「渋谷ストリーム ホール」で、「鳥羽市立 海の博物館」「牧野富太郎記念館」「島根県芸術文化センター グラントワ」などの代表作で知られる建築家・内藤廣の個展「建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷」が開催。内藤の約半世紀にわたる建築思考を多角的に紹介する。
本展は、2023年に島根県益田市で開催され、建築ファンをはじめ多くの来場者を魅了した。今回は渋谷の都市を舞台に企画され、3フロアで構成。渋谷駅周辺と益田市街地との対比を直感的に体感できる新作模型をはじめとして、模型・図面・写真・映像など多彩な手法を用いた展示が並ぶ。
各作品には内藤の頭の中に宿る「赤鬼」と「青鬼」、そして時には「亡霊(物故者)」による、独特の語り口でユーモアも交えた解説が添えられている。また、ドローン撮影やスローモーション、タイムラプスを織り交ぜた映像が上映され、都市の「見えない風景」を映像作品として提示する。
さらに、2025年7月25日(金)には島根県石見地方の伝統芸能「石見神楽」を公演するほか、 7月28日(月)には内藤本人による特別講演も実施。内藤のユーモアたっぷりの語りとともに体験できる、唯一無二の建築展に足を運んでほしい。
※11〜20時/料金は1,500円、大学生以下1,000円、未就学児無料