1. 野町和嘉―人間の大地
    野町和嘉 「カイラス山を巡礼する娘。西チベット」 1990年 © Kazuyoshi Nomachi
  2. 野町和嘉―人間の大地
    野町和嘉 「アファール族の娘。ダナキル砂漠、エチオピア」 1991年 © Kazuyoshi Nomachi
  3. 野町和嘉―人間の大地
    野町和嘉 「巨大砂丘麓の放牧。アルジェリア」 1972年 © Kazuyoshi Nomachi
  4. 野町和嘉―人間の大地
    野町和嘉 「大祈願会で披露された巨大タンカ。甘粛省、中国」 1989年 © Kazuyoshi Nomachi
  5. 野町和嘉―人間の大地
    野町和嘉 「ディンカ族牧畜民。スーダン」 1981年 © Kazuyoshi Nomachi
  6. 野町和嘉―人間の大地
    野町和嘉 「氷河に十字架を建てるために登山する巡礼者。ペルー」 2004年 © Kazuyoshi Nomachi

野町和嘉―人間の大地

  • アート
  • 世田谷美術館, 用賀
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タイムアウトレビュー

「世田谷美術館」で、写真家・野町和嘉の集大成となる展覧会が開催。「サハラ」「ナイル」「エチオピア」「グレート・リフト・ヴァレー」「チベット」「メッカとメディナ」「アンデス」の7つのテーマで代表作品を紹介し、野町の50年にわたる活動の足跡をたどる。

1972年、野町は25歳の時にサハラ砂漠を訪れ、大きな転機を迎えた。辺境に関する情報が乏しい時代、出会った旅人と地図を分け合うような行程の中で、野町は青天の下に開けた地平線と、古来より脈々と続く人々の営みに魅せられる。

サハラでの写真が認められ、『LIFE』をはじめとする各国のグラフ誌に掲載されるようになり、野町はさらに旅を続ける。深い信仰が人々の暮らしを形作っている、しかし外部の者が容易には近づくことのできない土地を目指した。野町の写真には、過酷な風土の中で暮らす人々の息遣いと生き抜く意志が宿っている。

デジタルデバイスと携帯電話の普及により、生活様式が、その土地独自の風習が、そして身に着けるものが急速に変化してしまった現在。野町の写真の光景は、貴重な地球のドキュメントといえるだろう。

※1018時(入場は1730分まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,400円、65歳以上1,200円、学生800円、中・小学生500円、未就学児無料

詳細

住所
世田谷美術館
東京都世田谷区砧公園1-2
Tokyo
アクセス
東急田園都市線『用賀』駅から『美術館』行きバス『美術館』バス停下車 徒歩3分/東急田園都市線『用賀』駅 徒歩17分

イベント詳細

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