1. 生姜醤油専門 我武者羅 幡ヶ谷本店
    生姜醤油専門 我武者羅 幡ヶ谷本店
  2. らーめん 潤 蒲田店
    らーめん 潤 蒲田店
  3. 浅草 熟成味噌らーめん のりあき 美々
    浅草 熟成味噌らーめん のりあき 美々

東京、背脂ラーメン15選

千駄ヶ谷、蒲田、池袋ですするギルティーな一杯

編集:
Time Out Tokyo Editors
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諸説あるが、古くは新潟の燕三条が発祥といわれている「背脂系ラーメン」。東京では「ホープ軒」などを元祖として、「背脂チャッチャ系」の愛称(スープにコクを出すために煮込んだ豚の背脂をスープに入れる際に、網で白い背脂を「チャッチャッ」と振りかける動作から、この名前が付いた)で、1980年代から広く親しまれてきた。

2024年現在、東京には「燕三条系」や「背脂チャッチャ系」の系譜をくんだラーメン店に加えて、それらからインスパイアされた進化系ラーメン店が多数ある。ここでは、背脂の見た目のインパクトとは違って、マイルドで甘さのある背脂の魅力を最大限引き出している、15店舗を紹介する。

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  • レストラン
  • ラーメン
  • 千駄ヶ谷
  • 価格 1/4

外苑西通り沿いにある「ホープ軒」の千駄ヶ谷本店は、365日24時間無休の店。中毒性を持つラーメンを提供する店は少なくないが、こちらもしばらく食べないと無性に恋しくなる。

背脂の浮いた豚骨スープは、見た目と違ってあっさりとした甘みのある味。こってりさとのバランスが絶妙で、何とも言えぬ深みがある。シャキシャキのモヤシ、昔ながらのチャーシュー、歯切れのよい太麺。これはホープ軒にしか出せない味だ。そして、ホープ軒ファンならば、絶対に外せないのはニンニクと黒こしょう。この組み合わせの相性は抜群で、味がより引き締まる。

また、スープも好みで調節できるよう、カウンターにスープの素が設置されている。おすすめは「チャーシューメン」。屋台のラーメンスタイルを踏襲し進化してきた、老舗の一杯だ。

  • レストラン
  • ラーメン
  • 蒲田

背脂たっぷり太麺が特徴の「燕三条ラーメン」が味わえる店。新潟の「酒麺亭 潤」の東京1号店としてオープンした。

スープはゲンコツをベースとした動物系に、煮干しを中心とした魚介系を加えた醤油味。毎日新潟から届けられるという自家製の太麺は、もっちりとしている。燕三条ラーメンの特徴のたっぷりとかかった背脂が甘さを引き出しており、5段階の量から選べる。最多の「鬼油」を注文すると、表面がまるで雪のように脂で覆われてしまう。

メニューには「中華そば」「岩のりらーめん」「みそらーめん」「台湾まぜそば」などさまざまなバリエーションがある。麺を覆い尽くすほどの辛ネギが乗った「辛ネギラーメン」は、寒い季節にぴったりだ。

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  • 品川

大崎広小路駅を出て、山手通りを大崎方面に歩き、1分足らずで見えてくるラーメン店。この店の特徴は、何と言っても豪快に振りかけられる背脂。見た目はこってりしているが、意外としつこくないと定評がある。

自信作の「特製らーめん」はもちろん、「爆盛油脂麺」はその名の通り、麺も脂も爆盛り。スープ抜きの油そばスタイルで、400グラムの極太麺を背油まみれで味わう。

好みに合わせて、麺のゆで加減や味の濃さ、背脂の量、ニンニクの量なども調整できる。ガツンといきたいときには、ぜひ注文してみてほしい。

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  • ラーメン
  • 浅草

黄色と赤色の看板が目印の「らーめん弁慶 浅草本店」。1973年に「ホープ軒」から独立する形で、屋台ラーメンから創業した。

背脂チャッチャ系の東京豚骨ラーメンのパイオニア的な存在で、今も根強い人気がある。「らーめん」(900円から、以下全て税込み)は、豚・鶏ガラ、豚の頭と香味野菜などをしっかりと炊いたスープに、柔らかくなるまで煮込んだ豚の背脂を合わせる。見た目のこってりさとは違う、コクと甘みのあるあっさりとした味わいがクセになるだろう。

中太の縮れ麺との相性もよく、たっぷりと乗ったネギとモヤシ、醤油だれが染み込んだチャーシューなど、トッピングも食べ応え抜群だ。脂の量は、普通、少なめ、ギタギタ(多め)から選択できる。

そのほか、「みそらーめん」「とん塩らーめん」「中華そば」「つけ麺」などがラインアップ。サイドメニューやトッピングも充実している。

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  • 池袋

ホープ軒 千駄ヶ谷店」から派生して屋台からスタートし、後にときわ台と中板橋駅の中間を走る環七沿いに出店していた店。1980年代に、「背脂チャッチャ系」のブームをけん引して人気を博した。その思いを継ぐ職人たちがあちこちで店を構えるが、同店も「環七土佐っ子ラーメン」の名で営業をする店の一つだ。

メニューは、「醤油」「味噌」「中華麺」などの麺類からチャーハンをはじめとするご飯もの、一品料理まで豊富だが、定番は「土佐っ子ラーメン」(750円から)。豚骨醤油系のスープを埋め尽くすほどの背脂が特徴だが、見た目とは違い背脂の甘みが程よい濃さで、中太麺とスープの相性もいい。

飲んだ後の締めにも立ち寄りたい店だ。

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  • ラーメン
  • 秋葉原

JR秋葉原駅の昭和通り口から徒歩3分ほど、昭和通り沿いにあるラーメン店。赤い外観に「ごっつ」と店名の入った看板が目印だ。

おすすめは「しょうゆラーメン」で、各種トッピングも組み合わせて選ぶことができる。ここの特徴は何と言っても、スープの背脂の量の多さである。背脂の量は、食券を渡す際に変更できるが、ノーマルでもかなりの量。しかし、大量の背脂にもかかわらず、スープを飲むと予想以上にすっきりとしており、醤油味に背脂の甘みがきいたおいしい仕上がりになっている。

麺はもっちりとした中太麺、バラ肉のチャーシューは柔らかい。具材はモヤシ、メンマ、ネギなどのトッピングもかなりボリュームがある。

そのほかのメニューは「味噌ラーメン」、醤油ベースのつけ麺「空」、味噌ベースの「大地」。ボリューム、味ともに満足感の高い一杯だ。

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  • 錦糸町

らーめん弁慶」を発祥として千葉の本八幡で開業した、背脂チャッチャ系の人気店の東京支店。現在、国内に6店舗を構える。

定番は「醬油らーめん」(900円から)。上質な豚の背脂を贅沢に使用したコクのある醬油スープに、硬めにゆで上げた自家製中太麺が絡み、こってりし過ぎない背脂の甘さとすっきりさを兼ね備える。シャキシャキのネギとモヤシ、メンマ、チャーシューなど、具材もおいしい。

そのほか、濃い目の味噌と背脂の甘みがクセになる「味噌らーめん」(950円から)や、3種類の味噌と10種類以上の食材とスパイスをブレンドした味噌だれに、野菜が溶け込んだ豚骨スープに合わせた、濃厚なつけだれが特徴の「特製みそつけめん」(1,000円から)などもラインアップする。

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  • 板橋区

環七通り沿いで1980年代に人気を博した「土佐っ子ラーメン」の元祖の屋台があった場所である、「板橋の下頭橋」から店名を冠した「下頭橋ラーメン」。その名の通り、元祖「土佐っ子」の味を踏襲したような、ギッシリと背脂が振りかけられた醤油豚骨味が特徴だ。

メニューは、「ラーメン」(900円)と、「チャーシューメン」(1,350円)の2種類のみ。たっぷりの背脂が浮いたスープが特徴だ。ギトギトの見た目とは違って、その味わいは甘くて優しい。スープはこってりとしながらも飲みやすく、細めの麺とも相性がいい。

チャーシューメンには、肉厚のチャーシューがたっぷりと乗り、食べ応え抜群だ。当時の「土佐っ子」の味を求める、根強いファンも多く訪れている。

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  • 阿佐ヶ谷

JR阿佐ケ谷駅北口から徒歩10分ほどの中杉通り沿いにある「らーめん大慶」。メニューは多数あるが、背脂が浮いた「らーめん」(780円から)が定番だ。

「らーめん」は、豚骨・カツオ・煮干し・アサリなどでだしを取り、細麺で合わせた背脂入りの豚骨醤油味。こってりし過ぎないマイルドな味わいで、卓上のニンニクを入れると「味変」も楽しめる。柔らかいホロホロの食感のチャーシューもおいしい。

また、「らーめん」と並んで人気なのが「みそらーめん」(830円から)で、こちらも背脂の浮いた味噌スープと太麺が絡み合う、至福の一杯。そのほか、無化調の優しい味わいの「煮干しらーめん」(850円)、あっさり背脂の「しおらーめん」(780円)、甘い味噌と辛さがマッチした「辛みそらーめん」(930円)などがラインアップする。

  • レストラン
  • 野方
  • 価格 1/4

東京に複数店舗を構える野方ホープの本店。ラーメン激戦区である環七通り沿いの、ラーメンブームの一翼を担っている。

看板メニューの「元 ―はじめ―」は、「鶏ガラと香味野菜の合わせスープ」「野菜のスープ」「ゲンコツと背ガラと豚のスネ肉のスープ」を合わせたトリプルスープが特徴。とんこつベースのまろやかな甘みがおいしい。背脂の量は調節可能だ。

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  • ラーメン
  • 立川

国分寺を中心に、西東京エリアで人気の「ムタヒロ」グループの裏ブランドとして2022年12月にオープンした「ラーメン あらしん」。提供するのは、丼を覆い尽くす大量の背脂が特徴の、いわゆる「背脂チャッチャ系」のスタイルのラーメンだが、そのスタイルを独自にアレンジした一杯に仕上がっている。

「ラーメン」(850円から)は、キレのある黒い醤油スープで、甘しょっぱく、どっしりとした味わいが特徴。トッピングのバラチャーシューも、柔らかい食感がたまらない。

「油そば」(1,000円)も人気で、背脂の甘みと濃厚な黒い醤油だれ、モチモチの極太麺が混ざり合い、こってりとしていて中毒性が高い。ライスは必ず注文しよう。

  • レストラン
  • ラーメン
  • 幡ヶ谷

新潟県長岡市の、ショウガを前面に出したご当地ラーメンを提供する「生姜醤油専門 我武者羅 幡ヶ谷本店」。「背脂生姜醤油ラーメン」(950円から)は、あっさりしながらもコクのある醤油スープに、背脂の甘さとショウガのキレが混ざり合った絶妙なバランスの一杯だ。岩のりや青ネギ、濃いメンマ、弾力のあるチャーシューが乗る。

そのほか、背脂を入れない「生姜醤油ラーメン」や「塩生姜ラーメン」をはじめ、各種つけ麺もラインアップ。「生姜月見カレー」「もち豚餃子」など、サイドメニューも揃う。トッピングの「味玉」も注文したい。

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  • 浅草

2023年4月にオープンした味噌ラーメンの店「浅草 熟成味噌らーめん のりあき 美々」。「熟成味噌ラーメン」(1,100円から)は、新潟産の4種類の味噌をブレンドした奥行きのある味噌スープに中太麺が絡み、背脂とショウガ、ユズが乗っているのが特徴だ。

別皿で、こうじ味噌にあん肝が加わった「味変用味噌」も添えられる。薬味を少しずつ混ぜて、ベースの味噌スープを「味変」しながら最後まで楽しみたい。香ばしい味噌味に、爽やかさと辛み、甘みなどが混ざり、コクが加わっていく。

チャーシューも大振りで、甘味のあるメンマも味わい深い。また食後には、ラーメン店には珍しい「生姜湯スープ割」も注文でき、スープを「味変」できるという仕掛けも。そのほか、辛みを加えた「熟成辛味噌ラーメン」(1,150円から)もラインアップする。

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  • ラーメン
  • 新橋

JR新橋駅から徒歩5分ほどの場所にあるラーメン店。「中華そば 醤油」は、煮干しのコクと風味が豊かな燕三条の背脂ラーメンだ。瀬戸内産カタクチイワシの煮干しやコンブなどでとっただしに、醤油だれで仕上げたスープがたまらない。

麺はモチモチの中太縮れ麺で、スープとよく絡む。背脂の甘さとタマネギの甘さが程よいバランスで、飽きのこない味わい。薄めの大判のチャーシューは柔らかいホロホロのタイプで、店のこだわりが詰まっている。注文時に背脂の量を選べるのもうれしい。

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  • 錦糸町

JR錦糸町駅から徒歩6分ほど、蔵前橋通り沿いにある店。本郷にある「ねむ瑠」出身の店主が、2022年6月にオープンした。

看板メニューは、いか煮干しのうまみと燕三条風の背脂の甘みが凝縮された「烏賊背脂煮干中華そば」だ。いか煮干しやあぶったスルメゲソのスープと、動物系のスープをブレンドすることで、イカの独特の香ばしさ、魚介と動物のうまみがちょうどいいバランスでおいしい。麺は中太の縮れ麺で、スープと甘い背脂とも合う。具材には、ホロホロの食感であっさりしたバラチャーシュー、岩のり、タマネギ、ユズなどが添えられる。

そのほか、節系の煮干しがきいている「節中華そば」や、サイドメニューの「そのまま食べられる替え玉」なども人気だ。

もっとラーメンをすすりたいなら......

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家系ラーメンといえば、新杉田にある「吉村家」(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨醤油のスープに、中太のストレート麺、のり、ホウレンソウ、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。

1990年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以降、今やラーメンの定番ジャンルの一つになった。吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に数多くの家系ラーメン店が存在している。その味は中毒性が高く、時折無性に「家系」を食べたくなる衝動に駆られる人も多いはず。

原点の味を追求する店、独自の進化を図る店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で今食べるべき家系ラーメンを紹介する。

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  • ラーメン

季節を問わず、老若男女を問わず、広く愛される国民食のラーメン。しょうゆ、塩、みその定番をはじめ、煮干し鶏白湯(ぱいたん)などのスタイルも定番化してきたが、ここでは『味噌(みそ)ラーメン』に焦点を絞って、都内で食べたい20軒を紹介する。

札幌の老舗店、すみれと純連にルーツを持つ「純すみ系」(純蓮、すみれから派生したラーメン店を指す)や、オリジナルのスープがおいしい店など、寒い季節にぴったりなみそで体を温めよう。

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ラーメン」と聞いて何を思い浮かべるだろう。「」や味噌」、クリーミーな「とんこつ」に大人気の「家系」、今や定番となった「煮干し」「つけ麺」「まぜそば」など、シーンは絶え間なく進化している。

ここでは「ノスラー」の愛称で親しまれる、古き良きノスタルジックな東京ラーメンを紹介。昔ながらのすっきりとした正統派醤油ベースのラーメンを中心に、人気が衰えない老舗の名店をピックアップした。風格漂う店構えも必見だ。

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国民食とも言えるラーメン。昨今、さまざまな味やスタイルがある中で、猛暑の夏でも極寒の冬でも異様に欲してしまうのが激辛ラーメンではなかろうか。今回は特に「口から火を吹く熱さ」をもたらしてくれる激辛ラーメンを厳選して紹介しよう。

チェーン展開で人気の老舗店から話題のニューフェイスまで、胃腸と翌日の代謝管理に気をつけつつ、ぜひ各店の辛さと戦ってほしい。

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厳しい残暑が続く東京。本記事では、疲れた体にパワーを与えるラーメンを紹介する。ニンニクやホルモン、豚肉、ニラなど、スタミナが付くトッピングがたっぷりと乗った一杯をすすり、この暑さを乗り切ろう。

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