「東京都現代美術館」で、アジアを中心に15を超える国と地域を拠点に活動するアーティストが一堂に会する国際展「日常のコレオ」が開催。各地の社会的、歴史的文脈を起点とした絵画・写真・インスタレーション・映像といった、現代美術の幅広い表現を紹介するだけでなく、参加と対話を伴うパフォーマンスやワークショップも数多く展開する。
国内で初めて発表される作家・作品も多数の本展。ジェンダー規範に基づく家庭から美術館のような制度的空間、ムンバイや沖縄などの都市空間に至るまで、異なる場所における人々の営みや身ぶりに着目し、変容をもたらす主体性の現れを探求する。
また、美術館が位置する深川・木場を取り上げたパフォーマンスや、東京近郊の移民コミュニティーに関する参加型作品など、東京でのリサーチを元に制作された新作を多数発表。アーティストと鑑賞者がさまざまな形で集い、視点を共有しながら、それぞれの「日常」の域を問い直す契機を創出していく。パフォーマンスとワークショップの日程は、公式ウェブサイトを確認してほしい。
なお、9月13日(土)・14日(日)は学生と中学・高校生の入場が無料だ。リーズナブルな一般2枚のツインチケットも、チケットカウンターでのみ3,500円で販売している。
※10~18時(8・9月の金曜は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は2,100円、65歳以上・学生1,100円(第3水曜は65歳以上無料)、中学・高校生500円、小学生以下無料