「TOTOギャラリー 間」で、「2025年日本国際博覧会」(以下、大阪・関西万博)の休憩所ほか設計業務の公募型プロポーザルで選ばれた、1980年以降生まれの20組の建築家たちによるグループ展が開催。会場を埋め尽くす図面や模型などの資料と言葉を通じて、彼らの奮闘を追う。
20組の建築家は大阪・関西万博の休憩所・トイレ・サテライトスタジオなどの施設の提案に当たり、仮設建築物を造るという前提の下、社会や建築に対する問いを立てた。そして、自らの仮説を手がかりに試行錯誤を続けてきた。
本展は、彼らがどのような問題を提起し、複雑な状況に向き合いながら、どのように案を実現させてきたのかに迫るドキュメンタリーだ。また、彼らの実践から、新しい建築の当事者像を浮かび上がらせる試みでもある。
現実社会の中で建築を実現させるために奔走する全ての人々と共有し、これからの建築について議論していく場となることを願う本展。ぜひ足を運んでほしい。
※11~18時/休館日は月曜・祝日、8月11〜18日/入場は無料