

Water Works—in the Flow of Making raumlaborberlin
「TOTOギャラリー 間」で、ベルリンを拠点に活動する建築家・アーティストコレクティブ、ラウムラボア・ベルリン(raumlaborberlin)による展覧会が開催される。
「空間実験室」を意味するドイツ語に由来するラウムラボア・ベルリンは、市民を巻き込みながら、都市に新たな交流の場を生み出してきた。公共浴場やコモンキッチンなど、誰もが参加できる身体的なアプローチを通じて、制約に満ちた現代都市に、柔軟で余白のある空間を作り続ける。2021年には「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」で金獅子賞を受賞するなど、建築・デザイン・演劇の領域で数々の賞に輝いている。
本展で彼らが着目するのは、長年取り組んできた「水」というテーマだ。日本における水上・水辺の利用の可能性を探るため、会期に先駆けて、東京湾の豊洲運河に面する芝浦工業大学建築学部の学生たちとワークショップを実施。都市をより創造的に捉え直すきっかけとして、1日限りのパフォーマンス「アメンボ丸」を完成させた。
建築の輪郭をあえて曖昧にし、人の身体と都市を直接つなぐ「アメンボ丸」は、人々の対話を生み出すとともに、海上利用の新たな可能性を探る試みでもある。展覧会では、ワークショップで使用した資材を形を変えて引き継ぎながら、その記録や水の循環、ラウムラボア・ベルリンが思い描く水辺の世界を紹介していく。
ユーモアあふれる実験的な建築実践を通して、オルタナティブな社会像を提示し続けてきた彼らの世界を体感できるだろう。
※11〜18時/休廊日は月曜・祝日/入場は無料

