画家で造形作家の佐藤穂波による、ぬいぐるみ製作を中心としたプロジェクト「夜行」の個展が開催。「ぬいぐるみが動物として生きていたら、こうなるであろう」という形にされた、親しみが持てるぬいぐるみと絵画が展示される。
佐藤が作るぬいぐるみの大半は、現実には存在しない生物たち。佐藤が創造しているというより、彼らがまるで最初からこの世に存在していたように「あっちからきました」と語りかけてくるみたいに感じるという。
会場では、ぬいぐるみたちが空間の中を自由に泳ぎ、現実の日常とは少し違った状態で楽しくやっている。彼らと同じ空間に入り満喫しているうちに、自分と気が合うぬいぐるみが泳いでいることに気がつくかもしれない。
そんな現実にはいない生物が、それでも現実味を持って存在する夢のような空間を味わってほしい。