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Photo: Kisa Toyoshima
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神保町でしかできない18のこと

英語編集部がキュレーション、カレー・書店はもちろん隠れ家バーから新たな独立書店まで

Kaila ImadaShota Nagao
翻訳: Genya Aoki
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タイムアウト東京 > Things To Do > 神保町でしかできない18のこと

東京の知識人が何世代にもわたって集ってきた地、神保町。ここは歴史ある大学街であり、ビブリオマニアにとっての楽園だ。約130軒の古書店があり、そのほとんどが低層のやや年季の入った雑居ビルに入居し、昔ながらの喫茶店やカレー店と建物を共有している。

新しい学生たちが絶え間なく流入することで、エネルギッシュな底流が生まれており、過去と現在が鮮やかに息づいている街でもある。路地裏には、新しいタイプの親密なミュージックバー、本格的なインドカレー店、クールなカフェ、独立系書店が次々と登場し、デジタル生活の不安や絶え間ないペースに対する理想的な癒やしのように感じられる場所に、新たな層を加えている。

「タイムアウト」は「世界で最もクールな街ランキング」の2025年度版では、この神保町が第1位に選ばれるという快挙を成し遂げた。ここでは、そんな神保町の中で、英語編集部がセレクトした訪れてほしい場所を紹介しよう。これが神保町の究極ガイドだ。

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目立たない雑居ビルの2階にひっそりとたたずむこの古書店は、洋書を愛する人々にとっての小さな聖域だ。左側の北沢ビルの入口を使い、2階に上がると目印の緑色のドアを開けよう。

店内の棚には、ビンテージのペーパーバック(主にロンドンに本拠を置くPenguin BooksとPelican Books のクラシック作品)や、定期刊行物、絶版本、哲学、宗教、民俗学、国際関係、批評理論に関する著作などが比較的手頃な価格で購入できる。さらにスタインベックの初版本といった希少本も並ぶ。

1902年に創業し、かつては日本最大級の洋書専門店の一つとして知られていた。近年、店舗は縮小し、1階は現在、絵本専門店「ブックハウスカフェ」が入居している。

それでも、じっくりと時間をかけて本を物色し、知的好奇心を満たすには最高の場所であることに変わりはない。また、オンライン販売のほか、古書の買い取りサービスも行っている。

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神保町、九段下、水道橋のちょうど中間に位置する「ECHO RECORDS」は、サイケデリックな雰囲気を持つニッチな中古レコード店だ。戦前のアメリカン・ブルースやジャズから1960〜70年代のサイケデリックロックまで、幅広く取り扱う。

バーカウンターではビールと自家製コーヒーを提供。店のカスタムスピーカーでお気に入りのレコードを聴きながらソファに沈み込むときや、レコードの山を掘り進めるのに疲れて休憩するときも、完璧なおともになるだろう。

オーナーの堂岡武は、コロナ禍でライブが少なかった2020年、ミュージシャンたちが互いに支え合うために団結する姿を見て、長年の趣味だったレコードとコレクションを追求することを決意。ロンドン、バーミンガムといったイギリスの各都市への旅行で、彼はトートバッグと機内持ち込み荷物にたっぷりのレコードを詰め込んで持ち帰った。以来同店は、その独特のキュレーションによって熱心なファンを獲得している。

スタッフに話しかければ気さくな雰囲気で、自分が発見したレコードを共有したり、隠れた名盤をおすすめしたり、ターンテーブルが回る間にビールを注いでくれたりする。

このほか、1階には小さな古着屋もある。

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神保町で、1939年から営業している古書店。古書が集まる神田古本街に位置し、古本の販売と古書買取を行っている。マッチ箱のような細長い建物に一歩足を踏み入れれば、古書でできた迷路に迷い込んだかのような印象を受けるだろう。階段にも書籍が積み上がっていて、一段ずつ吟味していてはまったく先に進めない。

扱う書籍は、ビンテージの写真集やオリジナルプリント、美術書、現代アートやサブカルチャー関連の書籍のほか、歴史、文学、哲学、民俗学など。フロアごとに扱う商品の分野が異なり、中3階にはギャラリースペースもある。伝説的ファッション雑誌『VISIONAIRE』や、アイビールックの火付け役『Men's Club』『mc Sister』といった雑誌のバックナンバーを扱う中2階のファッションフロアは必見だ。

風変わりなポスターや1980年代の古本マンガ、ユニークな文化財や高級コレクターズアイテムなども揃っており、デザイン愛好家、歴史愛好家、そして美術愛好家にとって、夢のような空間だ。

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印刷用紙や特殊紙などの流通と卸売を手がける紙の専門商社竹尾のショップとショールーム。1階のショップには、竹尾が扱う2700種類にも上る紙が、色のグラデーション別に陳列されており、銘柄、用途、色、質感などさまざまな角度から選ぶことができる。

商品は壁一面の引き出しに収納されており、スタッフがそこから取り出してくれる、という仕組みだ。サイズはA4サイズ、厚さは1種類のみ。スタッフに相談しながら、とっておきの1枚を見つけたい。また2階では、竹尾のサンプルや海外のサンプル帳を閲覧できるほか、紙とデザインに関する展示会も随時開催される。

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ストリートカルチャーに根差した本やZINEを取り扱う書店、「stacks bookstore(スタックス ブックストア)」が渋谷・神山町から神田神保町に2024年3月に移転した。店内は大幅に拡張され、新たに編集者兼オーナーの山下丸郎がセレクトした新書が並び、ワイナリーも設置されている。

加えて、バーカウンターも置かれ、店主自ら取材し、厳選したクラフトビールやナチュラルワインが楽しめる。

定期的に写真家やアーティストの展示を開催しており、通常は過去に出展したアーティストのアーカイブ作品を観ることができる。ほかにも、グラスやアパレルなど、stacks bookstoreのオリジナルグッズも多く揃える。

自分だけのストリートカルチャーを発見しよう。

食べる

  • 神保町

2軒の古書店に挟まれた4階建てのビルに入居しているカルチャースポットが「肆-YON-」。食、アート、音楽が交差する隠れ家である。

店名はオーナーのラッキーナンバーである「4」に由来しており、正面玄関上の漢字「肆」は「店」という意味と同時に、「思うままに振る舞う」という意味が込められている。

1階のバーでは、看板メニューである「オリジナルスパイスサバカレー」をぜひ味わってほしい。西インド料理からインスピレーションを得て、魚介だし、味噌、サバを組み合わせた独特の東京スタイルスパイスカレーだ。

ランチタイムにはボリュームたっぷりの定食、ディナーはスパイシーな肉料理やサバのリエットなどを提供する。国産クラフトビールやコーヒーとともに楽しんでほしい。

日が暮れたら、地下の音楽に特化した実験場「地下肆」に向かおう。セレクターたちが定期的にリスニングイベントを行なっている。サウンドシステムは、1980年代後半から東京のアンダーグラウンドシーンの重要人物であるDJ MOODMANによって設計されたものである。

2階のアートギャラリーでも頻繁に展示会を実施している。詳細は公式Instagramでチェックしてほしい。

ここは、カレー文化と地元のDJやアーティストの絶え間ないローテーションが融合しており、地元の音楽やアートに浸りたい人にとっての親密な集いの場なのだ。

地下肆では、イベント開催時は1,000〜2,000円、通常時は17時以降500円のミュージックチャージがあるので注意してほしい。

  • 神保町

神保町駅前の老舗中華料理店、揚子江菜館は、冷やし中華発祥の店として知られている。1年中食べられる「五色涼拌麺(ごもくひやしそば)」は、高く盛られた麺の周りを具材で飾り富士山を表現したビジュアルがインパクト大。1933(昭和8)年に誕生した人気のメニューだ。

チャーシュー、キュウリ、タケノコ、糸寒天はそれぞれ春夏秋冬を表し、錦糸卵は山頂に積もる雪をイメージしている。そのほかにも、エビ、シイタケ、ウズラの卵、鶏団子が乗り食べ応え十分。たれは甘めなので、好みで卓上の酢やからしを加えて味わおう。 

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  • 神保町
  • 価格 2/4

2011年から行われている「神田カレーグランプリ」の初代優勝者で、激戦区神保町で不動の地位を確立する。神保町の元祖欧風カレー店である。神田古書センタービルの2階で、ビルの裏手から回る非常に分かりにくい場所にあるにも関わらず、昼は常にほぼ満席だ。

十数種類のカレーメニューが用意されているが、初めてならスパイスとフルーツをミックスした深い茶色のルーが特徴の「ビーフカレー」(1,700円、税込み)がおすすめ。ランチはリーズナブルな神保町の中でも少々高めだが、まろやかでコクと深みのあるカレーの味と、セット全体のボリューム感で十分満足できるだろう。無料で付くじゃがバターのおいしさにもハマってしまう。神保町でカレーを食べるなら、一度は訪れてほしい店だ。

  • 中華料理
  • 神保町

飲茶と、チャーシューやローストポークなどの焼き料理を専門とする広東料理店「粤港美食(エツコウビショク)」。カモの丸焼きやカリカリに焼いた豚肉、チャーシューなどが厨房(ちゅうぼう)の窓の前につるされており、店内も香港屋台のような雰囲気だ。多彩なラインアップの肉料理も魅力的だが、香港式の点心もぜひ試してみてほしい。

『チャーシューマン』やハスの葉で蒸した『ちまき』、フカヒレや海老が入った『蒸し餃子』など日本でもなじみ深い点心のほか、『鶏脚の黒豆ソース蒸し』といった本場香港の味も堪能できる。

小皿料理から、肉料理がたくさん乗った大皿までメニューのバリエーションも幅広い。一人で訪れた場合は、麺類やライスが付いた肉料理のセットメニューがおすすめだ。また、近くには火鍋や炒め物を専門とする粤港美食の1号店もある。

飲む

  • カフェ・喫茶店
  • 神保町

1955年創業、学生や文化人たちが愛する老舗喫茶店。芸術家の1代目店主が手がけた店内には、常連客が持ち寄った世界の民芸品や縁起物などが所狭しと並び、れんがの壁の落書きやサインが独特の雰囲気を醸し出している。

トーテムポールが置かれた異国情緒あふれる個性的な外観と、山小屋のように木の温もりを感じる内観は、オープン当時から今も変わっていない。

おすすめのメニューは、2度焼きにこだわった厚めの「ピザトースト」だ。さっくり焼き上げたトーストととろりとしたチーズは相性抜群で、長年人気を誇る。

ブルーハワイ、ブドウ、オレンジなどの6種類のクリームソーダのほか、コーヒーや紅茶、イチゴジュースなどを提供している。喫茶店だが、アルコールも豊富だ。

  • カフェ・喫茶店
  • 神保町

台北発のコーヒーショップ「Pharos Coffee」の日本1号店。この洗練されたカフェは、熟練の技で淹れられた浅入りコーヒーで知られ、舌の肥えたコーヒー愛好家の目的地となっている。

店内はミニマルでありながら自然な質感の温かみがあり、リラックスできる。スペースの片側はアートギャラリーとしても機能し、企画展を定期的に開催。台湾のアンビエントアーティストによるオリジナルサウンドトラックが穏やかな雰囲気を高め、思わず長居してしまうだろう。

オーナーが持つアート、音楽、コーヒーへの情熱にぴったりと合致する理想的な立地が神保町だったのは意外な幸運だ。

メニューは約5種類の豆がハンドドリップ、コールドブリュー、コールドブリューラテで楽しめる。特別なものを探しているなら、モーツァルトなどの偉大な作曲家のメロディーを彷彿とさせる風味が楽しめる「ミュージシャンシリーズ」を試してみよう。

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  • 神保町

ブックハウスカフェ」内にあり、絵本とジャズレコードに囲まれた隠れた名バー。メインビルの奥にある目立たないドアから入っていく。平日のみ営業するこの親密な飲み処は、都会の喧騒(けんそう)から離れ、文学的な雰囲気に浸るのに最適なスポットといえるだろう。

食事は、ボリュームたっぷりのカレーやクラシックなナポリタンなど懐かしのメニューを用意。厳選されたクラフトビール、ウイスキー、ワイン、爽やかなフルーツサワーなどから好みの一杯を選んで料理と合わせれば、完璧な一夜のごほうびが出来上がる。

  • カフェ・喫茶店
  • 竹橋

このオーストラリアの香り漂うカフェは、『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』などのタイトルで知られる映画・ビデオゲームプロデューサーの由良浩明がプロデュースし、オーストラリアが誇る世界クラスのコーヒー文化を日本に伝えている。

オーストラリア先住民文化における通過儀礼にちなんで名付けられた店名は、若い男子が一人で荒野への旅に出て祖先の土地とつながる儀式を意味しているという。

コーヒーはシドニー発コーヒーブランド「Stitch Coffee」から豆を直接調達し、オリジナルブレンドとシングルオリジンを提供。バリスタは、Stitch Coffeeのシドニーチームのスキルと専門知識に匹敵するようトレーニングされており、最高水準の焙煎技術と抽出基準を遵守している。

シグネチャーメニューの「Magic」は、メルボルン発祥のスペシャルティメニューで、同地のスチームミルクと「リストレット」と呼ばれる少量の湯で抽出したショットを使うことで、濃厚で滑らかで風味豊かな逸品に仕立てた。アボカドトーストやバナナブレッドと合わせれば、充実の食事となるだろう。

木・金曜日は22時まで営業しており、カフェの温かな夕暮れの光が近くのサラリーマンたちを「Coopers Brewery」のオーストラリアクラフトビールで誘い込む。

開放的な内装、天井まで届く窓、そして高品質なスピーカーから流れるゲーム音楽の作曲家Vincent Diamanteによるアンビエントサウンドトラックが流れ、コーヒー愛好家のための都会のオアシスとなっている。

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  • コーヒーショップ・喫茶店
  • 神保町
  • 価格 1/4

日本の喫茶店文化が息づく神保町に、2015年にオープンしたカフェ。単なる一杯のコーヒー以上のものが得られると、日本はおろか世界中のコーヒーラバーを虜にする日本を代表するシングルオリジンコーヒー店だ。

ポールバセットのチーフバリスタ兼ヘッドロースターとして活躍していた鈴木清和がオーナーを務めており、エチオピア、ケニアなどから輸入した高品質の豆を数種類揃えている。「それぞれのシングルオリジン豆の最高の風味を、完璧な自家焙煎とハンドドリップで引き出すこと」を標榜する鈴木の哲学を完璧に体現した一杯を堪能してほしい。

浅煎りコーヒーを主に取り扱っており、好みの味を伝えれば、カウンターに並べられた豆から最適なものを教えてくれる。

ミニマルな店内には、ビンテージ照明などの繊細なディテールに昔ながらの喫茶店へのオマージュを見ることができる。腹が空いていれば、カフェ自慢のサクサクのアーモンドクロワッサンなどのペイストリーを楽しもう。なお、銀座日本橋のほか、新宿にも姉妹店がある。

  • 神保町

神保町にある、クラフトジンバー。サントリー主催のコンテスト「サントリーカクテルアワード」などで賞を受賞している宮澤英治が、オーナーを務めている。広々としたカウンターには、世界各国から集めた160種類以上のクラフトジンが並ぶ。国産では、京都蒸留所の「季の美」や、辰巳蒸留所の「アルケミエ」など25種類ほどが揃っている。

ジンの香りと味わいをシンプルに楽しむのもいいが、この店ではカクテル(1,550円〜)をすすめたい。柑橘系のフレッシュなフルーツを使ったカクテルやなど、どれも美しく、美味だ。

観る

  • ミュージアム
  • 科学&テクノロジー
  • 神田

ここはまるでアナログ時代へのタイムカプセルのようだ。オフィスビルの1階と地下に隠れるように位置するこの博物館では、常設コレクションとして約1500点のアイテムが所狭しと並ぶ。「紙と石を除く全てのメディアは最終的に時代遅れになる」という考えの基、タイプライターやフロッピーディスクをはじめ、ビンテージカメラ、古い携帯電話、PDA、初期のMacintoshノートパソコン、ウォークマンまでさまざまな時代を彩ったメディアが展示されている。

展示品は大まかに時代別に配置されており、小さなラベルが貼ってある品をおもむろに眺めていると珍品や忘れ去られた遺物に出くわして、思わず声が出るような興奮を覚えるだろう。

展示物に触れたり、写真を撮ったり、一部のオブジェクトを実際に試したりできるのも同施設の大きな特徴だ。「Twentieth Anniversary Macintosh」やAppleの「QuickTake 200」デジタルカメラなどの希少品に触れられる貴重な機会だ。

入館料は2,000円だが、テクノロジー愛好家、レトロファンにとっては宝島そのもの。大変な満足感を得られるだろう。

※11〜19時まで開館しているが、録音スタジオとしても機能しているため、2時間単位で閉館する場合がある。また、営業スケジュールは変動するので、訪問前に公式ウェブサイトで確認してほしい。

  • 映画館
  • 神保町

神保町駅から徒歩3分ほど、裏通りにある異形の建物内にある小学館運営の映画館。旧作の邦画を中心に上映する名画座だ。

アルマジロの殻を思わせる未来的な外観は、2008年に「グッドデザイン賞」を受賞。ドラマチックなデザインは内部にも続いており、角度のある壁と創造的な光の使い方が、空間に大胆でモダンなエッジを与えている。

席数は99席。7.2m×3mの3D対応シルバースクリーンを設置している。通常上映のほか、回顧展、特別展、生演奏付きの無声映画など上映イベントもしばしば行われており、映画好きに愛されている。

「神保町よしもと漫才劇場」も入居しており、実験的な演劇、朗読会なども実施。リハーサルとクリエイティブのハブとして機能し、地元のアーティストやパフォーマーをサポートしている。

泊まる

  • ホテル
  • 神保町

神保町にあるこのアーティスティックな宿泊施設は、本好きにとって夢のような場所だ。「MANGA ART HOTEL, TOKYO」の姉妹施設であり、その目玉は12階にある2つの「マンガアートルーム」だ。それぞれ床から天井まで漫画にインスパイアされたデザインで覆われている。これらの部屋では、『ダンダダン』とのコラボレーションなど、今最も人気のあるシリーズの展示が入れ替わりで開催されている。さらに、各部屋には2人まで入れるプライベートサウナも完備する。

最初の11フロアには、恋愛小説、ノンフィクションの回顧録、あるいは自己啓発本などに興味がある人のために、標準的な客室が用意されている。とはいえ、「標準的」という言葉ではその魅力を表現しきれない。各フロアは異なるジャンルに特化しており、廊下や部屋の本棚にはそれに応じた本が並んでいる。自分のコンフォートゾーンから抜け出し、新しいお気に入りの本を発見するには理想的な場所だろう。

1階に宿泊者以外も利用できる居心地の良いバーもあり、飲み物片手に本の世界に没頭することができる。

もっと神保町を満喫したいなら……

  • インド料理

古書店探訪で知られた神保町だが、大学や出版社、企業のオフィスも多く、実は飲食店がとても充実した街でもある。中華にビストロ、海鮮居酒屋からカフェまでジャンルも豊かで、ランチは軒並み1,000円以下が当たり前。神保町での食べ歩きは非常に楽しい。

中でもカレーは名店が集まっている。神保町でカレーが食べられる店は400軒以上あるともいわれており、スパイスがきいた本格的なインドカレー、濃厚な欧風カレー、さらっと食べやすいが後を引くスープカレー、ハーブとココナッツミルクたっぷりのタイカレー、オリジナリティーあふれるカフェのカレーなど……目移りするほどあらゆるタイプのカレーが味わえる。

地元のカレーフェス「神田カレーグランプリ」(2011年から毎年開催)常連の店を含め、人気店や個性あふれるカレー店を紹介する。辛さの度合いが自分で選べる店も多く、バリエーションは無限。神保町カレー全制覇までの道のりは果てしなく遠く、またワクワクするだろう。

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神保町、餃子のウマい店9選
神保町、餃子のウマい店9選

古書店やカレーの街として有名な神保町だが、実は中華や餃子の店も実力派ぞろい。その理由は、明治から大正期に多くの中国人留学生が周辺に住んでいたことから、彼らの空腹を満たす中華料理店が多かったことも挙げられる。ここでは、老舗から新手の餃子バルまで幅広く紹介。店ごとに皮の厚さや具材の中身など、味わいは多彩だ。たまには本やカレーではなく、餃子を目がけて神保町へ繰り出そう。

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  • 書店

時に人生を変えるほど大きな影響力を持つことがある、本。その出合いの場となる書店も、個性豊かなところが増えている。本記事では個人書店を中心に、足を運ぶだけでワクワクする「都内にある美しい独立書店」というくくりで、5つの書店を紹介しよう。

「美しい」という言葉は抽象的で説明が難しいが、今回は見た目の美しさを踏まえた上で、店主のこだわりや美意識がにじみ出ている書店を選んだ。光が差し込む空間を大切にした書店、内装に和紙をふんだんに使った書店、歴史を引き継いできたモダンな古書店、ナチュラルな雰囲気で奥深い写真の世界を紹介する書店、開放感があり独自の視点を持つ書店と、取材してみてそれぞれの美しさに心が躍った。

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