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東京、深夜の締めラーメン10選

渋谷、池袋、新宿、銀座で帰宅の前に禁断の一杯

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テキスト:メンチャック

酒席の後のラーメンはどうしておいしいのだろうか。アルコール分解のために血糖値が下がっているから、体が塩分を求めるから、舌の感覚が麻痺して濃い味のものを食べたくなるから……どれも科学的には正解なのかもしれないが、「深夜営業の飲食店のなかで、ラーメン屋が最も幅が広く、ウマいから」というシンプルな理由もあるだろう。深夜の食事が多少体をいじめるとしても、否、だからこそ、食べる以上はおいしい一品で締めたいのだ。

今回は深夜営業のラーメン店を10店チョイスした。カロリーと快楽のバランスをとりながら、あなたの行動エリアの締めラーメンを楽しんでいただきたい。幸い、深夜のラーメン摂取は今のところ法律で禁じられていない

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  • ラーメン
  • 銀座

京都発の人気ラーメン店、麺屋優光の関東1号店。貝だしベースで優しい味わいのラーメンを提供する。

メニューは全3種類。カキやアサリ、シジミのうま味があふれる「淡竹(HACHIKU)」をはじめ、懐かしのあっさり系醤油ラーメン「真竹(MADAKE)」、濃いめの醤油ラーメン「黒竹(KUROCHIKU)」を用意する。使用する自家製麺は強いコシと全粒粉の風味が特徴で、スープとの相性抜群だ。

一杯で十分な量だが、食べ足りなければ「炙りレア焼豚丼」「鶏餃子」などのサイドメニューもおすすめ。1人でも気軽に立ち寄れるような空間が広がり、ゆったりとラーメンが食べられるだろう。

  • 青山
  • 価格 1/4

西麻布交差点から歩いて3~4分、青山墓地の南端に位置する「かおたんラーメン」は、西麻布・六本木界隈で夜遊びした後の、禁断の“〆タン”スポットとして愛され続けている老舗ラーメン店。ここでは、まずニンニクの風味が効いた「味付けもやし」をビールで流し込み、「腸詰」を頼んでから「ラーメン」を注文するのがおすすめ。すっきり醤油ベースのスープに、細麺と香ばしい揚げネギが好相性。今にも潰れてしまいそうな、バラック小屋のような店そのものも、東京の文化遺産としての魅力がある。

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  • ラーメン
  • 渋谷

真武咲弥(しんぶさきや)の看板メニューは、店名にもある「炙り味噌らーめん」(950円、税込み)だ。スープは若干の香ばしさと甘さ、味噌のうまみのバランスがとれた、優しい味に仕上がっている。ついついすすってしまう美味しさだ。ほんのりとニンニクと生姜がきいており、まろやかなスープに良いアクセントが効いている。

麺はスープがよく絡む中太の縮れ麺で、味噌味に合っている。具材にはシャキシャキのモヤシとチャーシューやネギが乗っている。追加トッピングの味玉は、しっかりと味が染み込んだ絶妙な仕上がり。卓上には山椒やガラムマサラなどの香辛料もおかれており、味噌らーめんにさらなるアクセントをつけるには最適だ。

  • ラーメン
  • 恵比寿
  • 価格 1/4

恵比寿駅から徒歩5分ほど、渋谷川沿いにたつ人気ラーメン店が、このAFURI 阿夫利。ご飯どきでなくとも店外まで並んでおり、ラーメン店にしては女性客も多い。特徴のひとつは、さっぱりとした仕上がりの塩ラーメン。鶏ガラや魚介、昆布などでダシをとったスープは、さっぱりとした「淡麗」と、鶏油を加えた「まろ」の2種類から選べる。ゆずが香る「ゆず塩麺」は、そんな黄金色に輝くスープと極細の麺がよく合う。そして歯ごたえのある炙ったチャーシューが薄味のなかのアクセントに。 

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  • 新宿
  • 価格 1/4

大阪道頓堀発、都内では3店舗展開しているラーメン屋。新宿歌舞伎町のど真ん中、前面ガラス張りの店構え。ラーメンの枠を越えるため、元ホテルシェフの店主が「違和感」をテーマに試行錯誤の末、完成させた一杯「おいしいラーメン」は、記憶に残る味だ。醤油ベースの甘めなスープ、麺は中太、その上にシャキシャキした白菜と柔らかな豚肉がのる。この白菜が神座独特の風味を出しているが、おすすめは途中からニンニクをいれること。この甘めの醤油とニンニクが非常に合う。この甘めのスープはすき焼きによく似ている。1度目は理解できない味、2回目はやみつき、3回目は中毒になると店内にも書かれているが、まさに中毒性の高い一杯。24時間年中無休で営業しているため、ナイトライフの〆にも最適。 

  • 池袋
  • 価格 1/4

ラーメン激戦区・池袋の中でも最も行列が長いといわれる、池袋駅東口明治通り沿いの人気店。スープは背脂たっぷりの豚骨しょう油系で見た目以上に独特のクセがない、濃いめの味で非常に飲みやすい。そのスープに中太麺がほどよく絡み、食べ応えがある。卓上には高菜やニンニクの薬味トッピングが準備されているが、ニンニクとの相性は抜群。柔らかい食感のチャーシューも美味しい。メニューは一番人気の本丸X麺(950円)、背脂少なめのマイルドな仕上がりのげんこつ麺(900円)、つけ麺メニューも充実。なんでいつもこんなに人がいるのかというほど、どの時間にいっても行列を作ってはいるものの、テキパキしたスタッフの対応もあってか、比較的回転は早い。営業時間4時までやっているので、〆の一杯を狙って、行列が緩和されてくる23時以降が狙い目。いつ行っても安定感のある味を出し続けてくれている。

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  • 赤坂
  • 価格 1/4

赤坂見附駅より徒歩5分ほど、バリエーション豊富な中国ラーメンを提供している、中国ラーメンチェーンの赤坂店。都内を中心に多数店舗を展開している同チェーンだが、ラーメン通の人から見ても安定感のある味の一杯を届けてくれる、安心のお店。季節限定のメニューなども多く、豊富なメニューを提供してくれているが、おすすめはスタンダードな一杯である、スーラータンメン(1,010円)。程よい酸味と辛味が混じったスープがとても美味しい一杯。麺は細麺と刀削麺の2種類から選べる。その他の定番メニューに胡麻のコクが効いた担々麺(1,010円)など。深夜4時までやっており、飲みの後の2軒目としても、深夜の腹ごしらえにもぴったり。 

  • 目黒
  • 価格 1/4

目黒駅すぐ近くの権之助坂の下り右手に位置する、つけ麺をメインにした店舗。オープン5~6年目であるが、目黒の権之助坂というラーメンの超激戦区の中で、存在感を放ち続けるつけ麺を提供してくれる。

一見すると、流行りのつけ麺に近いが、特徴的である。つけ汁は魚介×鶏のWスープで、魚介が強くなりすぎず、非常にバランスのとれた美味しい味。そして、特に印象的なのは、手打ちの中太平打ち麺で、コシが強く、食べ応えがあり、その上にそっと置かれたカットレモンが酸味を効かせている。おすすめはおいしい味玉がのった、味玉つけ麺と、重量感のあるチャーシューが追加されるチャーシューつけ麺。その他にも、塩をベースとした塩つけ麺や通常のラーメンも提供してくれる。 

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  • ラーメン
  • 月島
  • 価格 1/4

月島駅のすぐ近くにある、ショットバー風の内装のお洒落な店構えのラーメンバー。町田の有名店「69'N'ROLL ONE」の店主と旧知の間柄だった縁で生まれたお店。その「69'N'ROLL ONE」とのコラボである、軽い口当たりで醤油が香る正当派醤油ラーメンである月島ロック(1,000円)が人気メニュー。熱を閉じ込めた熱々のスープは優しいアプローチで、一口で旨みが広がる。するするといけてるが、存在感のある細麺も抜群に合う。その他の人気メニューはホタテや昆布だしを加えた6/8(ハチロク)(1,000円)などがある。こちらも魚介ダシの旨みを閉じ込めた、上品な一杯。昼は11時30分〜14時30分まで、夜は18時00分〜24時00分まで。夜はバー営業をしており、お酒も提供している。この優しい味はお酒を楽しんだ後に、〆で注文するのにもばっちり。 

  • ラーメン
  • 蒲田

背脂たっぷり、太麺の新潟・燕三条ラーメンが味わえる、新潟の酒麺亭「らーめん潤」の東京1号店としてオープンしたお店。スープはゲンコツをベースとした動物系に、煮干しを中心とした魚介系を加えた、すっと香りが入ってくる醤油味。毎日新潟から届けられるという自家製の太麺はモッチリとした、食べ応えがある。燕三条ラーメンの特徴でもある、たっぷりの背脂は甘みを引き出しており、5段階より選べ、お好みに寄って調節ができるようになっている。最多の"鬼油"を注文すると、表面が雪のように覆われる。おすすめは全部トッピングになるマル得ラーメン(1,100円)で、メンマ、チャーシュー、煮玉子に加えて、スープとの相性抜群の岩のりがたっぷりとのる。その他のメニューに、中華そば(850円)、岩のりらーめん(1,100円)、みそらーめん(1,100円)など。営業時間も深夜2時(L.O.15分前)までやっており、終電後にも寄られるのも嬉しい。 

もっと

  • ラーメン

競争の激しい東京のラーメン業界。ここでは不動の人気店から隠れた名店、彗星(すいせい)のごとく現れた新店まで多様なジャンルで紹介する。都内全域から好みの一杯に巡り合ってみよう。

  • ラーメン

 

ラーメン」と聞いて何を思い浮かべるだろう。「」や味噌」、クリーミーな「とんこつ」に大人気の「家系」、今や定番となった「煮干し」「つけ麺」「まぜそば」など、シーンは絶え間なく進化している。

ここでは「ノスラー」の愛称で親しまれる、古き良きノスタルジックな東京ラーメンを紹介。昔ながらのすっきりとした正統派醤油ベースのラーメンを中心に、人気が衰えない老舗の名店をピックアップした。風格漂う店構えも必見だ。

 

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  • ラーメン

 

ラーメンブームの原点ともいえる、とんこつラーメン。豚の骨髄を徹底的に煮込むそのスープの世界は、癖のあるキャラクターとバリエーションの豊富さで、定番メニューの一つとなった。本場九州から東京オリジナルのものまで、都内で食べることができる「本当においしい」とんこつラーメンを紹介する。

  • ラーメン

 

季節を問わず、老若男女を問わず、広く愛される国民食のラーメン。しょうゆ、塩、みその定番をはじめ、煮干し鶏白湯(ぱいたん)などのスタイルも定番化してきたが、ここでは『味噌(みそ)ラーメン』に焦点を絞って、都内で食べたい20軒を紹介する。

札幌の老舗店、すみれと純連にルーツを持つ「純すみ系」(純蓮、すみれから派生したラーメン店を指す)や、オリジナルのスープがおいしい店など、寒い季節にぴったりなみそで体を温めよう。

 

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  • ラーメン

 

いち麺ジャンルとして定着し、さらなる細分化が進むつけ麺。その中でもここ数年でひそかに注目を浴びているのが『昆布水つけ麺』というメニューだ。このメニューの特徴は、昆布のうま味が染み込んだとろとろの昆布水に麺がつかった状態で提供されること。麺本来の小麦の味わいと、黄金色の昆布水の風味、喉越しの良さ。そこに各店が工夫を凝らしたつけだれの味が混ざり合い、味のハーモニーを生み出している。

暑い季節に食べたい、さっぱりとした一杯を堪能してほしい。

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