楠本修二郎
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ポストコロナ、食産業に求められる変化

母性的なリーダーシップの時代に

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タイムアウト東京 >ポストコロナ、新しい日常。> インタビュー:楠本修二郎

テキスト:堀 香織

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。

今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第10弾では、現在WIRED CAFEを筆頭に国内外で約80店舗を展開、カフェ文化を日本に浸透させた立役者であるカフェ・カンパニー代表取締役社長の楠本修二郎に話を聞いた。

「自分ごと」として受け止め、全力で行動する

食品製造業、流通業、外食産業からなる日本の「食産業」は実に76.3兆円の市場を形成しており、それらに農林漁業や関連投資も加えた食品関連産業全体で見ると、国内生産額は約90兆円にも上ります。非常に裾野が広い産業です。そのような市場で、カフェ・カンパニーは食を通じたコミュニティーの場を国内外に創造し続けてきました。

2050年には世界の人口が約100億人に達するといわれています。「食」がこれから先どのように変化するのか、21世紀のコミュニティーの在り方はどうなるのか、考えざるを得ません。テクノロジーの進化による培養肉や代替肉であったり、昆虫食であったり、農業も相当工業化していく中で、食産業に携わる人たちの価値観や行動様式も大きく変貌していくでしょう。特に2025年までの5年間でどう走るかが、次の時代の食をけん引する鍵になるわけで、昨年はこれまでの経験をもとにさまざまな構想を準備していました。

そこに新型コロナウイルスの感染が世界中で起き、5年などという悠長なことは言っておられず、すぐにでも全速力で進まざるを得なくなりました。ほかの産業も同様だと思いますが、特に「食」は、僕ら事業者に対して地球が待ったなしで問題提起しているような気がしてなりません。

店舗としては営業時間短縮やテイクアウト事業の開発など進め、同時に僕自身は食に関する会議に参加したり、提言書を作成したり、飲食業数社の有志メンバーとともに「#おいしいデモ」というプロジェクトを始めました。これは渦中にある飲食店の痛みを少しでも和らげるアクションや、飲食店を救うために奔走する関係者にエールを送り、その努力がより生かされるためのアクションを世の中に発信して、食に関わる全ての方を応援するプロジェクトです。

5月16日にはニッポン放送で3時間半の特番も組んでもらいました。超党派の政治家や行政に携わる人々、企業経営者など、今回のコロナ禍を克服しようと努力されている多くの人々にも聴取いただいたのですが、今回のことは、飲食店のみならず農家も含めた多くの「食産業」従事者の営みが人々の生活や命に直結している「人生共同体コミュニティ」であることを実感する機会になったのではないでしょうか。コロナ関連の政策を批判したり揚げ足を取っていたりする暇はなく、誰もが「自分ごと」として受け止め、それぞれの分野で全力で行動することが求められていると思っています。

時代が変わればコミュニティーの在りようも変わる

OMO(Online Merges with Offline:オンラインとオフラインを併合する)」という言葉を最近よく耳にします。昔はオフラインの人たちがどのようにオンラインを使うかが議論の主だったものが、ここ数年は完全にオンラインの時代というか、人材もお金も力も集まるようになりました。2018年のAmazon Goという無人コンビニは、その最たる象徴だと思います。

しかし、だからこそリアルが大切な時代になってきたという空気感が、2019年は強くありました。特に日本ではオリンピック、パラリンピック開催を目前にし、インバウンドを盛り上げる年でもあったので、来たる異文化を互いに理解し敬意を払うという、非常に良いムードがあちこちに生まれていた。2020年は日本の事業者にとってその本番の年、リアルの良さや魅力を追求できる一年だとばかり思っていたわけです。それがコロナショックでピシャッと水をかけられた……、いや、滝に流されるくらいの勢いで違う状況に連れていかれた。準備万端だった分、すごく悔しかったですね。

とはいえ、リアル(オフライン)の価値がなくなったわけではありません。むしろこの社会変化によってリアル(オフライン)とオンラインの関係性がより近くなったと言うべきでしょう。我々が住んでいるのは数十億人が住む地球というリアルな世界であり、社会が変われば時代が代わり、時代が変われば求められるコミュニティーの在りようも変わります。「食」も同様で、新しいコラボレーションや、新しいサービスが生まれてくるはずです。

宮城県の女川町は東日本大震災の被災地の中で一番早く復活し、「女川町の奇跡」ともいわれています。なぜそんなに早かったのか。60歳超えの商工会長が震災直後に「還暦以上は一切口を出すな」と、観光協会会長、市場の組合の理事長など町内のあらゆるセクターの人々に宣言したのだそうです。これから先は30代、40代が村を作るんだ、俺たちはそのサポート役に回るぞ、と。そのおかげで、町長の須田善明や、アスヘノキボウという法人組織を設立した小松洋介という若手が実際に活躍できた。今も全国からいい意味での「変態」が集まって、街を盛り上げているそうです。

コミュニティーというものの概念を考えると、僕はこの女川町のことを思い出します。オンラインというのは、趣味や思考の近い人たち同士がつながりやすい媒体です。しかし、それは時にほかの価値観の排除や排斥につながってしまう。そういう小さなグループに「生きたバイパス」をグイッと通すのがリアルの場だと僕は信じているのです。

コロナ禍によって、東京などの大都市の役割もこれからかなり変わるでしょう。ヒト、モノ、カネが物理的に集まって縦に伸びたのが大都市ですが、コロナショックによって「密」が避けられる時代となり、地方への分散は東日本大震災以上に進みます。その中で、新しい人類の生き方や叡智(えいち)が可視化され、新しいコミュニティーの在り方や顧客価値が見えてくるのではないでしょうか。

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連帯、協調してともに生きる時代に

アフターコロナの日本について考えると、日本はそれこそ内向きの国なので、外に学ぶのがよいかもしれません。東北は北欧に学ぶのがいい。リアス式海岸だし、冬はとてつもなく寒いけれど、人生の豊かさを実感している土地でもある。会津や盛岡などそれこそイーハトーブ(理想郷)だし、モダニズムの町でもあるし、民藝運動が盛んな町でもあった。だから北欧がすごくシンクロします。九州は人がラテンぽいし、オランダと同じくらいの面積なので、こうなったら日本から独立して一国家になったらいい(笑)。何をどう見るかによって、教科書が変わるのです。

また、日本は黒潮テリトリーにあります。黒潮は世界の三大海流の一つで、東南アジアから琉球を通り、紀伊半島から関東まで流れ着く。要するに、中国やアジアのありとあらゆる文化や叡智が黒潮に乗ってたどり着き、花開いたのが日本の文化なわけです。僕はアジアをもう一度連帯させるためには、「日本料理あるいは日本文化 as ナンバーワン」と偉ぶるのではなく、以前にいただいたものをお返ししていくという考えに立つと、すごくいいと思います。

またはこんなポジショニングの取り方にも学べるのではないでしょうか。アメリカに「料理界のハーバード」といわれる、CIA(The Culinary Institute of America)という料理学校があります。僕は2007年と2010年に日本食を普及する仕事で関わったことがあるのですが、今のCIAはマサチューセッツ工科大学と提携し、IoTと連動したフードテックの分析まで行っている。ハワイ大学はこのCIAを見習って、最近CIP(Culinary Institute of the Pacific)を設立しました。いわば「ハワイはガストロノミーにおける環太平洋のセンターだ」と宣言し、優秀な人や叡智を集めようとしているのです。

北欧の話で言うと、デンマークには『近代北欧のガストロノミー10カ条Manifesto for The New Nordic Cuisine)』があります。コペンハーゲンにあるノーマ(noma)というレストランのシェフ長レネ・レゼピと創業者のクラウス・マイヤーが旗手となり制作されたもので、「デンマークの10カ条」ではなく、「近代北欧の10カ条」というのが肝です。つまり、もし彼らが「デンマーク10カ条」を作っていたら、「スウェーデン10カ条」「ノルウェー10カ条」「フィンランド10カ条」ができますよね。そうではなく、僕たちは昔、かなりの仲違いをしたけれど、食文化は一緒だよねと連帯を呼びかけた。その結果、何が起きたかというと、言い出しっぺはセンターが取れるわけです。

つまり、誰かのために何かをやろうとした人がセンター。東日本大震災のときにも、いろんな農家やNPOの人たちが利他的に動き、地域のリーダーとして育っていきました。今回のコロナ禍でもそれが世界規模で起きているわけで、日本もアジアの国々に対して、「連帯して学び合おう」というアプローチを取ればいいのだと思います。「戦う」というのがこれまでの男性的なリーダーシップだとしたら、「連帯、協調してともに生きる」という母性的なリーダーシップ─と僕は呼んでいますが─、いよいよそういう時代になってきているのではないでしょうか。

楠本修二郎(くすもと・しゅうじろう)
楠本修二郎

楠本修二郎(くすもと・しゅうじろう)

カフェ・カンパニー代表取締役社長。1964年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中から仲間とイベントの企画運営を手がける。88年、卒業。リクルートコスモスを経て、大前研一事務所へ入社。平成維新の会事務局長に就任。渋谷のキャットストリートの開発などの後、2001年にカフェ・カンパニーを設立。「CAFE」=「Community Access For Everyone」を企業理念に掲げ、WIRED CAFEを筆頭に地域に根差したカフェブランドを展開。現在は首都圏を中心に国内外で約80店舗を展開している。直営店事業以外にも「コミュニティーの創造」をテーマに、商業施設やコミュニティー型集合住宅、オフィスの設計、プロデュースにも従事。2019年、subLimeと経営統合し、GYRO HOLDINGSを設立、代表取締役に就任。2020年、CCC LIFESTYLE非常勤取締役。また、文化産業の海外進出促進、国内外への発信や人材育成などの政府横断的施策であるCOOL JAPAN構想の実行委員会、2011年6月に発足した一般社団法人東の食の会の代表理事、産業の育成を目的とし2016年に発足した一般社団法人フード&エンターテインメント協会代表理事を務める。2020年夏、ビーガンパティシエ岡田春生によるケーキショップが広尾にオープン、オンラインで注文可能な100%植物性食材のみを使用したビーガンケーキなどを展開予定。著書に『ラブ、ピース&カンパニー これからの仕事50の視点』(日経BP社)。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。ここではアーカイブを紹介していく。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第1弾では、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブに精通し、プロダクト、サービスからブランド構築まで幅広く手がけるTakram代表の田川欣哉に話を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第2弾では、世界最大の旅行プラットフォーム、トリップアドバイザーの日本法人代表取締役を務める牧野友衛に話を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第3弾では、雑誌『自遊人』の編集、米や生鮮食品、加工品などの食品販売、里山十帖(新潟県南魚沼市)や箱根本箱(神奈川県箱根町)などの宿泊施設を経営&運営する自遊人の代表取締役 、岩佐十良に話を聞いた。 ※現在クラウドファンディングも実施中、公式サイトから確認してほしい。  

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第4弾では、岐阜県飛騨古川にて、里山や民家など地域資源を活用したツーリズムを推進する、美ら地球(ちゅらぼし)代表取締役の山田拓に話を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第5弾では新宿、歌舞伎町の元売れっ子ホストで現在はホストクラブ、バー、美容室など16店舗を運営するSmappa! Group会長の手塚マキに話を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画をスタート。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第6弾では、ウェブデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティーデザイン、空間デザインなど年間300件以上のプロジェクトを手がけるロフトワーク代表取締役の林千晶に話を聞いた。

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音楽界の先駆者であり、ユネスコの親善大使でもあるジャン・ミシェル・ジャールが、4月に行われた第1回『レジリアート(ResiliArt)』に参加した。ユネスコが主催する『レジリアート 』は、新型コロナウイルス感染症が世界的流行している現在の、そしてポストコロナ時代のクリエーティブ産業について、主要な文化人が語り合うバーチャル討論会だ。 シリーズ第7弾では、ORIGINAL Inc. 執行役員でシニアコンサルタントを務める高橋政司が、ジャン・ミシェルに新型コロナウイルス感染症の大流行がアーティストにもたらした課題、この危機でクリエーティブ産業がどう良くなる可能性があるのか、などについて聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビューシリーズを行っている。 第12弾は、風営法改正やナイトタイムエコノミー推進におけるルールメイクを主導してきた弁護士の齋藤貴弘だ。国内外の音楽シーンやカルチャーに精通する齋藤に、日本のナイトタイムエコノミーや文化産業が直面する現状、そして、そこから見える日本の新しい文化産業の可能性を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画を連載している。 今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第13弾では、廃棄物処理事業者として都市のごみ問題と向き合ってきた日本サニテイション専務取締役の植田健に、コロナ危機下の東京におけるごみ問題にどのような変化が起き、ポストコロナ時代のごみ処理にとっての課題は何か、話を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビュー企画を連載している。 緊急事態宣言下、外出自粛要請が出された東京都心は、ゴーストタウンのように静まり返った。そこで改めて浮き彫りとなったのが、過密都市東京の抱える課題だ。あらゆるものが密に集まる都市のリスクとは何か。人々が快適に暮らし、働き、楽しむ理想的な街の姿とはどのようなものなのか。シリーズ第14弾では、都市空間の在り方を問い直し、さまざまな実験的アプローチで新たな空間価値を提案し続けるライゾマティクス・アーキテクチャー主宰 、齋藤精一に話を聞いた。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビューシリーズを行っている。 第15弾はロンドンのタイムアウト編集部からニューヨーク在住の気候科学者ゲルノット・ワーグナーにインタビューを申し込んだ。ニューヨーク大学准教授として活動する気鋭の研究者が、新型コロナウイルス感染症による危機が地球に与える影響について語ってくれた。

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