大井蔵王権現神社
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

大井町でしかできない18のこと

OIMACHI TRACKSの最新サウナから洋食の名店、立ち飲み屋まで

Genya Aoki
広告

タイムアウト東京 > Things To Do > 大井町でしかできない18のこと

2026年3月28日、大井町駅の西口に新たなランドマーク「OIMACHI TRACKS」が開業し、話題を呼んでいる。しかし、最新の複合施設がそびえ立つ駅の反対側の東口には、未だ昭和レトロを感じさせる飲み屋街がしぶとく生き残る。

大井町は明治・大正時代に紡績工場や現ニコンの工場が設立されるなど工業の中心地だった。海軍を指導した「お雇い外国人」のジョン・M・ジェームズ(John M. James)が暮らした街でもあり、近隣住民のために彼が私財を投じ急坂を緩やかにしたという「ゼームズ坂」がその名残をとどめる。

太平洋戦争時に空襲で焼け野原になったが、戦後、闇市を起点とし発展。やがてそこは赤提灯(あかちょうちん)がぶら下がる酒場と化し、近隣の工場で働く仕事帰りの労働者たちで毎夜にぎわった。今も残る複数の小路や飲み屋街、極小店舗のルーツはこの闇市にさかのぼる。

ここでは、駅を挟んで26階建てのぴかぴかの高層ビルと、迷路のように入り組んだ路地が共存し異彩を放つ大井町をフィーチャー。「せんべろ」店からイタリアン、企業ミュージアム、最新サウナまで紹介する。縦に横に、「昭和」に「令和」に行きつ戻りつしながら、大井町を堪能してほしい。

関連記事
大井町ベストバー7選

  • ヘルス&ビューティー
  • 大井町

サウナメッツァ大井町トラックス

大井町駅直結する複合施設「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」が、2026年3月28日(土)にオープン。「サウナメッツァ大井町トラックス」は、同施設のキーテナントの一つ「SAUNACHELIN 2022」で全国全国1位を獲得したスパメッツァおおたか竜泉寺の湯が手がける「都市型プレミアム・ウェルネススパ」として注目を浴びている。

サウナ室は、「ととのえ親方」らが率いるサウナクリエーティブ集団・TTNEがプロデュースした。日本初の「トラムサウナ」は、木製の路面電車の車内を再現したサウナ。座席のボタンを操作すると蒸気が立ち上がり、走行演出とともにウエスタンレッドシダーの香りが広がる。都会の喧騒(けんそう)を離れた小旅行気分が楽しめるだろう。

女性用サウナにある「Woven Sauna」は、ハーブや薬草を入れた網かごを天井からつるし、香りをまとった蒸気が楽しめるサウナ。セルフロウリュとボナヒーターのダブルストーブで、柔らかな熱に包まれながら心身をゆっくり整えられる。

カフェスペースの「WELL + CRAFT」では、系列店で人気のサ飯メニューのほか、食のクリエーティブユニット・enwonderとコラボレーションしたオリジナルクラフトサワー「OYTO(オイト)」が味わえる。ジンジャー焼酎サワーで、ハーブの爽やかな風味がサウナ後にぴったりだ。

  • 大井町

The TRAVELERS HOUSE ROOFTOP BAR

「ホテルメトロポリタン 大井町トラックス」の最上階、地上100メートル・26階に誕生したルーフトップバー「The TRAVELERS HOUSE ROOFTOP BAR(ザ トラベラーズハウス ルーフトップバー)」。「DEEP GREEN ~日常からのエスケープ。心が躍る森の秘境。~」をコンセプトに、店内はジャングルの奥深くを想起させる空間や演出が施され、大自然の中で語らうような安らぎの時間を楽しめる。

また、屋外テラス席の眼下には大井町駅の車両基地が広がり、きらめく都心の夜景が開放的な気分を味わわせてくれる。

メニューには、「ハワイアン・ポリネシアン」をテーマにしたカクテルやフード・デザートが揃う。1930年頃、禁酒法が明けたアメリカ西海岸で生まれたカリブ風カクテルの「ティキ」、ウオッカにエルダーフラワーや卵白を加えた「サウザンアイランズエクスプレス」などを手に、都心にいながら南国リゾート気分に浸ってみては。

広告
  • ビストロ
  • 大井町

CHA

大井町の三ツ又商店街にある、「CHA(チャ)」。わずか16平方メートル余りの空間だが、オーナーでフレンチ出身の料理人・小野寺健太が茶割りの概念を鮮やかに塗り替える立ち飲みビストロだ。

同店の最大の特徴は、紅茶やフレーバーティー、コーン茶など「ティー」と名の付くあらゆる茶葉を酒に直接浸け込み、独自のブレンドで提供している点にある。

料理もまた、小さな厨房で本格的に作られる一級品ばかりである。看板メニューの一つ「サーモンのレアカツ からすみとタルタルソース」(990円)には、ジンに玄米茶を合わせ、仕上げにパウダー状の玄米茶を振りかけた「玄米茶×ジントニック」(628円)がよく合う。

これほど上質な飲食の体験を提供しながら、小野寺は自店を「バーではなく、雑に飲めるハイクオリティーな酒場」と定義する。チャージ料はなく、価格帯も非常にリーズナブルだ。一期一会の料理を求めてふらりと扉を開けたくなるような、親しみやすさと驚愕のクオリティーが共存する一軒である。

  • イタリア料理
  • 大井町

NIDO

大井町の裏通りにたたずむ「NIDO(ニド)」。イタリア北部に位置する美食の宝庫・エミリア・ロマーニャ州で修行した戸羽剛志が営むイタリアンだ。

同店ではまず、「生ハム、サラミの盛り合わせ」(1,400円)に、モデナ名物の揚げパン「ニョッコフリット」(750円)をオーダーしたい。

熱々の揚げパンに生ハムを乗せ、その脂の甘みと塩気を特産の微発泡赤ワイン「ランブルスコ」で流し込むスタイルは、現地でも愛される至福の組み合わせだ。地元流に倣い、陶器のカップでワインを啜る体験も、この店ならではの醍醐味といえる。

看板メニューの「ボローニャ風“ラザーニャ”」(1,650円)は、ホウレンソウを練り込んだ緑の生地を幾重にも重ね、ボロネーゼソースとチーズで仕上げる伝統レシピを忠実に再現している。

これほどハイクオリティーな郷土料理を、グラスワインとともにカジュアルに楽しめる同店は、まさに大井町に根付いた美食の拠点である。一度訪れれば、その奥深い食文化の虜になるに違いない。

広告
  • 映画館
  • 大井町

TOHOシネマズ 大井町

「TOHOシネマズ 大井町」が、2026年3月28日(土)にオープン。8スクリーンを備え、「Dolby Cinema」をはじめとした作品の魅力を最大限に引き出す最先端かつ全国に数カ所しかない激レア設備が、「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」内に集合した。

都内の「TOHOシネマズ」としては初の導入となるDolby Cinemaは、映像と音響ともに国内トップクラスの品質を誇る上映システムだ。従来よりも鮮明な色彩と高いコントラスト、没入感のあるサウンドを実現した。天井や壁面など、空間全体に配置された多数のスピーカーから、縦横無尽に移動するリアルな音響が劇場を満たし、目だけでなく耳でも映画の世界に没頭できる。

TOHOシネマズ最高峰の巨大スクリーンと極上シートを備える「プレミアムシアター」や、空気を震わす圧倒的音響を備えライブビューイングやアクション映画にぴったりな「轟音シアター」も見逃せない。どのシアターで観るか、そんな見比べもこの劇場の醍醐味(だいごみ)になりそうだ。

  • ミュージアム
  • 大井町

ニコンミュージアム

大井町駅と西大井駅を結ぶ「光学通り」沿いにある「ニコンミュージアム」。ニコン本社の1階に設けられた企業ミュージアムだ。2024年10月、港区にあった本社の移転に伴い同地へ移り、リニューアルオープンした。

ハイライトは、歴代のカメラやレンズが並ぶ消費者向けの事業を紹介した「コンシューマー」ゾーンだろう。「Nikon」の名を初めて刻んだ、1948年発売の小型カメラ「ニコンI型」から最新のミラーレスカメラまで500点以上が揃う。

ニコンの旧社名は、日本光学工業株式会社。1917年に測距儀・潜望鏡・顕微鏡など光学機器の国産化を目指して創業した。同ミュージアムは、ものづくりと結びついた日本の光学の歴史を概観する機会にもなるだろう。

同社は1923年、大井に初めて光学ガラスの研究工場を設置し、大井とともに発展してきた歴史を持つ。冒頭に挙げた光学通りは、ニコン社員の通勤路だったことに由来する。ゆかりの地に戻ってきた同社は、次の100年を再び大井で歩み始めている。

記念土産には、もともとは社内の売店で発売されていた「ニコンひと口ようかん」がお薦めだ。

広告
  • 大井町

洋食ブルドック

大井町駅近にある老舗洋食屋。「お食事は大井一うまい」と書かれた看板とレトロな外観が目印だ。

火災に一時休業していたが、2024年6月に移転して営業を再開。ビーフ、ポーク、チキン、玉子料理など幅広いメニューは健在で、再び開店から閉店までガッツリした飯を求める人でにぎわっている。

中でも350gもの分厚い「メンチカツ」やケチャップアートがかわいらしい「オムライス」は、皿からはみ出しそうなほどボリューム満点。ライスは「少なめ」「大盛り」と選べるようになり、大盛りを求めない人も通いやすくなった。大井町が誇るソウルフードをぜひ一度試してみてほしい。

  • ショッピング
  • 食料品店
  • 大井町

肉のまえかわ

開店直後の16時から賑わう、大井町を代表する人気の立ち飲み屋。店名が示す通り、精肉店がそのまま飲み屋になっている。店内には、「ポテトコロッケ」(130円)や「メンチカツ」(170円)など、肉屋ならではの総菜もずらりと並んでいる。

驚くのは、そのコストパフォーマンス。「サラダ」は110円、レモンサワーは290円という安さだ。ビールは、冷蔵庫から勝手に取り出すセルフ方式で、1,000円で満足できる「せんべろ」の店。次々に焼き上がる焼き鳥を求めて、外まで酔客があふれ出すこともある。

広告
  • 寿司
  • 大井町
  • 価格 1/4

いさ美寿司

大井町駅近くの横丁の端にある、小さな店構えの「いさ美寿司」。この店の特徴は何と言っても安さにある。

ゲソ」「厚焼」「いか」「とびっ子」「まぐろ」や「えび」など、破格の値段で味わえるシャリは小さめだが、ビールと一緒につまむにはちょうど良いサイズでネタも新鮮。ちょっと寿司を楽しみたいとき、気軽に訪れたい店だ。

  • ショッピング
  • 大井町
台湾の「味」を持ち帰る。
台湾の「味」を持ち帰る。

六福

本格的な台湾料理の総菜を販売する専門店「六福」。JR線の踏み切り近くにある店からは、食欲を誘う香りと湯気がいつも漂っている。

なんといってもいち押しは、旧暦5月5日の台湾の端午節の時期には、1000個もの注文が殺到したという名物の「ちまき」。特製醤油で煮込んだ角煮のうまみがもち米に絡み、中のピーナッツもほっくほく。温かい蒸したてをぜひ味わってほしい。

「ジャンボ海老焼売』や「六福餃子」も絶品。キャベツなどの野菜がたっぷり入ったヘルシーな「焼きビーフン」もおすすめだ。

広告
  • ラーメン
  • 大井町

大井町立食い中華蕎麦 いりこ屋

JR大井町駅から徒歩30秒の「東小路飲食店街」の中にあるラーメン店。2023年12月23日にオープンした。

店名の通り、全席立食いスタイルのカウンター5席の狭い店内だが、その分ラーメンを食べることに集中できる。メニューは「いりこ(淡口)」(950円)、「いりこ(塩)」(950円、以下全て税込み)、「いりこきつね(豚1枚)」(950円)などがラインアップ。そのほか、限定メニューも時々提供する。

いりこ(淡口)は、動物系のだしがベースだが、背油が加わったスープはしっかりと煮干しの風味が感じられる。縮れ麺との相性もよい。豚ロースのチャーシューは、大振りで程よい脂身の柔らかい食感がたまらない。全体的にバランスのとれた一杯に仕上がっている。

トッピングのおすすめは「きつね」(100円)。油揚げとスープの相性は抜群だ。

現在は8時から営業しており、「朝ラー」目当ての客も多くにぎわっている。

  • アトラクション
  • 公園&庭園
  • 大井町
憩いの広場で心身を開放する。
憩いの広場で心身を開放する。

しながわ区民公園

品川区で最大規模を誇る区立公園「しながわ区民公園」。東大井と勝島を結ぶ勝島運河を埋め立て、「花とひろばと水と緑の公園」をテーマに1987年に開園した。

園内には、イルカのショーが必見の「しながわ水族館」や約6500平方メートルの人工湖「勝島の海」のほか、屋外プール、テニスコート、陸上競技場、噴水広場、子どもキャンプエリアを備えた広大なレクリエーションスペースなど、さまざまな施設を備えている。

園内には130本の梅と400本の桜が植えられており、春には花見客でにぎわう。

広告
  • アトラクション
  • モニュメント&記念碑
  • 大井町

花子と太郎

大井町駅西口から立会道路を歩くと、細長い緑道型の「大井町緑地児童遊園」が現れる。地元の人には「猫公園」の名で親しまれている場所だ。その入り口に、2匹の猫のブロンズ像「花子と太郎」が鎮座する。彫刻家・中村辰治が手がけたこの像のモチーフは、詩人・萩原朔太郎(1886〜1942)の詩集『青猫』だ。

ブロンズ像「花子と太郎」が生まれたのは、1973(昭和48)年。立会川の蓋かけ工事で公園が整備された際に設置され、2012(平成24)年には朔太郎との縁を記した由来碑も加わった。

近代化の波に揺れた大正の大井町と、再開発が進む令和の大井町。その間に流れた100年を、小さな2匹の猫が見守り続けている。かつて詩人のまなざしが捉えた風景の一端を探してみては。

春には桜の木が公園を彩り、花見の名所にもなる。散策のついでに立ち寄りたい。

  • 大井町
昭和香る町中華で満腹になる。
昭和香る町中華で満腹になる。

永楽

大井町駅徒歩1分のところにある、昔ながらのラーメン店「永楽」。店内は、まるで「朝ドラ」のセットのようなレトロ感が漂う。昭和のまま時が止まったこの空間で味わう「ラーメン」(750円)は絶品だ。醤油ベースのスープには、香ばしいネギがたっぷり入り、食感も楽しい。

しっとりとしたチャーハンも大変人気があり、パンチのある濃いめの味付けがくせになる。また、野菜たっぷりの「餃子」(500円)も人気メニューで、ビールが進むだろう。熱々のあんがかかった「もやしそば」(1,100円)もおすすめだ。

行列が絶えない人気店として知られているが、回転が早いので、15時前後なら並ばずに入れることもある。大井町の東小路飲食店街を代表する町中華である。

広告
  • 大井町
推しの焼き鳥を発見する。
推しの焼き鳥を発見する。

焼鳥 晋ちゃん

大井町駅から歩いて5分ほど、「大井三つ又商店街」の近くにある「焼鳥 晋ちゃん」 。「ねぎま」「正(もも)肉」「つくね」などは198円(以下、全て税込み)で、「ハツモト」「せぎも」「そり」などの希少部位は220円という良心的な料金が魅力。しかし、驚くのはここからで、その一本一本のクオリティーが高く、超高級店にも匹敵するような端正な仕事ぶりなのだ。

焼き鳥は、目の前で店主の「晋ちゃん」自らが丁寧に焼いてくれる。また、「九条ねぎのぬた」(528円)や「ササミの梅肉ソース和え」(550円)などの小鉢も、注文が入ってから作ってくれる。

手間を惜しまず、素材を生かす心意気を常連客は支持しており、17時の開店直後に満席になることもしばしばある。遅い時間になると売り切れの焼き鳥メニューが多いので、早めの時間に訪れたい。

  • 大井町
中華総菜と会話に引き込まれる。
中華総菜と会話に引き込まれる。

楽々

こじんまりした飲み屋が連なる、大井町駅東口の東小路周辺にある「楽々」。名物の「餃子」をはじめとした中華の品々が味わえる。いつも常連で賑わう理由は、料理上手なママの話術によるもの。初めて訪ねた客でも、すぐに会話の輪に入ることができ、大井町の住人になった気分になれる。

店内のカウンターには、出来立ての中華総菜がずらりと並ぶ。寿司屋で働いていたこともあるママのつてで、マグロやニシンなどの刺身も新鮮。全メニューを試してみたくなり、気づいたらリピーターに……なんて人も多いのだろう。

広告
  • スポーツ
  • 競馬
  • 大井町

大井競馬場

品川区の勝島にある地方競馬場。従来の競馬場のイメージを一新すべく、競馬観戦型レストランの「ダイアモンドターン」や、ゴール前のスタンド席「L-WING」など、さまざまな施設を備えている。

1986年から日本初のナイター競馬「トゥインクルレース」を開催。ナイター照明やイルミネーションが白熱のレースを演出する。また、フードサービスも充実。仕事帰りにふらりと立ち寄り、レースの高揚とグルメを味わえる、東京の夜のエンターテインメント空間の一つといえるだろう。

例年レースのない11〜1月には、「東京メガイルミ」を開催。さまざまなイルミネーションが音楽に連動して点灯する「トゥインクル・ライトショー」をはじめ多数のイベントが定期的に行われ、家族連れで出かけられるスポットとしても人気だ。

  • Things to do
  • 大井町

大井蔵王権現神社

「大井」という地名そのものを生み出した「大井蔵王権現神社」は、大井町駅から歩いて5分、にぎやかな商店街の喧騒(けんそう)を抜けた、ビルの谷あいに静かにたたずんでいる。

大井町の住む人々に「ごんげんさま」と親しまれている同神社が最大の盛り上がりを見せるのは、毎年4月の第3土・日曜日に行われる例大祭「天狗祭り」である。

江戸時代にはやった疫病や火事からこの地域の人々を守った神社のてんぐへの感謝を元に生まれた伝説を基に、1995年ごろに地元有志が始めた祭りで、巨大なてんぐの顔が鎮座するみこしを、おしろいを付けた男たちが赤やピンクの長襦袢(ながじゅばん)姿で担ぎ練り歩く。

大井町の春には欠かせない風物詩であり、別世界に足を踏み入れてしまったかのような不思議な感覚が味わえるだろう。

東京各地のローカルスポットを巡るなら……

  • Things to do

東京の知識人が何世代にもわたって集ってきた地、神保町。ここは歴史ある大学街であり、ビブリオマニアにとっての楽園だ。約130軒の古書店があり、そのほとんどが低層のやや年季の入った雑居ビルに入居し、昔ながらの喫茶店やカレー店と建物を共有している。

新しい学生たちが絶え間なく流入することで、エネルギッシュな底流が生まれており、過去と現在が鮮やかに息づいている街でもある。路地裏には、新しいタイプの親密なミュージックバー、本格的なインドカレー店、クールなカフェ、独立系書店が次々と登場し、デジタル生活の不安や絶え間ないペースに対する理想的な癒やしのように感じられる場所に、新たな層を加えている。

「タイムアウト」は「世界で最もクールな街ランキング」の2025年度版では、この神保町が第1位に選ばれるという快挙を成し遂げた。ここでは、そんな神保町の中で、英語編集部がセレクトした訪れてほしい場所を紹介しよう。これが神保町の究極ガイドだ。

  • Things to do

相撲の街として知られる両国。街を歩けば相撲部屋が点在し、力士が行き交う姿に出会えるのは日常の風景だ。江戸時代には歓楽街としてにぎわい、その名残は今も息づいている。1718年創業の猪肉料理の老舗や、かつて勧進相撲が行われた「回向院」など、歴史の足跡をたどれる場所も多い。

一方で、新しいカルチャーの風も吹き込んでいる。2016年には「北斎美術館」や「両国 江戸NOREN」がオープンし、2024~5年ごろにかけては話題のカフェが増加している。本記事では、そんな街の「いま」を感じさせる旬の店から、地元で愛され続ける老舗までピックアップ。

伝統と新しさがミックスされた街を歩いてみよう。

※2018年の記事を情報のみ確認してアップデート

広告
  • Things to do

東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる「街ナカ」ホテル、「OMO by 星野リゾート」がコラボレーションする「新ご近所ガイドシリーズ」第4回をお届けする。

今回の舞台は、台東区・浅草。昔ながらの下町の雰囲気を残し、訪日外国人にも人気がある。浅草は大正、昭和初期にかけては、東京屈指の先端をいく街だった。東京一の興行街として活況を呈し、新しもの好きが集まった。

ところが太平洋戦争の大空襲により浅草一帯は焼土と化し、浅草寺の本堂も焼失。そんな中、途絶えていた三社祭が早くも1948年に行われ、復活ののろしが上がった。人々は再び浅草に集い、復興を果たしていく。劇場からは数々の昭和のスターを輩出するなど、にぎわいを取り戻した。

老舗が並ぶ街だが、伝統だけをかたくなに守っているわけではない。進取の意気で新しいものを受け入れて取り込み、時代と共に歩んでいる。懐かしさと新しさと、新旧の混在こそ浅草の醍醐味だろう。そんな魅力にあふれる「浅草でしかできない10のこと」を紹介していこう。

※年末年始の営業は各公式ウェブサイト、SNSで確認してほしい

  • Things to do

渋谷区の中でも下町的な空気が残り、地元の人々のつながりが色濃いローカル感あふれる街・幡ヶ谷。駅周辺は再開発を免れ、今も4つの商店街が活気を残すほか、裏路地には個豊かな飲食店やカフェ、ギャラリーが点在している。

近年は若い感性を持つオーナーによる新店舗も増え、知る人ぞ知るクリエーティブな街として注目されている。散歩しながら気になる店をホッピングできるのも魅力の一つだ。

また、明治期に玉川上水の水を引くための新水路が整備されたことにより築かれた高い土手が街に独特の起伏を生んだ。坂道沿いにユニークな店が肩を並べる景色はここにしかないだろう。 

今回は、Time Out Tokyo(タイムアウト東京)の読者やフードライター、編集部の英語・日本語チーム、さらに地元の人々からも情報を集め、多角的に幡ヶ谷の魅力をまとめた。きっと訪れてみたくなるはずだ。 

広告
  • Things to do

快速列車が止まらないため、高円寺や吉祥寺など近隣エリアに比べて家賃が少し安く、文化人やクリエーターが集まる街・阿佐ケ谷。街中にはミニシアターや独立系書店など、新たな世界とつながる入り口も多い。よしながふみの『きのう何食べた?』や近藤聡乃の『A子さんの恋人』など、漫画の舞台としても登場するなど、独自の魅力を放っている。

「東京のジャズの中心地」とも呼ばれるこの街では、毎年10月に街ぐるみの音楽イベント阿佐谷ジャズストリートが開催され、街全体が音楽に包まれる。本記事では、イベント当日に独自のライブを行うおすすめのバーを、街の魅力とともに紹介する。 

高さ32メートルを超える駅前のシンボルツリー・アケボノスギに迎えられながら、音楽と文化で彩られる街をゆっくり歩いてみては。

おすすめ
    最新ニュース
      広告