東京、話題のイベント5選
Netflixを消してソファから立ち上がり、映画館へ足を運ぶには、今や何か特別な理由が必要になっている。それを容易にしてくれるのが、特徴のある優れた映画館だ。
しかし、「新宿シネマカリテ」や池袋の「シネ リーブル池袋」といった、映画ファンに人気の映画館が最近閉館したことからも分かるように状況は厳しい。東京ですら、独立系映画館が絶滅危惧種のような存在になりつつあるが、それでもこの首都には、世界でも指折りの素晴らしい映画館が存在している。
その事実は、Time Out World Wideが発表した「世界の最高の映画館100選」にも表れており、東京エリアからは3館がランクインした。
中でも、池袋が存在感を際立たせている。IMAXの殿堂ともいえる「グランドシネマサンシャイン 池袋」が33位、その近くにある「新文芸坐」は52位にランクイン。さらに横浜の「シネマ ジャック&ベティ」も世界ランキング90位と、トップ100入りを果たした。
Photo: Grand Cinema Sunshine Ikebukuroグランドシネマサンシャイン 池袋
グランドシネマサンシャイン 池袋 は、「大きいほど良い」を体現している映画館だ。2019年にオープンした池袋の巨大複合映画館で、パンデミックが世界中の映画館に壊滅的な打撃を与える直前にオープンした。10階にわたって12のスクリーンを擁し、約2500人を収容できる豪華な座席を備えている。
上層階へ向かう途中は、まるで映画史をたどるような「ギャラリー」。『メトロポリス』や『東京物語』から『ジョーズ』『万引き家族』まで、140枚の映画ポスターが並んでいる。
アメリカンスタイルのダイナーや、壮観な街の眺めが楽しめるスカイラウンジを通り過ぎてさらに上へ進むと、日本最大のIMAXスクリーンが現れる。スクリーンは2フロア分の高さがあり、幅25.8メートル、高さ18.9メートルという巨大サイズだ。
Photo: Keisuke Tanigawa新文芸坐
一方、新文芸坐は、多くの映画ファンが通った「文芸坐」を引き継ぐ名画座として知られている。2本立て上映や土曜のオールナイト上映が有名で、テーマはゴジラからゲイリー・オールドマン(Gary Oldman)、さらにはソビエト連邦時代のSFまで幅広い。
客席は266と、東京の独立系映画館の中では最大級の規模を誇る。洋画から邦画までを含む、愛情を込めてキュレーションされたプログラムは常に入れ替わるため、いつ訪れても新しい作品に出合えるだろう。
ラウンジエリアには、映画関連書籍のライブラリーも併設されている。
画像提供:シネマ ジャック&ベティシネマ ジャック&ベティ
最後に、横浜のシネマ ジャック&ベティは、かつて映画館に囲まれた通りに面している。1991年、当時1スクリーンだった「横浜名画座」が2つに分割され、一つは時代劇、もう一つは恋愛映画を上映するようになった際、日本の英語教科書の登場人物に由来する「ジャック&ベティ」と改名された。
現在、同館は新しいインディーズ映画の才能を応援している。『ドライブ・マイ・カー』(2021年)で「第94回米アカデミー賞」で「国際長編映画賞」を受賞した濱口竜介は、早くも2010年には知られた存在だった。
同ランキングには選ばれなかったが、都内にはほかにも究極の映画体験ができる劇場がある。気になる人は、『東京、最高の設備を備える映画館』をチェックしてほしい。
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タイムアウト東京 > Things To Do > 一生に一度は見たい桜の名所7選
日本の春を象徴する桜。薄紅色の花で街が染まる光景は、今も昔も人々の心を惹きつけてきた。
日常でふと出合う桜ももちろんいい。でも一生に一度は、息をのむほどの名桜や、素晴らしい景色に出合う旅に出かけてみたい。
ここでは、数ある桜の名所の中から7カ所を厳選して紹介する。桜を目当てに旅に出るのもいいかもしれない。
関連記事『東京、テラスで楽しめる桜イベント5選』
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テキスト:メンチャック
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ラーメンガイド > 東京、ベスト醤油ラーメン20選
ラーメンといえば、真っ先に思い浮かぶのが、醤油ラーメンだろう。ラーメンの王道にして、近年その進化が最も止まらないジャンルでもある。
今回は、都内の醤油ラーメン店の中から最高峰の19店を厳選した。古き良き昔ながらの一杯から、ひとひねりのインパクトを加えて現代風に再構築した一杯まで、奥深さと新しさが感じられる醤油ラーメンを特集する。
関連記事『東京、ベストラーメン2025』
この10年で、日本はコーヒーのレベルを大きく引き上げてきた。とりわけ東京は、カフェやロースターの街として今や世界的に名を知られ、さらにはおまかせ形式のテイスティングコースという新しいコーヒー体験のカテゴリーさえ切り開いている。
その高まり続ける評価は、いまや国際的にも認められたといえよう。「The World’s 100 Best Coffee Shops(世界のコーヒーショップ ベスト100)」の第2回ランキングでは、日本からも2店がランクインした。
このランキングは、2026年2月中旬に開催された「CoffeeFest Madrid 2026」で発表されたもの。コーヒーの品質、バリスタ技術、接客、革新性、雰囲気、サステナビリティ、フードやペストリー、そして全体の一貫性などの基準で、世界各地のカフェを評価している。最終的ランキングは、専門家パネルによる評価(70%)と一般投票(30%)を組み合わせて決まった。
日本から選ばれたのは、大阪の「ULT Coffee Roasters」(24位)と、東京の「KOFFEE MAMEYA Kakeru」(28位)2店だ。
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大阪の「ULT Coffee Roasters」は、2023年の「ワールド・バリスタ・チャンピオン」であるボラン・ウム(Boram Um)により創業。コーヒー競技会で使用されるものと同等の、希少で厳選されたスペシャルティビーンズをコーヒー愛好家に提供している。
Photo: Kisa ToyoshimaKoffee Mameya Kakeru
一方の「KOFFEE MAMEYA Kakeru」は、コーヒーのテイスティングコースを提供する先駆的な店の一つとして、東京のコーヒーファンにとって必訪のスポットとなっている。ここでは、コールドブリュー、ミルクブリュー、フィルターコーヒー、エスプレッソなど、さまざまなスタイルで抽出された異なる焙煎(ばいせん)のコーヒーが味わえる。
また、好みの豆を選んで1杯ずつ注文することも可能で、軽やかでフルーティーなシングルオリジンから、深みのある力強いブレンドまで、幅広い選択肢が用意されている。
「The World’s 100 Best Coffee Shops」全リストは、公式ウェブサイトで確認できる。
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『Japan lands two spots on The World’s 100 Best Coffee Shops list for 2026(原文)』
『イタリアのコーヒー王者が世界初の旗艦店「Vannelli Coffee」を表参道にオープン』
『東京、中国発のスペシャルティコーヒーショップ3選』
『東京、世界で活躍するトップバリスタ5人』
『モロッコ発、銀座に降臨したコーヒーの宮殿「Bacha Coffee」が日本初上陸』
『東京、2025年にオープンしたベストカフェ10選』
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タイムアウト東京 > Things To Do > 東京近郊、日帰りで行ける絶景桜スポット9選
都内にも見事な桜の名所は多いが、一歩足を延ばせば、日帰り旅行に最適な絶景の桜スポットが待っている。こうした穴場エリアは桜の美しさはもちろん、都心の混雑を避けてゆったりと楽しめるのも魅力的だ。
富士山を背景に咲き誇る絶景から、ピンク色に染まる情緒あふれる日本庭園まで、わざわざ訪れる価値のある至高の「桜リトリート」を紹介する。
関連記事『関東近郊、美しい早咲き桜の名所6選』
テキスト:アンドリュー・P・ストリート、 翻訳:佐藤環
シドニー・オペラハウスで行われた『Vivid Sydney』の音楽プログラム『Luminous』(2009年5月にシドニーで開催されたイベント。音楽公演や美術品の展示、環境問題についてのディスカッションなどが行われた)のキュレーターとして、彼はすべてをやり尽くせたかもしれない。だが彼が最も愛するものは、制限された環境だ。
―『Luminous』のパフォーマーはどのような基準で決めましたか?
条件は2つあった。私の希望と、ブッキングが可能なことだ。
―では、美意識が最優先というわけではないのですね?
いや、美意識はあった。一貫して優先させた美意識は「私が好きなもの、または見たいもの」。私が最先端だと思える音楽か、その他の興味を持った“カタチ”の音楽だと思うもの。私にとってパイオニアだと思えるものなんだ。
―では、80年代のシンセサイザーのリバイバルを売りにしているといわれているレディトロンもパイオニアだと言えますか?
なるほど、面白いね。
私の考えでは、もはや音楽に歴史というものはないと思う。つまり、すべてが現在に属している。これはデジタル化がもたらした結果のひとつで、すべての人がすべてを所有できるようになった。レコードのコレクションを蓄えたり、大事に保管しなくてもよくなった。私の娘たちはそれぞれ 50,000枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まった全てのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。
例えば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックか何かを聞いていて、私が「おや、これが出たときは皆すごくつまらないといっていたことを思い出したよ」と言うと、彼女は「え?じゃあこれって古いの?」と言ったんだ(笑)。彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて「リバイバル」というのは同じ意味ではないんだ。
―でも、本当に大事なものはいくらかそこで失われたのでは?
何かは失われたし、何か別のものが得られただろうね。特に私の世代で失われたものは顕著だね。なぜなら、私たちにとってレコードは極めて重要なもので、レコードによって文化的なポジションが決められていたし、レコードの嗜好によって人との付き合いも決まった。レコードは文化的な会話の中心を占めていたんだ。
その理由の一つは、レコードは金のかかる趣味だったからね。当時は高くてたくさん買えなかったから、それだけお金をかけるならば、真剣になるし情熱も持つようになる。そして、真剣になって情熱を持った分だけ、恩恵も受ける。
だが、今や音楽は水のような存在になってしまった。事実、水より若干安くなっているし、音楽に対してはまったく異なる態度が生まれている。この新たな態度の健全な部分としては、さっき説明したように、偏見をまぬがれた差別のないフィールドが生まれたことだね。音楽は以前ほどはイデオロギーの重荷を背負わされなくなった。
例えば、ABBAを好きな人は政治的に格好悪いとされたり、ベルベット・アンダーグラウンドを称賛するのが不可欠だとされていた頃のことを思い出すよ。そういった多くのものは過ぎ去ったし、過ぎ去って良かったと思う。
―それだけでしょうか?
いや、他にも引き起こされたことは、音楽が事実上無料になったことで、コピーできない部分に価値が置かれるようになったことだ。...
東京の映画館は個性的な映画館づくりに力をいれている。新宿ピカデリーは『プラチナシート』と『プラチナルーム』というサービスを導入。大スクリーンをベストポジションで見られるようバルコニーを設け、中央にプラチナシート、その両サイドにプラチナルームを配置した。プラチナシートは、カッシーナ・イクスシー社が初めてデザインした劇場用オリジナルソファシートで、足を伸ばしながら映画を鑑賞することができるのが特徴。一方のプラチナルームは、2人だけで大型スクリーンを独占しているような気分になれる、プライベートタイプの空間に仕上げてある。このほかにも、東京には個性派の映画館が多い。自分好みの映画館が見つかれば、鑑賞はいっそう楽しくなるだろう。
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毎年11月後半から年末にかけて、ヨーロッパ各地の都市ではクリスマスマーケットが開かれる。プラハの歴史溢れる広場やコペンハーゲンの美しい庭園などが会場になり、露店が軒を並べている。ユニークなお土産を探しながら、ヨーロッパの伝統を体験してみよう。
今この瞬間、レディー・ガガは来週ラジオ・シティ・ミュージックホールで行われる全公演売り切れのモンスター・ボール・ツアーの千秋楽に向けて、楽屋の鏡にうつる自分を見つめながら猫のようにのどを鳴らして、最終準備に入っているに違いない。もちろん、エリオット・スピッツァー元ニューヨーク州知事のセックステープに登場したような女性とアンデルセン童話『雪の王女』が混ざったような出で立ちで。ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ(レディー・ガガの本名)の奇抜さを取り入れて、ニューヨーク街中にに愛の光線を放射したいのなら、次の7つのガイドは外せない。
Step 1 ウォーホル的模倣術モードに入ろう
レディー・ガガのアルバム『ザ・フェイム』と『ザ・フェイム:モンスター』をiPod に入れたら、1枚目のアルバムタイトル曲『フェイム』をプレイしよう。この曲は、ポップミュージック界での新たな突然変異を最初に感じさせるエレクトロな曲だった。覚えやすいキャッチーなフレーズは、ハイブローなパフォーミングアートになり観客の心をつかんだ。「シャンパンと終わりのない幸運の楽しみ方は知り尽くしてる。平凡なんて大嫌い」と誘うような甘い声でガガは歌う。ガガ旋風に身を任せるしかない。
Step 2 ドレスアップは必須
お次は去年Googleで最も検索された歌詞だというシングル『ポーカー・フェイス』をプレイして、ガガになるために必要な洋服を仕入れに行こう。
彼女の独特な美的センスをバックアップするクリエイティブ集団、ハウス・オブ・ガガが、もし一般人の予算しかなかったらどこへ買い物に行くのだろう?シームドの網タイツ ($24) をお探しなら、カペジオ・ダンス・シアター・ショップ に向かうはずだ。ホールターの光沢あるラメゴールドのボディスーツ ($30) は、アメリカン・アパレルで手に入る。ヘッドギアは後まわしだ。新しい服に着替え、ローア・イースト・サイドの道から道へ、くねくねと渡り歩きながら、tightsarenotpants.comからマニフェストをプリントして配ろう。彼女が名声をつかむきっかけとなったザ・ロックウッド・ミュージック・ホール (196 Allen St Houstonと Stanton Stsの間) などのクラブも周辺にある。ビキニラインを見てぎょっとする通行人に、作り笑顔を返すのも忘れずに。
Step 3 自分なりのレトロサウンドを探せ
クイーンズ区のロング・アイランド・シティにあるリサイクルショップ、ハウジング・ワークス・スリフト・ショップ (クイーンズ区 48-49 35th St / 48th と49th Avesの間: ) にふらりと立ち寄って、ヒールが一番高いハイヒールと、優雅に終日持ち歩くための趣味の悪いティーカップを買おう。
リフレッシュしたら、スタンウェイ&サンズの無料ピアノ工場ツアー (クイーンズ1 Steinway Pl と 21st Aveの角: 2ヶ月前に電話予約が必要) に参加して、ピアノの製造工程や材料になる木材の保管所を見学。まだ加工前のラフな木材が、カール・ラガーフェルドのデザインによる限定品『ラガーフェルド』や、1900年代に作られた黄金のドヒニー・アートケース・ピアノのようなステージ映えするピアノとして生まれ変わるのだ。工場に展示されているピアノは触ることができないから、豪華なものを見るだけの冒険はこの辺りで一段落させ、実際にピアノが演奏できるスタンウェイ・ホール(109 W 57th St と Sixth Aveの角:...
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テキスト:大石始
1970年代からミュージシャン/プロデューサーとして数多くの歴史的作品を残してきたほか、世界中を旅しながら現地の知られざる音楽を紹介してきた久保田麻琴。2007年から09年にかけて宮古島での神歌と古謡を録音、Blue Asia名義の『Sketches Of Myahk』など数枚の作品にまとめた彼の最新作が『ぞめき壱 高円寺阿波おどり』。1957年に第1回が行われ、現在まで東京の夏の風物詩として多くの観客を集めてきた高円寺阿波おどりの連(打楽器隊などで構成されるグループ)の演奏を収めた異色作だ。高円寺および本場・徳島の阿波おどりの魅力について、たっぷりと語ってもらった。
Text by Takeshi Tojo
中国上海市で2010年5月1日、上海万博が始まった。246の国・地域などが参加する大規模な国際博覧会で、開場から1週間で来場者100万人を記録、終了の10月31日までに7000万人の来場が見込まれている。会期中に上海の訪問を予定している方も多いとは思うが、気になるのが現地の文化。そして中国といえば、そのひとつは“食”になるだろう。そこで、いま東京でもじわじわと注目を集めているのが、上海を代表する名物料理のひとつ『焼き小籠包』だ。
焼き小籠包は中国では生煎(シェンチェン)と呼ばれており、小麦粉の皮で挽き肉の具を包み、鉄板の上にぎっしりと敷き詰めて蒸し焼きにしたものが一般的。底の部分には焦げ目がつき、中にはあつあつの肉汁がたっぷりと含まれている。皮に穴をあけて肉汁すすってから食べるというこのローカルフードは、朝食やおやつとして日常的に食べられており、庶民に愛され、上海を中心に広がっている。そんな上海のB級グルメとも言える焼き小籠包だが、上海万博の開催に合わせ、東京では専門店の出店が相次いでいる。既に行列ができている店舗もあるほどの人気ぶりだ。新規オープンの店が多いため、さっぱりとして清潔感のある店舗が多く、行列の中には女性も多く見かける。
ここでは注目を集め始めた、焼き小籠包を専門に扱う5店舗を紹介する。どの店舗にも「ヤケドに注意」との注意書きがあるので、不慣れな“初心者”はあふれ出る肉汁に気をつけながら、焼きたてを食べてほしい。
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Time Out London2010年3月号に掲載インタビュー:オシアン・ワード 翻訳: 佐藤環
世間の目から逃げ続けるろくでなし男、バンクシーの話題は久しぶりだ。最後にニュースになったのは、2009年にホームタウンのブリストルの美術館で個展をやるという、突拍子もないものだった。最初にその話を聞いたとき、ついにストリート出身のアーティストは違法な器物破損行為から卒業し、美術機関とオークションハウスのお世話になるべくギャラリーアーティストに変貌を遂げたのかもしれない、と思った。だがその予測は外れた。その後、常にスリルを追い求める変幻自在なこの男は、ゲリラ的映画監督としてドキュメンタリー風映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を作り始めたのだ。
テキスト:大石始
南米コロンビアで生まれた民族音楽、クンビアは、今や中南米を代表する大衆音楽として、現地では欠かせないものとなっている。日本ではまだまだ知られていないクンビアだが、この音楽に取り組む奇天烈オランダ人音楽家、ディック・エル・デマシアドは日本でもカルト的人気を集めている。昨年に続いて来日を果たした彼に直撃インタビューを決行。謎に包まれたその世界観に迫った。
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クリスマスは仕事」そんな答えが返ってくるのでは、という想定に反して、温かいクリスマスを過ごしているという堀江貴文。自身初舞台で初座長となるミュージカル『クリスマス・キャロル』出演のため、ほとんどの時間を練習に費やすなか、ミュージカルのことや、この先の新たな挑戦についてなど、話を聞いた。
12月に開催されるミュージカル『クリスマス・キャロル』では、初舞台で初座長をつとめられますが、どうして出演を決めたのですか?
堀江:なんとなく。新しいことを言われると、やっちゃうんですよ。なかなかできる体験じゃないし、今後、誘われることも滅多にないだろうと思って。それから、ニコニコ動画でネット生中継して、ミュージカルをネットで観るためのチケットが発売されるのも初めてのことで、社会的意義のある作品だと思うんですよ。
どういうシチュエーションで誘われたのですか?
堀江:ドワンゴの川上量生会長と、2ちゃんねるのひろゆきに、「堀江さんミュージカル出ません?」って誘われて、「ミュージカルおもしろそうだね!出ますかー!」みたいな感じになったのが最初です。主演だなんて思ってなかったし、最初は正直、冗談だと思っていました。
主演と聞いた時はどうでしたか?
堀江:まだ冗談だと思っていました。だけど、ドワンゴでニコニコミュージカルを担当している片岡義朗プロデューサーが表れて、本気かも、と思いましたね。片岡さんはもともと『タッチ』とか『ハイスクール!奇面組』など数々のアニメを手掛けたプロデューサーだったんです。アニメから転身して、『ミュージカル テニスの王子様』のプロデューサーを務めたことでも知られる人物です。
ご存じかもしれませんが、ニコニコ動画は、『ミュージカル テニスの王子様』と一緒に盛り上がってきた、みたいなところがあるんですよ。テニスの王子様のキャストって、ミュージカル経験のない若い子もたくさんいて、あまりうまくなかったんですよ。それが原因で、セリフがちゃんと言えてなくて、空耳みたいに聞こえたりしていて。それを、初期のニコニコ動画で文字と一緒に流したらすごい話題になったんです。空耳ニコ動みたいな。それで伸びたんですよ。
皮肉にもそれがきっかけになって、ミュージカルの可能性みたいなものを感じて、それで今回、“やろう”ということになったんだと思うんです。川上さんとか、ひろゆきとかは、同じ業界の人たちだから、ミュージカルをやろうと言っても信憑性がわかないというか、冗談にしか聞こえなかったけど、片岡さんみたいな真剣にミュージカルをやっている人に、「やりますよね?」って聞かれて、「はい」ってついつい言ってしまったんですよ。
クリスマス・キャロル自体はもともと読んだことがあったのでしょうか?
堀江:ないですよ!決まってから漫画で読みました。過去の名作文学を徹底漫画化した『まんがで読破シリーズ』というのがあるんですが、僕はその宣伝をやっていて、ポップとか帯とかにコメントが出ているんです。その関係で、シリーズ全部100冊以上が家にあって、『クリスマス・キャロル』もあるんじゃないかと思って探したら、あって、ラッキー!みたいな。それを読んで、だいたい、あらすじはわかりました。
今回のミュージカルでは、ストーリーが現代版になって、主役のケチで守銭奴なスクルージが、IT社長になっていますよね。日常の堀江さんとは重なる人物像ですか?...
テキスト:東谷彰子
チームラボ株式会社代表取締役、猪子寿之。チームラボは、産経デジタルのニュース・ブログポータルサイト『イザ!』や、チケットぴあのミュージシャン検索などを手がけたクリエイティブ集団だ。5人から始まった会社だが、現在の社員数は150人を超える。過去の猪子のインタビュー記事を読むと、雄弁な経営者を想像させた。しかし、目の前に現れた猪子は、20分間にも及び考えこんだり、そうかと思えば直感的に浮かぶフレーズをぽつりぽつりと語り、突然饒舌になったりしながら、革新的な言葉を残した。
猪子さんは、家を持たずに、ノマドのような暮らしをしていると聞いたのですが、どうしてですか?
猪子:小さい頃に、学校で“衣食住”という言葉を習って、それが人生で一番大事だと聞いたから、どれくらい大事なのか、それらを無くしてみたらわかるんじゃないかと思ってなくしてみたんです。家がないのはここ2年くらいですね。
どうですか?何か変わりましたか?
猪子:東京はすご過ぎて、まったく困らないんですよ。それに、僕には会社があるから、会社にある程度荷物を置けるし、そういう意味では、純粋に家がないわけではなくて。そういう意味で、会社と東京があると、けっこう担保できますね。
東京って本当にすごいんです。偉い人に会う時に、髭をそらなきゃと思ってコンビニに行くと、100円くらいで髭剃りが売っていて、トイレもすごく綺麗。最近は広いトイレもあって、顔も歯も磨けるんですよ。それから、人生のエンターテインメントのほとんどは、パソコンの中に入っているし、パソコンの中に入っていないものは、東京が担保してくれる。ラクーアみたいなお風呂もいっぱいあって、どこでも泊まれるし、あんまり困ってないですね。
“衣”と“食”は捨てないですよね?
猪子:“食”は捨てたら死んじゃいますよね(笑)。“衣”に関しては、裸は寒いけど、昔、その時着ていたもの以外全部捨てたことがあるんですよ。そしたら面白くて(笑)。全部捨てちゃうから、一番気に入っている服を、毎日毎日着ているわけです。そうすると、「おしゃれですね」って言われることが増えて。たくさん服を持っていると、選択できるから、本当に一番気に入っているもの以外の服も着るわけですよ。すると、2週間に1回くらいは、あまり気に入っていない服も確実に着ていて、確率が安定しない。ずっと、いつ誰に会っても、常に一番気に入っている服を着ているから、おしゃれだと思われるんですね。まぁ、毎日会う人は、そんな表面的なことは気にしないし。毎日おしゃれだと、もてますよ(笑)。
そんな効用、副産物があったんですね。それは、世の中に薦めた方が良いですね。
猪子:いや、薦めない(笑)。あるのとないのと、どっちが良いかと聞かれれば、ある方がずっと良い!ない方が良いなんて一言も言ってなくて、なくても、案外大丈夫、っていうだけ。ある方が良いですよ。でも、なくなって、初めてわかることってありますよね。それに、その発見をすることが目的だから。
いつかはまた住まいを持つ予定ですか?
猪子:でも、家があると人間がだらける気もするんですよ。ないと、切羽詰まった感が出る。切羽詰まった感が、たぶん生命力をあげて、それがたぶん、もてるんじゃないですか?やっぱり生命力が強い方が、本質的に良いじゃないですか。差し迫る凶器みたいなものが必要なんですよ。
小さい時は何になりたかったんですか?
猪子:小さい頃は、なりたいものとかなかったけど、大人になりたくなかったですね。...
確定申告に 年度末の決算、さらには花粉も舞い降りて、何かと疲労しがちなこの時期。溜め込んだ疲れは早めに撃退したいものだが、家で寝てばかりでは気分も冴えない。財布の口を開かず、気軽にリフレッシュしたいという人こそ、外へ足を踏み出すのが得策だ。無料の足湯や座禅体験、オルガンコンサートなど、本特集が紹介する魅力的な8選を参考にしてほしい。
タイムアウト東京 > カルチャー > 東京のベストパブリックアート
無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。
そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。
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タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、無料でできる32のこと
東京には、無料でさまざまなサービスを提供する文化施設や自然公園が多数存在している。ここでは、コンサートホールや工場施設、一見の価値ありのミュージアムなど、32にも及ぶ種類豊富な無料のアクティビティを紹介する。
「絶景」「アート」「ツアー・学び」「子どもと一緒に」「音楽」の5つのカテゴリー別にセレクトしているので、シーンに合わせて使い分けてほしい。財布の中身は気にせず、東京ライフを満喫しよう。関連記事『東京で楽しむ、手頃価格のミシュランレストラン』
大横川の両岸に咲き乱れる桜を中心とした、「お江戸深川さくらまつり」が開催される。「桜まつり」は各地で催されるが、本イベントは櫓(ろ)漕ぎ船や動力船に乗って川の上から桜を楽しめることが特徴。
2026年3月22日(日)・29日(日)・4月4日(土)には、三味線と高音(たかね)が2人1組になって演奏する昔ながらの「新内流し(しんないながし)」も披露されるため、江戸情緒を感じたい人はぜひチェックしよう。
また、17〜22時に行われる夜桜のライトアップや、期間中の土・日曜日・祝日を中心に深川めしや地元の名店による模擬店、キッチンカーも登場。下町グルメを片手ににぎやかなひとときが過ごせる。
※時間はイベントにより異なる/観覧は無料
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六本木の春の風物詩「六本木ヒルズ 春まつり」が2026年も開催。4月3日(金)から5日(日)の3日間、都会の真ん中が伝統芸能と美食に染まる。目玉は、「六本木ヒルズアリーナ」を舞台に繰り広げられる「伝統の競演」だ。
初日の18・19時からは、京都の初夏の象徴「京都薪能」がプレ上演され、かがり火に照らされた幽玄の能楽が宵を彩る。4日(土)には社会問題に挑む創作歌舞伎、5日には島根の勇壮な「石見神楽」が披露されるなど、希少なラインアップが日替わりで登場する。
「花より団子」派も安心してほしい。「グランド ハイアット 東京」をはじめ、館内の名店が立ち並ぶ「グルメ屋台」では、新ジャガイモやサクラエビなど旬の食材をふんだんに使った限定メニューが味わえる。老舗の和菓子や春限定の日本茶をテイクアウトして花見をするのもよさそうだ。
さらに、この時期だけの「天空のお花見」も必見。通常非公開の屋上庭園が定員制で特別公開されるほか、52階の展望台からは「青山霊園」の桜が描く「桜の十字路」を眼下に見渡せる。
祭りの熱気を楽しんだ後は、幻想的な夜の散策へ。江戸の風情を伝える「毛利庭園」と、約400メートルにわたって74本のソメイヨシノが咲き誇る「六本木さくら坂」では、3月下旬から夜桜ライトアップが実施される。都会の夜景と静寂を、心ゆくまで堪能してほしい。
※12〜18時(3日は17〜20時)/入場は無料
東京都内屈指の桜の名所である目黒川の桜並木がライトアップされる。目黒川にかかる南部橋から皀樹橋(さいかちばし)までの約1キロメートルの区間を20時まで鮮やかに灯すほか、池尻大橋駅付近から中里橋の間の桜並木にはピンクのぼんぼりが点灯する。ライトアップは桜開花から2025年3月31日(月)まで、ぼんぼりは開花から約14日間楽しめる。
目黒駅近くの「田道広場公園」では商店街による出店があり、ステージショーも行われる。このほか、2025年3月29日(土)・30日(日)には、「目黒川合流点遊び場」での「中目黒桜まつり」や、「アトラスタワー前」の「アルカス春まつり」などが開催予定で、模擬店でにぎわうだろう。
特に、開花のピークとなる週末には非常に混雑するため、立ち止まっての撮影や歩きながらの飲食は控えてほしい。また、ブルーシートを広げての場所取りや路上での宴会も禁止なので注意してほしい。静かな場所を探したいなら、早朝に訪れるか、中目黒駅から川沿いに移動してみるといいだろう。
※時間はイベントにより異なる/観覧は無料
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明治天皇と昭憲皇太后を祀(まつ)る神社。年始には何百万人もの人々が初詣に訪れる、東京を代表する神社の一つだ。年間を通じさまざまな祭事が催されるほか、神前結婚式も行われている。現在の本殿は第二次世界大戦中に消失したもののを1958年に再建されたもの。厳格な様式と素木(しらき)づくりの神社建築はとても印象的だ。
社に向かう参道沿いにある2つの入口から入れる「御苑」は、人の少ないヒーリングスポット。植物が色濃く生い茂り、池や茶室へと続く小路をこっそりと隠している。5月下旬〜6月に咲くハナショウブを見たい人は、公式ウェブサイトにて開花時期をチェックしよう。
原宿から代々木まで広がる大型公園。緑豊かな中央広場を中心とした北側と、野外ステージやイベント広場などがある南側に分かれる。
北側では芝生の上でゆったりと時間を過ごしている人が多く、ドッグランなども併設。対する南側はイベント会場になることが多く、タイフェスティバルなどの人気イベントには多くの人が集まる。
24時間営業の有料駐車場も併設されているので、車で訪れることも可能だ。周辺には「明治神宮」やNHKの施設、「国立代々木競技場」などがある。
2025年2月20日(木)からは、「にぎわい広場」「発信テラス」「スケートボード広場」が供用開始となった。スケートボード広場の利用時間は、10時から17時までで、利用料金は無料だ。
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541年に創建されたと言われる、1500年以上もの歴史がある神社。当時から現在まで、縁結びの神社として親しまれている。なかでも人気なのが、魚釣りのように釣り上げるおみくじ。おみくじは鯛モチーフで、赤色の「一年安鯛みくじ」とピンク色の「あい鯛みくじ」がある。
また、境内にそびえる樹齢約600年のケヤキも見逃せない。少し歩けば新河岸川があり、春には川沿いに咲き乱れる見事なソメイヨシノを眺めることができる。
関連記事『西武線沿線でしかできない101のこと』『埼玉でしかできない50のこと』
2013年にオープンした、日本郵便と東京大学が共同運営する学術文化施設。局舎の建築的特徴を生かした展示空間で、東京大学開校以来の学術標本コレクションに、最新の学術研究の成果や芸術表現などを交えて無料で公開している。
関連記事『東京のシークレットスポット50』
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