北川フラム
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アートは飛躍するのか

コロナ禍だからこそ感じられるアーティストの可能性

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タイムアウト東京 >ポストコロナ、新しい日常。> インタビュー:北川フラム

テキスト:川内イオ 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、私たちは今、かつてないほどの変化の時代を迎えている。グローバルなシティガイドとして東京のさまざまな情報を発信してきたタイムアウト東京は、ポストコロナ時代のシティライフを読み解くための試みとして、国内外の識者によるインタビューシリーズを行っている。

第16弾は、アートディレクターとして全国各地の芸術祭の企画運営に関わっている北川フラムに話を聞いた。

日本の「地方」で芸術祭を始めた理由

2000年に新潟で『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』を開催してからこの20年、私は瀬戸内、千葉の房総半島、北アルプス、奥能登といった「田舎」でアートをやってきました。それは、日本の地方にポテンシャルを感じたからです。

美術史的に見ると、アルタミラやラスコーの壁画(約2万年前の洞窟壁画)の時代から、美術は自然や文明と人間の間の課題や矛盾、生々しい生理やほとばしる感情を表現する手立てでした。それが市民階級の登場以来、天井画や壁画がタブロー(板絵やキャンバス画)になって切り離されて「動産」になり、昨今は美術館やギャラリーの無菌室のような空間で展示される金融商品になりました。私はそこに違和感を抱いていました。

社会に目を転じれば、近代の人間は無間地獄のような競争に追われながら、あふれる情報にさらされ、刺激興奮に踊らされて、ロボット化しているように思います。その過程で大量消費を促す都市はどこも似通い、環境が破壊され、資本主義が倫理性を失い、格差も広がる一方です。

アートは市場に取り込まれ、都市は均質化し、人間は画一化する。私はその流れに対抗するものとして、美術をやってきました。美術だけは、人と違うことが褒められます。77億人の人口がいて、誰一人として同じ人がいない、みんな違うんだと総体として言い続けているのが美術だと考えているんです。私はその美術を通して、人はそれぞれ違うということの面白さを伝えようとしてきました。

その場として都市でもいろいろなことをやってきましたが、縁あって越後妻有と出会い、田舎で芸術祭を始めました。私にとって田舎は、リアルな人間の共同体がまだ残っていて、豊かな文化や風土、自然が生きているところです。市場化した都市の均質な空間ではなく、その土地ならではの歴史的な時間が流れ、生活が根付いている場所にアートが入り込んだら面白い。そう思って、越後妻有の後、瀬戸内、千葉の房総半島、北アルプス、奥能登でも芸術祭のディレクションをするようになりました。

地方で芸術祭をするようになってから、各地でいろいろな変化が起きました。例えば瀬戸内では、ある作品に向かう道の途中に建つ家のおばあさんが、発泡スチロールに水と氷を入れて、路上でジュースを売り始めた。そのジュースはどこで仕入れているのかと思って聞いたら、近所の自販機なんです。しかも、お釣りのやり取りが面倒だからと、1120円のジュースを100円で売っている。赤字でもいいと思えるほど、作品を観に来た人たちと言葉を交わすのが楽しかったんでしょう。そういう変化を見たり、聞いたりするたびに、僕は元気をもらいます。

ステイホームはインプットの時間に

でも、地方のアートの醍醐味(だいごみ)は、長い距離を移動して、垣根を超えて人が集い、みんなで会食することで初めて実感を得られるものなのに、新型コロナウイルス感染症の影響でそれが全部できなくなってしまった。今年開催予定だった三つの芸術祭(『房総里山芸術祭 いちはらアートミックス』『北アルプス国際芸術祭』『奥能登国際芸術祭』)が延期になり、来年の『大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2021』も開催を予定しているものの、どうなるのか分からない状態です。

まさかの事態ですが、たまたま昨夏から突発的な災害などに対応できるよう動き始めていたのが幸いしました。ここ数年、自然環境の激変で、どこで大きな台風や水害が起こるか分からないでしょう。うちはチケットを売って、人をご案内して食べていく仕事なので、自然災害次第で計算通りにいかないことがあるという前提で体制を整えてきたんです。だから、少なくとも今年に関しては社員のお給料は出せますし、パンデミックが猖獗(しょうけつ)を極める前から、関係する自治体とどういった対応が必要か検討を重ねてきていました。

事務所でも割と早い段階でリモートワークに移行したんですが、こんなに仕事をしなくても会社って成立してるんだって思いましたね(笑)。緊急事態宣言が出ていた時は、3分の14分の1の社員しか会社に来ていなかったけど、会社が回ってるんだもの。自宅作業といっても、家ではオフィスにいる時のように仕事はできないでしょう?

私も出張が減って時間ができたので、自宅で将棋と古い映画と人気のある韓国ドラマをたくさん観ました。映画は60年、80年前の戦前の映画もかなり観ましたけど、当時は作家なり演出家なりチームなりがよく考えて作っているなと感じましたね。韓ドラは本当によくマーケティングしてます。『愛の不時着』なんて、こうすればこういう人が喜ぶとか、こういう人たちが観るだろうって計算し尽くしてるもんね。 

今のマーケティング的な視点で言えば、人間がAからZまでいるとして、足して26で割ったときにNMあたりの真ん中にいる人たちを「平均的な人間像」と見る。日本はそのNMの人のドラマを作るけど、『愛の不時着』はすごいAもいるし、やばいZもいるし、とんでもないHもいるぞと。いろんな人が多様な角度から入り込める社会を描いているから、あれだけ人気が出る。そういう視点で見ていると、なかなか面白いなと思いますよね。

もちろん、新型コロナウイルス感染症に関してもしっかり勉強しています。大げさに言えば、生命やウイルスがどういう風に変化してきたかという35億年前からの歴史を見ていて、そのなかでも僕が注目しているのは、中世に伝染病のペスト(ヨーロッパの人口の3分の1が命を落とした)が広がったことで教会の権威が失墜し、ルネサンスが生まれたことです。コロナは今、全世界に広がっていて、全世界の人が共通の体験をしています。これは今までなかったことで、それがどういう影響を及ぼすのか、これからどうなるのかはさっぱり分かりませんが、ルネサンスの誕生と同じぐらいのインパクトがあるかもしれない。

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表現が飛躍的に面白くなる可能性

前代未聞のコロナ禍で、リアルな社会、自然との関係をちゃんと考えてやりたかった芸術祭が全部延期になり、移動、集会、会食もできなくなった。その条件でどうやって自分が目指す芸術祭にしたらいいのか、生まれて初めてと言っていいほど真剣に考えてきました。それは大変なことですが、世界を変えてしまうようなこの歴史的な場面に立ち会えたことについて、ある意味での面白さも感じています。

今後の芸術祭で展示する作品にしても、これまで地域の人が元気になったり、観に来た人の勉強やいい体験になっていた、面白い作品が成立しない可能性がありますよね。来年もお客さんは来られるか分からないし、そもそも現時点ではアーティストが日本に入国できない。その条件でどういう作品で、どういう体験を提供したら地域が面白くなるかを考えなきゃいけない。簡単なことではないけど、私は、多様な人たちが同じ土俵に立って、一生懸命考えていけば、これまでにないものが生まれる可能性があると思っています。

再来年に予定している『瀬戸内国際芸術祭2022』もすでに準備が進んでいますが、今は僕が訪ねていくのも難しい状況です。本来は来てくれてうれしいし、楽しんでほしいという集落の人たちも、コロナ禍で東京からの訪問者を歓迎できなくなっているからです。

でも、ある実業高校の水産科、農業科では今、芸術祭に関わっていくためにどうしたらいいのかということを考えて動き始めているし、先日訪ねたある集落では「こういうツアーをしたい」と一緒に歩かされました。コロナという制限のなかで、いろんな気持ちを抱きながらも、これまで以上に真剣にアートについて考えるようになっているんです。

それはほかの地域も同じ。先日、NPOふくしま再生の会が福島の飯舘村でアートプロジェクトをやりたいということで、私も参加してオンラインイベントをしましたが、100人以上の人が視聴していました。ソニーが主催したアートとビジネスに関するオンライン講演も、約200人がライブで視聴してくれました。アートに対する関心の高まりを感じるし、移動できない分、水面下でいろんなパワーがうごめいているように感じています。

うれしいのは、50過ぎまで旧ソ連政権下で文化統制により作品公開の自由もなかったにもかかわらず、今や世界的に著名なアーティストになったロシア人のイリヤ・カバコフが、来年の大地の芸術祭へ自ら作品の案を送ってきてくれたこと。「お前ら頑張ってるな、俺もそこで頑張りたい」というメッセージをもらいました。

カバコフのように、コロナ禍で作品を発表する機会を失った世界のアーティストたちが何を考えて、どんな活動をしているのかが知りたくて始めたのが、Instagramプロジェクト『Artists’ Breath』です。僕が総合ディレクターを務める五つの芸術祭に参加する国内外のアーティストに声をかけて、1日一人ずつ、動画をアップしています。

これは自社プロジェクトで、アーティストに謝礼を払って動画を送ってもらっているんですが、2分と言っているのに10分以上あったり、10秒ぐらいだったり、本当に手間がかかるし、面倒くさい(笑)。でもその多様性が面白いし、こうしてアーティストたちの「今」を伝えることで、コロナ禍の一つのドキュメンタリーになるだろうと考えています。

来年以降の予定もまだ見えませんが、『Artists’ Breath』でカバコフが「今こそ、みんな考えられる時期だから」と言っていたように、いろいろな意味で困難な今だからこそ、表現が飛躍的に面白くなる可能性もある。僕はそれが体験できる場を作りたいですね。

1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京芸術大学美術学部卒業(仏教彫刻史)。1971年、東京芸術大学の学生・卒業生を中心に「ゆりあ・ぺむぺる工房」を設立(渋谷区桜丘町)。展覧会やコンサート、演劇の企画、制作に関わる。1982年、株式会社アートフロントギャラリーを設立。

主なプロデュースとして、『アントニ・ガウディ展』『アパルトヘイト否!国際美術展』『ファーレ立川アートプロジェクト』など。アートによる地域づくりの実践として『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』『瀬戸内国際芸術祭』などの総合ディレクターを務める。

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