「銀座メゾンエルメス ル フォーラム」で、グループ展「体を成す からだをなす」が開催。「社会的身体」をテーマに、13人のアーティストによる1973年から2025年までの作品を紹介する。
本展では、アートによってもたらされる日常や秩序の可変性に着眼しつつ、個人あるいは集団的に機能する社会的な身体を浮き彫りにする作品を考察。身体と密接に結びついた芸術形式であるパフォーマンスとして、ヘレン・チャドウィック(Helen Chadwick)のジェンダーを問う『In the kitchen』や、アンドレ・カデレ(Andrei Cădere)の『丸い木の棒』などの1970年代を代表する写真から始まる。
また、アナ・トーフ(Ana Torfs)のビデオ『サイドショー』や、ネフェリ・パパディムーリ(Nefeli Papadimouli)のコスチュームとビデオ作品などを紹介。さらに、クリスティーヌ・ドゥクニット(Christine Deknuydt)のドローイングは、描くことで痕跡が消滅するような実験的な態度で存在の境界を問いかける。
彼らの作品を通して、多様な視点や行為が交差する場を体験してほしい。
※11~19時(入館は18時30分まで)/休館日は水曜/入場は無料