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大井町駅と西大井駅を結ぶ「光学通り」沿いにある「ニコンミュージアム」。ニコン本社の1階に設けられた企業ミュージアムだ。2024年10月、港区にあった本社の移転に伴い同地へ移り、リニューアルオープンした。
ハイライトは、歴代のカメラやレンズが並ぶ消費者向けの事業を紹介した「コンシューマー」ゾーンだろう。「Nikon」の名を初めて刻んだ、1948年発売の小型カメラ「ニコンI型」から最新のミラーレスカメラまで500点以上が揃う。
また、対企業向け事業をひもとく「インダストリー」ゾーンには、同社が製造する世界最大級の合成石英ガラス「インゴット」が鎮座する。インゴットは不純物が極めて少なく高い透明度を誇り、半導体製造装置のレンズに使用される。同ゾーンには、1925年に販売された顕微鏡なども展示する。
ニコンの旧社名は、日本光学工業株式会社。1917年に測距儀・潜望鏡・顕微鏡など光学機器の国産化を目指して創業した。同ミュージアムは、ものづくりと結びついた日本の光学の歴史を概観する機会にもなるだろう。
同社は1923年、大井に初めて光学ガラスの研究工場を設置し、大井とともに発展してきた歴史を持つ。冒頭に挙げた光学通りは、ニコン社員の通勤路だったことに由来する。ゆかりの地に戻ってきた同社は、次の100年を再び大井で歩み始めている。
記念土産には、もともとは社内の売店で発売されていた「ニコンひと口ようかん」がお薦めだ。
なお同館では、ガイドツアーを実施している。希望する人は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。
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