋三越本店」など全国主要店舗と、オンラインが対象となる。
プライスダウンするアイテムは、スーツやシャツ、バッグ、靴などのファッションアイテムからキッズやホーム雑貨、フードまで幅広い。ブランドや店舗によってスタート日が異なるため、各公式ウェブサイトでスケジュールのチェックをしてほしい。
期間:7月11日(金)から
マルイ、モディ
「新宿マルイ」や「渋谷モディ」などの丸井グループが運営する各館では、「Happy SALE」と題したサマーセールを開催中。ファッションアイテムや雑貨、コスメ、ジュエリーなどが最大50%オフになり、2点以上の購入で追加割引を行う店舗もある。エポスカードの会員には、金曜日に5%オフになる特典も用意している。
開催期間は店舗ごとに異なる。また、公式オンラインストアでもセールを同時開催中だ。
期間:店舗により異なる
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渋谷駅南口すぐの路地裏で独自の存在感を放ってきたDJバー「頭バー(BAR)」が、2025年8月いっぱいで閉店し、大田区馬込エリアへ移転する。新店舗は9月中のオープンを予定。10時から夜まで営業し、ブランチやランチ、カフェ、リスニングバーといった多目的な使い方のできる、より自由な空間として再スタートを切る。
頭バーは、2025年で16周年を迎えた。「家賃の高騰によって演者やスタッフにも負担がかかり、やりたいことを諦めなければならない状況がつらくなりました」と語るのは、オーナーの木村健治だ。経済的な制限で自由な表現が阻まれることに限界を感じ、移転を決断したという。
Photo: Yuki Nakamura頭バー zubar
頭バーは当初、恵比寿と渋谷の中間にあった一戸建ての店舗だったが、2018年に現在の渋谷・南口エリアへ移転。ノイズから歌謡曲、ヒップホップ、四つ打ち系までを横断する多様な音楽が鳴り響く、アンダーグラウンド色の濃いヴェニューとして知られてきた。
Kisa Toyoshima恵比寿時代の頭バー
恵比寿時代にはイギリスのダブ界のレジェンド、エイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)やDJ SPINNAがサプライズでプレイしたことに加え、2階の畳部屋でローラン・ガルニエ(Laurent Garnier)がゆったり過ごしていた、というエピソードも残る。
Photo: Kisa Toyoshima恵比寿時代の頭バー
レギュラーイベントも幅広く、毎週水曜日の「妖怪倶楽部」では、ラッパーたちが自由にフリースタイルを披露。長年続く「AOP」は、テクノやハウスだけでなく、ノイズやヒップホップ、レゲエ、ガバ、ジュークのアーティストなど、過去に100組以上のゲストが参加した看板パーティーだ。
そのほか、詩の朗読会や初心者向けDJ体験会など、日替わりで全く異なる顔を見せてきた。
新しい頭バーが誕生する馬込は、都営浅草線の「馬込駅」や「中延駅」、東急大井町線の「荏原町駅」などが徒歩圏。個人商店が残る下町的な空気が漂い、都会ではすでに失われた風景が広がる地域でもある。「場所が不便だと言われても、通う人は通う」と木村は語る。
新店舗では、音量制限のある住宅地という条件を逆手にとって、アコースティックライブや少人数のイベントなど、昼間からゆっくりできる企画を予定。ブッキングも個人単位が中心となりそうだ。
Photo: Yuki Nakamura頭バーの魯肉飯
定評のあった食事メニューに引き続き力を入れ、台湾人スタッフがいた時代から人気の「魯肉飯(ルーローファン)」や「水餃子」をはじめ、モーニングプレートやカレー、手作り菓子など、時間帯に応じた音と食が楽しめる場を目指す。
木村は頭バーでの16年間を振り返り、「音楽愛にあふれる人々との出会いに数多く恵まれたことが最高の思い出ですね」と話す。その根底には、「ジャンルやキャリア、テクニックに縛られず、音楽を愛する全ての人が、DJという手段を通して自由に自己表現できるべきである」という一貫した思想もある。
Photo: Kisa Toyoshima恵比寿時代の頭バー
「人が平等であるなら、DJもまた平等に扱われるべき。有名無名、ベテラン初心者、巧拙を問わず、私たちは誰のプレイもジャッジしません。」音楽への愛から生まれたその信念の下、頭バーが新たな出会いと表現の場を育んでいくことに期待したい。
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2025年3月27日、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅周辺で開発が進められてきた大規模複合施設「高輪ゲートウェイシティ(TAKANAWA GATEWAY CITY)」が開業した。約9.5ヘクタール、東京ドーム約2個分に相当する広大な車両基地跡地を整備して誕生した新たな街は、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」をコンセプトにしている。
先行オープンしたのは、その一部。今後、ホテルや商業施設、国際会議場、文化施設、オフィス、住宅などが続々と開業する。2026年春には、現在建設中のビルを含めた全ての建物が完成する予定だ。
今回オープンしたのは、駅を降りるとほぼ目の前にあるツインタワー「ザ リンクピラー(THE LINKPILLAR) 1」の「サウス ノース(North South)」棟の一部と、高輪ゲートウェイ駅の南改札。これまで北改札しかなかった同駅だが、南改札が開通したことで、駅の利便性は大きく向上した。
Photo:Kisa Toyoshima高輪ゲートウェイ駅
商業施設は、「ニュウマン高輪(NEWoMan TAKANAWA)」が、ザ リンクピラー 1のNorth棟とSouth棟、「ザ・リンクピラー 2」の計3棟に分散して出店。2025年秋に約180店舗、さらに2026年春には約20店舗が登場する予定だが、27日に先行して、2店舗がオープン。高輪ゲートウェイ駅南改札付近には4店舗が開業している。
今後、続々と発展をしていく同施設だが、このページでは現在の見どころを6つ紹介する。
1. 最新のテクノロジーを体感する。
日本最初の鉄道が走った高輪は、イノベーションの象徴のような街。高輪ゲートウェイシティでは、「環境」「モビリティ」「ヘルスケア」のテーマに、新たなアイデアやソリューションを生み出し、社会実装するための実験場として、100年目線で長期的なサポートを行っていく。
駅前の広場「ゲートウェイパーク」には、最高時速5キロで走行する自動走行モビリティが回遊。ステップに乗ると自動で動き出し、「SLOW」と書かれた場所に手をかざせば減速する仕組みだ。敷地内の見どころを巡るモビリティには自由に乗り降りできる。そのほか、警備ロボットや清掃ロボットが、街や施設内を回遊する。
4月11日(金)からロボットによる、ドリンクの「デリバリーサービス」もスタートする予定だ。
2. ブルーボトルでバナナパウンドケーキを食べる。
Photo:Kisa Toyoshimaブルーボトルコーヒー
ザ リンクピラー 1のSouth棟2階のエントランスホールに、「ブルーボトルコーヒー 高輪カフェ」のスタンドがオープン。地域の人々やビジネスワーカーにとって、日々の生活に寄り添える空間を目指す。 イートイン席はないが、オープンスペースでコーヒーやフードが楽しめる。
古くから人、船舶、鉄道など、多くの流通の起点となるゲートが設けられた高輪で、100年以上前から使われてきた石の素材を使用した同店舗のデザインは、インテリアデザインオフィスのアイ イン(I IN)が手がけている。
賞味したいのは、先行発売している「バナナパウンドケーキ」(702円、以下全て税込み)。コーヒーとの相性を追求し、大豆粉、アーモンドパウダー、米粉をベースに、グルテンフリーで仕上げた。ラムとシナモンをアクセントに香らせた、すっきりとした甘さが魅力だ。
アメリカ発の人気バッグブランド「バグー(BAGGU)」と共同開発した、リユーザブルバッグも先行販売する。
場所:ザ リンクピラー 1...
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今年も夏がやってくる。本稿執筆時点において、すでに都内の最高気温は30度を優に超えており、これからまたあの蒸し暑さが到来するのかと思うとウンザリを通り越してゲッソリであるが、とはいえスペシャルな季節である。未来への予感とノスタルジーが混じり合うあの特別な気分は、夏の光と太陽がなければ生まれ得ないのだ。
そして我が国の夏はどういうわけか、アニメーション映画がぴったりハマる。スタジオジブリが巧妙な戦略によって「夏はジブリ」という図式を定着させてから幾星霜、この時期にアニメーション作品を鑑賞する行為は、花火大会や夏祭りにも似た、ちょっとしたイベントの一つとなった。
本稿ではこの夏にぜひ観ておきたいアニメ映画のリバイバル上映作を紹介する。
『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』
ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbowラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow
2019年に公開され、興行収入13億円という大ヒットを飛ばした劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』が4DXとして復活する。
スクールアイドルの全国大会「ラブライブ!」で優勝を果たした9人組グループAqoursが、沼津とイタリアを舞台に歌ったり踊ったりして、挫折しながらも成長してゆくという青春大河ミュージカル映画だ。
はっきり言って詰め込みすぎな上にあまりにも御都合主義だし、とにかくツッコミどころ満載なのだが、怒涛の勢いで押し切る脅威的なドライブ感は唯一無二にして痛快。
3DCGを駆使したライヴシーンのダイナミックな空間表現がすばらしい。そしてやはり「Believe again」は名曲。考えるな、肌で掴め!
7月4日(金)から「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」「グランドシネマサンシャイン池袋」など全国の劇場で2週間限定上映
詳細はこちら
『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』
言わずと知れた超名作『カードキャプターさくら』の劇場版第2作が、公開25周年を記念して再上映。TVシリーズのその後を描いた作品であり、さくらと小狼の恋路の行方が巧妙なストーリーテリングによって進行する。セル画アニメの集大成ともいわれる作品であり、恥ずかしくなるほどピュアな恋愛模様と、なかなかにエグい戦闘場面が、超絶作画によって実に丹念に活写されている。
「個人」を取るか「世界」を取るかを迫られる、いかにもアーリー2000年代的な感覚も、いま観るとかなりノスタルジー。登場人物が全員良い子すぎるのでそれだけで泣いてしまう。
入場者特典として第1週はイラストカード、それ以降はミニ色紙が配布されるとのこと。絶対にほしい。
7月11日(金)から「新宿ピカデリー」「アップリンク吉祥寺」など全国の劇場で上映
詳細はこちら
『海がきこえる』
画像提供:株式会社つみき | 『海がきこえる』
シティポップ リバイバルによって近年再評価を受けた、「ジャパニーズ エモ」の金字塔だ。...
猛暑が予想されるこの夏は、進化し続けるかき氷を味わってクールダウンしたいところ。今年も止まらないかき氷ブームに乗って専門店のオープンが相次いでいるが、ホテルやカフェが夏限定で手がけるかき氷も見逃せない。
老舗和菓子店の素材を生かしたクラシックな一杯から、パフェのようなボリュームたっぷりのものまで、2025年の夏に味わっておきたい7品を紹介する。
画像提供:株式会社榮太樓總本鋪「丸山珈琲 日本橋ブレンド~特製珈琲蜜とミルクエスプーマ~」
丸山珈琲 日本橋ブレンド ~特製珈琲蜜とミルクエスプーマ~
日本橋に本店を構える老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」が手がけるカフェ「ニホンバシ イーチャヤ」では、軽井沢発の「丸山珈琲」とコラボレーションしたかき氷を提供する。
「丸山珈琲 日本橋店」の「日本橋ブレンド」を使用した「丸山珈琲 日本橋ブレンド~特製珈琲蜜とミルクエスプーマ~」は、濃厚に抽出したコーヒーと榮太樓のみつあめを合わせた特製蜜に、北海道産の生クリームと牛乳を使ったエスプーマを重ねた一品。大人のビターな味わいと、ラテのようなまろやかさが同時に楽しめる。
そのほか、山本山の宇治抹茶と自家製蜜に北海道産小豆を合わせた毎年人気の定番メニュー「宇治抹茶金時~山本山×榮太樓~」や、イチゴの果肉感と甘酸っぱさを楽しめる「あまおうミルク~福岡県産あまおうと自家製ミルクみつ~」も提供する。
販売期間:9月下旬まで
画像提供:株式会社ニュー・オータニ「新江戸かき氷」
新江戸かき氷
「ホテルニューオータニ(東京)」内にある日本料理店「カトーズ ダイニング&バー(KATO'S DINING & BAR)」では、希少な「日光天然氷」と月ごとに産地が変わる厳選フルーツを使った「新江戸かき氷」シリーズを提供している。
特に注目したいのは、鳥取県産のブランドスイカを丸ごと味わえる「新江戸かき氷〜鳥取すいか〜」。ふわふわに削った天然氷に、スイカをマリネした自家製シロップと葛(くず)ソースをかけ、スライスした果肉やミントを添えた、清涼感たっぷりのかき氷に仕上がった。
6月下旬までは上品な甘みの「とまり美人」、7月からは濃厚な甘さと食感が魅力の「大栄西瓜」を使用。どちらも生産量が少なく、全国的にも流通の限られたレアなスイカとして知られている。8月以降も、産地を変えて同メニューを継続する予定だ。
そのほか、天然氷の中に白玉・ようかんゼリー・黒蜜あんこを忍ばせ、最後に黒蜜をかけて仕上げた「新江戸かき氷~和三盆~」、マンゴーの味わいと和の甘みが相性抜群な「新江戸かき氷~マンゴー~」などが揃う。
販売期間:9月下旬まで
氷菓子
東銀座の「現代里山料理 ゼンハウス(ZEN HOUSE)」には、今年も夏の人気メニュー「氷菓子」が登場する。
かき氷の名店「氷舎 ママトコ」の原田麻子がプロデュースした「花桃露(はなとうろう)」は、白桃のコンポートにバラのムース、ライチのジュレを重ね、紅茶シロップで華やかに仕上げた上品な一杯。とろける果実感と香りの余韻が広がる、大人のためのかき氷だ。
もう一つの「黒翡翠(くろひすい)」は、静岡県産の「天空の抹茶」を使った濃厚ソースと、黒ゴマのカスタードクリームを重ねた和テイストのかき氷。小豆アイスや「雷おこし」など、食感と味の変化が楽しめる構成になっている。仕上げには金箔(きんぱく)をあしらい、見た目にも贅沢感を感じる一皿だ。
販売期間:8月29日(金)まで
WA!!くまのかき氷
芝公園の「テラスダイニングタンゴ(Terrace Dining...
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非日常で刺激的な仕掛けで五感を刺激するフードフェスティバル「脳汁横丁」が「ベルサール秋葉原」で初開催される。2025年7月4日(金)から6日(日)までの3日間、会場には、あの手この手で「脳汁」を大量分泌させる工夫が満載だ。
Photo: Keisuke Tanigawa「脳汁スタンド」
イベントを手がけるのは、イベントプロデューサーやDJとして活躍するアフロマンス。これまで、マグロ解体ショーと音楽を融合させた「マグロハウス」や、巨大スピーカーの中で卓球を楽しむ「低音卓球」など、型破りなイベントを数多く手がけてきた。
Photo: Keisuke Tanigawaアフロマンスとクリエーターたち
彼が今回プロデュースするのは、納涼祭ならぬ脳涼祭。「イキすぎた愛と混沌のフードフェス」というキャッチコピーのもと、日常ではなかなか味わえない興奮を演出する。
Photo: Keisuke Tanigawa会場風景
そもそも「脳汁」とは、インターネット掲示板などから生まれたスラングで、強い達成感や興奮を覚えたときの感覚を表現した言葉。実際に脳から液体が出るわけではないが、その感覚には、エンドルフィンやドーパミンといった快楽物質が関係しているとされる。
Photo: Keisuke Tanigawa脳汁アイス
普段なかなか分泌されない脳汁だが、このフェスティバルでは、五感を揺さぶる仕掛けの数々で強制的に呼び起こす。会場は、妖しげなネオンカラーの照明に包まれ、「脳汁!脳汁!ドッバドバ!」という音頭が永遠ループで流れ、まるで異世界の夏祭りのようだ。
Photo: Keisuke Tanigawa
中央には、脳みそを模した巨大バルーンが鎮座する「脳汁やぐら」がそびえ立つ。やぐらを囲むように、謎解きをしないとメニュー名が読めない唐揚げ店「なぞのからあげ」や、外来種の魚介類をおいしくアレンジして提供する「外来食堂」など、一癖も二癖もある異色の屋台が軒を連ねる。
Photo: Keisuke Tanigawa脳汁やぐらに鎮座する巨大バルーン
全10店舗の屋台は、それぞれ人気フードインフルエンサーがこのイベントのために考案した特別メニューを提供しており、企画への気合いの入れようが感じられる。実際に食べてみると、奇抜な見た目やテーマとは裏腹に、味は意外にも本格派だ。
Photo: Keisuke Tanigawa「外来食堂」のメニュー
中でも、おすすめは「台湾食堂 パオズヤ(包子家)」の「汁だく小籠包」。色によってフレーバーの異なるカラフルな小籠包がうまみたっぷりのスープに浸かった一品は、ぜひ試してほしい。
Photo: Keisuke Tanigawa「台湾食堂 パオズヤ(包子家)」のメニュー
音楽面にもぬかりはない。ステージの壁面には、子ども番組「シナぷしゅ」のアニメ映像を手がけたクリエーターチーム「最後の手段」によるストップモーションのアニメーションが映し出される。DJ KOO、珍盤亭娯楽師匠、食品まつり a.k.a foodmanらによるパフォーマンスが、来場者の聴覚と視覚をさらに刺激する。
Photo: Keisuke Tanigawa「脳汁スタンド」
そのほか、会場ではつい我を忘れて熱中してしまうミニゲームも展開。遊び疲れて脳汁がカラカラになったら、ガソリンスタンドを模した「脳汁スタンド」でエネルギーを補給しよう。
Photo: Keisuke Tanigawa
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2025年7月1日(火)、浜松町駅からほど近くの大規模複合施設「ブルーフロント芝浦(BLUE FRONT SHIBAURA)」の南棟内に、ラグジュアリーホテル「フェアモント東京」がオープンする。
Photo: Keisuke Tanigawa外観
フェアモントは、1907年にサンフランシスコを皮切りに開業したラグジュアリーホテルブランド。今回が待望の日本初上陸となる。同ホテルは、29のスイートを含む217の客室を用意。加えて、5つのレストランに2つのバーのほか、エグゼクティブラウンジや屋内インフィニティプール、チャペルなど、心身ともに満たされるような充実した施設を揃える。
Photo: Keisuke Tanigawa43階のスペシャリティバー&レストラン「ドリフトウッド」
犬の従業員「セリーン」が出迎える1階ロビー
特筆すべきは、「最高ハピネス責任者」という役職でラブラドール・レトリバーの「セリーン」が勤務することだ。同ホテルには、愛犬と宿泊できるプラン「ワンタスティック」があり、売上の10%が動物愛護団体「NPO法人Tier Heim KOKUA」に寄付される。その取り組みの象徴がセリーンなのだ。取材時は残念ながら欠勤していたが、普段は1階のロビーで訪れる人を出迎えてくれる。
「フェアモント」と声をかけると、セリーンは喜び、「ワンタッチ」してくれるという。実際に訪れて試してみてほしい。
画像提供:フェアモント東京「最高ハピネス責任者」のセリーン
ぜいたくな空間使いとラグジュアリーなアメニティーが圧巻の最上級スイートルーム
フェアモント東京は、ブルーフロント芝浦の「TOWER S」の1・4階と35〜43階に入居。36〜42階が居室で、41・42階は「フェアモントゴールド」という特別なフロアだ。滞在中はラウンジで、ベイエリアの眺望とともに朝食やアフタヌーンティー、カクテルなどが楽しめる。
Photo: Keisuke Tanigawaフェアモントゴールド ラウンジ
また、特別な3つの最上級スイートルームには、それぞれ印象が異なるテーマカラーを設定。どの部屋もアート作品が空間を彩る。「デビアレ」の高級スピーカーやプレミアムなカクテルアクセサリーなど、ラグジュアリーなアメニティーも用意され、圧巻の一言に尽きる。
Photo: Keisuke Tanigawa36階の「ザ・ビュースイート」
ホテル内の隠れ家リスニングバー「オフレコード」
ホテルの最上階である43階には、宴会場やチャペルが設置されている。中でも、同フロアで一際目を引いたのが、シークレットリスニングバーの「オフレコード(OFF RECORD)」。店名は、記録に留めないことを意味する「オフレコ」から取っている。
同店に入店するためには、ある場所に手をかざす必要がある。レコードをはじめ、さまざまなアイテムがディスプレイされているショーケースの1箇所にガラスが貼られていない棚があるのだが、そこをチェックしてみよう。
Photo: Keisuke Tanigawaショーケースのどこかに「オフレコード」の入り口への鍵がある
無事入店できたら、レアなスピリッツを音楽とともに楽しめる「大人な空間」が広がる。レコードは現状約400枚ほどだが、約700枚ほどまで増やす予定だ。DJが選曲する日もあり、取材時はストイックにターンテーブル2台とロータリーミキサーが設置されていた。
Photo: Keisuke Tanigawa「オフレコード」店内の様子
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スタジオジブリ作品の名場面を立体造型として表現する「ジブリの立体造型物展」が、「寺田倉庫 B&C HALL/E HALL」でスタートした。東京での開催は22年ぶりとなる。
「海を渡った熱風」をテーマにする本展は、海外のパートナーたちがどのようにジブリ作品を自国に届けていったのかをたどりながら、映画の名場面を立体で鑑賞できる。さらに、木製アートで表現した「あの」飛行艇も登場する。ここでは、ジブリファンだけでなく、立体造型物ファンや特撮ファンなども引きつける本展の魅力を5つ紹介したい。
1. 海外パートナーの熱意と苦労が分かるパネル展示
現在では世界的に愛されているジブリ作品だが、かつては国外において思うようにいかない時代があった。会場では、ジブリ作品の魅力を愛し、海外での上映を実現しようと奮闘してきた海外パートナーのストーリーを、パネル展示で紹介。ここは撮影禁止エリアなので写真は掲載できないが、それぞれの文章をじっくりと読んでほしい。
Photo: Kisa Toyoshima「海を渡った熱風」がテーマの「ジブリの立体造型物展」
テレビ向けで低予算、質が低いイメージが強かったアニメーションのイメージを覆し、ジブリ作品が洗練された倫理観を持つ作家性の強いアート映画であることを、北米やヨーロッパ、アジアのパートナーたちは根気強く自国で伝え続けてきた。
大人も感動する希少な存在であるジブリ作品を、従来のやり方に当てはめるのではなく、芸術的な誠実さを守るために試行錯誤してきた各パートナーの苦労話、文化や戦略の違いは、とても興味深い。そして、ジブリ作品が世代や国を超えて、あらゆる種類の人に届くことが確認できる。
それぞれ全く異なるデザインや色合いの各国の映画ポスターも並び、着眼点や美意識の違いが垣間見えるだろう。
2. 名場面や愛すべきキャラクターが立体物として登場
3Dでジブリを味わえるのは、本展の醍醐味。冒頭は『となりのトトロ』から始まり、トンネルを抜けるとトトロの森へ出れる。ここではトトロが寝ている住居が忠実に表現されている。かわいらしい中トトロと小トトロもおり、シャッターが止まらないだろう。
Photo: Kisa Toyoshima『千と千尋の神隠し』のカオナシが暴れ出す宴会の場面
『千と千尋の神隠し』のカオナシが暴れ出す宴会の場面は、ジブリならではの食事が丁寧に奥まで表現。カオナシが今にもこちらに迫ってきそうな狂気が潜む。
Photo: Kisa Toyoshima『ハウルの動く城』のカルシファー
Photo: Kisa Toyoshima『ラピュタ』のパズーがシータを救い出すシーン
『ハウルの動く城』では、愛すべきキャラクターのカルシファーがベーコンエッグの置かれた暖炉で見守る。ほかにも、『もののけ姫』では大迫力のモロ、『ラピュタ』ではパズーがシータを救い出すシーン、『魔女の宅急便』のグーチョキパン店といった大型立体物や、キキが家族に宛てた手紙などのこだわりが詰まった小展示も並ぶ。映画の好きなシーンを思い出したり、話し合ったりしながら巡ってほしい。
3. 『耳をすませば』『君たちはどう生きるか』のフォトスポット
映画のワンシーンへ入り込めるフォトスポットは見逃せない。『耳をすませば』では、主人公・月島雫のように、電車で猫のムーンの隣に腰掛けよう。主題歌の「カントリー・ロード」が頭の中で聞こえてくるはずだ。
Photo: Kisa Toyoshima『耳をすませば』のフォトスポット
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東京のクラブカルチャーを語る上で絶対に外すことのできない人物といえば、DJでプロデューサーの須永辰緒だ。手がけたジャズコンピレーションアルバム「夜ジャズ」は20枚以上がリリースされているほか、自身の音楽プロジェクト「Sunaga t Experience」での活動、そしてレコードへの深い知見と情熱から「レコード番長」と呼ばれることもある。
そんな須永によるレコードバー「モデルノ(moderno)」が2025年6月9日、駒沢大学にオープンした。
Photo: morookamanabu閑静な住宅街に現れる、まるで隠れ家のような入り口
店名のモデルノとは、スペイン語で「モダン」を意味する。同名のイベントを開催してきたことや、リミックスのタイトルにも使ってきた愛着のある言葉を店名に冠した。「『夜ジャズ』って名前を付けるわけにもいかないじゃないですか」と、須永は気さくに語る。
Photo: morookamanabuスリップマットには、須永が手がけたコンピレーションシリーズ「夜ジャズ」の文字が刻まれている
DJとしての一区切りと新たな目標
国内外を問わず、DJとして多忙な活動を続けている須永。2024年10月に活動40周年と還暦を祝した野外フェスティバル「STE100 ~須永辰緒DJ40周年&誕生60年記念フェスティバル~」を近しい関係者たちが開催してくれた後、一つの区切りを感じ、次の目標を探し続けていたという。
そんな様子を見かねて、友人からは「DJをやめようとしているのでは?」と声をかけられることもあった。ラーメンを自作するのが好きで、雑誌の連載を持つ腕前もあることからラーメン屋を開業することも考えたが、「今の歳からスタートすると体を壊してしまうかも」と断念した。
Photo: morookamanabu
もう一つ考えていたのが、じっくりとレコードを聴く時間がほしいということだった。かけたい曲目当てでレコードを買うことが多く、アルバムを通して聴かないことも多いDJという職業。須永も「持っているレコードの10%くらいしか聴けていないのでは?」と感じていたという。ただ、家でスピーカーの前で1人で聴くのも切ない。だったらレコードバーを始めて、誰かと分かちあいたい、と次なる目標を決めた。
前述の友人に決意を話したところ、「いい場所がある」と飲んでいる途中に連れて行ってもらったのが、モデルノがオープンした場所だ。元々は友人がバーとしてオープンする予定で2日間だけ営業し、そのままの状態で残していたという。駒澤大学にはミュージシャンやDJの友人も数多く住んでいたこともあり、その場で即決した。
Photo: morookamanabu内観
自身の経験に基づく理想のセッティングを実現
レコードバーとしてオープンするために改装をした同店は、カウンターが全部で9席で、スタンディングのスペースも設置。スピーカーは、どちらも名機と名高い「TANNOY Autograph」と「JBL 4304H」を、それぞれ別のアンプで鳴らす。ターンテーブルは、使い慣れたTechnicsの「SL-1200MK3D」を自宅から運んだ。今後は、古いモノラル録音のジャズを楽しめるようなシステムの導入も検討しているとのことだ。
Photo: morookamanabu真空管アンプのDouk Audio300B PUSH 845で、TANNOY Autographを鳴らす
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