東京、フルーツサンド10選

銀座や自由が丘、新宿などで出会う美しい一皿
作成者: Shiori Kotaki |
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フルーツサンドは、ただ可愛い食べ物ではない。果物は熟度を調節しながら食べごろのものを使用していたり、使うフルーツによってクリームの糖度を変えたり、相性の良いパンを研究したり、作り手の丁寧で繊細な作業の積み重ねにより、作り上げられているのだ。フルーツサンドを食べられる店は東京だけでもいくつもあるが、ごろっとタイプや細切りタイプなど、果物の切り方ひとつとっても店によって全く異なり、それぞれの特色やこだわりを感じられるのもまた面白い。ここでは、都内にあるフルーツパーラーやカフェ、ベーカリーなどで提供されている一押しのフルーツサンドを紹介する。みずみずしいフルーツに、ほんのり甘いクリーム、そして美しい断面。我々をこれ以上幸せにしてくれる食べ物はほかにあるだろうか。季節の果物を使用している店も多いので、年間を通してフルーツサンドの世界を堪能してほしい。

レストラン

セントル ザ ベーカリー

icon-location-pin 銀座

「パンが主役のフルーツサンドです」。堂々とこう言い切れるのは、食パン専門店のセントル ザ ベーカリーならではだ。ここでは、平日でも多くの人が列を作る人気の食パンを用いたフルーツサンドを味わうことができる。まず驚いたのは、持ち上げた瞬間にふわっとパンの良い香りが漂ってくること。通常、フルーツサンドに使用するパンは果物が綺麗に切れるよう、あえて前日に焼いたパンを使うことも多い。しかし、ここでは提供する当日に焼いたパンを用いているため、パン自体の美味しさも思う存分楽しめるのである。食パンは、北海道産の小麦『ゆめちから』を使った角食パンを使用。クリームは、生クリームのほかにマスカルポーネとカスタードをサンドしている。こんなにクリーム類を用いては果物の味が弱くなってしまうのではと思ったが、それぞれのバランスが良いせいか、抜群の調和を作り出している。同店のサンドイッチメニューには、必ず切り落としたパンの耳がついてくるのだが、これがまた絶品。パンの耳がこんなに美味しかったとは、と感動する人も多いだろう。カフェは10時からオープンしているが、フルーツサンド含めサンドイッチ類の提供は11時からなので足を運ぶ際は注意しよう。

レストラン

ザ 東京フルーツ パーラー

icon-location-pin 世田谷区

フルーツサンド好きであれば、ザ 東京フルーツパーラーは絶対に外せない。フルーツと真剣に向き合ったこだわりの『フルーツサンド』が楽しめる。フルーツは実際に全国各地に足を運び厳選した上質なものだけを使用している。鮮度を大切にしたいものは採りたてを、逆に採ってすぐだと酸味が強いミカンなどはあえて時間を置いてから使うことで、ベストな状態のフルーツを提供しているのだ。フルーツによって糖度が違うため、生クリームは季節ごとに、取り入れる果物に合わせて作られている。この丁寧な仕事が、フルーツ本来の甘さや酸味を最大限に生かしているのだ。もちろんパンまで抜かりなく、同店のフルーツサンド用に焼いてもらっている特注のものを使用。ふわふわモチモチのパンが、さらに我々の幸福感を高めてくれる。

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レストラン

珈琲日記

icon-location-pin 神楽坂

神楽坂駅近くにあるカフェ、珈琲日記のフルーツサンドでまず伝えたいのは、ビジュアルの素晴しさだ。初めてこのフルーツサンドに出会った時、写真を撮って良いか店主に尋ねると「もちろん良いですよ。パサパサになっちゃうんじゃないかなってくらい撮ってる人もいますから」と笑いながら話してくれたが、そのくらいカメラを向けたくなるのも納得である。この美しい断面は、毎日研いでいる包丁を使用するのはもちろん、熟度を管理し、全てのフルーツの柔らかさを揃えることによって実現できるものだそうで、丁寧な仕事ぶりも覗える。生クリームは、フルーツよりも糖度をかなり低く設定したマスカルポーネ入りのものを使用。パンも、しっとりとした美味しいものを使用すると最後にパンの旨味が勝ってしまうため、あえて水分少なめのパサっとしたものを用いている。「フルーツサンド」という食べ物自体を楽しんでもらえるよう素材を選んでいるという言葉通り、抜群のバランス感覚だ。フルーツサンドは、あくまでもサイドメニューとしながらも、味、見た目ともにこの完成度の高さには驚きである。

※フルーツの収穫状況などで一時販売休止となる場合も有り。足を運ぶ前に店のInstagramなどをチェックするのがおすすめ

レストラン, ティールーム

タカノフルーツパーラー 新宿本店

icon-location-pin 新宿

老舗フルーツショップ、新宿高野が手がけるタカノフルーツパーラー。ブームに乗って様々なフルーツサンドが登場しているが、同店のフルーツサンドは、耳を切った食パンに甘さ控えめのホイップクリーム、新鮮なフルーツがサンドされた理想通りの王道スタイルだ。凛(りん)とした佇(たたず)まいと洗練された上品な味わいは、老舗だからこそ出せるもの。気軽にというよりも、特別な日に大切に食べたい一皿である。併設されたフルーツバーは平日でも多くの人で賑わっているので、フルーツサンドだけをめがけていくのであれば、比較的ゆったりできるフルーツパーラーがおすすめだ。

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ショッピング

フツウニフルウツ

icon-location-pin 中目黒

青色の壁に2つ重ねられたフルーツサンドをInstagramで見た人も多いのではないだろうか。それこそが、パンとエスプレッソとが手がけるフルーツサンド専門店、フツウニフルウツのフルーツサンドだ。まず味わうべきは、店名にもなっている定番の『フツウニフルウツ』。ごろっと大きめに切られたバナナ、ピンクグレープフルーツ、オレンジ、キウイがサンドされたボリューム満点の商品だ。食事としても楽しめるよう、デザート感が強くならないように気をつけているという言葉の通り、甘さは控えめ。パンは、パンとエスプレッソとがフルーツサンド用に焼いたものを使用している。

レストラン

パーラーシシド

icon-location-pin 下高井戸

下高井戸駅西口を出てすぐのところにあるパーラーシシドは、2017年3月に、長年多くの人に愛されてきた青果店、丸シフルーツがリニューアルする形で誕生したフルーツパーラーだ。ここではちょっと背のびをして、通常の『フルーツサンド』(702円)ではなく、果物のサイズが大きい『スペシャルフルーツサンド』(864円)を注文しよう。同店では、様々な人に気軽に利用してほしいという想いから、どのメニューも良心的な価格に設定されている。メニュー表を初めて見たとき、1,000円を超えるメニューの少なさには正直驚いた。イチゴ、キウイ、黄桃をサンドしたフルーツサンドは、老若男女に好まれそうなどこか懐かしい味わい。口を大きく開けずに食べられる程よいサイズなのも、女性にとっては嬉しい心遣いだ。

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レストラン

HOTCAKE つるばみ舎

icon-location-pin 経堂

HOTCAKE つるばみ舎では、名物のホットケーキに加え『フルーツサンド』もぜひ味わってほしい。マスターが神田にあったフルーツパーラー、万惣で修行をしていたことから提供するようになったという『フルーツサンド』は、同店のもう1つの看板メニューと言っていいほど絶品。1日10食限定と少々狭き門だが、何度でも足を運びたくなる美味しさである。生クリームは、ミルクの風味をしっかりと感じられ、森をイメージしたという温かな雰囲気の店内にマッチした優しい味わいだ。フルーツサンド4ピースと、旬のフルーツにヨーグルトがかかった小皿がセットとなって620円というリーズナブルな価格も嬉しいところ。イチゴやブドウなど、使用されるフルーツは季節によって変わる。

レストラン

果実園リーベル 目黒店

icon-location-pin 目黒

果実園リーベルのフルーツサンドには、旬のカットフルーツとともになぜか野菜のサラダもついてくる。不思議に思い尋ねてみると、来店客には長生きしてほしいため、健康を考えてとのこと。「お客さんの喜ぶ顔が我が満足」という言葉を掲げるオーナーらしい優しい心遣いだ。主役のフルーツサンドは、持った瞬間にずっしりと重みを感じられるほど生クリームやフルーツがたっぷりで、大満足のボリューム。1センチ角に切られたフルーツは、イチゴやマンゴー、ブルーベリーなど、常時8種類以上挟まれており、果物のジューシーさも堪能できる。季節のフルーツが挟まれることもあるので、シーズンごとのさりげない変化にも注目だ。贅沢であるものの、決して気取っていない同店のフルーツサンド。その親しみやすさもまた魅力である。

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レストラン, カフェ・喫茶店

渋谷西村フルーツパーラー道玄坂店

icon-location-pin 渋谷

渋谷西村フルーツパーラー道玄坂店は、渋谷駅からほど近くにありながらも、街の騒々しさを一切感じさせない上品なフルーツパーラーだ。パフェやフルーツあんみつ、ホットケーキなど、様々なメニューが用意されているが、ぜひ味わってほしいのが『フルーツサンド』。挟まれているフルーツが細かくカットされているのが特徴で、リンゴのシャキシャキとした食感が楽しい。8つのサンドイッチが正方形になるように並べられた姿も愛らしく、心をときめかせてくれるポイントだ。コーヒーや紅茶とのセットもあるので、優雅な午後のひと時を過ごしたい。

レストラン

ジョーズ カフェ

icon-location-pin 銀座

ギンザ シックスでショッピングに疲れたら、ジョゼフ内に併設されたジョーズ カフェの『季節のフルーツサンドウィッチ』で一息つこう。同店のフルーツサンドは、ひとつの果物に特化していることが特徴。フルーツサンドには様々なフルーツが一緒にサンドされていることが多いが、同店ではパンに合う旬の果物をひとつだけ使用している。パンは、代官山ログロード内にあるガーデンハウスクラフツで毎日焼き上げられるものを使用。キウイを使ったサンドイッチ(写真)の場合、グリーンキウイとゴールデンキウイとで甘さや酸味が違うため、それぞれに合わせたパンが用いられている。チーズやレーズンなどの一風変わった付け合わせは、毎回選ぶフルーツとのペアリングを考えられて添えられたもの。ほかとはまた違った趣向のフルーツサンドを楽しめる。

究極の一杯を探すなら...

レストラン, カフェ・喫茶店

東京、ベストカフェ50

コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代と言われている。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうだが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきた。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げている。この特集では、星の数ほどある東京のカフェのなかから、サードウェーブのブームによって生まれたコーヒー専門店や、カフェの歴史に名を残す老舗、テーマを持ったカフェなど50軒を紹介する。一人じっくりとコーヒーに向き合いたい時はもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてほしい。

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